平成28年12月議会(5)


○議長(諫山直君)
 小坪議員。

◆5番(小坪慎也君)
 それでは、最後の質問に入ります。予算全般についての質問になります。もうこれは少しざっくりした部分にはなるんですが、現在の行橋市の予算の状況というのは、どのようなかたちになっているでしょうか、市長の答弁をお願いします。

○議長(諫山直君)
 田中市長。

◎市長(田中純君)
 概括的な答弁になろうかと思いますけど、ざっと私が財政をお預かりしてからの問題点とその後の動きについて、昨日、大池議員のときにも若干触れましたけれども、若干かぶるところがあろうかと思いますが、お答え申し上げます。
 まず、一番最初に私がこの2年間で行橋の財政の問題点として思ったことは、昨日も申し上げましたように、やはり土地開発公社の含み損がかなり膨らんでいるということが1点、それから国保の特別会計が繰上充用というような、いわば財政規則上の禁じ手に近いようなことを延々と続けている。この2点が数字だけを見て、行橋市の財政を明確に判断できない大きなブラックボックスだろう、というぐあいな認識をしておりました。
 そして平成26年、一昨年、私の1年目に思い切って土地開発公社を解散して、それに伴いまして約5億円の含み損を解消いたしました。そしてその結果の決算が約5億円の黒字でありまして、そして昨年の史上最高と言われて共産党と7人の仲間の議員の皆さんから批判を受けたんですけども、昨年は行橋市政史上最高だと、7億円の黒字を出したというようなことで、基金も史上最高にほぼ近いようなかたちで、少なくとも財調基金については史上最高の金額を積むことができた、という状況が数字上ではあります。
 それから諸指標につきましても、これはおそらく一つ一つをずっと約80年にわたってチェックしたわけではございませんけども、特に重要な指標である実質公債費比率だとかと等々等々の比率につきましては、極めて健全な数字の比率の状況にあるというような認識でおります。したがいまして、いま現在、財政上の大きな懸念はないと断言ができる。
 さらに一歩踏み込んで申し上げますれば、これも若干、大池議員の質問のときに申し上げましたかと思いますが、今年度は少し増えるような感じがしておりますけれども、昨年度ベースでみますと、債務残高、いわゆる借金の額が総額で180億円というような段階でありましたが、その内の約半分は臨財債なんですね。臨財債は、議員御承知のように、基本、国が元利金を補てんをしてくれるという制度上のことになっていますので、実質行橋市の負っている負債は約半分の、昨年、27年度で申しますれば90億円くらいということは、片側に90億円基金があり、片側に90億円の債務があるということは、簡単に言えばチャラと。したがって、実質負債がゼロというような状況に今ある。
 そしてなおかつ、御承知のような金利情勢ですし、それから人口を増やすということは、これはもう毎回申し上げていますように、増やす乃至は人口をキープするということが財政にとって最も重要なことでありますので、いま社会インフラ、都市インフラを余裕のある今、投資をして、そして将来の子どもたちのため、あるいはいま現在、子育てをしている若い世代、分配を受けるだけの世代、簡単に言えば我々みたいな高齢者だけではなくて、実際にお金を稼げる世代、また稼ぎつつある、将来稼ぎ手になってくれる世代がいかに住みやすい行橋になるかを目ざして、いま投資をしている、というのが現状でございます。

○議長(諫山直君)
 小坪議員。

◆5番(小坪慎也君)
 市長、一般質問でございますので、手短にキャッチボールを楽しみたく思います。
 共産党と7人の侍という言葉がありましたが、私は他の方はどうでもいいんです。どうでもいいと言うとあれなんですが、私は自分もやはり数字が好きで、理系であることをひとつ売りにした議員でございます。
 その中で数字ですね、あまり難しいことを聞いても仕方がないとは思っているんですが、私は趣味でいろんなことを調べるんですが、私も財政状況は悪くないと思います。特に近隣自治体ですね、これは具体的に名前を出しませんけども、行橋は最高に良いです。これは比較して良い悪いじゃなくて、比較して行橋が他の所よりも良くても、結局足りなかったとなったら、当然駄目なんですけど、これのラインも超えていると思いますし、そのラインというのは、本当に基準とファクターを入れたらもの凄い数がありますから、説明しようと思ったら4時間、5時間かかってくると思いますけど、いま史上最高の予算というふうに言いましたが、実際に良いという認識でよろしいでしょうか。私は良いと思っています。どうでしょうか。

○議長(諫山直君)
 田中市長。

◎市長(田中純君)
 それはもう全くいいと思います。

○議長(諫山直君)
 小坪議員。

◆5番(小坪慎也君)
 臨時財政対策債に関しましては、これは単なる借金とは違うんですが、やはりこれは国の認識ですが、地方公共団体の借金だということで突っぱねて、それを見て、うん、とは思ったんですが、通常の借金とは違うと。ですから一概に借金として計上してもおかしいとは思いますから、ニュアンス、定義の部分もまたひとつ議論があると思うので、またよけますけど、先ほど借金と資産が同等にあるよと、これでチャラだという話をされましたが、私はこの認識は少し違います。
 民間企業でも同じでして、資産もゼロ、お金もゼロ、この状態で企業は成り立ちません。しかしながら、例えば借入金が90億円あって、でも資産も90億円ある、これは大きな企業ですよ。ですからゼロとゼロじゃ仕方がないんですね。借り入れがあるのが当然ちゅうたらあれなんですが、一般の企業の企業会計で見ると本当に適切で普通のことだと思うんですね。借金部分だけをあれしていたら、他の会社は皆倒産していると思うんです。
 もう自治体には経営感覚がいるという話をしていたんですけど、そういうわけで市長といろいろ今までの議論を聞いていて、私は何を言っているのか正直よく分からなかったんですね。基本のキというか、いろはのイだと思ったんですが、そこのところは、市長はどういう認識で答弁されていたんでしょうか。

○議長(諫山直君)
 田中市長。

◎市長(田中純君)
 お答えいたします。それは分かりやすくということを常々私は求められておりますので、分かりやすくということで、もっと下世話な言い方をすれば、国の、家庭の預金が幾らでしょうと、市の支出がこれで、家庭の支出がこうでしょと、預金がこれだけあるんですよ、という例え話で常に語られる市の財政の中ですから、単純明快に、要は流動資産のフローのお金の話だけに単純化をして話を申し上げているということであります。
 その理屈からいきますと、概ねの自治体は大幅な赤字で苦しんでいるというのが現実でありますので、そういう所との比較からして、行橋市は悪くないんだよということを、小坪議員みたいにお詳しい方には物足りない説明であろうし、ちょっと違うよという説明になるのかもしれませんけども、単純明快に話すというレベルの議論ですれば、そういう言い方ができるんだろうというような言い方で申し上げております。

○議長(諫山直君)
 小坪議員。

◆5番(小坪慎也君)
 突然、二元代表制の話になりますが、私は執行部の仕事というのは、まず政策ありき、市民に何を提供するかと、ビジョンを持った上で実務的な部分としては予算を組み立てて、それを議会にお伺いする、議案の提出だと。これ以外にも当然、仕事はたくさんありますが、議会の主な責務は出された予算を審査することだと思っているんです。
 市長はどのように認識しておりますか。私の認識と特に違いないと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(諫山直君)
 田中市長。

◎市長(田中純君)
 全く同じ考えでございます。

○議長(諫山直君)
 小坪議員。

◆5番(小坪慎也君)
 いま市長にお言葉を返すわけではないんですが、分かりやすく単純明快にという話がありました。私は時々小難しいことを言って振り回してしまうところもありますし、そこの部分ですね、結構反省しているんですが、正直、市長が物足りない、と発言しました。この場で自分の私信を開陳するのはどうかと思いますが、正直物足りませんでした。
 もっと分厚い資料を、民間企業のときは読み続けてきましたから、もっと深い審議をしたいですし、逆に簡単な話だけじゃなくて、予算とは何ぞやという部分から何を審査するのか、審査項目が議会に対してそれを勉強しているのが執行部の仕事ではないかもしれませんが、むしろレベリングの部分で、これはこうだからこうだというのをもっと執行部には踏み入って話をしていただきたいと思うんですね。難易度を上げてくれというわけではないんですが、市長はここの部分、いかがでしょうか。

○議長(諫山直君)
 田中市長。

◎市長(田中純君)
 お答え申し上げます。そこまで私は傲慢なことを言うつもりは毛頭ありませんので、質問をしていただければ、その質問に対して誠実にお答えをするということでございます。

○議長(諫山直君)
 小坪議員。

◆5番(小坪慎也君)
 それはつまりかなり高いボールと言いますか、ハードルであったとしても、難しいことであっても一般質問で、どんどん市長に問うていっていいということでしょうか。

○議長(諫山直君)
 田中市長。

◎市長(田中純君)
 質問は別に、こういう質問はいかんとか、こういう質問はいいとか、そういうことは全くないと思います。

○議長(諫山直君)
 小坪議員。

◆5番(小坪慎也君)
 じゃあちょっとそこは個人的なことにはなるんですが、より深い政策討論をするために、今後は予算や数字についても市長と詳しい話をどんどんやっていければなと思います。
 その上で執行部、そして市長にお願いしたいのは、いま行橋は空前の良い決算だという部分があります。私も同じ認識でありますが、これを組み立てるまでには、やはり様々な軋轢、なくすものはなくす、我慢するものは我慢する、批判があったとしても成長投資にお金を突っ込んでいく。この執行部の舵取りにより、当然議会はそれを承認してきたんですが、やはり手腕によるものが大きいと思います。この短期間でここまでの結果を残したことは、私は素晴らしいと思います。
 ですからこそ、勇気を持って今後も推進していただきたいと思います。最後に予算全般と、今の、そしてこれからの抱負について、市長に答弁をいただきたいと思います。

○議長(諫山直君)
 田中市長。

◎市長(田中純君)
 時間もございませんので、私が最も重要視しているのは、財政の金額そのものよりも人口だ、ということは常々申し上げておりますように、人口をキープをする、あるいはもう自然減は、これはもうやむを得ないわけですから、社会増で周辺の市町村、あるいは遠くからでも行橋市にたくさん来ていただいて行橋市に住んでいただく、というような人口をキープするということが最も肝要なことだと思って、政策はそのように考えているところでございます。以上です。

○議長(諫山直君)
 小坪議員。

◆5番(小坪慎也君)
 以上で質問を終わります。ありがとうございました。

○議長(諫山直君)
 会議運営上、ここで10分間休憩いたします。
               休憩 11時04分
               再開 11時14分