【これからの分析】朝日新聞の会見を受けて・政治家としての目線?

会見は終わった。
電撃的なものだった、と思う。

私の観点は、少しネットの目線とは異なる。
異ならねばならない。
それは政治家としての観点である。

問うまでもないが、記者会見はひどかった。
本ブログの読者の多くが同意するだろう。
政治家としての観点で見れば、実はこれはあまり関係ない。

噛み砕こう。
「これから」を検討するにあたり。
意外やもしれないが、記者会見「自体」のひどさは、
「今後」にさして影響するわけではない、と言っている。

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具体的にはこうだ。
どんなに素晴らしい会見であっても、
「どう報じられる」か、で評価は分かれる。

例を出そう。
以下は、麻生太郎首相(当時の)所信表明演説だ。
非常に分かりやすく、いまでも胸をうつ素晴らしい内容だ。

国民は、麻生首相の所信表明演説を、情けないものだと感じた。
思い込んだし、そのようにバカにした。
いったいいつ解散するのか、と腐した。
なぜか。

それはメディアが、そのように報じたからだ。
会見や演説がどんなに素晴らしかろうと、
そのように報じられなければ、評価は地に落ちる。

逆に、どんなにダメな会見であろうと
褒めちぎられて報じられれば、そのようになる。

麻生首相の凄まじい所信表明演説は、
ネットを通じて多くの人に伝わった。

朝日会見の酷さ。
これも同じく、ネットを通じて多くの人に伝わった。

しかし
そのマスは、紙から影響を受ける人から見れば
数のみでは、誤差程度の影響しか持ちえない。

それぞれがSNS・ブログで発信した影響については除外する。
それらの力を加味した場合は、無視できない力を発揮するが、
叩く・炎上ではない状況で「伝える」というパワーについては
いまだ紙に勝てるだけの戦力はもちえていない。

多くの方が見たのは事実だが
その「多く」は、紙の影響数から見れば、誤差程度、だ。

答を書く。
朝日の会見は、最低な内容であった。
しかし、会見自体のひどさは、あまり今後に影響しない。

何が影響するか。
各社があの会見をどう報じるか、だ。

(続く)
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