公の立場として、他者の名誉を護る戦い

行橋市議会に届いた抗議文

上記を受けて私も議員として動いた。

折りしも本会議最終日、本会議での挙手をしての日程外の発言は異例だ。
当然、新人の私には敷居も高い。議会のルールを各種勉強する良い機会にもなった。

議会のルールに基づけば、日程第一に入る一瞬しか機会はない。
以下は、正式に議事録に残される発言だ。
(ブログ記事は原稿をベースにしているため、恐らくないとは思いますが議事録とは若干の差異がある可能性があること、ご了承ください。)
民間活動の名誉を護るという一点においては、中段以降がそれに該当する。

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議長!

本九月定例会冒頭、本会議におきまして、
基地対策特別委員会、委員会研修において
行程外の行動をとったことが、問題であるとご指摘を頂きました。

視察準備にあたっては、他県の国会議員よりご尽力を頂けたこと、
本当にありがたいことであると感じ、是非ともお礼を伝えたいと思った次第です。

ところが当日は、台風の影響などもあり、スケジュールが非常にタイトになってしまい、結果として、最後の行程中に中座してしまいました。

行程外の行動は、ご指摘の通りであり申し訳なく思います。
本会議会期中の、特に忙しい時期において、議員各位にはご心配、および
多大な負荷をおかけしたこと、まずもってお詫び申し上げます。

議会全体、議員各位への責任として、私は議員個人として、会派を離脱しております。
ともないまして、基地対策特別委員会も自動的に委員の役を失っております。
私なりに、ケジメをつけさせて頂きました。

議員各位におかれましては、お詫び申し上げると共に
暖かいご指導、ご鞭撻を頂いたこと、あわせて感謝申し上げます。

その過程で、誤った情報が流布されているため、訂正させて頂きます。
委員会内で触れてもいない内容であり、これは私自身も身に覚えのないことです。
この場で否定させて頂きます。

視察後にお会いした民間の方からも、
「そのような事実はない」と抗議文も頂いております。

抗議文を送られた方は、PTA会長を務めていたこともあり、
地域活動の一環として、公共施設の清掃活動として、
普天間基地フェンスの清掃活動を主催しております。

抗議文中にもありましたが、管理権を有する普天間基地司令より、清掃活動の許可も得ており、法的になんらの問題もございません。
また、委員会において、つまり公(おおやけ)には、私はこれらについて触れておりません。

しかしながら
該当記事では「普天間基地に行きポスターを剥いで回った」という文言が書かれております。
これは器物損壊などの不法行為を思い起こさせ、許可を得ての清掃活動とは全く異なる意味になります。
まっとうな地域の清掃活動は存じておりますが、私自身もそのような不法行為は行っておりません。

委員会で触れてもいない、事実と異なる内容について、
委員会名、また私を議員として特定した状態で併記し、
これを公の身分であることがわかる形で、世界中に閲覧できる状態で発信し続けていること、誠に遺憾に思います。
また、今後このようなことがおきないよう厳重に抗議いたします。

議員各位におかれましては、本件において多大なご心配とご迷惑をおかけしました。
お詫び申し上げると共に、暖かいご指導、ご鞭撻を頂いたこと、重ねて感謝申し上げます。

以上
(ここまで)

本会議で挙手をして発言する。
重たい行動であると考えている。
その中で私が重視したのは、他府県の民間の方の名誉である。

私への批判はいい。
いかに行橋市の発展を祈ったこととはいえ、また台風でスケジュールが押したとは言え、私が行程中に最後のスケジュールを抜けたことは事実である。
非常に多忙な国会議員が、そのために予定を調整してくれたこと、変更が難しかったこと。その中で判断を行い、それが非難の対象となるならば甘んじて受けるべきだ。事実そうした。そして議会内でクローズしたのだ。

報道はその後である。よって何がネットで問題とされているのかもよくわからなかった。
地方議会の人事であり、全国に余波を与えるものではなく、すでに終わった状態からだったからである。

地元対応も終わったあとのことであり、疑問符が飛んでいた。
しかし、やらねばならないことがあった。
むしろその過程においても、絶対に譲らないことがあった。

黙ることで不利になったとしても、決して弁明せず触れなかった内容がある。
それは民間人の名誉だ。

若輩者とは言え、私は議員であり公人である。
みんなを守るべき存在だ。
行橋市議会を構成する一人の議員として、
我が自治体の議員が他府県の民間人を傷つけることは恥だと考えたからだ。

守るために動くこと、それゆえに耐え忍ぶこと。
それが私なりの行橋市民への筋の通し方だからだ。

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