今後、ISO26000について解説を行う。
ISO26000の中身だが、保守において古参の方にとっては復習に過ぎない記事になるだろう。
それに先んじて、ISOとは何かを理系出身の議員としてまとめておきたいと思う。
<ISO26000の概要>
事前に強く宣言しておくが、「同じことを推奨」するわけではないし
集団で行おうと呼びかけているわけではない。
これをやると威力業務妨害になってしまう。
実は、特定のワードを伝え、スポンサーに連絡をすると、、、
「コールセンターや窓口」での対応が許されず
「社長・役員(もしくは直属の弁護士)」に直接、情報をあげねば「ならない」やり方が存在する。
しかも「回答が必須」なのだ。
・社長・役員などにあげる必要があること。
・説明責任があり回答が必要なこと。
この二点は、義務である。
そして、そのワードとは、「ISO26000」である。
本日は26000の重みを理解していくため、ISOの解説を行う。
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<ISOとは何か>
名前は聞いたことがあるかもしれません。
読みは「あいえすおー」と呼んでおりますが、工業畑ですとISOネジを「いそネジ」と呼称したりもします。
正式な名称は「International Organization for Standardization」でして
日本語訳は「国際標準規格」になります。
<JISより範囲が広い。>
日本版にあたるものが「JIS」でございます。
「JIS:日本工業規格」であり、JISは工業に特化した規格です。
よってISOネジとは、世界的にネジ山ですとかピッチ等の規格を統一したネジ、ということです。
ISOの場合も工業分野の規格(ただし電気分野を除く)ですが、JISより幅広い分野を扱っているのが実態であり、様々なルールに適用されます。
これは、「世界標準」と呼んでもいいもので【共通ルールを世界で統一しましょう】というものです。
中には文書の管理規定から、エコの在り方まで、様々なものが含まれます。
ありとあらゆる「ルール」に附番を付けて行くのがISOと認識してもいいかも知れません。
<ISOの必要性>
これは議員の中でもいまいち理解が進んでいない分野かも知れません。
満たしていないと民間企業は死活問題であり、製品の出荷・海外との出し入れに深刻な打撃を与えるのです。
少し解説してみましょう。
<輸出入と半製品>
「生産」と一言でいいますが、半製品状態もございます。
最終的な組立てはメーカーで行いますが、部品を生産する企業もあるのです。
一見、関係ない話ですが、大事な話なので聞いて頂けると嬉しく思います。
<一つの製品には多くの企業群が必要>
隣接自治体(苅田町)には日産九州工場、及びトヨタのエンジン工場がございます。
共に広大な工場でございますが、ここだけで全てを生産しきれるものではございません。
自動車産業は非常に裾野の広い産業でございます。
例えばシートなシートで別の会社。
シートベルトとなりますと、タカタさんが大きなシェアを。
エアコン周りは、かつて私が務めていた企業もおります。(民生品ブランドですとALPINE)
メーターまわりは日本精機(アフターパーツだとDefiブランドを展開)
フェンダー周りは、みやこ町にもあるユニプレス。
ホイールだとトピー工業なんかも。
あまりメーカー名を挙げてもきりがありませんが、カルソニックも新車部品を作っています。
ボッシュ、デンソーも有名ですね。
これらの半製品を生産する一次下請けを「ティア1」と呼びます。
ピラミッドとして見た場合、さらティア2、ティア3と続きます。
<ルールの徹底が必須>
これらの企業群は、同一の規格で動いております。
例えば日産に納める場合、日産の社内規格に準拠する必要があります。
同一の仕様書に基づき、凄まじい数の技術者たちが設計を行い、品質保証部門とSPECを抑えて行きます。
それのみではありません。
当然ながら日本の国内法を順守すると共に、JISで定められたルールを順守します。
<たくさんのルールがあります。>
製造の現場においても、クロムを防錆材として塗布してはならない、等。
製品にはもちろんのこと、生産現場で用いる生産設備(治工具・自動機含む)への使用が禁止。
昔は黒く塗装された機械もありましたよね、あれは防錆塗装でクロムです。
他にもRoHS指令(有害物質使用制限指令)もありますし、最近では水銀条約(水俣条約)も準備会合を経て2013年10月に92ヶ国で批准されております。
これは「水銀および水銀を使用した製品の製造と輸出入を規制する国際条約」で、水銀および水銀化合物による汚染や、それによって引き起こされる健康、および環境被害を防ぐため、国際的に水銀を管理することを目指すものです。
<守って当然のルール?>
「水銀!」と聞くと、「そんなのダメだ!」と言うでしょう。
私も当然だ!と思います。
しかし現場レベルで見て行きますと、結構大変なのです。
恐らく普通に生活することを考えると、皆様が達成することはまず無理なレベル。
(仙人みたいな生活をしない限りは。)
これ、水銀灯がNGになりますので、工場設備は随分と刷新せねばなりません。
またご存じない方も多いかと思いますが、蛍光灯にも使われており(低圧水銀蒸気中のアーク放電)これらの使用すら制限される厳しいものです。
かと言ってLEDは光が回りこまず、工場の照明設備としては弱い。
※ 行橋市の業者が水俣条約に基づいた照具の製品化に成功。
いまは新北九州空港にも導入されており、水銀灯と同様の用い方ができる(光が回り込む)のみならず
一瞬で点灯(作業可能な照度を達成)し、節電にもなる照明を開発しました。
国際見本市にも出ており、執行部サイドの支援が少し弱いと感じたため、元プロとして一般質問を行っております。
<なぜここまでやるのか?>
ただの蛍光灯一本、水銀灯一個だとしても、工場設備となるとロットは凄まじい数になります。
「買う」から「作る」という悪循環を断ち切るため、身を斬る覚悟で相当に厳しいルールを課しているのが製造の現場であります。
大きな影響力をもつからこその社会貢献。
製造・生産の過程から管理し、徹底的に行うのです。
これが世界の潮流でございます。
「社会貢献」という言葉が一人歩きしておりますが
これが実際の話になります。
<ISOとは何か>
いくつか例を挙げさせて頂きましたが、実際はもっとたくさんあります。
ISOとは、これらのルールの根幹、基本となるものです。
まずISOの批准が必要。
ISO 9001(品質)ISO 14001(環境マネジメント)は、どんなに小さな工場であっても
自動車産業に関連する場合には、絶対に取得しています。
「認証を受けていない」工場は、自動車関連ではまずありえない。
存在できません。
<ISOの認証を受けていなかった場合>
これらのルールを順守しない場合、もしくは認証を受けていない場合。
事実上、製造ができません。
いえ、製造自体はできるのかも知れませんね。
「勝手に」ではありますが。
実は、生産しても納入ができません。
全ての部品が同一ルールで生産されている必要があり
ルール違反の部品(半製品)の混入が許されないためです。
そのため、ISOに抵触、もしくは「認証を取り消された」場合には
生産しても納めることができませんから、一方的に人件費などが飛ぶだけであり
はっきり言えば工場は閉鎖です。
生産できませんから。
(余談)
親族にはそれなりの規模の建設業を営む者がおります。
九州で初めてISOを取得したように思います。
叔父が創業者になります、ちょっと自慢です。
行橋市には営業所を持ちませんから(基礎自治体の公共工事はあまり行っていない)
私は建設関係には明るくないのですが、確かこないだは皇居の工事もさせて頂いたと記憶しております。
ISOって、多くの分野で大事なんです。
<多岐にわたります。>
例えば人権分野。
子供を安い人件費で買い叩き、安価な労働力として搾取。
当然、人件費が安いものですから部品は安く生産できます。
安い部品があれば、ついつい買ってしまいそう。。。
賢い主婦などは卵1パックでも安いところを探します。
では企業に同じことが許されるのでしょうか?
子供を搾取して作った安い部品。
その安い部品で作った製品は、国際的に販売が許されると思いますか?
当然ながら答えはNOです。
これが認められれば、新興国における人権被害が続出することは明らかであり
「製品としての販売」も実際は不可能なのです。
何より企業ブランドに致命的な損失を受けます。
ゆえに「製造段階」にも強い縛りをいれています。
これを「社会的責任」と呼びます。
言葉ばかりが先走っている感がありますが、実際の話はこのような形になっております。
<ISO26000とは>
今回、紹介するISO26000は、それらの総合版とも言えるものであります。
当然ながら絶対的なものです。
26000説明資料「やさしい社会的責任 ? ISO26000 と中小企業の事例 ? 概要」(財団法人 日本規格協会発行)より一部を紹介。
コミュニティへの参画及びコミュニティの発展
・ポイント
地域住民との対話から、教育・文化の向上、
雇用の創出まで、幅広くコミュニティに貢献する
・取り組み例
ボランティア活動、地域住民・児童を対象にした教育活動、
地域におけるスポーツ促進
(個人的な追記・解説)
企業が地域の祭りに協賛したり、共に行う例を見たことがあるかと思います。
これは社会的責任の一環として、ISOの認証を受けていることに基づき活動として「必須」であるためです。
人権
・ポイント
・人権を守るためには、個人・組織両方の意識と行動が必要
・直接的な人権侵害だけでなく、間接的な影響にも配慮し、改善する
・取り組み例
差別のない雇用、人権教育
(個人的な追記・解説)
本来は児童による就労やブラック企業、派遣を主とすべきと認識しておりますが
第二、第三の同和利権とならぬよう注視が必要。
公正な事業慣行
・ポイント
他の組織とのかかわりあいにおいて、社会に対して責任ある倫理的行動をとる
・取り組み例
意識向上教育、内部通報・相談窓口の設置、フェアトレード製品などの購入
(個人的な追記・解説)
ここらあたりをうまく使うと、「派遣関連でのおかしな動き」もかなり強く働き掛けることが可能です。
日本語版の概要は、原文のもつイメージとは少し異なるようにも感じますが。
(特に人権分野)
<ISO26000、7つの原則>
社会的責任を果たすための7つの原則として、以下が明記されております。
詳しい説明は次のエントリに譲りますが、「1」に何が来ているか、この点は重視して見て頂きたく思います。
社伒的責任を果たすためには何が必要でしょうか。ここでは、ISO26000 で提示されている7つの原則
を紹介します。いずれも、それぞれの組織において基本とすべき重要な視点です。
? 説明責任:組織の活動によって外部に不える影響を説明する。
? 透明性:組織の意思決定や活動の透明性を保つ。
? 倫理的な行動:公平性や誠実であることなど倫理観に基づいて行動する。
? ステークホルダー2の利害の尊重:様々なステークホルダーへ配慮して対応する。
? 法の支配の尊重:各国の法令を尊重し順守する。
? 国際行動規範の尊重:法律だけでなく、国際的に通用している規範を尊重する。
? 人権の尊重:重要かつ普遍的である人権を尊重する。
やさしい社伒的責任
― ISO26000 と中小企業の事例 ―
<解説編>
(財団法人 日本規格協会)より。
? 法の支配の尊重:各国の法令を尊重し順守する。
コンプライアンスとは、「法令順守」と訳されますが実際はそうとばかりも言えません。
今までの説明でなんとなく「社会的責任」がわかって頂けたかと思います。
この項はまさに法令順守を述べています。
「日本の企業」も日本の国内法を順守せねばなりません。
このあたりと放送法、深い話ができるかと思います。
? 国際行動規範の尊重:法律だけでなく、国際的に通用している規範を尊重する。
国際的な、と来ました。日本国内の、俺俺ルールでは無理なのです。
輸出入、出荷・納入というフローがある以上、国際的な動きが必要です。
そして行動規範とは、「モラル」と言うと皆様にも
「あ、今回のは、、、と思い当たる部分」があるかと思います。
これはガバナンス不足の実例であると推定できる一件だと考えます。
【政治家の目線】テレビ朝日のYouTubeチャンネルがアカウント停止
詳しく解説しなおしたのがこちらです。
【政治家の目線】テレビ朝日の件、火消しに躍起。
そして、この対応はありえない。
私が判断することではありませんが、テレビ朝日が判断することでもありません。
それはスポンサー各社が判断することであります。
【政治家の目線】テレビ朝日、ユーチューブ側の手違いだと「勝手に」結論づける。
次のエントリの、少しだけ紹介になりますが。。。
ガバナンス不足の、このような企業への資金提供、スポンサードは、ISO26000に強く抵触すると考えます。
抵触する、しないについては、それぞれの企業様で判断されれば良いかと思いますが
1に明記されているように、書式に従って通報された内容は、窓口での対応は許されておらず
社長・役員、もしくは直下の弁護士に直通であげられ、かつ回答が義務付けられております。
<理系の政治家>
文系の独壇場のような政界でございますが、理系も少しは評価して頂きたいな、と。
また戸締りさんがこの分野では有名ですが、彼ほど詳しくないにせよ、私も実務経験者でございます。
ブランドを背負い、社を代表し、
つまり日本の国益を背負い、
大きな大きな企業と交渉する。
ほんの短い間ではございましたが、そんな先輩技術者たちの背中を見てきました。
(オートエアコンの特許保持者がコーチャーでした。)
国際法の分野だって出てくる、私たちは、ずっと戦ってきた。
この国の雇用を守り、一つでも製品を国内に残し
それが製造派遣であったとしても、一人の仕事でもいい、
守りたかったからだ。
線の一本に命を懸けて、すっと引く。
これが私たちの刀。
<最後にISOのまとめ>
海外現地法人A、B、Cがあったと仮定します。
Aをアメリカ、Bをヨーロッパ、Cを中国にしましょうか。
海外現地法人Aにて塗装工程を行い、海外現地法人Cで組み立てを行います。
そして海外現地法人Cに送り、メーカーで組み付ける、と。
国境を越えてラインがあるようなもので、よくある例です。
この場合、A・B・Cは別の会社扱いになりますから、出荷とは「販売」であります。
地味にTAX(税金)などもかかりますし、その中間に本社を置いて利益を確定させたりします。
はっきり言いましょう。
製造するための「工場間の移動」すらできないのです、出荷ではなく「販売」でありますから。
そもそも製品に使用できぬ部品ですから、どちらにせよ意味はないのですけどね。
ISOに関わる問題が企業にとってどれほど重要か、お分かりいただけたでしょうか?
例として製造業を挙げましたが、当然ながらほとんどの業界に関わる話になってきます。
これは法律でうんぬんという話ではなく、そのような潮流に世界があるという、
その分析であり、私の目から見た、ただの事実でございます。
以上をもってISOの説明を終わります。
(協力依頼)
皆様にお願いがあります。スポンサーの一覧ですが、最新版は存在しない模様です。
よって「作る」ほうが早いと判断しました。
テンプレートに基づき、コメント欄にて報告お願いします。
これを埋めてくだされば、「やれること」がございます。
私に武器をください。
【協力求む】テレビ朝日・スポンサー一覧
一歩、前に出る勇気。
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最後に。
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コメント (頂いたご意見は、他SNSに比較し最優先で目を通しております。)
ISO26000、強力な弾頭ですね。
ISOは強力な武器になってるんですね
自分も漫画紹介するブログもやっているので良かったら被リンクお願いします
http://(削除)
スポンサーの一覧ですが、普段テレビを見ないので
広告種別はどこで判断すればいいのか分かりません。
出来ましたらどなたか教えて下さい!
水っぽい内容に感じましたがハテサテ実はエグイですね。
了解です。やれることキッチリやりましょう(笑)
ISO 9001(品質)ISO 14001(環境マネジメント)の認証取得している企業は多いと思われますが、ISO26000対応しているのは、トヨタだったと記憶しております。
トヨタと取引している企業には有効でしょうが、花王は取得していない?と記憶しております。
従って、トヨタのスポンサー番組への電凸は友好ですが、花王のスポンサー番組には無効という理解をしているところです。
私のニコ生コミュで電凸を生放送しました。
凸される方はご参考になさってください。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv209713132?ref=community
テレ朝 15:00?
セブン&アイグループ 35:00?
AEON 1:10:00?
小林製薬 1:29:00?
JT 1:49:00?
電凸部分をカットして動画にUPする予定です。
嫌がらせ的な言い方の凸が沢山あるようです。
電話口のおねーちゃんは敵ではないのに、おねーちゃんに喧嘩売るような凸のようです。
電話に出てくださった方は味方かもしれない、もしくは味方につけないといけないのに、最初から敵認定して特攻している。
もしくは遊びで茶化すような凸をしている。
私達の要望の質が下がってしまう、とてもマズい。
威力業務妨害にもなりかねません。
電話口の方を味方につけてください、お願いします。
花王は軍需工場だったし、本来は反日じゃぁないんだけどね。
勤務していた戦没者を、工場内の神社でお祀りしています。そういう側面もある事を知って頂きたい。
まあ、現在のところはわかりません。経営者と現場でも温度差があると思う。プライドが高いから、過ちを認めたくないんだろう。
コンプライアンスの問題は、企業はとても気にしていますね。テレ朝が原発の報道でBPOに指導されたようですが、総理の中東訪問の報道も事実と違うと外務省から正式な抗議がされました。左翼は「目的達成の為なら何でもやる」今までそれが野放図に許されてきましたが、ツケを払う時が来たのかもしれませんね。
メデイア総出の「人質事件は、総理の責任。」キャンペーンが残念ながら無駄に終わり、政府への支持率が各社上昇しています。これは、ネット保守が増えたのでしょうか???
そうそう習近平さんが年頭のテレビ演説でネット用語を使い、中国のネットユーザーが大変盛り上がったそうです。共産党国家でも、ネットに気を使うみたいです。
ISOから攻めるとは想像を超えた なんとすばらしい
ガンガン攻めて!!
ISOネジなど製品規格に関する国際標準を「パフォーマンス規格」といいます。
対して品質関連の9000シリーズ、環境の14000シリーズ、情報セキュリティの27000シリーズ、ITサービスの20000シリーズ等を「マネジメント規格」といいます。
マネジメント規格は業務遂行手順と管理手法が規格適合している事を認証するという事でさまざまな認証機関、コンサル、審査会社が好き勝手に偏向解釈をやらかし、特に14000シリーズは目も当てられない惨状となっています。
現在認証を返上する企業があとを絶たないという状況で、ISOに群がった輩で撤退するところも少なくありません。
そんなISO認証ビジネススキーム崩壊を予測したのか、国際標準化委員会がISO26000を発表したわけですが、いままでのISOと異なり審査/認証という形態をとらないと訊いています。
ガイドラインに沿って自主宣言すればどの企業でもISO26000を名乗れるものかと・・・(それなりに社内規約、体制整備は必須ですが)。
つまり、認証機関のように上位組織からお墨付きを頂き、不始末をしでかしたら「免状お召上げ」とおいう図式ではないのです。
世間に大々的に報じられる事がない以上「今後の参考に・・・」「貴重なご意見を・・・」程度で流される可能性も捨て切れません。
7年前の知識で書いていますが、現在は変わったのでしょうか(調べてなくてスミマセン)。
ともあれ、変わっていないのであれば、ISO26000も過度に期待すると肩透かしを食らうような気がしないでもありません。
全企業に共通な「コンプライアンス」「企業の社会的責任」といった普遍的内容をベースに攻めれば、ISO26000を名乗っていようがなかろうが有効弾を与えることが可能と考えます。
ざっと調べましたが、ISO9001、ISO14001に比べて認知度が低い。また、ISO26000は外部組織による認証の形をとっていない。
そうすると、問題の企業だけではなく、問題のない企業にも多数送付し、内容を検証しないとあまり効果がないのではないでしょうか。
[…] ← 【ISO26000】ISOの認証と重要性 […]
無断引用転載禁止って画像の右下に書いてますね汗
[…] ← 【ISO26000】ISOの認証と重要性 【閑話休題】保守とメンタルヘルス? → […]
[…] ※ 前もってISOの重要性についても読んで頂けると、さらに意味がよくわかるかと思います。 […]