これをもって「朗報」というのは不謹慎やも知れぬ。
しかし、「力のない私たち」が動くにあたり、場の風とは非常に重要だ。
なんと、安倍首相自身が「愕然(がくぜん)とした。主張、訂正すべき点を国際社会に向かってしてこなかった結果だ」と述べ、誤解を解くための国際発信に努める考えを示した。
(後半は産経の記事より。のち紹介。)
新型国際発信チャンネルを創設するにあたっては、今こそ好機。
しかし、それが「何によってもたらされたか」は、非常に悔しい話でもある。
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記事を紹介するにあたって、私見を述べさせて頂く。
総論に近い。
「場に吹く風」と重視するのは、以下が理由だ。
<私たちは、弱い>
保守のマンパワー、人員・資金、そして票。
言い換えれば、かけることができる負荷。
(これは人的負荷、経済的負荷を含む。)
はっきり言って、真正面から行っても話にならないほど
戦力に開きがある。
私たちは弱い。
それを正しく認識することは、「物事を為す」上で非常に重要だ。
成功の秘訣と言ってもいいし、生き残る秘訣と言ってもいい。
生存戦略でもあり、成功の戦略でもある。
(とは言え、矜持や信義ゆえ、敢えて足を踏み出す勇気も大切なことだが。)
<ネット保守層へ。>
どうも保守は楽観的すぎて、この現実を直視できていない。
「ネット保守層」と書いたが、これはネットだけではない。
保守層は、少し悪い意味でも楽観的すぎる。
悲しい現実だが、直視すべきだ。
私たちは、弱い。
相手にもされていないし、
相手にする必要がないほどの規模である。
残念ながら、味方からも敵からも
黙殺可能なレベルである。
具体的には。
法案の提出能力があるか、予算獲得能力があるか。
これがなければ結果的には、現実を変えることはできない。
力は、「ほぼゼロ」だ。
しかしゼロではない。
プランを非常に綿密に練り上げると共に、
時期を一にして、足並みを揃え、
場に吹く風を活かして戦うよりない。
<構造解析?風を読む。>
ゆえに。
全体の情勢を正しく見据えることは、非常に重要だ。
ここが肝と言ってもいい。
静かに見据え、たった数発しかない弾(負荷)を
狙いすまして撃つ必要がある。
はずしたらアウト。
次の弾は、ないからだ。
<弾は数発。>
私にも割ける負荷は限界があるし、テーマも絞って動いている。
なんでもかんでもできるわけではないし
「たった一つ」にどれほどの負荷が必要か。
特に経済面で言えば、一市議の報酬では、もうどうにもならない。
「議員」と聞けば「金持ち」と思われがちだが、
市議とは言え、片田舎のことだから、
恐らく皆様が想像するよりもまったくない。
(町議・村議はさらにない。)
↓昨年10月に書いた、私たちの実情↓
<若手議員のひそひそ話>僕たちのお財布の中身。
<潜水艦と酸素魚雷>
リスクを背負って、撃てるのは一発。
これは潜水艦が、ひたすら待ち続けて必殺の酸素魚雷を放つのに似ている。
場に吹く風を見る目、つまり電探(レーダー)だ。
構造解析、情報収集と分析、ここが一番重要だ。
そして、何を撃ち、どう動くかは。
私はネットの世論を一切無視する。
意見は承る、声も聴かせて頂きたい。
しかし命令は受けない、決めるのは私だ。
どうせ死ぬなら自分で決めて死ぬほうがいい。
人から言われて死ぬのは嫌だ。
自分で見て、自分で判断して、そして突っ込む。
<場に吹く風>
いまこそ、好機。
なぜなら「首相の意向」が示されたからだ。
記事を、お読み頂きたい。
非常に、非常に、重要な記事だ。
(2015.1.29 10:41)
安倍晋三首相は29日午前の衆院予算委員会で、米国の公立高校で事実を歪曲(わいきょく)した歴史教科書が使われている実態について「愕然(がくぜん)とした。主張、訂正すべき点を国際社会に向かってしてこなかった結果だ」と述べ、誤解を解くための国際発信に努める考えを示した。
自民党の稲田朋美政調会長が南京事件の犠牲者について、「40万人虐殺」などと事実とは異なる記述をしている米国の教科書を取り上げ、見解をただした。首相は「国際社会ではつつましくしていることで評価されることはない。主張すべき点はしっかりと主張していくべきだ」と指摘。その上で「国益に資するよう、戦略的、効果的な発信に努めていきたい」と語った。
農協改革に関しては「全国農業協同組合中央会(JA全中)は地域の農協、農家のサポート役に徹してほしい」と強調。JA側の自己改革案については「自立的な新制度に移行するとしているが、法的な裏付けがないとできないような事業を行う組織は、自立的とはいえない」と述べ、不十分との認識を示した。
今国会で焦点となる安全保障法制には「70年前と現在とは世界は大きく変わったのに、頭の中は70年前のままでは、日本人の命や暮らしを守ることはできない」と法制化に意欲を示した。
http://www.sankei.com/politics/news/150129/plt1501290014-n1.html
<場に吹く風が見えますか?>
首相の意向が示される、この重みがわかるだろうか。
これは議会人でなければ、なかなか伝わらぬだろう。
少し仕組みを述べる。
(短くまとめるため、やや乱暴にはなる。)
審議こそ、国会で皆で行う。
ゆえに皆で話し合う、野党も含めて話し合う。
事実には違いない。
しかし実態を正しく表しているわけでもない。
<物事の意思決定。>
野党も交えて、多数決で決める。
それをもって合意形成となし、国会での決定となる。
この決定とは、法案であり、それを裏付ける予算である。
国が動く、ということだ。
ここで注目して頂きたいが、野党が何を言おうとも
与党が衆参共に安定して過半数を維持している場合、
実態としては、「審議などない」のだ。
これは忘れがちな観点だろう。
うん、ないんだ。
よって、自民「党内」で、「賛成する・反対する」という調整を済ませ
内部での議論が済んだ時点で、ほとんどの物は「実現した」と言っても過言ではない。
国会よりも、実は党内の部会のほうが重要なのだ。
なぜなら国会に上程された時点で、
「安定過半数の政党」が「賛成にまわる」と決めていた場合、
野党が何をしても基本的に無駄だからだ。
(24:24頃から27:00頃)
<審議対象の選定>
何を審議するかは(議員提案という形はあるが)
実態としては執行権者が提案していくことがほとんどだ。
この場合は、内閣を指す。
大臣、副大臣、政務官で構成される。
これは単なる国会議員とは異なる立場で、直接の決定権を持っていると言っていい。
そして、そのトップは、
つまり内閣のトップは
当然ながら内閣総理大臣である。
今回、総理大臣の意向が示されている。
これが場に吹く風だ。
<総理総裁の意味>
総理総裁は、二つの言葉を足している。
民主党時代は、「総理総裁」とは言わなかったでしょう?
ここには意味がある。
総理とは、内閣総理大臣のこと。
前述のように、内閣のトップの意向が示された。
もう一つ、総裁とは何か。
それは自由民主党、「総裁」という意味だ。
自民党は、党首のことを「総裁」と呼ぶ。
(民主党は、党首を代表と呼ぶ。)
※非常に小さな豆知識
総裁という名称は、前身の立憲政友会・日本自由党から引き継いだものです。
よって、総理総裁は、二つの立場を持つ。
一つは、総理として内閣のトップ。
もう一つは、自民党の党首としての立場だ。
この二つは混同されがちだが、実は違いがあり
今日のエントリだと、分けて考えたほうがわかりやすい。
<内閣の意向であり、最大与党の党首の意向>
言いたいことはわかったと思う。
議論のテーマを提示していく内閣のトップの意向が示された。
そして、審議において絶対的な発言力を有し
実質の決定機関として存在する「自由民主党」の総裁(党首)の意向が示されたのだ。
これが場に吹く風だ。
<記事に対して、愕然。>
40万という「新しい数字」が出ている。
なんだ、これは苦笑
首相も愕然とあるが、私も愕然である。
皆様も愕然だろう。。。
しかも、
それはアメリカの教科書で、である。
よくわからぬ小さな会社ではない、非常に大きな規模の、権威ある教科書だ。
中韓発祥ではなく、アメリカで、である。
この点を重視したい。
私が愕然としたのは、まさにこの点だ。
中韓だからいいというわけではない。
南京事件を用いた、国際的な「囲い込み」という謀略に
アメリカ国内が、浸食された、ということだからだ。
この事実は、非常に重たい。
我が国の海外発信が弱かったからだ。
そして情報戦略が、ないからだ。
「ない」はひどい表現だが、実質「ない」ではないか。
改善が必要だ、私はそう思う。
そして、首相がそのように意欲を示している。
状況は非常に残念だが、いま場に吹く風を掴むよりない。
<ところでこの話、なんとなく知っていません?>
上記の記事においては、教科書の会社名は書かれていない。
大手だとも書いていない。
しかし、読者の一部は「うん、大手の、、、
マ、マ、マ、、、なんだっけ、喉まで出かけてるんだけど」
と感じていませんか?
(マグローヒルと言います。とても権威のある教科書です。)
その会社名は、どこで聞いたのでしょうか?
大手だとは、どこで聞きましたか?
頭出しのような形で、時間指定でリンクを入れてみました。
双方、一分ずつでいいので聞いてください。
・アメリカの教科書について
「外務省にどう指示し、どう報告を受けたか。」
「そして委員会の委員長は、何を問題視しているか。」
「情報戦略の重要性」
・側面支援が行いたい!
「側面支援として有効か?」という問いに対して、委員長からの答え。
そして皆様に何をお願いしていくか、
ここに答えがあります。
場に風が吹いています。
いまこそ好機。
この状況を打破する、一縷の望みだと思います。
可能な限りの戦力を、私はここに回そうと思う。
本件に注目を集め、しっかりと抗議し
そして「現実にする」のだ。
共に戦おう。
戦うと言っても難しいことではありません。
シェア・RTだけでいいです、あとはどうにかします。
私にできることは数少ないのだけど、できる人たちにアプローチできる。
(特記)
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風が吹いてきてますね。皆さんと小さな団扇で、あおぎますよ?!
自民党としての米国議会への働きかけを検討されたり、そして日本政府の方針を発信するジャパンハウスを設立されたり。国際発信についてだけでも、恐らく様々な事を検討し実行されようとしているような気がします。本当にアンカーで総理が「今年は同時に色々な事をやります。」と仰られた通りの年になりそうで、とても嬉しいことです。
原田義昭先生の記事が掲載されました。1月27日ZAKZAK(夕刊フジ)
中韓「反日宣伝」に対抗NHKに代わる「新型国際放送」創設構想
ちょうどその予算委員会リアルタイムで見てました。「お!これは!!」と私も追い風を感じました。稲田さん、かっくいかった!
明日、朝日の委任状を出します。
よい風が吹きますように。。いえ、吹かせましょう。
小坪市議、士気の緩慢、戦線の延びきり、これは避けねばなりません。
市議の統率、見せていただきます。
風
小坪先生が海中から魚雷発射を指令した時は、我々は海上、空、陸からの援護射撃で、敵艦の弾薬庫を誘爆させて撃沈させる様、奮闘すべき時ですね。
最終的には敵艦を直接沈めて、閉塞作戦といきたい所です。
敵は国内事情と思想、民度あらゆる要因から、外に出る或いは外を動かす事が絶対条件でした。
だから、今までも欧米と言う外なるものを最大限利用する方法をとって来ました。
逆に言えば、直接的間接的問わず閉塞隔離されれば、敵にとっては大きな痛手となる事でしょう。
『政府広報テレビ』は、砲弾であり同時に煙幕でもあります。
例えるならば、砲台であり大口径砲です。
政府広報テレビ砲は、是非とも手に入れたい兵器です。
政府広報テレビ砲を手にする事が出来れば、その運用で敵の進軍を阻止する事が可能です。
敵を煙幕で自らの現在地を認知出来なくし、砲撃で敵が仕掛けた機雷原に陽動し自爆させる事が出来ればシメたものです。
尤も此等の作戦は困難も多く、風の読みは欠かせません。
更に敵艦隊の推測される航路を全てで、待ち伏せ迎撃するだけの船団を保守層は持ち合わせていません。
可能な限りの情報収集能力と情報解析能力を用いて、敵艦隊の航路を読み或いは誘導し一番効果的な海域で撃沈せしめる必要があります。
政府広報テレビ砲を手に入れた後の具体的な運用法を考える事、そして其れを官僚が納得出来る形でプレゼン出来るかが、今我々の出来るアクションなのかも知れません。
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