非常に大きなニュースだ。政令指定都市である北九州市議会において、意見書が採択されました。何度か進捗報告をさせて頂いておりましたが、現場では本当に多くの議員が動いてくださっており、感謝の気持ちでいっぱいです。
ここに関係者各位にお礼を伝えさせて頂くと共に、謹んで報告させて頂きます。
政令指定都市での採択。
今後に与える影響規模は、凄まじいものになるでしょう。
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通常は「国・県・地方」といいうフローであり、行橋市議会も同様です。
国の事業、県の事業があり、その中で市の単費(持ち出し)が発生します。
それぞれ予算を分担し、要望・要請活動を行っていきます。
政令指定都市の場合は、
「国⇔政令市」というフローで動くことが許されております。これは税収規模も異なるのですが、徴税(税金を集める)部分から制度が異なっていたと思います。同じ地方公共団体とは言え人口規模や予算規模のみならず様々な点が異なります。
国・県の影響は少なく(県は無関係とも言える。)
それだけ大きな権限が地方に許されており、自由度が高い。
物凄くラフな例えをしますと、オートマの車とミッションの車のような差でしょうか。
予算上での自由度が高いということは、ボーリングでいうところのガーターの溝の有無に例えることもできます。
補助金などによる制約がない。
これだけ聞くと一見、良いことですが「事故る可能性」も高くなります。
行政に求められる能力も非常に高くなります。
併せて、議会に求められるチェック能力も、非常に高くなるのです。
政令指定都市での採択とは、その凄まじいチェックの上で
「これは事実であり、さらなる改善が必要だ」という証明であります。
ネット上での余波以上に、他の議会における今後の審議に与える影響が大きい。
政令指定都市でも通過しているという点は、ただそれのみをもって議会で賛成できる論拠(議会での賛成派を得る際の武器)となります。
後述しますが、かなりの修正が入り(さらに文字を削り)最小構成となっております。
非常に美しい文章だと思いました。
議員提出議案第42号・国外扶養親族に係る扶養控除制度の適正化を求める意見書
日本で働いていて海外に親族がいる外国人や外国人と結婚した日本人の扶養控除においては、扶養親族が多いために控除額が非常に多額となり、所得税が課税されていない人が多数存在しています。
扶養親族が海外にいるためにその所在確認や所得の把握が難しく、日本国内に親族がいる揚合と比べて確認が不十分となり、実態としては扶養が不可能な状況にもかかわらず扶養親族として認定されているという現状があります。多くの控除を認めた結果、所得税や住民税が生活実態にそぐわない形で軽減されることとなり、国民の間に強い不公平感を与えることとなりかねません。
また、国外に居住する親族の扶養実態と扶養控除の適用について差異がある状態のまま、所得税や住民税を課税されない人が多数生じている現状が放置された場合、地方自治体の課税権を侵すものとなりかねません。さらに、非課税となることで各種行政サービスにおける減免等の優遇措置を受けることができるため、受益に対して適切な負担を求める観点からも適当とは言えません。
平成27年度税制改正により、国外扶養親族に関する「親族関係書類」及び「送金関係書類」の提出が義務付けられましたが、この制度をもってしても問題の解決に十分な効果が得られないことも考えられます。
よって、本市議会は、国会及び政府に対し、今後も引き続き国外扶養親族に係る扶養控除制度の適正化に努めるよう強く要請します。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出します。
北九州市議会 > 会議結果 > 平成27年 > 意見書・決議(議員提出議案第39号?44号)
(リンク先で、少し下のほうにスクロールしてください。)
「議員提出議案第42号」という部分で、地方議員の先生方は現場の苦労が理解して頂けると思います。
一般の方向けに少し説明させて頂きます。
これは議会ごとのルールになるのですが『意見書採択を求める場合』のみは、委員会は【全会一致】が求められます。(行橋の場合は過半数だったと思います。)
総務財政委員会の所管でありましたが、共産党の反対により委員会での通過はならず。
通常は、ここで終わりです。
私の出した陳情は、ここでエンドです。
市議とは言え、よその議会に対して職権をもつわけではありません。
ただの一市民と同等でありますから、陳情を起点とした意見書採択への動きは、ここで終わりました。
では、なぜ意見書が採択されたのか。
少しだけ過去の振り返りとなります。
全員ではありませんが、一度はご飯を食べに行ったり面識のある議員ばかりです。
当然、頻繁に連絡を取り合っている友人(議員同士が友人と言っていいかはわかりませんが、私は「友達」として認識しています。)もおります。
そもそも10名以上の議員に時間を割いてもらい、自民党市議団の前でプレゼンの機会を設定してもらえたことが「本来は特例」であります。
冒頭に述べたように政令市は議会の権限が絶大であるため、望んでもセッティングしてもらえるような、そんなものではありません。
それを受けての、つないでもらった細い細い、一本の糸でした。
また、その場においてこれだけの対応を頂けたのは、web発信力の存在も大きい。
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だからこそ、聞いて頂けました。
先輩議員がつないでくれた糸。
同志というべきか、友人というべきか、仲良くしてくれる市議(北九州)の受け入れ体制。
皆様に預かったweb発信力という武器。
「特例対応」という小タイトルを書きましたが、これこそがコネクションであり「人間関係こそが力」なのだと私は考えています。
政令市の市議10名以上を前に、質疑応答をすべて耐えしのぐ。
これは、楽ではありません。
個々人のスキルも相当に高く、それが複数名。
また時間も限られているため、(かなり複雑な制度ですが)問題概要と状況を短時間で手短にまとめる必要があります。
説明を可能な限り手短に終える必要がある。
頂いた、限りある時間は「私が話す時間」よりも、質疑応答に充てるべきです。
質問を受け、それに対し答え、
納得を頂いた上で、賛意を取り付けるための場だからです。
この場は、私にとっても楽なものではありませんでした。
緊張もあった、日頃の研鑽が全てとは言え前日の資料作成は徹夜になりました。
その場で「どのような質問」が出るかなど、誰にもわからないからです。
何を聞かれていいように、どの範囲であれ完全に答えてみせるための覚悟。
この場をつくってくれた友人や、先輩議員たちに恥をかかせるわけにはいかない。
気分は、宇宙戦艦ヤマトでした。
恐らく「様々な話を通してくれた結果」でしょう。
中には議長まで、、、。
議運の委員長、所管委員会の委員長をはじめ、常任委員会の委員長級も多数。
友好国の駆逐艦(と言ってもハイスペック)の艦隊と演習と思ったら
敵味方識別番号不明の、戦艦・空母多数を含む艦隊と会敵した気分でありました。
これだけの場を頂けた、チャンスだ!と思うとともに、
この場をこかしたら「終わる」と内心、焦りました。
さきほど宇宙戦艦ヤマトの話をしましたが、ヤマトはなんで一隻で行ったのか不思議でなりませんね。
ドキドキいたしました。
自民党市議団 会派室にて。
井上議員、上野議員と国旗の前にて。
無事に場はまとまり、議員各位からも多数の賛同と政策上の評価を頂くことができました。
帰って、ぶったおれました。
そして12月議会で諮られるのですが、、、
ここからは「異例尽くし」でありました。
通常の議会運営においては、なかなか有り得ない動きの連続になります。
(でなければ意見書は通っておりません。)
委員会において、「口頭陳情」という制度があります。
陳情者が委員会にて趣旨を述べることができる制度です。
総務財政委員会 委員長。
一緒にアニソンを歌ったこともある(しかも古くて熱いやつ)西田一議員です。
委員会の開会前にも打合せの時間をくれました。他の委員にも根回しなど、本当に多くの手配をしてくださいました。
陳情席に座る議員。
と言っても私のことではありません。他議会では職権がありませんので。
所属委員会が異なるとは言え「よし、僕が隣にいますよ」と微笑んで、陳情席に座った北九州市議がおります。
上野 照弘北九州議員。(禁じられてるわけではありませんが)自らの議会において、議員が陳情席に座ることは通常では考えられません。
執行部からも驚きの反応がありました。
委員会席からの援護。
私は委員としては発言できません。当然、質問を行い回答を得ることもできません。
そこで、同じ一期生の同志議員から挙手しての発言。
扶養親族10名以上のものは何名いるかを質問。
吉田幸正議員。
議員としての意思表示。
極めて短い、切味のある意見、いや意見というよりも意思表示でした。
『合法脱税とも言える制度で、改善は急務。』『地方から声を挙げ、改善の速度の向上が必要である。』『意見書は採択すべき。以上、委員としての意見です。』
四期生 井上秀作議員
細部のアドバイス。
拉致問題において、私が議員になる前より接点のあった兄弟子。
限界に近づきつつある北朝鮮との関係でも触れています。
北九州市議会での動き方、話の通し方など様々なアドバイスをくれた鷹木 研一郎議員。
名前を出す許可を頂いておりませんので、この場では伏せますが他にも多くの「援護」がありました。
この時点で、恐らくは共産党の反対により「委員会は通過できない」(賛成多数は得られるものの全会一致には至らない)覚悟をもっており、(現場は)そうなった場合の準備も進め始めていたのでした。
【外国人の扶養控除】北九州市議会にて口頭陳情 ? 諦めない姿勢、信じる心。
これは、達成できませんでした。
しかし、他の出し方も実はあるのです。
自由民主党・北九州市議団。
会派からの意見書提出です。
委員会で通過はならなかったものの、上記で動いた議員たちが「自民党市議団」の中で審議を行い、自民党市議団として提出を決定。
ここは凄まじい攻防があったのでは?と考えております。
(所属人数も凄まじく、簡単に通るようなものではありません。)
前述のように、委員会における攻防戦、動いてくれた議員たち。
それぞれが、それぞれの立場で、一人一人、必死に動いた結果なのです。
議会は多数決です、議員一人の力など限られる。
私たちは銀のエンゼルマークに過ぎない。
だけれども、それが「過半数」となったとき、議会全体の意思として強大な力を発揮するのです。
自民党市議団より意見書が本会議に提出。
結果、本会議においては公明党議員団・民主党議員団、またその他少数会派からも賛同を頂き、無事に採択に至りました。
地方議会から声を挙げ、国の法改正を目指す。
これが全てであると、私はそう考えております。
郵送では受理もできない議会が多数ございます。
もし良ければ、貴方も(意見書の採択を求める)陳情を出してください。
【外国人の扶養控除】陳情時に持っていくもの(印刷物一覧)
今回の「政令指定都市での採択」は、ネット上では想像できぬほどの、凄まじい波及効果を発揮することでしょう。
3月議会に動きを絞り、しっかりと対応していく。
ひとつずつ、一歩ずつ。
地方議会から、法改正を目指す。
無謀とも思える壮大な夢を、共に願ってくれた議員たちがおります。
ここに公式に示された、厳然たる事実は、
こうしてモニターの前で情報に触れる皆様にとっても、
各地で賛成多数となるため議会工作に奔走する議員たちにとっても、
一人一人にとって、大きな勇気になると強く確信するものです。
一歩を、踏み出す。
その勇気を持ちたい。
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踏み出す勇気を持つための公式資料を、一人でも多くの仲間に伝えるために。
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コメント (頂いたご意見は、他SNSに比較し最優先で目を通しております。)
【外国人の扶養控除】北九州市(政令指定都市)にて採択 非常に大きなニュースだ。政令指定都市である北九州市議会において、意見書が採択されました。何度か進捗報告をさせて頂いておりましたが、現場では本当に多
ほんと共産党(第三インターナショナル、コミンテルン日本支部)は糞だね。
おめでとうございます。
北九州市の採択がきっかけとなって大きな前進につながることを期待します。
おめでとうございます。
そして、小坪さんの大変なご努力、ありがとうございます。
共産党の反対で委員会は通過しなかったとのことですが、全会一致でなければなんて、何もするなということです。
朝日と共産党は反対すればよい、それを圧倒する愛国勢力が日本人のための政治を推し進めていけばいい。
まだまだ「外国人のための政治」は続くでしょうが、一歩一歩押し返していきましょう。
ご報告エントリーを読んでいて涙が出ました。
ありがとうございます。
政令指定都市で採択されたのは、大きい
これから、波紋が大きくなって東京や大阪でも流石に住民の大多数は日本人なんだから
この方向で動くことを期待します。
ご報告、ありがとうございます。大奮闘されておられる議員さんが沢山おられる事実に本当に力ずけられます。まさにジャイアントステップですね。これからの展開が楽しみになりました。遠方より応援いたしております。
有難うございます。自分が住む街です。
再度お礼申し上げます、有難うございます。
追伸:議長氏には話しておきました。
おめでとうございます。そして、北九州在住のものとしてご尽力ありがとうございます。
北九州市は、生活保護に関して北九州方式として全国に知られましたので、その意味でもこの採択の影響が大きいと思います。不正な受給を許さず、本当に生活保護を必要としている人の保護が出来る、制度本来の適切な運用がなされることを切に願います。
FBのシェア致します。
「請願書」として取り扱って頂く為、
地元の議員先生へ、推薦を取りに
書類を送らせて頂きます。
数人の方へ送るつもりだったので、
少々時間が、掛かってしまいました。
議会での「議題」として、
そして、「採択」して頂ける様に
期待して、返事を待ちたいと思います。
[…] 実際に、北九州市は採択されました。 【外国人の扶養控除】北九州市(政令指定都市)にて採択 […]
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