平成24年度6月議会(3)


○議長(城戸好光君)

 小坪議員。

◆1番(小坪慎也君)

 ありがとうございます。それでは、次の質問にいこうと思うんですが、今の部分、1点、指摘を最後にさせて下さい。個人情報の絡みがあると言われましたが、これは当然、名前等を消せば数値データは出てくるはずですから、これは個人情報には当たらないと思います。また2点目に、各部門ごとに違うという話をされましたが、自分が聞き及ぶところによりますと、行橋市のデータベースに関しましては、1つ大まかなデータがあって、各部署の権限によって墨消しが掛かっている形になりますから、システムの回収のほうで、そこは対応できるんじゃないかなというふうに、私は感じました。なので、是非やって頂きたいと考えています。
 それでは3点目、道路行政と都市計画について、質問させて頂きます。ちょっと駆け足でいきます。安川通りについて、質問させて頂きます。
 まず、産業道路とは何かという部分について、認識を同じくしておきたいと考えています。工場は製品を生産します。それだけではお金になりません。ですから売って初めて、出荷して初めて売上になり利益が出ます。そして利益が出れば、行橋市にも税収を落としますし、また従業員の生活を支え、一家の大黒柱を大黒柱たらしめ、市民生活を守るものであります。よって、製品を出荷せねば話になりません。現在、エア・シッピング等の手法もありますが、まずは工場から出る際、トラックで運び出します。このコストを物流コストと呼びます。人件費は最低賃金が決まっておりますから、地域間の格差は、そうはございません。工場が重視する指標の1つです、これが物流コストと言います。当然ながら誘致する自治体にとっても、重視せねばならないものの1つとして考えております。
 また、物流コストは時間というふうに置き換えることもできます。時間は大きなウェイトを占めてきます。単純に早いだけではなく、決まった時間に製品が着く必要があるからです。ある程度時間が読めることが産業にとっては重要です。同じ曜日で同じ時間に出発したとしても、早く着いたり遅く着いたりしては困ります。結果的には遅い時間にあわせざるを得ません。工場が利益を上げるためには、少しでも早く、少しでも遠く、できるだけ安定した時間で1台でも多くトラックを走らせることが必要です。そのため、トラックが車速をあげて走るのが産業道路です。ビュンビュン走りますから、当然ながら人が歩いては危険です。産業道路と生活道路は切り分けるのが道路行政の基本かと、私は考えております。私はというか、教科書に書いてあります。
 例えば、お隣、苅田町の日産道路でありますが、あそこを徒歩であるいている人を見かけることは、殆どありません。また、物流コスト、・時間距離という観点でいくと、信号を沢山つけるというのは、当然ながらマイナス要因です。日産道路を例にしますと、信号が少ないです。また、生活道路や住宅地と切り分けることは重要です。日産道路の場合は、市街地からの細街路、細い道を、一部をガードレールで塞いでおります。こうすることで自動車同士の重大事故を防いでおります。何より日産道路は真っ直ぐです。重量のあるトラックにとって、右左折・T字路は、車速が落ちる要因の1つだからです。最重要なものとして、他の地域・自治体につながっていること、もしくは何らかの高速インターなり港なりに接続されていることが重要です。でないと出荷ができませんから。
 日産道路の場合、社員さんが出勤するラッシュの時間帯であっても、ほぼ3車線化されており、また右左折の車線が整備されていることもありまして、出勤ラッシュの最中でも、時間こそ掛かりますが、ある程度、時間も読むことができます。
 繰り返します。工場が利益を上げるためには、少しでも早く、少しでも遠く、できるだけ安定した時間で1台でも多くのトラックを走らせることが重要です。それが雇用を守り、税収となるからです。
 もしも日産道路の前に、巨大なショッピングモールが出来たとします。とても大きなショッピングモールです。皆が行きたがるような、本当に大きな施設で、余りの人出に大渋滞。タイムセールのときは大人気で満員御礼です。日産の前に、このようなものができたら、迷惑ではないでしょうか。絵的にもおかしいと思います。
 では、わがまちを振り返って、ゆめタウンは、そしてパチンコ屋は、どこに建っているのでしょうか。安川通りは、本来、産業道路として設計されたはずにも関わらず、商業施設が出てきて、そして接続した先が住宅地であるため、現在、産業道路か生活道路か分からないような状態が続いております。このような点で、道路行政、都市計画について、非常に疑問を感じました。本当にこれは安川電機まで行って調べてきたのですが、少し端折って説明させて頂きます。
 安川電機は創業1915年、資本金230億円、連結売上3071億円、総従業員数1万3000名を超えております。行橋工場においては、昭和32年スタート。これが重要です。行橋工場の総従業員数は2578名。内訳は、社員698名、派遣316名、関係各社16社で1564名、2578名の雇用を安川電機行橋工場は支えております。このすべてが世帯主とは限りませんが、行橋市の世帯数が2万9861世帯ですから、総世帯の1割を支えていることになります。経済波及効果も考えれば、1割以上のウェイトを占めるのではないでしょうか。
 また、稲童工業団地も、かなりアクセスが悪いんじゃないかと感じておるんですが、沢山の企業が来て頂いております。少し最後に小さい話になってしまいますが、安川通り正門前、信号がございません。右折レーンもございません。市民生活を支え、1台走るごとに行橋市の税金を入れて下さっているのに、そのトラックが出入りするところに信号がない。朝、通勤されている方はご存じかと思いますが、社員さんは渋滞の切れ間を狙って、走って渡っております。日産道路と安川通りを見比べると、行橋の市議会議員として、最低、信号機ぐらいは付けたいと思っております。それら産業道路、生活道路等の切り分け等含めまして、信号機が付けられるものか、また市として産業を支えることで雇用を支えるという意思があるのかという部分を市長にお伺いしたいです。よろしくお願いします。

○議長(城戸好光君)

 八並市長。

◎市長(八並康一君)

 小坪議員の道路行政についてのお話がございました。特に、安川電機の前の道路を中心にしての話でございました。行橋市におきましては、ご存じのとおり、駅の高架事業をスタートしたときに、その駅高架事業に併せまして区画整理事業をすべきということで、西側の区画整理事業を行ってまいりまして、行橋市の西側は大きく変貌いたしております。
 また、駅東西の交通体系、これも都市計画とか、あるいは区画整理事業等々によりまして、随分改善をされてまいりました。先程おっしゃった行橋駅西側には、そういう道路網等もありまして、ゆめタウンをはじめとする商業施設が進出しております。
 また一方で、行橋みやこ大橋の架橋によりまして、これらの事業効果、地域の特に住宅地を抱える泉校区から駅周辺地域へのアクセスも改善されたところであります。これらの事業効果もございまして、行橋市、特に駅西側は大きく発展を遂げております。行橋市は微増でありますけども、ご存じのとおり人口も増加してきております。
 しかしながら、一方で、こうした要因によりまして、国道496号線、昔は496号ではなかったんですが、新しく国道496号線が、通常安川通り、従来からございます、ご質問がございました安川電機操業とも相まって、時間帯によって、交通渋滞が発生している状況にあることも事実であります。
 その一方で、現在、行橋市では、国土交通省とか西日本高速道路株式会社のご努力によりまして、東九州自動車道路の建設事業や、あるいは国道201号線バイパスの建設事業が進捗していまして、平成25年末までには、現在の201号線の三叉路、T字路になっていますが、これから安川通りから201号線バイパスまで道路が延伸されるという予定になっています。これらによりまして、安川通りの周辺の交通渋滞の緩和が若干図られていくんじゃないかと思っています。
 また、信号の件でございますけど、これもゆめタウンのところ、それからベスト電器から出て行ったところの道路、信号等々、幾つも信号がございまして、安川電機の前に、たぶんいろんな県警の交通課等々、話が沢山いっていると思いますが、行政もいろんなことをやっていますが、なかなか難しいという判断をしております。これをどういうふうにするか、またこれは県警とも相談してまいりたいと思います。
 もう1つ、これももうご存知のとおりですけど、日産道路、これについては、明治時代から現在の10号線でいいと思いますけど、苅田の10号線からずっと海側を全て埋立てをしていきまして、企業団地を造ってまいりました。その中で、昭和40年代の後半に日産をお呼びして、そこで操業しました。その当時から完全な埋め立て地をどういうふうに道路整備をしていくのか、どういうふうに企業誘致をしていくかということで計画をしてきた道路であります。6車線になっていますけど、そういう過去の長い経過の中で、現在、日産道路と言われていますけども、そういう道路が出来ています。
 行橋の場合は、明治時代から、いろんなことがございまして、安川電機が、あそこで紡績工場をやったり、その後の活動をしてきていますけども、やはり西側をどういうふうに開発をするかということで、今日までいろんな努力をする中で、通常安川通りができました。それも市としても可能な限り広げてもらえないかという話を、過去してきたようです。4車線化でいけないかという話もしたようですけど、今のままになっています。若干の交通渋滞を緩和するための道路がされております。行橋市としては、その直接の正門前だけではなくて、安川の方のいろんな要望がございまして、違うところから、ベスト電器から行ったあの道路が入れるようにしたり、人々が裏から入ったり、横から入ったりする、そういうものの道路整備もしていきながら、少しでも安川の企業が活動できるような体制を整えています。ご指摘の課題は確かにあると思いますけど、その努力を続けていきたいと思います。
 もう1つ、稲童の工業団地については、いろんな課題がございました。工場が稼働するために道路整備等、特に高速道路が必要だということで、いま袋迫に向かって道路整備をしています。新しい形で、スピードをあげて企業活動ができるような道路整備をしていきたいと思っています。


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