国防上の関連があることは、当ブログの読者に対して説く必要はないだろう。総統選の結果は、”台湾有事”、または”台湾海峡有事”の可能性が、あがる・さがるにせよ、影響は大きい。シーレーンや国防で論じるのは、我が国においては保守層がメインだが、なぜか日本の保守派は、日ごろは台湾!台湾!と言いつつも盛り上がりに欠ける。不思議でならない。我が国が震災対応中ということを割り引いても、”13日が選挙ということすら知らない”人も多いのはなぜなのだろう。
さらに、日華議員懇談会の、古屋圭司会長は13日に訪台する。報道によれば”新政権の幹部と会談”という触れ方だけれども、先日の台湾デマ(中国への忖度のため救助隊を断った)とも無関係ではないように思う。ようは、”日本は台湾よりも中国を優先しているというデマ”が流布された格好なのだけれど、「いえいえ日本は台湾を重視していますよ」という姿勢を内外に示す効果もある。
他国の選挙に対し、我が国の政治家が一定以上の動きをとれば、それは内政干渉との批判も受けよう。また新政権がどちらになるかも分からない。ゆえに”新政権と会う”という格好は、日本の国会議員として取りうるベストな選択肢だと感じる。良い一手だと、もっと評価されていいと思う。誉めろ!とは言わないが、少なくとも様々な論評があっていい動きではないか。特に対中政策に関しての意味は大きい。
経済的な話で論じるなら、日本国内全体が影響を受ける。無論、国防も含めてなのだけれでも。なぜか保守系ではなく、NHKはじめ一般のメディアが詳細に報じている。どのように報じられているのか。簡単にまとめてみたい。
豆知識で言えば、”期日前投票がない”ので国民大移動みたいなことになる。有権者の注目は非常に高く、香港問題があった2020年の投票率は約75%。ある意味での(移動だけでも)大混乱だろう。投票は午前8時に開始、午後4時に締切り。(日本との時差は1時間。)また立法委員(国会議員)の選挙も同様。飛び交うと思われる、総統選の予備知識を共に学んでみたい。
※ 記事の執筆のタイムスタンプは11日の趙深夜のため、記事を読む方は12日であろうとの想定でタイトルは「明日選挙」としています。
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台湾、総統選情勢、報道紹介
読み込んでいる人も多いだろうから、さらっとリード程度とし詳細はリンク先をご覧ください。
ただ、これらの”前提情報”すら脳内にインプットされていない方もいるだろうし、「え?明後日なの?」という人は大慌てで読み込んで頂きたい。
とりあえず読売を。各社併記したいところだが割愛します。
台湾総統選は1月13日、投開票される。与党・民進党の 頼清徳ライチンドォー 副総統(64)と野党・国民党の 侯友宜ホウヨウイー 新北市長(66)、台湾民衆党の 柯文哲クォーウェンジョオー 前台北市長(64)が争っている。東アジア情勢に影響を与える総統選の見どころを紹介する。
[Q]歴史は…「対中国」巡り政権交代
総統は台湾の元首にあたる最高指導者で、軍を統率する。任期は4年で2期までと定められている。直接選挙による総統選は今回が8回目で、民主主義が成熟、定着したと評価される。選挙戦では、中国にどう向き合うかが焦点となってきた。台湾現代史が中国とは切り離せないからだ。
中国で共産党との内戦に敗れ、1949年に台湾に逃れた国民党は一党支配体制を敷いた。「台湾民主化の父」と呼ばれる李登輝氏が88年に総統に就き政治改革を進め、96年に初めて総統を選ぶ直接選挙が行われた。自らの代表を選ぶという有権者の意識は強く、これまで7回の総統選の平均投票率は75%を超える。
近年は、中国に批判的な民進党と、融和的な姿勢を示す国民党が、8年ごとに政権交代を繰り返してきた。96年以降、同じ政党が3期連続して与党の座にあったことはない。今回、民進党が勝利すれば、初めて計12年間、政権を握ることになり、台湾海峡を挟み中国が圧力をさらに強める可能性が高い。一党支配を経験した台湾では、一つの政党が権力を握り続けることへの抵抗感が根強く、有権者のバランス感覚がどう働くかが注目される。
リンク先にて各候補の政策などが詳細に記述されています。
で、ここの記事のままだ。いま親中派!として批判も浴びる国民党だが、実は”中華人民共和国”と戦いまくっていた政党でもあり、定義としては保守になる。しかし台湾に住む方から見れば、中国大陸から浸出してきた侵略者という見方もできるだろう。
ゆえに元から台湾に住んでいた方、つまり大東戦争時代において日本がお世話になった方々、日本統治時代における台湾人を虐げた存在が国民党という表現もできよう。が、同じく中国共産党と戦ったのも国民党ということも事実として抑えておきたい。
そのうえで、かつて内戦まで繰り広げたはずの、中国共産党と、特定の国民党政権は融和ムードになってみたり等など。結果として民進党が、台湾の独立を維持する勢力と目されているのが現状だ。かと言って国民党のルーツが、もともとは反共であり、人民解放軍と戦ったことも忘れてはならない。(大日本帝国が戦った相手も国民党軍なのだけれど。)そのうえで、李登輝総統も国民党だった。
ここまで書くと”どっちがどっちやねん!”と思うかもしれませんが、ぶっちゃけどっちがどっち!というのが、先ほどの読売のリード文でだいたい分かってもらえると思う。言えば色々とありますが、次に行きますね。
米国をも巻き込む、中国との対決
場外乱闘を言えばそれまでだが、かなり凄まじい。今度はNHKより。硬軟あわせた、中国側の揺さぶりもある。興味深いのでNHKのみで記事を見てみよう。もはや乱降下しているのが分かる、プレッシャーかけたり懐柔を試みたりと。
13日の台湾総統選挙を前に、中国共産党の高官がアメリカを訪問し、バイデン政権の高官と会談しました。一方、台湾当局の駐米代表はアメリカ議会下院の議長と会談し、選挙を前に中国と台湾がそれぞれアメリカで激しい駆け引きを行っています。
13日に投票が行われる台湾総統選挙を前に中国共産党で対外交流を担当する中央対外連絡部トップの劉建超部長は、アメリカを訪問していて、各界の関係者との交流では、米中両国の関係の重要性を強調しました。
また、劉部長は、10日、ワシントンでホワイトハウスで安全保障を担当するジョン・ファイナー大統領副補佐官と会談しました。
中国側の発表によりますと、この中で劉部長は、台湾について中国の立場を説明したということで、「台湾は自国の一部だ」とする中国の立場を強調し、アメリカが台湾に関与しないようけん制したものとみられます。
(後略)
飴と鞭とは言わないが、中国も容赦はしない感じ。
中国外務省は、台湾への武器売却などをめぐりアメリカの軍事企業5社に対して制裁を科すと発表し、台湾総統選挙の投票日まで1週間を切る中、台湾への関与を強めるアメリカを改めてけん制したものとみられます。
中国外務省は7日、報道官の談話を発表し、台湾への武器売却などをめぐり軍事物資などを製造する「BAEシステムズ・ランド・アンド・アーマメンツ」などアメリカの企業5社に対して制裁を科すと明らかにしました。
後略
家賃は3分の1。
起業に必要な資金融資の利子を実質免除。
たくさんの人を誘致すれば、日本円で4000万円の報奨金…
相次いで打ち出される破格のオファー。中国政府が、台湾の人たちを大陸に呼び込むために提示しているものです。
台湾側は「経済的な利益を隠れ簑みのに、共産党の指導を受け入れさせようと企てている」と警戒しています。
後略
これが、いわゆる懐柔策というもの。
定住支援なんてものもある。
根強い共産党への警戒感か?有権者対応に追われる陣営
が、単に「金になるなら」と、主権を放棄するような方ばかりでもない。
蔡英文総統を輩出した民進党と戦う国民党。前述のように、国民党軍は人民解放軍と戦い、まさに中国伊共産党と戦ってきた歴史を持ちながらも、特に馬総統は中国びいきが見受けられた。で、なんと総統選の最中に「めっちゃ中国♪」みたいな発言を行い、慌てた国民党が馬氏を隠すという事態にも。
【台北=龍元秀明】13日の台湾総統選を巡り、最大野党・国民党が選挙前日の大規模集会に馬英九・前総統を招待しないことがわかった。馬氏は直近のインタビューで極端に親中的な発言をしていた。支持者の離反を避けるため、火消しに動いた可能性がある。
後略
つまり国民党側も、あまり中国に寄り過ぎるとなると支持を失うことを理解しているのだと思うし、そもそも台湾の有権者はそのように振る舞っていると言えるのだろう。
じゃ、何が重要かとなると、先ほどの「台湾とアメリカ」であったり「台湾と日本」あたりも評価対象になる。影響を及ぼす、と。”日本と台湾は実は言うほど親密ではない”とデマを流されれば、それが直撃したというのはこういう背景。もちろん米国が台湾を見捨てたように映れば、有権者は失望するだろう。
そりゃそうだ、台湾は主権を守るべく投票行動に臨む方も多いのだ。香港の事例も記憶に刻まれているだろう。ゆえに米国も気を使っているように思うし、前述のように中国も(経済という)飴玉をちらつかせたりもする。
とはいえ、実は『中国の全否定』までもは、いずれの陣営も行っていないと感じている。一定の距離感は保ちつつも、もはや経済で完全に離別することも難しいだろうし、対・中国を煽り過ぎれば(日本のネット保守だけは喜ぶだろうが)現実的に戦争を感じる台湾の方は、選びたい政治の未来にもならんのだろうとは思う。
よって、中国に寄り過ぎず、かと言って戦争を誘発するほどにまでも刺激はしない程度。そういう読みに、各社分析および本件報道(馬氏を隠す)を読みたい。
意外にも、日本の一手は強烈
冒頭で触れた件、これはもっと大きく取り上げてもいいのではないか。
日本の置かれた政治情勢を考えれば、かなり綺麗な手。
日経
超党派の議員連盟「日華議員懇談会」の古屋圭司会長は13日から台湾を訪れる。13日の総統選にあわせ台湾側の政府関係者との面会を調整する。総統選の結果判明後は新政権の幹部と会談し、日台交流の進展について意見交換する見込みだ。
時事
超党派の日華議員懇談会会長を務める自民党の古屋圭司元国家公安委員長は、13日投開票の台湾総統選に合わせて同日から訪台する。蔡英文総統や次期総統との会談を調整している。関係者が11日、明らかにした。
一連の会談を通じて能登半島地震を受けた台湾からの支援に謝意を示すとともに、新政権との連携を確認したい考え。
日華議員懇談会とは、事実上の台湾議連。
いま防衛大臣を拝命している木原みのる先生がながらく事務局長を務めた。入閣中ということも踏まえ、会長が動く。
実は古屋会長は、ウイグル国会議員連盟の会長も。のち新設された対中・国会議員連盟のトップでもある。
ここで簡単に「〇〇候補の応援に行けばいいじゃないか」と思うかもしれないが、不可能だ。
明確に内政干渉になる。そこまでの一手は、日本は打ちにくい。
しかし、総統選の日に”新政権の幹部に会いに”なら、ギリギリ行ける。
岸田政権の意向もあるだろう、残念ながら国交が締結されていないため外務大臣を持っていくことも難しい。
だから日華議員懇があるとも言えるし、ゆえに超党派議連としている経緯も感じる。
前述の、さも、日本が台湾よりも中国を優先しているかのような(日本のネット保守の)デマは、台湾の外交部に否定されたわけだけれども、今度は「日本の政治が、リアルに、(ネット保守の)デマを否定」すべく台湾入りするようにも見える。見えるというか、そういう効果はある。
意外にも、日本の一手は強烈。
本来ながら最も論じると思われる、保守層はこの情報には低調。おそらく意味が分かっていないか、速度についていけていないか、または都合が悪いのだろう。ネットのデマを突き崩す一手とも言えるからだ。
”いずれの政権になろうとも、日本は台湾と共に在る”というメッセージにもなる。
ここで、なぜ外務大臣じゃないんだ!という、ややファンタジーな批判もでてくるだろうけど、日華議員懇談会もなかなかの成果を挙げている。例えば「台湾をWHOに加盟させるべき」という国会決議を通していたり、皆様が思うよりも意外に実務の成果を持っている。
立法院も重要。
さらっと豆知識を言えば、かつて台湾には永年議員みたいなものもおり、永続的に議員ができた。戒厳令が発令されていた時代もあり、選挙もなかった、と。
立法院とは国会に相当するものであり、ここも重要。
内政干渉を恐れ、本稿では特定候補の名前は(記事引用の一部を除き)触れないように気を付けてはいるけれど、総統選は現政権が優勢とはされる。これは与党と野党の一騎打ちではなく、三つ巴になったためというのはある。なぜ三つ巴かを話すと長くなるので割愛したい。
で、立法委員の選挙は、三つ巴になっていないところもある。日本で言えば、野党一本化に成功みたいなもんで、仮に総統選を制しても国会がねじれる可能性だってある、と。ようはそういうこと。
下馬評みたいなことは報道各社ともにやってはいるが、一定の配慮は見せている。
本当に下手なことは言えず、謎の分析もできない、と。そもそも期日前投票がなく、当日投票のため「読めない」正解。優勢要道もどこまで信じていいのやら。手探りというのがいいところだろう。
先ほどの古屋会長の動きなどは、事実の報道の範疇ではあるけれども、意識してリークというか、または発表されたものだとも感じる。記事では関係者によるとになってはいるけれど。
日本との時差は一時間。
締切りは16時。開票は何時に終わるんだろう。
立法委員の選挙結果のほうが遅れる見込みとの見立てはあるが、まぁもつれるのは立法委員かな。
総統選の結果とともに、台湾の国会の議席攻勢も重要。
これが明日の我が国を取り巻く国際情勢になるのだから。
今日は私の意見発表みたいな書き方は控え、あくまで前提情報の共有であったり、いまの動きに対する簡単な論評のみといたしました。あくまで内政干渉は避けねばならない、特定候補の応援の形で文字を残すことは、日本の政治にとってはプラスでもないだろうから。
(よっぽど詳しい人、現地とコネクションがある人を除けば。)
民間の方は別です、好きな候補に対して個々に論じて構わないとは思う。
それは(台湾から見れば)”海外からのネット工作”とも言われるかもしれないが
議員がやれば内政干渉なわけで、とはいえ民間人の素朴な疑問までは規制もされまい。
ものすごく複雑な背景のうえに総統選はあり、
これら他国の動きに上に我が国の国際外交はある。
せめてその重みを共有できればと思い、本稿を閉じます。
総統選が気になっていた方は、拡散をお願いします。
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コメント (頂いたご意見は、他SNSに比較し最優先で目を通しております。)
古屋先生のご尽力に感謝しかありません。
古屋先生に、ネット過激保守はいつもご迷惑をかけ続けている気がします。
そして古屋先生は、いつも真摯に対応して下さっている気がします。
申し訳無くて、有難いです。
本当に申し訳ないです。
過激保守にとっては、LGBT問題も、台湾も、能登の大災害も
岸田総理と政権への批判の材料と燃料でしかない。
完全に岸を渡ってしまった気がしています。
(岸の向こう側を何と表現して良いのか控えますが。)
岸の向こう側と言えば、夕刊フジも渡ってしまいました。
どういう繋がりがあるのか、と個人的には思っています。
安倍総理が訪れるはずだった台湾。
安倍総理が「ジューシー」と応援しておられた台湾。
それを何故、過激保守は自分たちの材料と燃料にしか出来ないのでしょうか。
安倍総理さえ、材料と燃料にするつもりでしょか。
「自分は正しい」と「自分は賢い」と「自分が愛国だ」と。
どこまでも「自分」「自分」「自分」・・・・・・・・・・
今日も彼等は台湾の選挙そっちのけで岸田総理批判・政権批判・敵認定インフルエンサー批判で
暴れまわるのでしょう。
以上 文責 BLACK
>完全に岸を渡ってしまった気がしています。
岸を渡るつもりの無い保守は
岸を渡って行く彼等の姿を見ていなければならない。
見てどうするのかはあるけれど、とにかく見ておかなくてはならない。
私はそう思っています。
以上 文責 BLACK
「われわれは潜水艦などを使って台湾海峡で戦うことになる。しかるべき準備をしておかなければならない」
麻生さんが言われた、この記事を昨日、遠藤さんが取り上げていました。麻生さんの強烈なブローに中国大使館が、いつものように脊髄反射してます🤗。偉そうにしたいなら先ず自国民の面倒くらい自分らで見てよね。何で押し寄せて来て居て欲しくもない外来民族を住ませてやり生活保護で養ってやらなきゃならないの?セキュリティクリアランスさえ乗り気じゃない我が国は中共の工作員が入り放題なのに。
中国、麻生氏発言に反発 台湾巡り「強烈な不満」
2024/1/10 産経新聞
自民党の麻生太郎副総裁が台湾有事の際の邦人退避に言及し「台湾に戦っておいてもらわなければ、邦人を無事に救出することは難しい」と指摘したことに対し、在日本中国大使館は10日までに報道官談話を発表し「強烈な不満と断固とした反対」を表明した。「日本の政治家が再び台湾問題で勝手なことを言い、中国の内政に干渉した」と反発した。
9日発表の報道官談話は「台湾独立分裂活動と外部勢力の干渉が台湾海峡を混乱させる最大の要因だ」と強調した。その上で「(日本が)中国内政と日本の安全を結び付ける考えに固執すれば、自国や地域に災難を招くだろう」と主張した。
麻生氏は8日、福岡県での国政報告会で「われわれは潜水艦などを使って台湾海峡で戦うことになる。しかるべき準備をしておかなければならない」とも語った。
台湾はどうしても中国への経済依存度が高いので、財界人がどちら側に動くかで決まるぐらいの接戦だそうです。国民党が政権を取ってしまえば台湾は文字通り中国に取り込まれます。日米に出来る事はもうありません。そして国民党は中国に太平洋への出入りが自由に出来るように便宜を計るかも知れません。そしてもし民進党が続く事になれば麻生さんの上の発言通り身構える事態となります。今の日本は本当に哀れです。自民党は今はもうグッチャグッチャのガタガタだし、今は国民の目は能登の惨事に向けられてるし、台湾有事は日本有事。こんな状態で支持率の低い政権と心を合わせる事など出来るのだろうかと不安しかないのです。明日決まります。
台湾有事の邦人救出可能か
http://endokentaro.shinhoshu.com/japan/post10313/
小坪市議、お早う御座います。
私の立場から申し上げれば、もう【頼清徳総統】当選一択ですね。
小坪市議の言う通り、【問題なのは立法院議員選挙←我國の総選挙に当たる?】が、冷や汗モノです。
臺灣國民各位の民意は、『自由民主主義臺灣は守りたい、されど共産支那の侵略は避けたい。』
ということでしょう。
ですから【総統選も立法院選挙も民進党】に勝たせるのに躊躇する有権者が一定数いるのがきついですね。
これは我国にも一緒ですが、【國を単独で独立を守れる力】が有れば、多分、どちらの選挙も民進党が勝つでしょう…
然し、臺灣國一國では【共産支那の侵略】を阻止できない。←つまり共産支那が起こす侵略戦争を回避できず…己の國が戦場になる…
これは、ウクライナ戦争の経緯で【米国のあやふやな態度】が、かなり【臺灣國民の右往左往】に影響してしまってますね…
プーチンの【核の脅し】に、尻込みしたバイデン政権は元より、トランプ政権になった場合でも、
『本当に、臺灣國を守る為に戦ってくれるのか?』に、大きな疑問符がついてしまっています。
これは、我國も同様です。つまり【第二大戦後體制の大親分】の重しが軽く軽くなってしまった。
それでも、自由民主臺灣國の独立を失ってしまっては、支那國民党の【白色テロ時代】と同じ、或いはそれ以上の地獄を見るしか無くなります…
我國にとっても、万が一【自由民主臺灣國陥落の悪夢】が現実になってしまったら、我國の自由民主體制をも、累卵の危うきに陥ります。
願わくば、臺灣國民各位に置かれては、ここが剣ヶ峰!勇気を振って民進党を勝たせていただきたいと、強く祈念いたします。
又、我國も【自由民主臺灣國と共に戦う勇気】を示さねば、共倒れになる事を腹の底に据えて、覚悟して戦わねばなりますまい。
↑
その覚悟を見せねば、【共産支那の侵略阻止】等、夢のまた夢になるでしょう。これは悪夢です。
例え【米國の躊躇】が有ってもです。
その【躊躇】をさせぬ為に、今、麻生太郎副総裁は米國へ、古屋圭司議員は臺灣國へ、説得しに行っているのですから、我々日本國民は『今は両氏を支持せねばなりますまい。』
我々日本國民は、万が一の【共産支那の侵略】には戦う。と云う与党政治家の覚悟を、担保するべきですね。でなければ、我が身すら守れません…
今から【駐日臺灣國大使館】に【頼清徳総統候補】並びに【民進党】に、応援のメッセージを送りにメールフォームに書き込みに行きます。
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共産党は2016年9月13日からの警告を無視し続けましたね。
ならば、下記は決定事項と承諾したものと見做します。
・『テロを利用する共産党』
・『テロリストの味方である共産党』
・『テロに屈する共産党』
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何故、台湾総統選の興味が薄いかですが、恐らく「叩いてスカっとする」要素が少ないからなのではないかと予測して居ます。
現在、保守的な立位置に居る人でも、一昔前は革新思考であった人は少なくは無いでしょう。
以前はマスコミ等の扇動に乗って、何となく自民党政権を批評してスカっとしてた層が、民主党政権時に多くは自らの経済的事情が悪化して、スカっとする為に叩く対象を変えた人は相当数に上るのではないでしょうか。
そう言った層が顧客として金を落とす様になると、銭儲けの為には「叩いてスカっとする」ネタを各種取り揃えて商品を充実させる必要があります。
政治分野で台湾総統選は、そのニーズを満たすには弱過ぎるのでしょう。
2024/01/12現在では、令和6年能登半島地震の震災対応に関して、岸田政権批評を繰り広げた方が、ニーズを手軽に満たせて泡銭を得やすい筈です。
芸能分野では松本人志、少し前ならジャーニーズと、一般大衆が飛付くネタを取扱って居るのと大差無いと言えるでしょう。
中東情勢が悪化して石油価格が更に高騰し、我が国の物価が全体的に高騰するかも知れない情報よりも、昨日までスーパーマーケットで1パック120円だったものが、150円に成った情報の方が大衆は飛付き易いものです。
そこで、Aスーパーでは130円で抑えて居るのに、Bスーパーは一気に150円に値上げしやがったと盛上がる訳です。
そして「Bスーパーはけしからん!!」っと、叩いてスカっとする方向に向くのです。
たまごっちが大流行した時代では、そこらかしこでたまごっちを販売してましたし、偽たまごっちも出回る始末で、安室奈美恵がブレイクすれば、どの店に入ってもBGMは安室奈美恵と、政治的情報に於いてもこれに似た状況が起きて居るのでしょう。
こうなって来ると、ほぼマーケティングの話に成ってしまいますが・・・。
ともあれ、何時の時代にも流行に左右されない、或いは流行に疎い「俺は◯◯一本」みたいなマニアみたいな人は居る訳で、ある意味でそう言う人達に現実の政治は支えられて居るのかも知れません。