===編集履歴===
継続性のあるテーマのため、附番を付記した。タイトルも長いため短縮する。
原題:【拡散】日本国民と在留外国人の扶養控除及び各種給付における不公平の是正 並びに日本国民の雇用回復・ワーキングプアの解消に関する陳情 (添付資料1)
改変:【外国人の扶養控除?】国会議員への陳情・添付資料1
上京時に用意した書面は二種。
要望一通、陳情一通である。
要望一通は、赤旗関連。別項、紹介する。
陳情一通は、外国人の扶養控除について、である。
今回、紹介する。
先般、会計検査院が財務省に要求を出したと報じられた、例の件である。
もしお読みでない方がおられれば、前エントリも見て頂きたい。
(ただし、資料としてはあまりまとまっていない内容である。)
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陳情書の本文を読む前に、実際にどの程度の数字の差があるかをご覧頂きたい。
以下は、行橋市の事例であり、実際に一般質問を行った議事録をベースとしている。
本件の解説を行うにあたり、お伝えしたい事情もある。
「会計検査院が財務省に要求した内容」(議事録)を資料請求したが、これが拒否された。
市議である私の名前ではなく、自由民主党の国会議員(事務所)名にて、政策秘書経由で行った。
これは通常ではありえないことだ。存在する議事録を、国会議員に対し官僚が拒絶する。
与党であれば、機密であっても資料を出してきたように思う。
この資料の入手も一つの目的とし、上京して議員会館・執務室の内線より問うたものである。
しかし、資料の入手はかなわなかった。
理由としては、「NHKのすっぱ抜きであり、本来の公開時期と異なる。」との説明を受けている。
日限についてはこの場では公開しないが、とりあえず「現在あるソース」はこれだけである。
下記の数字が、現在、日本に存在する唯一のソースであることをまずもって報告する。
見方を変えれば、それだけ背景が危険な数字とも言える。
簡単に試算できるものではあるが、地方議会においても議事録とは永久保存であり
公的に保障されたミスの許されない、編集がきかないもの、である。
報道よりよっぽど重たい数字である。
これこそが真のソースである。
日本国民と在留外国人の扶養控除及び各種給付における不公平の是正
並びに日本国民の雇用回復・ワーキングプアの解消に関する陳情 (添付資料1)より。
右が日本人世帯、左が外国人世帯である。
年間所得を200万で試算し、シミュレートした結果、執行部答弁をベースに資料を作成した。
なんと50万以上もの差があり、所得の約4分の1にあたる凄まじい差があることがわかった。
<「非課税世帯」の説明>
同一労働、同一賃金である両世帯において、これほどの差が発生してしまう。
この大きな理由として「非課税世帯」という用語を説明せねばならない。
所得税(国税)の確定申告において、通ってしまった扶養控除は「地方税(市県民税)」も同様の扱いになると理解して頂きたい。地方自治体が提供する多くの福祉制度が、これを各種行政サービスの基準としていることが格差を激しくしている大きな要因である。
実際、今回の図表の場合、もっとも大きいのは保育料である。
差が大きく出たのは、本制度が非課税世帯となると、大きく価格が減免されることに起因する。
行政が有償で提供するサービスは所得に応じて価格が変わることは一般的であり、特に非課税世帯については大幅な減免が行われる。
この基準が、「扶養控除」で変化するため本問題が発生しているのだ。
我が行橋市の場合、「国保税(料)」「市営住宅」においては、非課税世帯での減免は存在しないが、自治体によってはこれらも変化するため、さらに大きな差が発生する自治体も存在すると想定される。
また、以下のように年間所得200万円の場合は、(配偶者控除に)4名の扶養を追加すればよいのみであり、外国人の場合であれば容易に非課税にすることが可能であることがわかる。
扶養控除の人数 | 所得税 | 住民税 |
---|---|---|
0人 | 81,000円 | 169,000円 |
1人 | 62,000円 | 133,500円 |
2人 | 43,000円 | 98,000円 |
3人 | 24,000円 | 62,500円 |
4人 | 5,000円 | 4,500円 |
5人 | 0円 | 0円 |
※夫以外収入なし、配偶者控除、扶養控除、基礎控除のみで試算
平成25年12月現在
※1 日本人世帯:全員日本国籍であり、所得上、祖父母を扶養できないと仮定。
※2 外国人世帯:本人、もしくは配偶者であり、海外に居住する血縁者を簡便に扶養控除に入れることができると仮定。
※3 基礎控除、配偶者控除、扶養控除の3つの控除のみを所得控除として計算
それでは、問題点を指摘する。
下記は、基本的に国会で陳情に用いた添付資料の原文ママである。
(ブログに直すにあたり難解な用語を書き下す、誤字修正等を行っている。)
非課税に至る敷居の低さ ? 僅か4名の扶養控除
上記表の外国人世帯とは、妻を含め5名の扶養です。日本人世帯との差は僅か4名に過ぎず、外国人であれば簡単に非課税世帯にできます。
異常とも言える多数の扶養をとっていなかったとしても、大きな格差を産んでいます。
若年ワーキングプア層における格差
「?日本人夫妻と子どもの場合」と「?夫若しくは妻が外国籍の場合」を比較して質問を行いました。同じ仕事、同じ収入(所得)で、同じ家族構成だったとしても、年間で51万4700円もの大きな差になります。
所得が200万円の条件において、主だった制度のみの試算であっても所得の約4分の1にあたる50万円以上の差が出てきます。
シミュレートモデル外の状況 ? 市議会では問えない領域
市議会における質問のため、市に特化して質問を行っています。国・県の他の減免処置を考慮するとこれ以上の格差となり月額5万円以上の差額が生じるものと考えられます。また子供の数が増加した場合の試算や、ワーキングプア状態で祖父母を実際に扶養した場合の可処分所得の格差は、これ以上に凄まじい格差になると考えられます。
高額所得者の場合 ? 収入1000万円の場合
平成25年度9月議会においては高額所得者が「非課税世帯になるシミュレート」を問うたところ、収入1000万円の夫妻(配偶者控除あり)の場合の市県民税は、
扶養 0人:71万円
扶養10人:38万6000円
扶養20人:4500円
扶養30人:税額0円(非課税)
となることが執行部答弁よりわかりました。
税理士による当制度の悪用を助長するweb広告が蔓延 ? 違法行為ではない問題
違法行為ではないため、「外国人なら扶養控除で税金がこんなに安く!」という内容で、web広告がすでに蔓延しております。30名の扶養控除を税務署に認めさせた実例を広告している税理士がいることを議会で指摘、一般的な手法となっていることは明らかです。
本制度を利用していない外国人労働者は少数ではないでしょうか。
日本人女性への結婚差別 ? 姻族3親等の問題
外国人と婚姻関係を結んだ場合のみ、税額控除において大きなアドバンテージを受けることができます。低所得者にあっては生活レベルが一変するレベルの控除、また高額の所得を得る者にあっては異なる税制体系かのような控除を受けることが可能です。
日本人女性が結婚において差別されているのと同義であることを議会で指摘しました。
恵まれない外国人がわからない ? 高額所得者であっても非課税にカウントされる危険性
前述のように実際に30人の扶養をとった実績を誇る税理士がおり、また会計検査院でも26人もの扶養をとっている外国人の存在が指摘されました。常に高額な所得があり、余裕のある生活を送っていたとしても、非課税世帯に分類されている可能性があり、本当に恵まれない外国人の実数把握が困難です。
真に生活に困窮する外国人に対し、どの程度の人道上の手当てが必要なのか把握することができません。
以降は、添付資料2へと続く。
別項で紹介すると共に、どのような内容で陳情(言い換えれば提言)を行ったかも同じく後日報告していく。
>>次項:【外国人の扶養控除?】国会議員への陳情・添付資料2
結論の一部を事前に記載する。
会計検査院が本問題を要求した今こそ国政がこれに呼応することで、不公平な制度の改善を行うことが強く求められている。
身の安全の保障(割と本気で、です。)する意味もございます。
規模と影響が大きすぎます。
別項で紹介しますが「外国人はこんなに安い単価でも働いている。日本人はなまけている。」という経団連の論法が通じなくなるためです。
外国人の労働単価を不当に低下させ、人件費を大きく抑圧して根源であり、ここへのメスを市議が入れることには多大な危険が伴います。
(説明を聞けば納得かと思います。)
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コメント (頂いたご意見は、他SNSに比較し最優先で目を通しております。)
これは非常に重要なことです。
現状が在日、在留外国人(主に中国人、韓国人)が利益を享受し、対する日本人が相対的にも損失を受けている。
また、慎み深い日本人の特性がこの面でもマイナスに出ることがあり、悲惨な出来事としてニュースになることもしばしば見受けられる。
なぜ何時までもこのようなことが放置されているのか?
公平、公正の意味が履き違えられていると不条理を長らく感じている。
AG様
いつもコメントありがとうございます。
「現状が在日、在留外国人(主に中国人、韓国人)が利益を享受し、対する日本人が相対的にも損失を受けている。」
在特会等をはじめ、ネットで盛んに喧伝されておりますが
ここまで論拠と数字を明らかにし、かつ議事録セットというのは、恐らくこれが唯一であります。
これを拡散・周知していけば、戦えます。
充分な武器になろうかと思います。
>なぜ何時までもこのようなことが放置されているのか?
気づいた者は多々いたと思います。
世に五万といる税理士、むしろこれで食っている者もいる。
ただ、誰もなおそうとしなかった。
全国1741自治体、そして47の都道府県。
それぞれに首長がおり、議員がおります。
税理士出身のものだって相当数おります。
ただ、誰もやらなかった。
「誰かがやろうだろう」と、次の世代のためには
命をかけてくれなかった、ということです。
戦後日本の問題点ではないでしょうか。
あと、給料が安すぎます。
人材は揃わぬし、これでは意欲ある議会など誕生しえない。
私のように勝手にやる例は稀有なのであり、全ての方に同じことを求めるわけにもいきません。
<若手議員のひそひそ話>僕たちのお財布の中身。
レスに先んじまして、後段の資料を上梓させて頂きました。
是非、ご覧ください。
【外国人の扶養控除?】国会議員への陳情・添付資料2
上記エントリには「次項においては、実際の陳情書の原文の紹介、及び国会議員へのアプローチ、議会工作(多数派工作)について解説と紹介を行う。」と書いてあります。
これが東京で行ってきたことであります。
「済んだこと」であり、過去形で、もしくは完了形で書いております。
上京中、まともな記事をアップすることができず(時間的な制約)3日ほど大きなアクセスの谷間を生じさせてしまいました。
一週間集計のため、これから7日間はランキング維持が大変です。苦笑
しかし、ブログをさぼるだけの価値はあったと思います。
(手抜き記事だと皆さんに怒られました。)
私は、まだやりますよ。
えぇ、やっちゃおうと思っています。
この手の話題になるといつも思い出すマンガ紹介させてください。
魔太郎がくる うらみの96番「不気味な侵略者」
http://harvestandharvest.blogspot.jp/2013/10/96a.html
↑なぜかこちらのコメ欄に貼ると飛べないリンクですが・・・。
コワイ漫画ですよ?。ヤドカリ一家の話です。ネットでHarvest & Harvestってとこで唯一マンガそのものが見れます。そのページです。
飛べない場合は、Harvest & Harvest 魔太郎がくる 不気味な侵略者 などで検索してみてください。
藤子不二雄Aってドラえもんじゃないほうの人です。
笑うせえるすまん とか 怪物くん とかが有名。
藤子F不二雄さんとは対照的。こちらはドラえもんとかパーマンとか。
なぜか飛べるようです。ww
はっちー様
いつもコメントありがとうございます。
やっとこさ東京から帰ってきました。
この漫画、怖いですよね、むしろ背乗りの記事を書いていたときずっと頭にあった漫画です。
実は(リタイヤしたのですが)100kmウォークに出ておりまして、そのままフライト。
式典出席を済ませ、徹夜続きで書いていた陳情がこれになります。
そのまま寝ずに国会、議員会館へ。
上京中は、ブログのクォリティがずいぶん落ちてしまいました。。。
目に見えてアクセスにも谷間ができ、3日分ほど谷間が。。。汗
一週間集計のため、これから7日間は相当きついです。
ちゃんと面白いこと書くので、楽しみにしていてください。
今後ともよろしくお願いします。
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小坪しんや さん
十分、深く、長く追うべき題材というか課題ですね。
しかも単に感情的表現でわめくのではなく。
データと論理で説得する。
それが何れ広く日本国民に理解されることだと信じます。
なにしろ、日本人のポテンシャルは高いと思っているわけで、それに事実を伝える伝達機関に大きな問題があるとはいえ、感情論で大声を出しても一般の日本人を遠ざけるだけです。
AG様
コメントありがとうございます。
>十分、深く、長く追うべき題材というか課題ですね。
私もそう考えております。
ただ、少し認識がweb上とズレております、
正しくは「長く追った」のであります、かれこれ二年になりますもの。
いまアップしているのは当時の過去データ、及び当時の振り返りをエピソード的に記述しているのみです。
実際は「済んでる」わけです。
ネット世論が動かせるか、あとはそれだけでありました。
>しかも単に感情的表現でわめくのではなく。
>データと論理で説得する。
ここが議員である私のタスクになるでしょう。
感情を原動力とすればこそ、得られる速力。
ただし出力・アウトプットは論理的に。
稀に履き違えますが、たんたんと行きます。
>それが何れ広く日本国民に理解されることだと信じます。
>それに事実を伝える伝達機関に大きな問題があるとはいえ、
インターネットが発達した現在、本当に便利な時代になったな、と思います。
[…] 外国人の扶養控除の問題を見てどう思ったのか。 ブラック企業で働かされる、いまの若者たちを見てどう思うのか。 […]
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[…] 陳情書・添付資料? […]
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