記事タイトルだが、これは市議会議員である私の言葉ではない。
調査会の川崎二郎会長(衆議院議員11期)の言葉の抜粋になる。
本日は、記事の読み解きとこの発言の重みを解説したいと思う。
単純に議員個人が述べているのではない。
調査会の会長が、記者会見で(調査会を代表して)述べているのだ。
この意味は、恐らく解説せねば伝わらないと思う。
はっきり言えば、「はじまった」とも言えるだろう。
極めて重要な話である。
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時事ドットコム:川崎自民調査会長の発言要旨
自民党情報通信戦略調査会の川崎二郎会長が17日、記者団に語った内容は次の通り。
(テレビ朝日の「報道ステーション」とNHKの「クローズアップ現代」では)放送法の(禁じる)真実ではない放送がされていたのではないか。(自民党の放送局聴取を野党が批判していることに対し)民主党も放送機関を(党会合に)呼んでいる。(籾井勝人NHK)会長に辞めろとまで(国会の)委員会で言っている。それは介入ではないのか。
われわれは放送法に照らしてやっている。真実を曲げた放送がされるならば、それは法律に基づいて対応させてもらう。独占的に電波を与えられて放送を流すテレビ局に対して、例えば停波の権限まであるのが放送法だ。
(報道ステーションの中で)名誉を傷つけられた菅義偉官房長官が放送倫理・番組向上機構(BPO)に訴えることになれば、それは正規の方法だ。BPOが「お手盛り」と言われるなら、少し変えなければいけないという思いはある。
テレビ局がお金を出し合っている機関ではチェックができないならば、独立した機関の方がいい。(2015/04/17-20:41)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015041700879
写真は産経より。
情報通信戦略調査会で挨拶する川崎二郎会長(右から2人目)。左端からNHKの堂元光副会長、テレビ朝日の福田俊男専務取締役=17日午前、東京・永田町の自民党本部(酒巻俊介撮影)
▼政治の豆知識
状況を読み解いていくにあたり、
まずは某有名掲示板にて有名なコピペを紹介。
—— (仏のニッポン) ——
Lv1 推移を見守りたい
Lv2 対応を見守りたい
Lv3 反応を見守りたい
—— (意思表示するニッポンの壁) ——
Lv4 懸念を表明する
Lv5 強い懸念を表明する
—— (怒りを示すニッポンの壁)——
Lv6 遺憾の意を示す ←このレベルに相当する
Lv7 強い遺憾の意を示す
——(キレ気味のニッポンの壁)——
Lv8 真に遺憾である
——(キレちまったよ・・・)——
Lv9 甚だ遺憾である
——(大日本帝國)——
Lv10 朕茲ニ戦ヲ宣ス
くすっと笑って頂けると幸いではあるのだけど
「政治の豆知識」という章タイトルを振って紹介した。
このコピペはブラックジョークとして有名だが
あながち間違っていない。
▼報道の読み解き
前段のコピペを念頭に置いて読み進めて頂きたい。
まず、「記事を疑う目線」で読み解くにあたっては、「場所」「その場の目的」「発信者」「発信者の立場」などを抑えつつ読む必要がある。
・発言者
「川崎二郎」衆議院議員。
11期生の大ベテランであり、閣僚経験もある。
現在は、自民党三重県連において県連会長を務める。
・場所
記者団を前にして、である。
恐らくは記者会見かと思われる。
・場の目的
調査会からの答申として、「答え」として、公式にプレスリリースしたと認識できる書き方だ。
政治サイドが「国民に対して」発信するにあたり、
「伝えてくださいね」とプレスリリースする場と捉えていいだろう。
ここで「政治家が発信する」ではなく、「政治サイドが」とした点は、大きな意味がある。
発信者の立場が政治家一個人ではないためだ。
・発信者の立場
「自民党情報通信戦略調査会」の会長として記事では触れられている。
衆議院議員が個人的に意見を述べたわけではない。
この調査会は、自民党の党内の委員会かと思うが、
これは政党内部にある委員会が、政党を代弁する形で述べていると認識した。
▼委員会の委員長が、公式に述べることの意味。
これは非常に重たい。
政党の意思と言ってもいい。
それは委員会の意見を取りまとめた上で、委員会の意思として述べていると認識できるためだ。
(委員会の流れがないままに、委員長として公開の場で見解を示せば大問題になる。現在、なっていない。)
よって、これは個人的な発言ではないと判断できる。
※ この場合は調査会だが、便宜上、委員会とする。
▼派閥より選出された委員によって構成される委員会
各派閥を代表して委員を送っている場合がほとんどである。
市議会でも会派制(国会における派閥)をとっている地方議会においては
会派選出の委員が委員会に所属している。
委員会における意思決定とは、各派閥の擦り合わせが「ついた」という対外的な意味をもつ。
実際には反対の派閥もあったのかも知れない、推進したい派閥もあったのかもしれない。
その上で「決」を取り、全体の意思として「こうしましょう」とするのだ。
そして方針が決定してのち、
初めて委員長は、委員会の意思決定として対外的に述べることができるのである。
本件に際し、自民党内より「越権行為だ」「聞いていない!」という異論があがっていないということは、派閥の擦り合わせも済んだ、と見ていい。
各派閥より代表して委員が送られているのだ、派閥ごとの意見を述べ、議論を尽くして決定したのである。「みんなで決めたこと」を後でひっくり返すのは、政治のルールから見ても、基本的には不可能である。
それは派閥を代表して参加した委員にも失礼なことだし、
皆、必死で考え抜いて結論を出したのだ、後で(党内とは言え)委員会の外から異論を述べることは「議会人としての恥」である。
▼議会人における「恥」の概念
これは一般的に言われる恥とは少し意味あいが異なる。
政治家にHPのようなパラメーターがあるとして、その大きなウェイトを占めるパラメーターに「信頼」がある。
言った政策は曲げない、ブレない等。
助けたら、困ったとき援軍を送ってくれる、
恩を忘れない、等。
この継続性などにより少しずつ積み重ねていくポイントだ。
また、選挙に恐ろしく強い等の議席の安定性。
これも評価になるだろう。
さらに「一緒にいるとプラスになる」ような、ホワイトなイメージもだろうか。
政治力には様々な因子があります。
その中でも「信頼」は大きなウェイトを占めている。
このポイントは、例えば総裁選の得票に反映されたり、各種の役職決めにも大きな影響を与える。
はっきり言えば、政治家としてのHPのようなものだ。
「議会人としての恥」とは、このHPを大きく削ぐ。
(新人でもなければ)ちょっと尋常ではない被害があり、
よっぽどHPに余力のあるベテランでもなければ、内部ルールの逸脱は、「できない」のだ。
この感覚は、一般には伝わりにくいだろう。
▼委員会の意思決定の持つ意味
委員会における取りまとめ、決定事項というのは
そのまま「政党の意思」と言ってもいい。
理由は、いままで述べた通りである。
すでにパブリックに語ってしまったことは、撤回が難しい、
「なかったこと」にしたい人が自民党内にいたとしても
「ひっくり返すことはひどく難しい」ためだ。
つまり。
委員会で決定し、それを委員長が公式に述べるということは
それは「政党を代表して」述べているに等しい。
なぜなら自民党を構成する各種の派閥より選出された委員らにより決定したことであり、ある意味では「すべての派閥が了承した」(反対の立場であっても決で敗れ、全体の意思決定としては了承した)という意味だからだ。
委員会の決定とは、(上位の委員会等がある場合もあるが)
政党の意思決定と、ほぼ同義である。
委員会からの報告、プレスリリースとは
政党人として、政党を代表して述べている(政党自身が述べている)ことと同義である。
政権与党である自由民主党が、党としての意思を述べるということは
事実上、「国会を通った」と考えてもいい。
※特記 別稿にてまとめた個所
あまりに長文になってしまっため、別項に分けたコメントがあります。
この書き方ですと、党内組織の委員会で決まったことが(国会での審議に無関係に)通ってしまうかのような印象を受けるかと思います。
それは印象ではなく、実態としてはその通りと言わざるを得ません。
この部分「国会と委員会の軽重」について、さらに詳細にまとめたエントリがこちらになります。
(まとめたというか分割した記事です。)
興味のある方はご覧ください。
【政治家の目線】議員としての戦闘スキルとは。
▼会長の言葉を読み解く。
委員会(この場合は調査会)の話についてだが、議会人や行政に明るい方にとっては退屈だったかもしれない。一般には理解されにくいと考え、丁寧に説明したつもりだが、くどくど書いてしまった。申し訳ありません。
では、委員会として、長が何を述べたのか。
その点を触れてみたいと思います。
「(テレビ朝日の「報道ステーション」とNHKの「クローズアップ現代」では)放送法の(禁じる)真実ではない放送がされていたのではないか。(自民党の放送局聴取を野党が批判していることに対し)民主党も放送機関を(党会合に)呼んでいる。(籾井勝人NHK)会長に辞めろとまで(国会の)委員会で言っている。それは介入ではないのか。
われわれは放送法に照らしてやっている。真実を曲げた放送がされるならば、それは法律に基づいて対応させてもらう。独占的に電波を与えられて放送を流すテレビ局に対して、例えば停波の権限まであるのが放送法だ。
(報道ステーションの中で)名誉を傷つけられた菅義偉官房長官が放送倫理・番組向上機構(BPO)に訴えることになれば、それは正規の方法だ。BPOが「お手盛り」と言われるなら、少し変えなければいけないという思いはある。
テレビ局がお金を出し合っている機関ではチェックができないならば、独立した機関の方がいい。」
もう、あまり解説の必要はないと思います。
なぜ冒頭にあのコピペを張ったかも、いまは理解できると思います。
ここまで踏み込んだ発言を、委員会がパブリックに行うということは
それは、つまり、「やる」と理解していいと思います。
当然ながら党内組織ゆえ、審議状況は私たちには見えません。
そしてメディアからも見えません。
バックドアを持つものは、何か「空気」程度は把握できるのかも知れませんが。
・法に照らし合わせて。
放送法という準拠法を持ち出して、論拠を示して述べています。
これを委員会として述べることの意味は、凄まじく重たい。
恐らく説明不要なレベルで重たい。
・「停波」という単語
>独占的に電波を与えられて放送を流すテレビ局に対して、例えば停波の権限まであるのが放送法
法の意味を説いただけであるが、「そちらがやり合うなら、こちらも覚悟がある」と意思表示したこと。
この点も極めて重たい。
・BPOの組織について
>BPOが「お手盛り」と言われるなら、少し変えなければいけないという思い
こちらも踏み込んだ発言だ。
・正式な手順として流れ
>名誉を傷つけられた菅義偉官房長官が放送倫理・番組向上機構(BPO)に訴えることになれば、それは正規の方法だ。
これは自民党として(訴えることになれば)支持する、との意思表明のように聞こえる。
はっきり言えば、宣戦布告というか、これから戦闘が始まるんだな、と感じさせた。
▼本報道に触れて感じたこと。
いきなりライトな言葉になるが、本報道に触れて思ったのは
「あーあ」である。
「あーあ、やっちゃった」である。
思えば色々ある。
主たる原因であるが、菅官房長官をいじりすぎた。
他、小渕さん、中川侑子さん、下村大臣、枚挙に暇がない。
第一次安倍内閣はどうであったか、麻生政権はどうであったか。
中川昭一さんのときは、どうであったか。
確かに批判されて然るべき点は多々あった、
しかし同情すべき点もあった。
とりあえず、やりすぎた。
それは間違いない。
いきなりキレたわけではない。
何事も積み重ねだ。
そもそも民主党との扱いの差、あのひどさ。
管直人の外国人献金はどうなったんだ?
「官房長官」は、とても偉い役職です。
あまりやってれば、党がキレるのも当然だ。
ちょっとメディアはやり過ぎたのではないだろうか。
動き出した政治は、止めようがない。
ここまで強い声明が発信された以上、
何かはあると思う。
それが立法を含むのか、BPOに代わる新しい組織の構築まで行くのか。
ごめんなさいして、しばらく大人しくして、やり過ごせるのか。
とりあえず、「やり過ごせる」という線は無理筋のように思う。
▼メディア側の反応
以上の状況を踏まえ、解説も踏まえた上で、メディア側の反応を見て頂きたい。
今回は長文となったため、下記の記事の読み解き行わないが、恐らく必要はないだろう。
「放送法に照らしやる」 自民、NHK・テレ朝聴取
自民党の情報通信戦略調査会(会長・川崎二郎元厚生労働相)は十七日、報道番組でやらせが指摘されたNHKと、コメンテーターが官邸批判をしたテレビ朝日の関係者から、自民党本部(東京・永田町)で事情を聴いた。与党が特定の番組について話を聴くのは異例。「報道への圧力」との指摘もある中、テレ朝幹部は出席した理由を「誤解があったら困る」と説明。NHK幹部はほとんど語らず立ち去った。川崎会長は「われわれは放送法に基づいてやらせてもらう」と話した。
会合の冒頭で、川崎会長は「(NHK、テレ朝の)二つの案件とも真実が曲げられた放送がされた疑いがある」と表明。今回は事実関係を聴き、来週以降も議論を続ける考えを示した。その後、会合は非公開となり、テレ朝の福田俊男専務から約三十分、NHKの堂元光副会長から約十分、それぞれ話を聴いた。
テレ朝の福田専務は会合後、「経緯や事実関係を説明した。誤解が生じていたら困るということもあるので、いい機会だととらえて出席した。詳細については避けたい」と説明。圧力ととらえるかについて「誤解があったら困るので」などと繰り返した。NHKの堂元副会長は、「説明しただけ」と硬い表情で立ち去った。
会合後、川崎会長は聴取が圧力ではないかとの報道陣の質問に「放送法に照らしてやった。真実を曲げた放送があるなら、法律に基づいてやらせてもらう」と話した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015041702000251.html?ref=rank
この流れで失笑してしまった。
>テレ朝幹部は出席した理由を「誤解があったら困る」
>NHK幹部はほとんど語らず立ち去った。
>川崎会長は「われわれは放送法に基づいてやらせてもらう」
>テレ朝の福田専務は会合後、「経緯や事実関係を説明した。誤解が生じていたら困るということもあるので、いい機会だととらえて出席した。詳細については避けたい」
これは、意味がわかっているのだろう。
テレ朝専務は、
>(圧力ととらえるかについて)「誤解があったら困るので」などと繰り返した。
すでに誤解の域にはないと思う。
>NHKの堂元副会長は、「説明しただけ」と硬い表情で立ち去った。
特にNHKの場合、相当の税金を投じておりますから。。。
公共放送という、国営とも異なる謎の業態で、今までのらりくらりとやってきたが。。。
多額の税金を投じている以上、NHKは最も立場が弱い。
▼メディアの油断
なぜこうなったのか、だ。
長らく、ねじれ国会が継続したこともあり、ここ10年ほど「政治をなめていた」のではないだろうか。
政権与党が自民党に戻り、政治が力を取り戻した。
メディアは、ここ10年、さらに「やりたい放題」やってきた。
どんどんナメて、オレオレルールを進めてきた。
油断と慢心があったのではないか。
国内における内政すべては、法によって定義されている。
その業界におけるルール、税に至るまで全てだ。
政治は、すべてにとって、天敵とも言える。
メディアは、政治を舐めすぎた。
そこには怠惰と油断と、慢心があった。
「第四の権力」などと呼称され、いい気になっていたのではないだろうか。
政治は、滅多にキレない。しかし、キレたらとことんやる。
今後のメディアの動き次第だが、何かあるように思う。
ここまでの発言をした場合、「何かをせねば」恰好がつかぬためだ。
公式に言った場合、やらざるを得なくなるのも政治の姿。
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HPかぁ?、その例えけっこう的を射てますね!
[…] ← 【政治家の目線】真実を曲げた放送がされるならば、法律に基づいてやらせてもらう。停波の権限まであるのが放送法だ […]
なんとなく空気を読んでいるような局とそうでない局
の違いがあるように感じますね。
コメンテ?タ?陣をバッサリ切り捨てた局とか・・・。
あらゆる所に反日をねじ込んでくる協会とか・・・。
ただじゃ済まないでしょう。
我々はそこに期待していますけどね。
反撃の時来るです。
日本のマスコミは実に悪質だから、特に愛国心の強い政治家は低俗マスコミや低脳メディアの印象報道にどう対策をするかというのが政治家にとって重要な資質であると思います。この点で(思想や政策に共感するとかいう意味ではなく)メディアの屁理屈や恫喝、印象操作などに屈しないという意味で比較的安心して見ていられたのは石原慎太郎氏や橋下氏くらいでした。石原氏はときどき開き直る癖があったのでそれだけ問題だと思いました。
上記の川崎自民調査会長も「民主党だってNHKを呼んだのだから自民党だって呼んでいいだろう」という反論で一本取ったと思っているかもしれませんが、これだと「ほかもやっているから俺もやっていいだろうと責任をなすりつけるのは子どもみたいで無責任だ」と必ずやられます。そうやって言葉尻をとらえて、ずーーと難癖をつけてきたのが日本のマスコミです。平然と印象操作を行い批判されたら難癖をつけるという繰り返しです。
基本的スタンスとしては、「世界の先進国では放送倫理はこのように守られていて、このような罰則規定があり、日本の法律も基本的にそういった基準に従っている」と説明できればそれが一番効果的で合理的だと思います。
放送倫理にも政治的公平性とかいろいろな観点がありますが、昭和50?60年代の日本のテレビはテレビ番組でポルノが氾濫していました。その異常性があまりにひどくて日本在住の外国人からはあまりに日本文化は低俗で悪質だと日本の評判を著しく落としていましたが、どうしてあれほど無法な状態が放置されていたのか、いまだに疑問です。
もちろん背景には日本社会を退廃させて、だらしない社会にしてやろうというゴロツキ左翼の浸透がありましたが(パチンコをなんにも規制できない点では今も同じ問題をかかえているかもしれませんが・・)、当時の政治家がいかに変態左翼に対して無抵抗だったかという時代のひとつの象徴であると思います。
報道ステーションなど見慣れるとこっちの頭がおかしくなるから、一切見ずにネットであーこんな放送がされたんだとチェックする程度ですが、政治的偏向性については大変微妙な問題だと思われます。日刊ゲンダイ風ニュースをオブラートに包んで放送する程度のようなレベルの番組に政治家が大上段から振りかぶって目くじらをたてるのは大人げない、もっとスマートにできないものかという印象もあります。
もしこれが全盛期の石原知事であれば、「○○月○○日に放映された何とかの番組内容は、かくがくしかじかの重要な観点がもれているから報道として欠陥だらけで意味をなさない。あのコメンテーターはかくがくしかじか言ったが、科学的根拠のないデマだ。ここにきて俺と議論せよ」とでも真正面から議論を挑んだでしょう。
基本的に真正面からの議論から逃げなかったので石原氏の都民への好感度が上昇したのだと思います。
狂ったような一方的な反原発報道はなんだったのでしょうか。これこそ徹底的に検証する必要があります。たとえば同じ放射能分野では、かつて左翼はイラクなどの劣化ウラン弾の被害について狂ったように情報発信していましたが、現在の最新科学ではどのように評価されているでしょうか。実は左翼が挙げた統計的データはほとんどインチキであったと現在ではほぼ認定されているようです。そうやって、そのときどきのあやしげな学者を一方的に重用して悪用しプロパガンダを流す、そして後でデマだとわかってもしらばっくれる、そして次から次へと時代の混乱に乗じて新手の洗脳道具を思いつくのが左翼の習性です。
左翼はすぐにグローバル的思考と言いますが、原発問題に関しては多くの先進途上国が火力などの旧来の発電による健康被害や環境汚染に苦しんでいてここ50年か100年かは原発に依存するしかない状況で、そこで高度な原発技術をもっている日本が世界に安全な技術を提供するのは一種の世界への貢献ではないかという見解もあるはずですが、そういった意見は鬼のようににらみつけて罵倒してつぶす。
そして何回も何百回も何千回も「避難住民は苦しんでいます。悩んでいます。もだえ苦しんでいます」という映像、音声をくりかえし、くりかえし流して視聴者を思考停止状態にさせる。
だから日本人はほとんど見ないほうが賢明です。(たとえば私は先週はふと思い立ってシンガポールのリー・クアンユーを世界がどのように評価報道するかに個人的に興味をもって暇つぶしにニュースをあさっていましたが、見るのはほとんどネットの外国紙だけです)
すごく重要なテーマのときに、くだらない視点で恐縮ですが、報道ステーションで朝日系列の腹話術をやっている古館は、もとは立派な「保守」として大衆から見られていたアナウンサーだったのです。左翼的な偽善などをちゃかす観点と話術をもっていて、それが人気でもあったのです。
それが報道ステーションのというか、いやらしい朝日的な体質にみごとに塗り換わったことに驚きました。朝日新聞的な洗脳はいやらしく強力なのかもしれません。
朝日新聞とはいったい何であったのか。私はその象徴として、よく思い出す朝日新聞の宣伝文句があります。
「言葉は感情的で、残酷で、ときに無力だ。それでも私たちは信じている、言葉のチカラを。」(ジャーナリスト宣言。朝日新聞)
最初これを読んだときに滑稽だと思って笑いました。でももう一度読み直して、ぞっとするものがありました。つまり、この宣伝文句のなかの、「言葉は感情的で、残酷」というのは決して朝日新聞は自分たちの自戒として書いたのではないのです、朝日新聞こそが逆に「感情的で、残酷な言葉」を退治して懲らしめる「正義の側」にあると完全に思い込んでいるらしいことが感じとれるのです。
ある掲示板で、従軍慰安婦騒動の件で朝日新聞を厳しく非難する日本人たちを「狂信的な朝日たたきをする人々」と形容する投稿者がいたので、それはないだろと思い、私は以下の反論を書きました。
##################
昨今の慰安婦問題での朝日新聞バッシングを「狂信的な朝日たたき」と形容する人々がいるが、到底承服できない。朝日新聞が捏造報道と歪曲報道でどれほどの損害を日本にもたらしたか理解して擁護しているのか?また朝日新聞の工作で日韓関係が究極まで破壊された経緯を知らないのか?
あれほど日本が国際的に罵倒されていても平気な神経が信じられない。日本人としての平均的アイデンティティさえほとんど破壊されているのではないかと疑う。
慰安婦問題では大勢の人権派弁護士や活動家が国連に陳情して日本糾弾を要請したが、朝日新聞のあの異様な大報道が無ければ間違いなく、その後のクマラスワミ・レポートやその他日本を糾弾するレポートは発表されなかった。
朝日新聞はそれこそ報道犯罪者といってもよいほどの規模で捏造と歪曲を繰り返して日本の世論を洗脳した。そして吉田清治や挺身隊デマなど悪質な捏造に基づいた日本への誹謗中傷にさらされても日本人がほとんど反論できないように巧妙に印象操作を繰り返して日本人の無抵抗化をはかった。
朝日新聞の洗脳がとけた日本人であれば「日本軍の慰安婦制度が史上例を見ないほどおぞましいものであった」のではなく、「朝日新聞の慰安婦捏造報道こそが史上例を見ないほどおぞましいものであった」ことがわかるはずである。
##################
以上のように反論したのですが、その後いっさい反論がありませんでした。この「狂信的な朝日たたき」という言い草は朝日新聞記者そのもののが現在受けている印象でしょう。しかし逆に朝日の過去の報道が日本を著しく不当におとしめて日本人に耐えがたき屈辱感を与えたという加害者としての意識は朝日新聞にほとんど無いことがわかるのです。
こんな悪質きわまりない新聞社に、今まで日本人は「日本人は過去に戦争で他国に被害を与えたという加害者意識がない」などとやりたい放題の罵倒をされてきたのです。何年も何十年も・・。何度考えなおしても、なんと異常な事態であったのか!としか思えません。
もうそろそろ病的な書き込みレベルになってきたので自重しますが、石原元知事の例を挙げたので、どうしても挙げたい象徴的な例を。
石原氏がある養護施設を訪問しました。回復の見込みはない養護施設の子どもたちの世話をして絶望はしないのかと石原氏は施設の職員たちに聞いた。そのときの職員の返答に感動して石原氏はある意味文学的な表現をもちいてその悟りともいえる体験を話した。
そのときの朝日新聞の記事は「石原氏の発言より。「あの子たちに人格はあるの?」
石原氏ところに抗議が多数殺到したという。
つまりこういうことです。朝日新聞は養護施設の子どもの人格を守るつもりで、逆に養護施設の子どもたちの人格をいやらしい手練手管でおとしめているのです。
アジアとの共存やら、歴史認識の反省やら、朝日新聞のとなえるお題目は大部分がそうです。反日左翼の口ぐるまにのっかって、日中や日韓の友好を提唱しながら、日中や日韓が激烈に対立するようにそそのかす。歴史の反省をとなえながら、日本国民が静かに歴史をふりかえる環境を破壊して、反日左翼の攻撃的プロパガンダで日本人をいらだたせる。
平和、平和といいながら中国人などを数々のキャンペンで煽り立てて、中国人の日本への戦闘意識をひたすら高める、敵意を煽る。
いい加減、頭がおかしいことに自分で気づけよというレベルで、実におそろしいです。
静かに余生を送っていた数多くの元慰安婦の日本人や韓国人なども、さぞ朝日新聞の狂信的な性奴隷報道で不愉快な思いをしたに違いないとも思います。
微妙ですが、これはある意味で人間の尊厳を守ろうとして、人間の尊厳をいやらしく貶めているようにも思えます。
「あの子たちに人格はあるの?」
こう見出しを平気でかかげて「俺たちは歪曲はしていない。有意義なデフォルメをしているのだ」と開きなおる新聞社に、報道倫理などは絶対に通用するはずもなく、政治家や有志にできるのは、ただ多くの国民にひたすら警笛をならして、キチガイは商業的に葬るのが一番きれいではあるのだろうなと思えてなりません。
無意識で書いてしまいましたが、
インターネット界隈で「自重します」は本来の意味と逆の意味になります。
自重しますww
政治家はワザワザ指摘しませんが、情報をTV以外からも得ている層の国民(国を憂いてる保守)は”放送局に日本人以外が何故入り込み、なぜこのような偏向報道がまかり通るのか疑問と不満を持ちこれで良いのか”とイライラしていたと思います。放送や報道は色が付いてはならない。事実のみを正確に伝えれば各自考えますが主観が入るならバラエティと表して放送すべきでしょう。報道◯◯やニュース◯◯では誤解が生じます。やっとこの問題に与党が踏み込んでくれた事に感慨深いものがあります。放送法が有り逸脱してたとなれば1週間でもいいから停波をして欲しい!注意だけでは…多分喉元過ぎればになるでしょう。これも日本を取り戻すことのひとつだと思います(^^)
> これだと「ほかもやっているから俺もやっていいだろうと責任をなすりつけるのは子どもみたいで無責任だ」と必ずやられます。
それをさせないために放送法の話を持ち出しているんだと思いますよ。
放送法を持ちだすのを批判する意図はありませんでした。
正しく運用するのは当然だと思います。
ちょっとしたことなので、お伝えするか迷いましたが、
小坪氏の意図として本記事は「Lv10 朕茲ニ戦ヲ宣ス」の案件であるとは思いますが(ツィートから)、引用の中に「Lv6 遺憾の意を示す ←このレベルに相当する」が入っているため、記事のみ見た場合は読者が誤解しそうと感じました。(内容を見れば分かると思いますが。)
豆知識の最後に本案件は「Lv10 朕茲ニ戦ヲ宣ス」のレベルに相当するものだと思う。
などとあればよりよいと思います。
—————————————————————————————————–
(小坪氏のツィート)
小坪慎也 ?@kotsubo48 9時間9時間前
【政治家の目線】真実を曲げた放送がされるならば、法律に基づいてやらせてもらう。停波の権限まであるのが放送法だ http://samurai20.jp/2015/04/masugomi-3/ …
これは、コピペでいうところの「Lv10 朕茲ニ戦ヲ宣ス」にあたると思う。
記事を読み解くことで、その意味を解説。
拡散!
(本記事の▼政治の豆知識より引用)
?? (仏のニッポン) ??
Lv1 推移を見守りたい
Lv2 対応を見守りたい
Lv3 反応を見守りたい
?? (意思表示するニッポンの壁) ??
Lv4 懸念を表明する
Lv5 強い懸念を表明する
?? (怒りを示すニッポンの壁)??
Lv6 遺憾の意を示す ←このレベルに相当する
Lv7 強い遺憾の意を示す
??(キレ気味のニッポンの壁)??
Lv8 真に遺憾である
??(キレちまったよ・・・)??
Lv9 甚だ遺憾である
??(大日本帝國)??
Lv10 朕茲ニ戦ヲ宣ス
とうとう・・・と言うか、ようやく・・・
以前なら、テレビに逆らえば瞬殺されていたんですけどね。
時代が確実に変わりますね。
川崎会長発言に対するコメントに疑問
川崎二郎会長が民主党による事情聴取の話を持ち出したのは、他党もやっているから自民党もやっていいといった、自分たちのやった不当行為を正当化する言い訳のような発言趣旨ではなかったと思います。そもそも今回の自民党による事情聴取は放送法に基づいたものであり、政治による不当介入であるかのように断定的に批難されるようなことではないからです。
川崎会長の発言趣旨は、「自民党のやる放送法に基づいた事情聴取は批判的に報道するが、民主党のやったテレ朝の事情聴取は批判せず、籾井会長に対し内心の自由にまで干渉する不当でしつこい本物の政治介入は報道すらしない」という、「放送法に基づいた事情聴取に関する報道すら、放送法の定める中立公平や不偏不党を踏み外している」、という分かり易い、そしてある意味皮肉の効いた具体例を出したに過ぎないのだと思います。
4月15日、普段まったく観ないテレビですが、アシアナ航空の件どうなったのかな?と思い夕方7時に「公共放送」のニュースをつけたところ、冒頭から思いっきりAIIBキャンペーン報道しているではありませんか。それも、もう終わるだろうと我慢して観ていても、一向に終わる気配はありません。しかも、日本はとっくの昔に参加を見送るという声明を出しているにも関わらず、またもやドイツのメルケルが日本に参加を促した云々垂れ流していました。いよいよ頭に来たので、早速官邸宛に、「公共放送」が誘導キャンペーンやってますが、国民としては大反対であり、従って政府の方針に大賛成なので、今後も絶対参加しない方向でお願いします、と意見を送りました。その翌日、菅官房長官がドイツから参加呼びかけの事実はない、と明確に否定されていました。このように、性懲りもなく捏造癖が治らない自称「公共放送」は、一体どこの国の「公共放送」なのでしょうか。あまりにもあからさま過ぎて、ねずみの国からワイロでももらっているのはないかと疑っています。
(全然違うネタですみませんが)。以前から村上春樹はキザっぽくてきもい、と思ってたのですが、最近、日本は無限に謝罪しろと言っているらしく、その無知さ加減に呆れ果てました。これらの人々の困ったところは、もしそう言うのなら自分が率先してかの国へ赴き、土下座して謝りお手本を示すべきなのに、絶対そうしないということです。こういう偽善のいやらしさに本人が無自覚なところが、さらにきもちわるいです。
[…] 部会を通ってのち(この場合は調査会)でないと、このような言い方は難しい。 詳細は前エントリにてまとめているが、「政治は動く」と宣言したに等しい。 BPOを見直す可能性を、 […]
この報道がでたとき素人の自分でも、最低でも指摘された2点についてBPOと2メディアとが断固たる対応を取らなければ、BPO改革に踏み込むだろうなと思いました。
しかしまあメディア側のノーテンキさには呆れるばかり
たかじんのそこまで言って委員会NP 2015年5月3日「テレビは死んだのか?徹底検証スペシャル」
ttps://www.youtube.com/watch?v=NAe7BbjTROA
この中で番組を作るためなら捏造やらせをするのは仕方ないんだと熱弁するNHKの人間が見られます
国民の知る権利とメディアの権利とがぶつかっている状況で、これを調整するのはまさに政治の役割です。大いにやってもらいたいと思います。
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