【これからの分析】朝日新聞の会見を受けて・政治家としての目線②


本エントリは、以下の続編にあたります。
順にお読み頂けますと幸いです。
【これからの分析】朝日新聞の会見を受けて・政治家としての目線①

会見は終わった。
電撃的なものだった、と思う。
あの会見の背景を分析していく。
あくまで私見であり、事実がどうかを問う記事ではないことを断っておく。

今回は、朝日にとっては事故のようなものではなかったか。
これは「電撃的なものだった、と思う。」のくだりの説明である。

背景の徹底分析は、今後の動向予測において非常に重要だ。
背景は、下記の流れだと推定。

吉田調書を政府が公開すると決定。
さらに政府が「メッセージ」として、リークさせたのではないか。

朝日としては「公開後」ではもたないと判断。
緊急で記者会見に臨んだ。

朝日新聞社としては「2人の吉田」について、
そもそも謝罪も釈明も行う予定がなかった、と考える。

吉田調書の公開により、
後手にまわって、設定された記者会見であった。
そしてそれは緊急であった、準備不足であったと思うのだ。

↓読み進む前に、クリック支援お願いします。↓
↓FBのイイネ・ツイート等もお願いします。↓

次にタイミングを見てみたい。
日程・タイミングには大きな意味がある。
この分析もなされねばならない。

日付けは、9月11日であった。
911、別に米国の事件を引き合いに出すつもりはない。
また陰謀論に走るつもりもない。

各紙を見て気づいたやもしれないが、「東日本大震災より三年半。」
このフレーズを多く目にしたのではないか。

一般の方は意識していないやも知れないが
新聞各社は、震災より「○年」と「○年半」で特集を組んでいるのだ。
紙面も組みやすいし、テーマを絞ることができ、日程も決まっている。
つまり、力を入れて、練り上げた原稿を用意できる。
各社ともに用意するものなのだ。

9月11日に吉田調書を政府が発表した理由。
それは、震災及び原発事故に際し、
甚大な被害を被りった方々を
それでも前を向く被災者を
そして、捨て身の尽力をした者らを
彼ら全ての名誉と尊厳を「これ以上、汚させない」というメッセージと私は受け取った。

このような特集記事は、相当に前から準備されている。
事前に用意された、練り上げらえた文章にほとんどの紙面が割かれる。

朝日においても、様々な記事が用意されていたことだろう。
恐らく印刷されなかった原稿だ。
「福島を政治利用」したり、被災者をして「世論誘導」をはかったり、
「故・吉田所長をはじめ、福島50の名誉を不当に汚した」記事であったのではないか。

政府は、どうしたか。
どのように判断したか。
その結果が、吉田調書の公開であったと私は考える。

朝日会見は、この公開に対し
後手にまわって、緊急で会見を用意した。
タイミング、日程を読み解くに、この流れだろう。

本来であれば、吉田調書(福島50)についても吉田証言(従軍慰安婦)についても、朝日は対応するつもりはなかった。
私はそう思う。

政府が吉田調書を公開するというので
渋々、吉田調書に関して「のみ」会見を行った。
その程度のことではないか。

ゆえに従軍慰安婦については、(質疑においては追及されていたが)
会見に公式には盛り込まれず、吉田調書のみを取り扱った。
これが慰安婦がなく、原発対応の件のみがテーマとされた理由ではないか。

謝らなくていいものは、謝らない。
彼らのスタンスが透けてみえる。

時に、9月11日。
朝日新聞社 編集委員がなんとツイートしたか紹介しておこう。
政治担当である。

朝日新聞編集委員(政治担当)。コラム「政治断簡」などを担当。1968年生まれ。武蔵野美大卒。92年朝日新聞入社。駆け出しは山口で、福岡、名古屋にもいました。趣味は音楽、美術、グルメ、バー、スコッチウイスキー、カクテル、コーヒー。
http://www.asahi.com/sns/reporter/maeda_naohito.html

最後に、以下の記事を紹介したい。
言わずもがなの、産経新聞の記事である。

朝日報道「当初から誤報と」 憤る福島50「俺たちは原発に向かった」

「正反対のことを意図的に書かれた」。東京電力福島第1原発の吉田昌郎元所長の遺族は、朝日新聞の報道に涙を流したという。同紙は11日、「吉田調書」報道を訂正する考えを明らかにした。事故後、吉田元所長と最後まで現場に残り、海外メディアから称賛された「福島50(フィフティーズ)」の一人も「命令に違反して逃げるわけがない」と憤った。第1にかかわった多くの人々を傷つけたことに、朝日はどう答えるのか。

■吉田氏遺族「正反対のこと意図的に」

「普通の人が逃げるところに俺たちは行ったんだよ? そんな連中が吉田昌郎所長の命令に違反して逃げるわけがない。朝日新聞の報道は当初から誤報だと思って黙殺していた」

福島第1原発の収束作業に従事し続けた東電協力会社の30代社員は、吉田調書の公開を受けて振り返る。

2号機圧力抑制室の圧力がゼロになった後も原発に残った作業員約50人を海外メディアが「福島50」と報道。その後収束に入った作業員もいつしか含まれるようになった。男性はその一人だ。

平成23年3月11日の震災当日、原発近くの建設現場にいた。1号機が水素爆発した翌12日、上司から「危ないらしい」と連絡を受けて関東地方の自宅に一旦帰ったが、13日、その上司が「とにかく行ってくれ」と原発に戻るよう要請。妻と2人の幼い子供を残し、北に向かった。

「やんなきゃ、やんなきゃ、としか考えていなかった」。がれきをかきわけながら、外部電源を原発につなぐための分電盤を運んだ。1時間の作業だけで、被曝(ひばく)線量は8ミリシーベルトを超えていた。

無名でも、爆発が止められればいいと思ってきた。ただ、今年5月、朝日新聞が「所長命令に違反」と報じたときは、東電社員のなかにも悔しがる人がいたという。

「吉田さんは本当にいい人だった。朝日新聞がどう報じようが訂正しようが、俺たちの功績も変わらない」。男性はいまも原発を離れることなく、除染作業の指揮に汗を流している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140912-00000116-san-soci

まとめる。
震災より3年半の節目において、各種の報道記事が準備されていた。
報道の訂正を行わず、他社・他誌に対し「抗議」等を繰り返す朝日新聞社に対し、政府は危機感を抱いた。

危機感とは、朝日新聞を向いて抱かれたものではない。
つまり、報道社がどうこうという話ではない。

政府が向いていた目線の先にあったもの、それは。
最悪の事態が起きてしまった際、
我が国のため我が身を捨てて必死に尽力してくださった勇士たちの名誉。
残された遺族の名誉。

これらを朝日新聞社は、徹底的に踏みつぶしてきた。
報道の自由、そう言い切って、踏みつぶした。

政府は、「我が国は、そのような権利を報道に認めていない。」とメッセージを発した。
それが吉田調書の公開である。

慌てふためき、「それのみ」の謝罪を場当たり的に行った。
それが昨夜の朝日会見だろう。

産経の記事が、何にフォーカスをあてていたか。
どの声を伝えたか。
何をもって報道か。
皆様、一人ひとりが考えることである。

これが私が考える、あの会見の背景だ。
この背景を軸に、今後の動向を分析していく。
(続く)

【これからの分析】朝日新聞の会見を受けて・政治家としての目線③

↓応援クリック、お願いします。↓

■関連記事■
【イイネ!4000超】【背乗りの疑い】慰安婦問題を巻き起こした、吉田清治氏は死亡していたとの報道。
【重要・貴方にもできること】【支援要請】戦うための、武器をください。

■朝日会見シリーズ■
(まさに会見中、感じたこと。)【速報】朝日新聞 「吉田調書」報道を訂正へ 社長辞任か?
【これからの分析】朝日新聞の会見を受けて・政治家としての目線①
【これからの分析】朝日新聞の会見を受けて・政治家としての目線②
【これからの分析】朝日新聞の会見を受けて・政治家としての目線③
【朝日が雪印食品にしたこと。】朝日新聞2つの「吉田」事件 報道に携わる重さを知れ

■最近の活動■
政党機関紙「しんぶん赤旗」の庁舎内での勧誘、配布、販売について
国保の制度の裏をついた、外国人詐欺の危険性について(チャンネル桜 出演)


カテゴリー: 国政報告 パーマリンク

【これからの分析】朝日新聞の会見を受けて・政治家としての目線② への13件のフィードバック

  1. ピンバック: 【これからの分析】朝日新聞の会見を受けて・政治家としての目線① | 小坪しんやのHP~行橋市議会議員

  2. 川野 重憲 のコメント:

    67歳の団塊老人です。現在ランキング32位ですね。応援します。
    なお、私は合併前の佐伯市の出身です。現在は船橋市に居住しています。
    行橋市出身者で関西の某有名国立大学から朝日新聞へ入社した同年代の者と大昔に付き合った事もあり、ブログ名に興味を持ちました次第です。応援クリックは博士だけ ですが、あなた様を追加させてもらいます。桜にも出演されていたので正直おどろきました。今後ともご活躍を祈念しております。

    • 小坪しんや のコメント:

      川野 重憲 様

      コメントありがとうございます。
      返信遅れまして大変申し訳ありません。

      >桜にも出演されていたので正直おどろきました。

      地元でも、リアルでは保守であることを秘密にしているチャンネル桜ファンが相当数おりました。
      皆、一様に「え、行橋に??」と。

      実は私自身も、行橋においては喧伝しておりません。
      言ってまわるものではないし、、、
      こういうものは、あまり表には出しておりませんでした。

      例えば、行橋の街BBSでは、一生懸命、私をバッシングしている方もおられるのです。
      非常に上から目線なのですが「かわいそうかな」と。
      また、どこかの板で必死に貶めようとしている方もおられるようです。

      「無駄」なんですよね。。。
      少しは打撃もあるのでしょうが、そちらに時間を割いて対応したり
      書き込みにいくよりも「私のブログのほうが遥かにアクセス数がある」ので。

      地元の方、特にネットで政治を語っている方には、自由でいて欲しいのです。
      明らかに戦力が異なりますから。
      これは見ようによっては極めて不遜な態度にも映るのでしょうけれども。

      >現在ランキング32位ですね。応援します。
      ありがとうございます。
      そう言って頂け、本当に嬉しく思います。

      昨日付けで、なんと20位になりました!
      これも皆様の支援のおかげです。
      本当にありがとうございます。

      【感謝】政治ブログランキング、20位の大台に!

  3. 福岡県民 のコメント:

    HNの件は気になさらないで下さい。変には思っていませんのでダイジョウブです(笑)。何も考えずに”あああ”なんて入力した私が悪かったです。別の人が同じHNで入力する可能性も高くなるし確かにわかり難いですもんね。本当に失礼いたしました。

    私も朝日新聞は本心から謝罪なんてしてないと思ってます。何というか・・・彼らはジャーナリズムというものを勘違いしてるんじゃないかと思います。報道とはまず事実を伝えるもの。この原則が理解できていれば訂正だけではなく謝罪が当たり前にできるはずなんです。でも出来ない。たぶん、朝日新聞は報道してるつもりはないんでしょう。自分の正しいと思うことを社会に広めたい。その欲求しかないんだと思います。

    朝日新聞の記者が今回の会見を受けてツイッターで「ゼロから再スタートしなくてはいけない」と呟いてて驚きました。ゼロじゃない、マイナスからでしょ?と。朝日の記者は自分達のしてきたことは謝罪すればゼロになる程度のもの、と思ってるんです。本当に驚きました。結局、彼らは自分達の行った罪を十分に理解しきれていないって事なんですね。これじゃ謝罪なんて発想になるはずもない。

    これから朝日新聞が変わるとはとても思えませんが、とにかく社会が朝日新聞を厳しい目で監視していくしかないのでしょうね。ヤレヤレ・・・です。

    • 小坪しんや のコメント:

      福岡県民様

      重ねてコメントありがとうございます。
      返信が遅くなり申し訳ありません。

      >私も朝日新聞は本心から謝罪なんてしてないと思ってます。何というか・・・彼らはジャーナリズムというものを勘違いしてるんじゃないかと思います。

      同感でございます。
      コンプライアンスの観点から【朝日新聞のビジネスモデル】を斬る!にて記述させて頂きましたが、私なりに書かせて頂きますと

      >御社の社内に法があるのではなく、日本国に法があり、そして御社は日本という世界で商売をさせてもらっているに過ぎないのです。
      >ISOともなれば世界標準でございますから、御社の都合も御社の考えもまったく関係ないのですよ。

      となります。
      天動説で走り過ぎた結果の、哀れな末路に思えてなりません。

  4. 想い養うモノ のコメント:

    いつも拝読しております。

    朝日新聞が、産経などに対する抗議を撤回・謝罪した模様です。
    http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140913/crm14091311040006-n1.htm

    実に見苦しいですね。

    • 小坪しんや のコメント:

      想い養うモノ 様

      コメントありがとうございます。
      含みと奥行きのある素敵なHNですね。

      撤回・謝罪が遅すぎました。
      先手を打てておれば、まだ対応のしようもあったのでしょうが、
      後手にまわってしまったため、打てる手段の範囲が狭いのであります。

      どちらの方向に進むか、物事の推移が読みやすければ。
      罠というか地雷と言いますか、回り込むのも簡単なわけで。
      非常に簡単な「作業」になりつつあると思いますよ、「対 朝日新聞社」というネット論壇のバトルは。

      私は早めにこの戦線は退き
      手薄な戦線にまわろうと思っております。
      恐らく現状で、だいたいの状況は決した、と。
      そう考えております。

  5. ピンバック: 【これからの分析】朝日新聞の会見を受けて・政治家としての目線③ | 小坪しんやのHP~行橋市議会議員

  6. ピンバック: コンプライアンスの観点から見る「企業としての朝日新聞」 | 小坪しんやのHP~行橋市議会議員

  7. ピンバック: 【いまだから振り返る】いわゆる従軍慰安婦問題の簡単な時系列 | 小坪しんやのHP~行橋市議会議員

  8. ピンバック: 【背乗り・続報】吉田清治氏は死亡していた、という報道の真の恐怖 | 小坪しんやのHP~行橋市議会議員

  9. ピンバック: 【参加の呼びかけ】朝日新聞を糺す(ただす)国民の国民会議 | 小坪しんやのHP~行橋市議会議員

  10. ピンバック: アニメに見る幼児教育、気づいていた大人たちの足跡① | 小坪しんやのHP~行橋市議会議員

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です