【快挙】”中国の人権侵害に対し調査・抗議を求める”意見書、可決。沖縄の県庁所在地、那覇市で「全会一致」【素晴らしい!と思った人はシェア】

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那覇市議会で”中華人民共和国による人権侵害問題に対する調査及び抗議を求める意見書”が最終本会議で可決されました。
保守系の方からすると、沖縄は青い海というだけではなく、政治情勢は真っ赤というイメージかもしれません。実際、主要な議会の一部はオール沖縄が優勢です。県知事・那覇市長もオール沖縄勢力です。
その中で、県庁所在地である那覇市において「チベット・ウイグルに対する意見書」が可決されました。特筆すべき点は、全会一致という点です。
つまり全ての議員が賛成した、と。

国政与党である自民・公明のみならず、民主系・共産・社大など異なるイデオロギーの政党に属する議員、さらに無所属議員も含め、すべての議員が賛同している。

この問題を知る人からすれば「立って当然」と思われるかもしれませんが、それぞれの議員にも思想があります。私たちとは異なる考えの議員もいます。

議会の過半数をとるというのは、単に「私が考えた凄い文章」というだけでは駄目なのです。相手にとっても”立ちやすい文案”ですとか、異なる立場の議員の賛同を得るための努力であるとか。
つまり、誰かが駆け巡らねば通りません。

全会一致に至るまでは、並大抵の努力では済まない苦労があったと思います。そう言えば、那覇市議会には後輩がおりました。その名は、「大山たかお」です。

彼は何も言わないのですが、さすが元自衛官というか「当然のことをしたまでです。皆様がご賛同くださりました。」みたいな、紋切り型の言葉しか吐かないのですけれど、裏では色々とあったと思います。

ベテラン議員の中では常識かもしれませんが、「人権宣言とか平和宣言出している都市」の場合は、宣言文を踏襲して書くと通りやすいという議会テクニック(裏技)も。ようは、その議会が”今まで可決してきた内容”を、むしろ模していくという方法。決議・意見書の賛否は、議決行為として残りますので、議員としてもダブルスタンダードはとりにくい。

以前、”流石、メンサ!”と笑って言ったら怒られました。
今回はその言葉は言いません。単に字面が上手いから可決するわけではありません。純粋に、汗を流していかねば、全会一致にはならないでしょう。特に自民劣勢の中では。

多くの議員に賛同してもらうためには、結果的に文言だってソフトにせざるを得ない。調整につぐ調整があってのことかと思う。

その成果として、全議員の賛同のもと、沖縄の県庁所在地において「全会一致」となっているのだ。全国に知らしめるべき事例であると考える。他の都道府県の議会においても、那覇市で「自公のみならず、民主系・共産の地方議員までもが全員賛成した」という事実は重たい。

可決・採択済みの意見書を紹介する。

 

 

那覇市議選
令和3年7月4日告示、11日投開票
応援している候補は、四年前と同じく「大山たかお」です。

 

 

 

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(OGP画像)

 

 

 

 

意見書
チベットウイグル問題に関し、政府に対して「中国に対する調査と抗議」について求めるものです。那覇市議会では全会一致で可決されました。

「中華人民共和国による人権侵害問題に対する調査及び抗議を求める意見書」というタイトルで、以下のようになっております。

 

中華人民共和国による人権侵害問題に対する調査及び抗議を求める意見書

 

 新疆ウイグル自治区で、大規模な恣意的勾留、人権弾圧が中国当局によって行われていることを国際社会は深く憂慮している。国連の人種差別撤廃委員会は、平成 30 年(2018 年)9 月、中国に関する総括所見を発表し、多数のウイグル人やムスリム系住民が法的手続きなしに長期にわたって強制収容されて「再教育」が行われていることなどについて、「切実な懸念」を表明している。

 令和 2 年(2020 年)10月には国連総会第3委員会でドイツなど39カ国が、香港とウイグル自治区での人権侵害に重大な懸念を表明する共同声明を発表し、ウイグルとチベットでの人権尊重と調査、香港の事態の即時是正を求めている。本年 2 月 3 日には、ウイグル女性が報道機関に対し「新疆ウイグル自治区の収容施設に収容された際に女性に対する組織的な性的暴行被害があった。」と証言した。

 2 月 5 日、アントニー・ブリンケン米国務長官と中国の楊潔篪(ヤンチエチー)政治局員が電話対談を行った際にブリンケン米国務長官は楊氏に対し「新疆ウイグル自治区、チベット自治区、香港における人権と民主的な価値観を米国は擁護し続ける」と言う趣旨を発言した。この発言は、ドナルド・トランプ前米国大統領政権時のポンペオ国務長官が「中国による新疆ウイグル自治区における少数民族ウイグル族らへの弾圧を国際法上の犯罪となるジェノサイド(民族大量虐殺)と認定する」という旨の発表の流れを継続する発言である。同時にポンペオ国務長官は声明で「党の指示と支配のもとで中国政府はウイグル族らへの罪を犯してきた」と指摘、100 万人超の市民の恣意的な投獄や不妊手術の強制、拷問、強制労働などが課されてきたと指弾した。

 「虐殺はいまも続いていると確信している」との声明も発表し、ドミニク・ラーブ英国外相も「中国西部の新疆ウイグル自治区でおぞましく、甚だしい人権侵害が起きている」として中国政府を厳しく非難した。オーストラリアのマリス・ペイン外相も「調査をするべきだ。」と発言しており、国や政党を超えて大きな人権問題として認識されている。また、本年、1 月 21 日に中国政府は「英国 BBC ニュースは中国国内の放送を禁止する」と発表があり、人権に加えて「言論の自由」も奪われそうになっている。

 日本政府は、「人権状況について懸念をもって注視している」という趣旨の発言に留まっている。日本周辺における不安定な状況と戦後様々な人権問題を抱え、解決をしてきた那覇市としては政府
の対応は到底容認できるものではない。

 よって本市議会は、直ちに日本政府として調査し、各種問題があった場合は、様々な手法を用いて厳重に抗議することを要請する。

以上、地方自治法第 99 条の規定により、意見書を提出する。

令和3年(2021 年)3月 22 日

那覇市議会

あて先 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、外務大臣、国土交通大臣、防衛大臣

 

 

 

 

 

原文はこちら
那覇市議会ホームページ

 

素晴らしい。

 

 

 

議員としての資質
様々なパターンがあります。
単一要素ではない。

 

大山くんと私は、動きは似ているものの似て非なるもの。
というか、人間はそれぞれ違います。

私は、どちらかと言えば、リスクを取ります。攻撃型と言ってもいいでしょう。
大山くんは、着実に石橋を叩いて物事を進めていきます。比較すれば防御に長ける。

向いている方向、政策は似通っています。
けれど手段・方法は違う。

 

実現の方法は何だっていいのです。

周り道があってもいい。
ショートカットばかりしていても、逆に時間がかかることはある。

近道に見えても、そこが泥地で時間がかかることもある。
「着実に進める」のは、自衛官らしいな、と。

 

那覇市においては、やはり中核市であり、また県庁所在地ということもあって、「扱う案件」が少し大きくなりがちです。市民が持つ、いわゆる市議に対するイメージより、都道府県議に近い振舞いになる。

地元支持者から見ると、時には「もっと市議らしく」と思うこともあるかもしれないが、一般市の市議と、政令市・中核市の市議は少しニュアンスが違います。

 

この意見書にしても、「政策一辺倒か」と感じる方もおられるかもしれませんが、この意見書が評価されるべき点は、単に可決したというだけではなくて、【全会一致】である点だと思います。

そこで流された汗というのは、目に見えぬものではあったとしても、本当に地道な努力の積み重ねだったと思います。

逆に私にはできないことです。

 

意見書における全会一致においては、各会派間の調整もあったと思う。彼個人でなしえた成果とは思わないが、大山市議は議運の委員でもあるゆえ、難しい調整作業にあたっていたことは事実だと私は推定する。
(彼自身はそういう言い方はしないのだけれど。)

 

 

 

あれから、もうすぐ四年

早いもので、もう四年が経過しようとしています。

後援会の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
ともに灼熱の大地を駆け抜けた同志たち、元気にしていますか?

いまより少しだけ若い、私。
そして、いまよりちょっとだけ痩せている大山くんの姿です。

 

行橋市議 小坪しんや(大山たかお・那覇市議候補 応援演説)

 

 

長いようで短かった一期目が終わろうとしています。

 

那覇市議選
令和3年7月4日告示、11日投開票
応援している候補は、四年前と同じく「大山たかお」です。

 

 

 

「自衛官だから」と、選挙カーに何かを投げられたこともありましたね。
(空き缶だったかボールペンだったか、日々、色々ありました。)
選挙期間中は、悔しい思いもたくさんしました。本土では見たことないような、妨害行為もありました。

地にはいつくばって、皆で作った1議席。
「たった1議席」では、何もできないだろうと思っていたのではありませんか?

 

 

そして「1議席」は決して笑えません。
先日は、県議会で1票差の人事案件もありました。

デニー知事が翁長政権から継承した利権構造。沖縄県民すら知らない、県行政の闇。沖縄孤立化はCHINAの利益【驚いた人はシェア】

 

1議席。

自衛隊方面を含め、この1議席は1期四年間、しっかり仕事をしてきました。

実際に、沖縄は変わった。

 

それは小さな差かもしれません、体感できないという方もいるかもしれない。
けれど、本土側から見ても、明らかに風が変わった。

彼一人の存在がそうさせたわけではないけれど、小さなこと、ひとつひとつ。
尖閣の海は今日も荒れておりますが、かつては尖閣という単語を自民党議員も口にしずらい空気があった。

いまはどうか。
尖閣の情勢は悪化している。けれども、国内世論もいくらかはついてくるようになった。

 

みんなで頑張った、いろんな議員が頑張った。
そして、彼も頑張った。

元自衛官という属性ゆえ、もっとも撃たれる立場であったろうに、泣き言も言わず。
一期四年を務めあげる。

 

 

 

応援する。

ちなみに、まだ出馬表明はされていないので、私が勝手に「応援する」と言っているだけです。

まぁ普通に考えて出馬するでしょうが、その、こういう話にはタイミングもありますから。

 

急にゴニョゴニョ言いますが、私が勝手に「応援の意思表示」をしているだけです。本人はまだね、次の議会とかもあるだろうから、それぞれタイミングあると思いますのでね。

 

ただ前回は、選対部長として陣頭指揮をとったけれども、今回は後方に控えたい。
流石に(先輩とは言え)県外の地方議員が選挙を仕切ることは、おかしい。二期目になったのだ、彼は自分の足で立てる!と信じ、兵隊として戦う。

大山後援会、または選対より要請を受ければ、応援議員として沖縄にも入るし、可能な限りのサポートを約束する。
(ただ、私が指示を飛ばすのはおかしいと思うので、今回は指示に従う。)

それぐらいの能力は、大山たかおにはある。
そして、大山後援会にも、その能力はすでについてきたと信じる。

 

一緒に、やろ。

 

 

 

 

那覇市長は、オール沖縄。

 

那覇市議会も、オール沖縄勢力が優勢だ。

 

常に自民劣勢のイメージがある沖縄において

 

その県庁所在地の議会において、このような意見書が採択されたことは驚きを禁じ得ない。

 

特筆すべきは全会一致という点にある。

 

素晴らしい政策だからと言って、全員が賛同するわけでもない。

 

誰かが調整に駆けずり回ったのだろう。

 

この事例は、全国すべての議会に影響を与えるものになると考える。

 

目に見えぬ努力、評価されにくい調整、

 

そこに想像を馳せつつ、

 

この実績を全国に伝えていって頂きたい。

 

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コメント (頂いたご意見は、他SNSに比較し最優先で目を通しております。)

  1. 草莽の団塊です! より:

    小坪先生、すごい朗報を届けていただきありがとうございます!!

    >チベットウイグル問題に関し、政府に対して「中国に対する調査と抗議」について求めるもの
    >です。那覇市議会では全会一致で可決されました。

    すばらしい!すばらしい!すばらしい!
    拍手!拍手!拍手!
    なんつっても、全会一致!ってのがすごすぎる!ほんますごい!
    8888888888888888888888888888!!👏です!!

    本音いわしてもらうと・・・・
    こんなん、真っ赤な沖縄それも那覇市議会でよう全会一致でとおりやがったな!!ですわ

    これは、明日は、大雪になりますな・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

  2. 波那 より:

    殺戮、拷問、強姦集団でしかない悪鬼、下衆の中共は人類全体の敵です。何処の国も軍隊出して救いに行けないのを良いことに非道の限りを尽くし少数民族をやりたい放題に虐めぬいています。徹底的な監視体制でチベット人もウィグル人も下衆の意のまま、されるがままにされています。中共が米軍を追い出して侵攻したいと思っている沖縄の議会で非難決議が可決されたのは快挙です。中国は自分が欲しい物がある時は必ず宥和を謳って近づいて来ます。中国が近づいて来ること自体、制覇し我が支配下に置き蹂躪したいと言う目的があるからです。決して許さないと非難し糾弾し続け、油断を見せてはならない、あらゆる備えをして構えていることです。

    EUと米国、カナダと英国、オーストラリアやニュージーランドも一挙に揃って中国に制裁決議を出しました。何でアジア随一の先進国である日本は弱腰なのか?それでも先進国だと誇れるのか?「私からウィグルについて言う事はない」とか言った二階さんが居るからですか。六韜(りくとう)の饗しを受けて頭撫で撫でされ持て囃され、すっかり中国に懐いてしまったあの人はキンペーを日本に来させて日本国民に恥をかかせるつもりですか?

    キンペーを日本には来させたりしない。陛下は我々が御守りします。

    🔻米英カナダ連携して中国に制裁 「ウイグルへの人権侵害、証拠は圧倒的」5カ国声明も
     https://www.tokyo-np.co.jp/article/93206
    2021年03月23日 10時40分【ワシントン=金杉貴雄、ロンドン=藤沢有哉】

    中国が新疆ウイグル自治区で深刻な人権侵害に関与したとして、米英両国とカナダは22日、欧州連合(EU)と連携し、中国当局者に制裁を科したと明らかにした。オーストラリア、ニュージーランドを含めた5カ国は声明で中国を非難し、弾圧を終わらせるように要求した。
     米国は中国当局者2人への制裁を発表し、「中国政府によるウイグル族をはじめとする少数民族に対する恣意しい的な拘束や拷問などの人権侵害への責任を取らせる」と強調。米国内での資産を凍結し、国内や米国人との取引を全て禁止する。
     英国とカナダはそれぞれ、EUの対象と同様に同自治区の当局者4人と公安当局の1団体を制裁対象とした。EUは同日、前身の欧州共同体(EC)が1989年の天安門事件の際に中国に対して発動して以来の制裁を科すことを決めていた。米国は4人のうち2人を既に昨年7月に制裁リストに加えていた。
     5カ国の声明では、中国が否定する同自治区での強制労働や収容所での多数の拘束、強制不妊手術などの人権侵害について「中国政府の文書、衛星画像、証言などで証拠は圧倒的」などと指摘。中国に説明責任を求め、国連の研究者や報道関係者、外交官を妨害せずに受け入れるように迫った。

    欧州連合(EU)と英国、米国、カナダは22日、中国が新疆ウイグル自治区で重大な人権侵害を行っているとして、中国政府当局者に対する制裁措置を発表した

    🔻欧米、中国に制裁を発動 ウイグル族への「人権侵害」で BBCニュース
     https://www.bbc.com/japanese/56492491
    2021年3月23日

    Workers walk by the perimeter fence of what is officially known as a vocational skills education centre in Dabancheng in Xinjiang Uighur Autonomous Region, China September 4, 2018.
    画像提供,REUTERS
    画像説明,
    中国・新疆では少数民族を収容する施設が建設されている

    欧米各国は22日、イスラム教徒が大半を占める中国の少数民族ウイグル族の人権を侵害しているとして、中国当局者らへの制裁を発動した。

    中国は、北西部・新疆の収容施設でウイグル族を拘束している。同施設をめぐっては、拷問や強制労働、性的虐待の告発が出ている。

    今回の制裁は、欧州連合(EU)とイギリス、アメリカ、カナダが、歩調を合わせる形で発動した。

    これに対し中国も、欧州各国の当局者に制裁を発動し返した。

    中国は虐待の疑惑を否定。収容施設は、テロ対策の「再教育」施設だと主張している。

    <関連記事>
    🔸中国の王外相、ウイグル族を集団虐殺との批判は「ばかげている」
    🔸ウイグル女性、収容所での組織的レイプをBBCに証言 米英は中国を非難
    🔸ウイグル族のモデル、中国の収容施設から動画 BBCが入手

    しかしイギリスのドミニク・ラーブ外相は、ウイグル族の処遇について、「最も基本的な人権に対する恐ろしいまでの侵害」に当たるとした。

    EUが中国に制裁を科すのは、1989年の天安門事件を受けた制裁以来。同事件では、中国当局が民主化デモ参加者らに発砲した。

    制裁の対象
    今回の制裁は、ウイグル族のイスラム教徒に対する深刻な人権侵害が非難されている、以下の新疆の中国共産党幹部らを対象としている。

    陳明国氏=地元警察組織・新疆公安局の局長
    王明山氏=新疆の党委員会メンバー。ウイグル族拘束の「政治的な監督責任者」だとEUはみている
    王君正氏=国営の準軍事的経済組織・新疆生産建設兵団(XPCC)の党事務局長
    朱海侖氏=新疆の元党幹部。収容施設の運営を監督する「重要な政治的職責」にあったとされる
    新疆生産建設兵団公安局=収容施設の運営など、XPCCの治安問題に関する活動方針の実施主体
    ラーブ外相は、新疆におけるウイグル族のイスラム教徒に対する虐待を、「現代最悪の人権危機の1つ」と表現した。

    A map showing the Xinjiang region
    画像説明,
    新疆(XINJIANG)は中国北西部に位置する。最大都市はウルムチ(Urumqi)

    ラーブ氏は、「合計30カ国の仲間と共に行動することで、国際社会は基本的人権に対する深刻で組織的な侵害に目をつぶらない、協力して責任を追及すると、最大級に明確なメッセージを中国政府に発しているのは明らかだと思う」と議会で述べた。

    一方、アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は、中国が「集団虐殺(ジェノサイド)と人道に対する犯罪」を犯しているとする声明を発表。王君正氏と陳明国氏に対し、「恣意(しい)的な拘束や厳しい身体的虐待などの深刻な人権侵害」への関与をめぐって米政府が制裁を発動したと述べた。

    カナダ外務省も、「増え続ける証拠により、組織的で国が主導する中国当局の人権侵害が明らかになっている」とした。

    中国のウイグル族への処遇に関しては、国際的な調査が活発化している。

    動画説明,
    中国の収容所、ウイグル族のモデルが内部を撮影
    https://www.bbc.com/japanese/video-53663134

    中国の反応
    中国は22日、EUが最初に発表した今回の制裁について、「うそと誤った情報のみに基づく」ものだと述べた。

    また、ヨーロッパの10人と4組織に対し、「中国の主権と国益を大きく損ない、うそと誤った情報を悪意をもって広めた」として、制裁を発動するとした。対象者は中国への入国と、中国との商取引が禁じられる。

    対象者には、ドイツの政治家で、中国への欧州議会代表団責任者ラインハルト・ビュティコファー氏や、新疆政策専門家エイドリアン・ゼンズ氏、スウェーデンの学者、オランダの国会議員らが含まれている。

    ゼンズ氏はこれまで、新疆における虐待疑惑についてたびたび報告している。昨年にはウイグル族に対する強制不妊手術について報告し、国連の調査に対する国際的な要求へとつながった。中国国営メディアは同氏を「悪名高い反中国」の人物だとし、うそを広めていると非難した。

    中国への非難
    新疆の収容施設では、ウイグル族などの少数民族が100万人以上拘束されているとみられている。

    新疆は中国最大の地方で、チベット同様、自治が認められている。しかし実際には、両地方とも中央政府の規制を受けている。

    新疆で暮らすウイグル族は、トルコ語に似た独自の言葉を話す。文化的、民族的には中央アジア諸国に近いと考えている。

    中国政府は、ウイグル族の女性に不妊手術を強制したり、子どもたちを家族から引き離したりしていると非難されている。

    BBCは2月、拘束されたウイグル族に対して組織的なレイプや性的虐待、拷問が行われているとする証言などを報じた。

    ある女性は、顔を覆った中国人男性らに「毎晩」部屋から連れ出され、レイプされたと証言した。収容施設の元警備担当者は、拷問や食事を与えないなどの行為があったと、匿名を条件に述べた。

    画像説明,
    虐待を証言したトゥルスネイ・ジアウドゥンさんは2018年に9カ月間、収容施設に入っていた

    中国はBBCワールドニュース(国際ニュース放送)について、ウイグル族と新型コロナウイルスに関する報道をめぐって、国内での放送を禁止した。

    中国は当初、収容施設の存在を否定していた。その後、テロ対策に必要な措置だとして擁護した。人権侵害については否定している。

    (英語記事 Western states sanction China for Uighur ‘abuses’)

  3. 波那 より:

    ブルータスよ、お前もか…? WHOのテドロスに続いて、 今度は IOC のバッハ。

    🔻【寄稿】中国の大量虐殺を無視するIOCの偽善
    森氏の女性差別発言は非難したが、ウイグル女性に対する中国の組織的虐待は黙殺
    2021 年 3 月 12 日 16:35 ーBy Kelley Currie

    ――筆者のケリー・カリー氏は、元米国務省・国際女性問題担当特使

     日本の元首相の森喜朗氏は先月、女性は会議でしゃべりすぎるなどとする性差別発言を行ったことを理由に、東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長の座を追われた。同発言をめぐる混乱がピークに達した際、国際オリンピック委員会(IOC)は、彼の発言が「完全に不適切だ」とする声明を発表。男女同権は「極めて重要な基本的人権であり、オリンピック憲章の根本原則だ」として、その権利の推進に関するIOCのこれまでの成果を強調した。

    👉しかしIOCには、倫理上の重大な盲点がある。それは2022年冬季五輪のホスト国となる中国での、女性に対する組織的虐待だ。米AP通信は2020年6月、新疆ウイグル自治区のウイグル族などイスラム教徒の多くの女性に対し、中国当局が避妊手術、妊娠中絶、産児制限などを強制していると報じた。

    2021年1月、マイク・ポンペオ国務長官(当時)は、この行為を含むさまざまな虐待がジェノサイド(民族大量虐殺)に相当するとの判断を示した。160以上の人権団体は、中国の人権侵害を理由に、2022年北京冬季五輪の開催決定を撤回するよう求める書簡をIOCに送った。

    全文記事
    有料会員登録サインイン
    https://jp.wsj.com/articles/olympics-win-the-hypocrisy-championship-11615532929

    IOC のバッハってWHO のテドロスみたいな人なんですね。切り取り森発言は真っ向批判しても中国のジェノサイドには関しては中立を守るですって。東アジア黙示録さんが書かれています。

    👉マスゴミが一斉に熱り立った背景には、やはり東京オリンピックは失敗させ北京を盛り上げようとしてる意図があったわけです。

    🔻東アジア黙示録  
    北京ジェノサイド五輪再び…中共が狙う疫病克服の祭典
    2021/02/19 22:54
    https://dogma.at.webry.info/202102/article_4.html

    中共は「ウイルス禍克服の祭典」強奪を目論む。その中、北京ジェノサイド五輪ボイコットの波が再び打ち寄せ始めた。虐殺実行犯が催す競技会への参加に大義はあるのか。

    「モンゴル語教育廃止で学生30万人が立ち上がりましたが、現在、1万人以上が拘束され、何千人もが行方不明になっています。中国政府が南モンゴルで行っていることは文化的ジェノサイドです」

    (途中から)
    東京五輪が再延期になれば「克服の証しとなる大会」は、北京に転がり込んでくる。「人類の勝利」とか、共産主義者が絶対に好きなスローガンだ。強欲な習近平が見逃すことはない。

    「森発言をすごく非難している人達が、ウイグル人ジェノサイドに対して何十万倍も激しい批判をしてくださると信じたい」

    森喜朗元首相への攻撃が激化する中、櫻井よしこ氏が放った言葉が注目を集めた。正論である。しかし、問題は森元首相叩きに奔走した勢力の中に、中共の指令を受けた確信犯が居たことだ。
    ▽中共プロパガンダ紙を配布する拠点(file)

    「競争意識が強い」発言を女性蔑視にすり替え、火を付けたのは朝日&毎日の親中ツートップ。このフェイク記事をNYタイムズや通信社が光速で翻訳し、一瞬で世界に拡散される。

    森元首相は中共にとって邪魔な存在だった。李登輝総統閣下の弔問団を率いた人物である。開幕式に合わせてプーが来日した場合、五輪委会長とのコンタクトは避けられなかった。
    ▽閣下の遺影に献花する森元首相8月9日(中央社)

    発言騒動報道が過熱する過程で東京五輪への懐疑論も浮上した。“森おろし”と東京五輪潰しの関係性は証拠不足だが、態度豹変の不可解な動きを見せたのがIOCだった。

    「森会長の発言は極めて不適切で、IOCの理念とも矛盾している」

    発言切り取りが判明し、擁護論も増えた2月9日、IOCが特別声明を出す。これが引導を渡す結果となった。ふざけた声明だ。同時にチベット・ウイグル支援者にとっては到底看過できないコメントである。

    【ウイグル大虐殺でIOC「存ぜぬ」】

    「’15年7月に開催都市に選ばれて以降、IOCと北京五輪委は進歩のきっかけになると主張しますが、習近平は基本的人権と自由に対する容赦のない弾圧を続けています」

    2月4日に公開された各国180団体の連名書簡は、IOC批判に多くが割かれている。東トルキスタン国内の絶望監獄激増は、北京冬季五輪が決定した後だ。憤るのも当然である。
    ▽ウイグル強制収容所は’17年以降に急増(ロイター)

    「この20年間、私達のグループは中共の人権弾圧についてIOCに告発し、五輪開催地の栄誉を与える危険性を説明してきました」

    世界ウイグル会議が、具体的に北京冬季五輪のボイコット運動を始めたのは昨年7月だ。IOCのバッハ会長宛に開催の再考を促す書簡を送った。理由は現地で激化するジェノサイドである。
    ▽左のお面がバッハ会長2月3日(EPA)

    こうした再考要請について、IOCが反応していたことが明らかになった。一部報道によると昨年10月、世界ウイグル会議を含む団体代表と会談したという。その席でIOC側は、こう言い放った。

    「世界の政治問題に対して中立を守らなければならない」

    関知せずの不介入宣言である。会談ではなく、一方的に突っ撥ねたのだ。想定範囲内の回答文だが、森元首相を「不適切」と断罪した特別声明とは落差が激しい。
    ▽ローザンヌIOC本部前の抗議2月3日(AP)

    被害者の見当たらない“女性軽視発言”はIOC基準でNGだが、集団陵辱や拷問、強制的な不妊手術や避妊具挿入は容認する…事実判定が不可欠だとしても、IOCによる森発言の確認作業は行われていない。

    👉「IOCは2008年に耳を傾けることを拒み、人権状況改善のきっかけになると主張し、開催を推し進めました。しかし、多くの専門家が予測した通り、その決定は間違いで、状況は悪化しました」(公開書簡)
    ▽弾圧部隊ウルムチ侵攻は1年後’09年7月(AFP)

    一方、2月4日に会見したモンゴル人らの共同声明に、刮目する情報があった。夏季五輪開催地に名乗りを挙げた2001年、中共は人権状況の向上を公約に掲げたというのだ。調べると発言者も判明した。

    「チャイナにおける人権状況をより改善するのに役立つ」

    招致活動が続く2001年2月、北京市副市長・劉敬民がそう発言している。2008年にボイコット論が沸騰した際にも、話題になった記憶がない。招致活動の過程ならば、高い確率で映像も残っている。
    ▽人権状況改善を約束した劉敬民’08年4月(新華社)

    習近平にとっては痛くも痒くもない証拠だろう。しかし、深刻な人権侵害を政治テーマと決め付け、排除するIOCの主張を突き崩すには有効だ。

    【虐殺五輪に翻る国旗の恥と外聞】

    「五輪は国際文化・人類の祭典で、イデオロギーには左右されない。だが、ウイグルの残虐行為や香港の自由弾圧が続く中、北京で開催することは不道徳で倫理に反する」

    共和党のマイク・ウォルツ下院議員は2月15日、米五輪委に対し、北京冬季五輪のボイコットを求める決議案を提出した。同議員はDCの地下駐車場に収容された州兵にピザを届けて話題になった人物だ。
    以下略

  4. 神無月 より:

    素晴らしいと思います。
    政府に要請ですので、党内の親中派と親米派との闘いになるわけです。
    ドンの2Fさんは親中派ですので、国際世論と国家主席とに挟まれての発言は、森会長さん以上の爆弾発言にもなり得ます。

    日本の北京冬季五輪への不参加表明?は、TOKYO五輪後でしょうから、総選挙絡みで政局は混乱するのかも知れませんね。

    経済界も中国からの脱出を早めませんと身ぐるみ剥がされそうで心配です。
    .

  5. 福岡 秀憲 より:

    おおやまん!!
    スゲー!!仕事してくれましたね。

    那覇市議選からもう4年なのか…

    大山議員が次の選挙も当選することを祈願します。

    沖縄という政治の仕事が大変な所、勿論「保守」にとってですが、そんな最前線で戦うことは、きっと他の地域で戦うのとはわけが違います。

    本当に感謝です!!

    それに比べ、我が兵庫県は…
    保守分裂の知事選になるとかで…
    そのことの情報も手に入れにくいし…

    艦長が他の地域の事なのではっきり意見表明ができなくとも、つぶやき位あったらいいのになぁ…と思ったりしております。

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