ネット上を見るに、「解散はあるのか?」「メディアのねつ造ではないか?」などなど多事総論ある。
ここで私の認識を記しておきたい。
地方議員に過ぎないが、一人の政治家としての目線だ。
結論だが、解散は、ある。
そして年内だ。
私はすでに選挙態勢にシフトに移行している。
理由を記して行こう。
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<「解散」という言葉への誤解>
麻生政権の末期、「まだ解散しないのか!」「まだか!まだか!」と叩かれた。
民主党政権においては最低の支持率の下、「早く解散してくれ!」と祈ったものだ。
解散の結果、両政権はどうなったか。
惨敗し与党の座を追われた。
この印象が強すぎるせいか、錯覚し誤解されているように思えてならない。
麻生内閣における解散が、平成21年(2009年)7月21日。
野田内閣における解散が、平成24年(2012年)11月16日。
その前の解散となると、一気に遡って郵政解散になる。
平成17年(2005年)のことだった。
よって、最近、政治を見始めた人は、そもそも「解散」の意味を間違えている。
解散とは、与党が惨敗するためのものではない。
「嫌々させられるもの」ではないし、「してはいけないもの」ではない。
ましてや「解散すると政権を追われる」という認識に至っては全く逆だ。
<「解散」とは勝つために用いる武器>
解散権は、内閣総理大臣の専権事項である。
これはご存じの方も多いだろう、というか本ブログを見ている方だと知らない方のほうが少ないだろう。
「与党の首相」がするわけである、本来「不利な時に行うこと」が滅多にないのだ。
言い換えよう。
本来、解散とは武器である。
追い込まれて行われた解散しか見ていないので錯覚しているだけで、あれは武器なのだ。
ようはこういうことだ。
野党の支持率が低い時に「解散するぞ!」と言ったとする。
支持率の低い野党は、解散されては議席を減らすため「ちょっと待って!賛成するから待って!」となる。
議会工作の中でも最強に近い交渉手段、まさに武器だ。
実際に、与党優勢の中、解散したとしよう。
どうなるか。まさに今回の場合だ。
当然だが、野党は議席を減少させ、与党は議席を増やす。
そして「政権の維持」できる期間も4年延びるのだ。
衆議院議員の任期がゼロからスタート、リセットされ「4年」になるのだから。
解散とは(権利を持っているのは首相だが)与党側に与えられた、
任期をリセットする大技である。
これを上手に使って、政権を守っていくのが与党である。
最近が違っただけで、もともとこういう技が解散なのだ。
議席を増やし、政権寿命を延ばす手段でもあるのだ。
<今回の解散はどうなるか。>
自民の圧勝だろう。
理由はいくつかあるが、語るまでもない。
支持率が違いすぎる。
それは皆さまが一番わかっているのではないか。
厳しい選挙区もあるのだろうが、市議ゆえ全国すべてはわからない。
ただ、多くの小選挙区が自民圧勝になることは、なんとなくわかる。
そして、小選挙区のほとんどを抑えるということは
議席が増えるか減るかはわからないが
(前回、民主の揺り戻しで増やし過ぎているため減る可能性も否定はできない。)
衆議院議員の任期がゼロにリセットされ、もう4年続投できるわけだ。
イメージで言えば「水泳の息継ぎ」に近い。
不利な時に解散するものではない、先手を打って攻めの姿勢で解散するものなのだ。
<解散するのか、しないのか。>
安倍首相は、自由民主党から出ている首相である。
よって、自民党にとって有利な結果が得られるのであれば、やる。
そう考えるのが筋だろう。
政権だって寿命が4年に延びるのだ、これが国政選挙である。
なんと説明すればいいのかわからないが、これが国政選挙なのである。
そういうルールでやっているのだ。
前述の話になるが、泳いでいる時、息継ぎするでしょう?
50m泳ぐとき、息継ぎなしでは泳げませんよね。
長期政権を目指すのであれば、支持率を睨みつつ「解散を打つ」わけです。
昨今の解散ばかりを見ていて、一部マスコミもいまいち「解散が何かわかっていない」ように思うし、新しい保守層も「やるのか?やらないのか?首相の意思なのか?」と論じている。
現場にいる一地方議員としては「有利ならやるんだろう。」と、ただそれだけで動き始めるのだ。
首相が決めることだ。
だから「わからない」ではなく
首相が決めることゆえ「有利なら撃つ」だろうと踏んで、先行するだけだ。
政治家の目線になる、
考えるまでもなく、走りだす。
論じるまでもなく、動き出す。
可能な限りのスケジュールを調整、空けれる予定は全部、空ける。
私は、まさに今そうしている。
よって結論になるが、解散はあると踏んで動いている。
そしてそれは年内だ。(その理由はまた次のエントリにて。)
誰しも見切り発車である。
今回は短めに書いてみました。
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毎日ごくろうさまです。
とてもわかりやすかったです!
間違った認識を持っていましたが、勉強になりました。
初めてコメントさせて頂きます。
宜しくお願いします。
メディアで、消費税あげるか、あげないかと言う事の選挙だと聞きました。
解散する理由は、よく分りました。が、現在消費税も上がり、年金も
下がりという中で、私達庶民は、相変わらず一杯一杯の生活をしてるなか
解散総選挙すると700億円かかるとお聞きした事があります。
それって税金で支払われるんですよね。
政権維持する為のリセットで・・700億円
自民党応援してますが、何か引っかかる事も多いですね。
初心者の質問で申し訳ないのですが、子供が大きくなったときの事も心配で
コメント書かせて頂きました。何時もブログ読ませて頂いて、この方なら
本音で色々教えて頂けると思い、お邪魔しにきたわけです。
お時間ある時でも構わないので、その辺の事を教えて頂ければ幸いです。
おお?、すごくわかりやすかったです。
ところでもし選挙になったら、比例は次世代に入れたいと思っています。
自民支持者でそうする人も多いと思いますが、
安倍さんの足を引っ張ることになったりしないですかね?
それだけが心配です。
私も、正直な話、最初は、政財界各勢力に対するブラフ、脅し、はったりだと思ってました。
ただ、ここ数日、思考をめぐらすと
あり得ることだなと思い始めました。
現状では、野党の自滅になる可能性が高いですしね。
ただ、小坪さんの論点の他に、
財務省と財界(日銀も?)に対して、民意を伴った反増税包囲網を築く狙いもあるように思います。
自民党が勝とうが負けようが、この包囲網は完成されると見ていいでしょう。
さすがに、予定通りの増税を主張して、議席を伸ばせる政党があるとも思えませんので…
分かり易かったのに加えて、
長さもこの位が良いのではないでしょうか?
解散は、春頃から噂があったけど先延ばしで北チョンの出方次第で臨時国会冒頭または閉会時かで流れていたけど、刈り上げ君がだだごねで延期になって残すところ今のタイミングしか無くなりましたね。
公明党も渋々承諾したみたいだしこれで自民の圧勝か、まず少ないけど野党の切り返しで予想外の低迷の両極端でしょう。
年末選挙は、得票率が伸びないのと組織力の差が出るから結果は自ずと判る。
マスゴミを使って一応緊張感を煽っているけど無意味。
(↑ただし、若い世代の方の80%以上が投票に行けば全然変わりますけど。)
今回の衆院は応援団に徹した方が良いと思います、次回の参院の方が重要なので。
参院の結果次第で、ハムを切れますからね。←最重要課題。
形は批判されるかも知れませんが、700億のお金が年末に国内にばらまかれるのは海外にばらまくよりましかと。
消費税の事も、上げるなら下記のことを実施した方が良いけどな。
1.低所得者の所得税廃止
2.ガソリンや軽油などの消費税以外の税の廃止
3.原発の再稼働
と _ψ(‥ ) カキカキ… してみた。
こんにちは。いつも楽しく読ませていただいてます。
今回の記事も、全文において同感です。
常々思っている事なのですが、「政治家」を一般の方々と同列に語るのは間違っていて、だからメディアの政治家叩きに乗せられて結果的に愚かな投票行動に繋がって行ってしまうのではないか、というものです。
(例えば、一般の道徳論的には「嘘をついてはいけない」事でそれは不誠実ではありますが、政治家であれば、「国家の不利になるのであれば律儀に約束を守らなくてもよい」ものだと私は考えますが、なかなか理解されるところでは無いんですよね。残念ながら。)
今回の解散の是非についても、審議拒否やら閣僚の不祥事(?)などで既にまともな国会審議がされているとは言えず、その点においても一旦「リセット」して欲しいと私は思っていたところです。
(国会の様子をマメに見ている身としては、情けない気持ちで将来への希望もまた失せてしまいそうでしたからw)
それに、選挙で「キレイゴト」を訴え続ける事で、与党の議員の方々も、改めて政権奪還当初の気持ちを取り戻すという良い効果も生まれるんではないかと期待もできますし、与党へ返り咲いて「売国議員」の正体が明らかになりつつある今、その議員さんたちも振り落とす事が出来て、政権基盤をより一層固めて頂ければ、永い目で見てウン百億円も決して無駄ではないと考えます。
だって、いずれ2年が経てばやらなければいけないし、2年なんてあっという間ですしね。
それが4年に延びただけですから、それはやっぱり、今月のやりくりをどうするかの家計の扱いと同じに考えるのではなく、永いスパンの視野でもって考えて欲しいところなんですけどね。。。
(野党や与党も含めてそれこそ「無駄使い」と思える議員さん達を一掃出来ればウン百億なんてそう高額とも思えないんですがどうでしょうか?w)
いずれにしても、「財務SHOW」政権はほとほとウンザリなので、国民として消費税増税に「NO!」の意思表示が出来る事を、まずは歓迎したい気持ちです。
ところで先日の記事の団塊の世代論は、私も大変感銘を受け、感動すら覚えてしまいました。団塊を親に持つ、いわゆる「新人類世代」ですが、マンガや深夜ラジオ等からも貴重な情報を得ることができはじめて、親の言うことの「嘘」に気づき始めた世代だと自負しておりますw。
そんな世代としましては、小坪先生のような勇敢な議員さんたちがもっともっと活躍して頂けたら。。。と、心の底から願っております。
どうぞこれからも、お身体にはご留意されて(そちらはPMなんとかも気がかりですよね?w)これからのご活躍を祈念申し上げます!
大変分かりやすいです。有難うございます。
テロ関連3法案が6日衆議院で可決し、マスメディア総スルーですが
安倍首相帰国後、参院で全部成立するのは必至の状況です。(一つ成立済み)
選挙期間中は不逮捕特権がないので、衆院解散中に
民主、共産、社民などの政党の幹部からテロリスト指定される議員が
出ればその政党は選挙で勝てないということです。
少々心配なのはメディアがそれを報道するかです。
マスメディアも同じ穴の貉なので同時にテロ団体指定すべきですね。
余命3年時事日記ブログを参照してください。
>余命3年時事日記ブログを参照してください。
正体不明でそれほど信頼できる情報かどうかも分からないブログを、安易に持ち出さないほうがいいのでは。岡崎トミ子は公安にマークされてたらしいですが、民主党は大勝したということもありましたし。
消費税は8%維持として、エネルギーコスト低減が必要です。
消費税の上に、円安誘導、原発再稼働問題で原油の輸入価格は今後も上昇が予想されます。殆ど全ての食料品、電気代、ガソリン代、工業製品の価格に影響します。
税率で簡単に操作できる箇所ですので、ぜひやってもらいたい。
>>よく分らない さん
>私達庶民は、相変わらず一杯一杯の生活をしてるなか
>解散総選挙すると700億円かかるとお聞きした事があります。
>それって税金で支払われるんですよね。
>政権維持する為のリセットで・・700億円
>自民党応援してますが、何か引っかかる事も多いですね。
これはよく聞くコメントですので、一言。
まず、私は国家のGDPや予算の規模からして、民主主義のコストとして数年に一回の700億円支出はそう高いとは思いません。ただ、この辺は主観の問題ということになりますか。
次に、客観的な事実からしますと、選挙で使われるこの700億円は国民の所得になるわけです(最低でもGDPが700億円増加することになります)。また、この700億円を使ったからといって、他の予算執行に支障が出るわけではありません。
最期に、選挙で国会機能が停滞することになるという意見もありますが、それもたかだか2,3週間です。私は野党の審議拒否のほうがよほど国会の機能を棄損していると思いますし、そもそも国会なぞ年の少なくとも三分の一は休みなのです。
というわけで、私は「税金」や「国会機能」を根拠にした解散批判には説得力を感じません。
コメント有り難うございます。
専業主婦なので、テレビ(メディア)にかなり影響されてたみたいです。
小坪先生のブログを読み始めて、今まで目に耳に入ってきてた事が
間違ってると思いつつも、まだ頭の中で整理出来てなかったと思います。
もう少し小坪先生のブログで色々勉強したいと思います。
有り難うございました。
700億円は公共投資、経済対策の意味があり無駄ではありません。それで売国議員が切れるなら一挙両得です。おバカな議員の歳費より有意義です。
ここで真正保守を増やし次の参院選で変な与党連立を止めましょう。そのためにも自民圧勝は必要です。
【スクープ!】「日中合意文書」は無かった!外務省電話取材報告[桜H26/11/15] (49:46) http://nico.ms/1416021230 #so24917424 #nicoch
両国の調印も共通の英文文書もない確認メモレベルの書類を、マスコミは合意文書だと報道していたようです。
ただ、この動画内で外務省に電話取材したチャンネル桜のディレクターは、尖閣周辺での海保の取り締まりの甘さを外務省に訴えていますが、海保は国交省の管轄であり外務省に苦情を言うのは的外れ。そもそも海保の対応が甘いことの元凶は、政府・安倍政権が海保に対しキチンと拿捕しろと言ってない事が元凶なのだろうと思います。
桜の社長の話は根底に安倍政権を擁護したい、批判したくないというのがあるのかもしれませんが、ああいう風に結論的な部分でピントが外れになってしまってる点で、せっかくのスクープも、なんだかなーという感じになってしまい残念です。
小坪さん、3位に墜ちちゃったけど
良い記事を書いてると思うな!
多分、次の選挙で日本は変わると思う!
貴方の意見も広範囲に伝わると思うから
これまで以上に頑張って下さい!
期待しています!
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<「解散」とは勝つために用いる武器>とは、大義も何もあったものではない。「政治のための政治」である。国民を政争に巻き込まないでほしい。