一般質問の日程が決まりました。
4年前の4月に当選させて頂き、6月議会が初めての議会でした。今回の3月議会が、今期における最後の一般質問となります。
「総集編」というわけではありませんが、市政全般について様々な角度から全体方針を論じたいと思います。
原稿レスでの真剣勝負、徹底した政策討論としたいと希望しています。
3月7日(月)
時間は11時頃に開始予定です。
(本会議は10時開始でありますが、私は2番手です。)
テーマは、行橋市のグランドデザイン。
全体方針を問うもので、今回の質問が今期の最後の質問になります。
前提とするのは「福祉財源と成長戦略について」です。
これは団塊の世代が引退することで、税収が大幅に下がっていくことを論じるもの。若者世代に比べ正社員の比率も高く、結果的に給与も高い。これは地方ではさらに顕著であると感じています。
その層が、今後10年ですべて定年を迎えます。税収面で、数字で論じるのは不謹慎かとも思いますが、10年後の予算について論じたい。さらに引退した方々は福祉サービスを求めることが想定され、その場合には財源がもつのか、という話をいたします。
介護保険という制度ができて以降、平成13年度?直近までの予算の推移について問います。
平成13年度は予算規模は230億程度、対して福祉予算は55億。
直近ですと260億程度の規模となっており、一見すると成長しています。しかし福祉予算は110億。
福祉予算を引いてみると、実は「福祉抜きの予算」は減少していることがわかります。
家計に例えれば、「23万の家計」に対し「医療費や実家への仕送りなどが5万5千円」でした。
これが「26万円」に増加しているのですが、「11万に増加」しているわけです。
その上で、10年後には団塊の世代が完全に定年を迎え、税収は減少、福祉は激増していくわけです。
行橋市は、どうなるのでしょうか、という将来予測を論じます。
実は、ほとんどの一般質問がこの観点を背景としてきており、扱ったテーマを繋ぎ合わせていくと「ひとつのストーリー」となるよう、4年を過ごさせて頂きました。Blogを書き始めた起因なども、もとをただせばこのあたりに行きつきます。
「社会増の観点から鑑みる市政の問題、宅地開発と水利権など。」
余り手の内を公開しすぎると、執行部を利することになりますので、控えまたいとは思いますがあらすじのみ。
企業誘致は重要で、私も全力で支援したい。ただし、本来は市議にはその力はありません。
多くの議員が「企業誘致」と叫びますが、だいたいの場合はウソです。なぜならそのような力はないからです。
考えればわかると思いますが、大企業の、例えばテレビに出てくるような会社の「立地を決定できる方」に、一介の市議がアポをとることは不可能だからです。
また「どの自治体も来てほしい」わけですから、引く手あまたであります。「企業誘致」と念仏のように唱えても何も変わりません。
私の場合、ブログや執筆活動の影響力をこのあたりに使っており、国会議員の紹介であってり、各種団体の力を借りて、実際にアポをとり交渉に臨むというフローを踏んでいます。これは市役所と共同歩調をとり、協力して進めています。
言っているのみならず、実際にやっています。(私の前職が東証一部上場ということもあり、話が早いという部分もあります。)
それはさておき、企業誘致は重要であるものの。
近隣に北九州市を抱えるがゆえ、「雇用は小倉」で、「住むのは行橋」も選択肢としてはアリです。特急もとまる、高速も開通した。
ならば、宅地開発にも力を入れるべきです。
道路インフラを活かした上で、活路を見出す道もある。
その際に市道・県道の整備をはじめ、都市計画の再度の練り直し、人口増、特に「引越し」により若い世代に移住して頂くための施策が必要です。
その中で、慣行水利権をはじめとした宅地開発上の問題点についても「スピード感のある手当て」が必須であると考えます。
このあたりは「実際にやってきたこと」ゆえ、実績として過去を振り返る語り方となるでしょう。
その上で、公務員の採用計画を論じます。
消防官については、3班体制への移行を含め消防官は増員していくよりありません。
また高齢者が増えることで、救急隊の増強も必須となるでしょう。
しかしながら10年後は「上記の有り様」でございます。
漫然と採用を行うような余力はなく、かつ事務型の職員がゼロともいきません。
このあたりは非常に難しいさじ加減が求められると思います。警鐘を鳴らすにとどめたいとおもいますが、「わたりの問題」を論じたり、「ラスパイレス係数の全国比較」を私が議会で行ったのは、この部分にかかってきます。
試算値でありますが、「団塊の世代の引退による税収減」と「団塊の世代への福祉サービス」を、今のまま何もせずに放置した場合、10年後には公務員は大打撃となるでしょう。人数を4割カット、もしくは賃金を4割程度カットせねば難しいと思います。
これは市民サービスに影響を与えない条件で、人件費の構成比率を将来予測したものです。
いま圧縮し、それを成長戦略に転嫁したほうが私は良いと考えています。
何度も述べますが、10年後に4割カットではなく「10年後も予算が組める状態」を模索するほうが建設的だと考えます。そこまでの状況となれば、市民生活にも大打撃であります。なんとか回避したい。
「そのために必要な各種施策」
こちらも実績ベースの「振り返り」になります。
10年後に身動きがとれないのは事実でありますが、では9年後、8年後はどうか。
同じく身動きがとれないでしょう。
4年後、5年後には「何かおかしいな」という程度の陰りが見え、6年後、7年後にはパワーは半減しているのではないか。
いまと同じレベルで予算が組めるのは、実質2、3年が限界でしょう。
私はそう思っています。
この2、3年の間に国費・県費の投入も視野に、いかに成長戦略をくむか。
近隣自治体を含め、いかに移住して頂き、かつ定住して頂けるか。
行橋市が都市機能を拡充することは、結果的には近隣市町村を苦しめる結果となることは事実かと思いますが、仮に行橋市まで倒れた場合、周辺から都市機能が完全に喪失してしまう。
心を鬼にしても断行すべきという考えをもっています。
まだ「建て直し」がきくのではないか、と。
小さな希望をともすべく、この部分において政策の提案、及び執行部の認識を問います。
今まで様々な事業を見せて頂きました。
それらの全てに対し、特に数字を問うことはしませんが、込められた思いや、狙いについて論じていきます。
この部分も、すべてノー原稿でいきます。
実際にやってきたことでありますから、執行部に対しても特に指定はしていません。
ただし当日になって難解な資料を要求したり、数字を責めて通告外のことを述べるつもりはありません。
徹底しての政策討論を行います。
一問一答、質問回数無制限、持ち時間60分。
真剣勝負の一騎打ちです。
前回の12月の質問です。
同じくノー原稿、資料のみで質問に臨んでいます。
(前回はかなり荒ぶっております。今回は平和的に話します。)
平成27年12月定例会 本会議2日目(H27.12.7)小坪慎也議員一般質問
「市長の方針について」
これらの思いをこめ、市長方針を問います。
多く部分では合致するでしょうが、細部において異なる点があれば、徹底討論を行いたい。
最初は国保の話からスタート、これは福祉予算の中でも市民生活に直結するがゆえ。
制度面の勉強を進めるうち、違和感を感じたゆえです。国の通知を読み漁り、おかしな点を議会で指摘。
赤旗の問題を取り上げました。趣味とかイデオロギー的なものという方もおられるでしょう。
その部分も否定できませんが、議会において左派が強い場合、あるものが「緩くなる」ように『私個人としては』感じています。
例えばでありますが、生活保護は「市外からの転入者」にも出されることはご存じでしょうか。ひどい年は20%近くが市外転入者でした。この街は「甘い」と思われれば、集中するように思えてならないのです。
この部分を「保守陣営も強いぞ!」「チェック機能が強力だ!」というイメージになれば、近いはでないだろうか等。こういう側面もあったのです。
外国人の扶養控除にしてもそうです。税制上の、システムの問題を整理しているのみ。
職員給与の問題は、このような「大慌てすべき時期」に、今まで通りで良いのかと一石を投じる狙いがありました。一時的に下げてでも、「ここ2、3年の予算の自由度」のほうが重要なのではないか、と。内心そう思いつつ、パーツパーツを問うてきたのです。(10年後に4割カットよりはマシだと思うのですけどね。)
今後、私たち若い世代は「団塊の世代抜き」で、「今の高齢者 + 団塊の世代の福祉」を支える必要があります。
税金はあがるのでしょうね、そして福祉予算は激増していくのでしょう。
踏んだり蹴ったり、というのが私の思いでありました。
10年後も20年後も、私はこの街に住み続けます。
だから沈んでもらっては困るのです。
乗ってる船が氷山がぶつかる寸前、その際に「舵を右にきれ!」と叫んだのが私であったと思うのです。
やりすぎ、という声もありました。
真摯に受け止めたい。
話が早い、という声もありました。
本当にその通りで、もっと慎重に進めるべき話も多々ありました。
ですが、時間がない。
この街に残された時間は、「努力できる時間」は本当に残り少ない。
私が市議に当選し、やっと数字を把握できるようになった際。
そこで目にしたのは、ひどい、ひどい状況でありました。
残された時間、まともに動ける時間は「5年と少し、かな」と冷や汗がでました。
少なくとも10年は無理、それが当選の喜びを噛み締めた私にのしかかった重みでした。
あれから4年が経過し、「残り2、3年」と言わねばならぬ状況です。
幸いなことに人口は、いまだ増加中。
地価も上昇中です。
語って行けば様々なことがありました。
保守ゆえに、そして国家のために(日本が沈めば行橋も沈みますからね)戦った日もあります。
しかし、実はそれらは密接に「行橋市の10年後への対応」にリンクしていたのです。
ほとんどの議事録、すべての政治活動が、実はひとつながりのピースでありました。
Blogを始めた際も、(いまはそれだけではありませんが)全国である程度の名を知らしめ、国・県事業への予算獲得の一助とすること、対上場企業向けの「アポ獲得」の側面があったのです。
それらの総集編。
一期4年の最後の一般質問。
「一期も務め上げぬ新人」と私が自称する、最後の質問です。
行橋市のグランドデザイン。
これからの、街の未来。
3月7日(月)
時間は11時頃に開始予定です。
(本会議は10時開始でありますが、私は2番手です。)
配布資料として、過去から現在までの「全体予算と福祉予算、及びその構成比率」を配布します。
このまとめ資料は、現在まで市民の目に触れたことはなかったと思います。
このような編集事態がされたことがないでしょうから。
ご多忙かと思いますが、資料だけでもお持ち帰りください。
私の、一期分の「すべて」です。
私は、この街を愛しており、そして地方議員であることに誇りをもって生きてきました。
郷土を愛するということ、実務ベースとして「守る」ということ。
行橋が好き。
日本が好き。
一歩、前に出る勇気。
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【支援要請】戦うための、武器をください。
最後に。
Facebookのアカウントと、FBのファンページを紹介させてください。
記事を書くたび、こちらでも投下します。
FB個人アカウントは5000名の上限となってしまいました。実際の知人、議員の方のみの承認とさせて頂きます。
ファンページでコミュニケーションをとらせて頂けますと幸いです。
FB個人アカウント 小坪慎也
FBファンページ 行橋市議会議員 小坪慎也
Twitterアカウント 行橋市議会議員 小坪慎也
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【3月7日(月)】最期の一般質問のお知らせ 一般質問の日程が決まりました。 4年前の4月に当選させて頂き、6月議会が初めての議会でした。今回の3月議会が、今期における最後の一般質問となります。 「総集編」
(残念ながら現地に行ったことがないですけど)ふるさと納税で行橋市を応援したいですね。
小坪市議の広報活動や、お人柄で、行橋市へのふるさと納税が増えるようになったら、市の執行部も小坪市議に頭が上がらなくなる事請け合いですね!
個人献金以外でも、県外から小坪市議を応援できる事が何かあるのかもしれません♪
↓年々額が増えて行ってますが、ひょっとして小坪市議効果では・・・!?
http://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/40213
当地では、市外転入者の生活保護受給者が多いです。自分らは絶対申請を受け付けないという隣の県(市)の福祉課が、あそこに行けばすぐもらえるよ、とそそのかしているという噂(冗談だとは思いますが)を何度か聞きました。なにしろ、そのせいか、ええかっこうしいの土地柄だからか住民税もバカ高く、また市役所のHPにはお問合せや市民の意見の受付フォームすら設置されておらず、一度電凸して文句言ったことがあります(今確認したら、設置されていました。やはり、言わないとだめということですね。)駅の西側が開発される前にインサイダー情報でえらく儲けた人々がいたと当地の某企業営業から聞いたこともあり、よくある話だとは思いますが、そういう腐敗した市政は嫌いです。なので今年こそ他のもっとまじめな自治体にふるさと納税してやれと思っていたところでした。というわけで、ぜひ行橋市を応援させて頂きます。
市議がただ保守的な活動をしてるだけの人でないことがわかって株がうなぎ登りです
若者が生きていけない世界で老人が生きていけるわけがありません
例えば韓国では老人の自殺率が高いそうですが、原因はコレに尽きます
市議の取り組んでいる問題は老人の側にとっても死活に関わることだという認識がもっと広がって欲しいですね
頑張っていらっしゃるのですね。将来の事やふるさと納税の事も私も議員だったら、真っ先に手掛けたであろう事から新人なのに凄い働きですね。
時間が無くて大変でしょうが、神風の如く、頑張って戴きたいと思います。
只身体には気を付けて戴き、身体は休眠させる時はしっかり休眠させて下さいね。
九州には大学や仕事での友人が十人前後いるので、九州に伺った際には、行橋迄足を延ばしてみますね。