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今期最後の一般質問。
4年間の振り返りとして、総括的な内容になる。4年前もそうだった。
いままでの答弁を再度求める形になるけれど、一部においては踏み込んだ内容も。
提言的な、やや抽象めいた観念論は廃し、現実的かつ具体的な答弁を求めていく。
市行政側をどこまで攻めるかは悩みどころだけれども、言うべきは言わせて頂きたいと思っている。
「言うべきことを」というよりは、どの程度までテクニカルに動くかというほうが今の私にはあってる表現かもしれない。
かつて一期生や二期生のころのように「こう思うんだ!」という熱き激情ではなく、冷静かつドライに俯瞰して論じるか。そういう技術的な部分の研鑽に力を注いだ4年間だったのだと思う。
全力を出し切れるかは、ちょっと自信がない。
本気で「質問技術に全振り」した場合は、自意識過剰な言い方にはなるけれども、答弁不可避の状態に陥らせることも今の私には不可能ではないのだろうし、正直やろうと思えばやれるんだと思う。
とはいえ(かつての市長において)与党議員であった過去を鑑みれば、どこかで甘さみたいなものも持っているんだと思う。二元代表制ゆえ、立法権に属する地方議員と、行政権に属する市職員は対峙する関係にはある。あるはずなのだが、正直どこまで本気を出していいのか迷ってしまう私もいる。手心を加えたいわけではないのだけれども。
明鏡止水、
その境地には至れないけれども、厳しく指弾する質問ばかりが質問ではない。
意識して逃げ道を作ってあげるほどの優しさはないけれども、一定の条件を満たせば緩めるべきところは緩めたい。
かつて議場は、とても広く感じた。
緊張もした、大量の部長たち(国でいうところの閣僚に相当)を前に、孤軍奮闘するドン・キホーテだった。
あんなに広く感じたのだけれども、だけれども今は。
指弾するばかりではない、丹念な、かつフラットな質問原稿を書き上げてみせたい。
あらゆる雑念を振り払い、ただただ予算書に向き合ってみたい。
真剣に”質問のみ”に特化した時間、思えば言うほどとれなかったような気がする。
せめて今だけは、全ての力を注いでみたい・・・と思いつつ、本当に全力で行っていいのか躊躇いを覚えるようになってしまった。
味気ない、面白みもない質問になるのだろうと思う。
ただただドライに問うていけば、感情を排し続けた原稿は、やがては無機質になっていく。
それはそれで一興。
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