[執筆対象:GHQマッカーサー][発生日:H-88//][病理:贖罪洗脳]
1 アメリカ占領軍による洗脳政策
大東亜戦争後の左翼にふれる前に、左翼に強大な影響を及ぼしサヨクに退化させた元凶とも言うべきアメリカ占領軍について記す。
大東亜戦争後、アメリカ占領軍は恐るべき言論弾圧と、多くの人々をでっちあげの裁判で殺す日本史上かつてないような恐怖政治を行った。民主主義を与えるとプロパカンダしつつ。再び日本が軍事的にアメリカに比肩する軍事力を持つ大国となることを抑制するためだ。
以下にアメリカ占領軍が行った虐殺恐怖政治の数々を列記する。
(1)憲法の投下
欧米が何世紀も行ってきた侵略植民地政策。それは現地住民に軍備を持たせず愚民化し、現地に軍隊を駐屯し支配するというものである。現地住民に軍隊を持たせると宗主国への反乱の可能性が出てくる。占領軍は、そういう欧米列強の植民地政策をマニュアル化し、軍備放棄条項(第九条)のある憲法を急ごしらえして日本に押し付けた。
占領軍が被占領国に憲法を制定するなどという暴挙。世界のいかなる時代のいかなる場所においても、こんなひどい暴挙の例を筆者はこれ以外に知らない。悪辣さにおいて原爆投下に匹敵するものだ。
(2)徹底した言論弾圧を行い、占領軍の傀儡となったマスコミにより日本人を洗脳
全日本マスコミを検閲し言論の自由を封じ、「旧日本政府=非民主的なワルモノ政府、アメリカ占領軍=民主主義を与えに来た解放軍」という図式の洗脳を徹底して行った。
(3)教育機関の統制
占領政策に従わない教員を学校現場から放逐し、占領軍の手先となって働く教員を優遇。これにより、日本の学校現場は「旧日本政府=非民主的なワルモノ政府、アメリカ占領軍=民主主義を与えに来た解放軍」という図式を日本の師弟に刷り込むアメリカ占領軍御用達教員ばかりになる。
(4)日本政府首脳の吊し上げ裁判と冤罪による虐殺
東京裁判のこと。アメリカなど戦勝国は、支那の共産党のように「旧政権のワルモノ」を仕立て上げ吊し上げる裁判を行った。これにより多くの人々が戦犯の汚名を着て殺された。戦勝国はその裁判の中で「南京大虐殺」など様々な日本軍の蛮行を捏造した。
(5)ウオー、ギルト、インフォメーション、プログラム
アメリカ占領軍は原爆投下など自国の軍事犯罪をごまかすため、ウオー、ギルト、インフォメーション、プログラムというものを開始する。全マスコミを統制管理することにより、日本の戦争犯罪をでっちあげ、贖罪意識を日本人の植え付けるプログラムである。上記の「南京大虐殺」捏造もその一環である。
「旧日本政府=非民主的なワルモノ政府、アメリカ占領軍=民主主義を与えに来た解放軍」という宣伝。世界のあらゆる時代のあらゆる外国占領軍が行ってきたおなじみの「解放軍」宣伝だ。支那が行ったチベット侵略も、支那政府当局及びその腰巾着である日本のサヨクによると「解放」らしい。
こんな宣伝を丸ごと信じるヤツはほとんど馬鹿である。
戦前にも選挙はあった。それも現在と同じ、完全な秘密選挙(投票者が誰に投票したのかわからないように配慮した選挙)である。選挙をもって代表者を選ぶのが民主制である。日本は間違いなく戦前も民主国家だったのだ。
ただ、女には投票権は無かった。しかし、当時女に選挙権があった国はナチスドイツなどごく一部である。例えばスイスなどでは女に選挙権が与えられたのは、西暦1970年代になってからである。更にアメリカでは当時黒人には選挙権は無かった。民主主義を与えるどころか、アメリカ自体がまともな民主国家ではなかったのだ。
また、ワルモノはまぎれもなくアメリカ軍である。原子爆弾の投下は現在、軍事的な意味以前に、単なる人体実験であることが知られている。これほどひどい大量虐殺は歴史上あっただろうか。
アメリカ自身もこんな馬鹿げた洗脳や憲法が長続きするはずがないと思っていたようだ。日本全土で空襲を行い原子爆弾を投下するような歴史上かつてない程の大量虐殺を行ったアメリカを、「民主主義を与えに来た解放軍」と単純に信奉するほど馬鹿な国民であるはずがないと思ったのだ。無理もないことだ。ゼロ戦など高度な戦闘機や、酸素魚雷など超ハイテク兵器、戦艦大和など造船技術の粋とでも言うべき超強力攻撃マシーンを作り上げた日本、何より大東亜の解放を夢見て勇敢に戦った高潔な日本軍兵士を目の当たりにしてきたのだから。まさか、そんな愚鈍であるはずがない。
しかし、このアメリカの予想は間違いだった。まさに、日本人は「旧日本政府=非民主的なワルモノ政府、アメリカ占領軍=民主主義を与えに来た解放軍」という図式をいつまでも単純に信奉する馬鹿な国民だったのだ。戦後日本人は。
これらの占領政策はアメリカが予測した以上に効果を上げた。
2 アメリカ占領軍による洗脳政策がもたらしたもの
上記の占領政策の結果、以下のような効果が日本にもたらされた。
(1)憲法の投下がもたらした効果
アメリカ軍駐屯永続のために投下した憲法第九条に、異様な忠誠心を発揮する政治集団が現れる。旧社会党や共産党など、俗に護憲勢力という連中だ。連中は、憲法第九条にある軍備放棄条項が、日本の軍事力弱体化とそれによるソ連や支那の相対的軍事力強化に有効である点に着目したのだ。
これにより憲法は硬直し時代に応じた改憲ができなくなった。そのあげく、現在では世界で最も古い憲法に成り果てた。世界中の国々では時代時代の人々からの需要に応じて、次々改憲されているのだ。
(2)徹底した言論弾圧によるマスコミ統制がもたらした効果
占領軍によるマスコミ統制により、マスコミ各社は「一億玉砕」から「アメリカの民主主義を見習おう」に突然に豹変する。「旧日本政府=非民主的なワルモノ政府、アメリカ占領軍=民主主義を与えに来た解放軍」という占領軍の宣伝に積極的に加担した。
そうしたマスコミ各社は、アメリカ軍による占領終了後にも相変わらず占領軍の奴隷根性が抜けきらなかった。連中はアメリカ様に解放していただいた「戦後」という時代を徹底して礼賛した。逆に「戦前」という時代を歪曲し悪しきざまに書き立てた。次々と嘘に嘘を塗り固めていった。全ては、積極的に占領軍の犬となって働いた罪の歴史を正当化するためである。
(3)教育機関の統制がもたらした効果
「旧日本政府=非民主的なワルモノ政府、アメリカ占領軍=民主主義を与えに来た解放軍」という宣伝に、教師もまた積極機に占領軍の手先となって加担した。彼らは社会党や共産党の力を借りて徒党を組み、日教組や全教となる。マスコミ同様、連中は占領軍の手先となって働いた罪の歴史を正当化するため、「戦前」という時代を歪曲し悪しきざまに教育し続けた。
(4)日本政府首脳の吊し上げ裁判がもたらした効果
「旧日本政府=非民主的なワルモノ政府、アメリカ占領軍=民主主義を与えに来た解放軍」というイメージの固定化に成功。やがてアメリカ占領軍によるお裁き(東京裁判)にかしずき、こうべをたれる日本人が生まれる。例えば、東京裁判により「戦犯」と規定された人間を、アメリカの尻馬に乗って吊し上げる日本人だ。
(5)ウオー、ギルト、インフォメーション、プログラムがもたらした効果
「南京大虐殺」などアメリカ占領軍などが捏造した宣伝を盲信する日本人が生まれる。日本政府に謝罪と反省をさせたがり、土下座させたがる屈折したSM病理に侵された日本人が生まれる。
これら占領政策の結果現れたこういった様々な狂った集団。これらをサヨクと言う。
参考ページ:W.G.I.P.
戦後日本とは何かを考察するにあたって、最も重要で根幹的な問題であるウオー、ギルト、インフォメーション、プログラムについて記している。W.G.I.P.の醜怪な実態については解っていない点は今なお多い。これからも研究調査が必要だろう。
参考ページ:ジラード事件
占領軍統治下におけるアメリカ占領軍による殺戮が記されている。これが占領軍&サヨクの言う(司法の)「民主化」である。こういう真の暗黒時代を隠蔽した「戦前暗黒史観」を流布するのがサヨクだ。
3 占領軍の支配が始まると突然占領軍の犬に寝返った連中
常に風向きに迎合するかつて大東亜戦争を煽った公共媒体や政治家や一部国民は、占領軍の支配が始まると突然占領軍の犬に寝返った。原子爆弾を投下し空襲を行い非戦闘員である日本人を数百万人虐殺したアメリカ占領軍の犬に。彼らは占領軍の肩越しに他の日本人を吊し上げ、占領軍が行う虐殺や憲法投下に加担した。
こういう占領軍の犬癖は日本の保革両翼に受け継がれている。ただ、保守側の犬には或程度の酌量の余地がある。現在のように日本にまともな軍隊の無い状態では、アメリカの犬とならなければ共産主義国家の餌食となる運命であるがゆえ。
逆に全く酌量の余地が無いのが左翼の犬だ。
占領軍から投げ与えられたチョコレート(憲法)を今なお口にくわえた左翼の忠犬は、占領軍のお達しのままに戦前を悪しきざまに暗黒時代と吠え立て、占領軍のお達しのままに憲法を賛美し、占領軍のお達しのままに占領軍から民主主義を与えられたと戦後を賛美し、占領軍のお達しのままに日本軍兵士の方々を毀損し、占領軍のお達しのままに大東亜戦争を単なる侵略と総括し、占領軍のお達しのままに我々の祖先を「グンブに騙された愚者」「騙した悪人」と決め付ける。
これら占領軍から刷り込まれた条件反射を今なお繰り返すパブロフの犬。「キンリンショコクのリカイが得られないいい」などと騒ぎ立て、占領軍や外国のムチを怖がる犬癖がこびりついた連中。そういった連中がいまなお大量に存在する。サヨクである。
終戦は、日本の軍事力弱体化による暴力革命を夢見る集団を野に放った。旧日本社会党であり、日本共産党などである。彼らの下部組織とでもいうべき日教組や、シンパシーを持つ朝日新聞などは、アメリカ占領軍の尻馬に乗ってこういった政治宣伝を開始した。
* 日本軍は悪の軍隊である。
* 我々日本人は軍隊を管理できない劣等民族である。アメリカ様が与えてくれた平和憲法に未来永劫忠誠をつくそう。
* アメリカの民主主義を見習おう。
そしておまけに
* ソ連や支那、北朝鮮は労働者の楽園だ。その国の軍隊は労働者を救う正義の軍隊だ。
無論、この宣伝の目的はソ連や支那、北朝鮮の相対的軍事力強化である。その後、「ソ連や支那、北朝鮮にある軍隊は労働者を救う正義の軍隊だ。」という主張は、あまりいわなくなる。あまりの馬鹿らしさから大衆に受け入れられないのと、平和運動という策謀形態を行う都合上の論理的不整合があまりにもあらわになるからである。
やがて下記の主張が左翼の主張となる。
4 反米に転向しだした左翼の主張
* 日本軍は悪の軍隊である。自衛隊も同様だ。
* 日本の軍事力補完を行っているアメリカの軍隊も悪の軍隊だ。
* 我々日本人は軍隊を管理できない劣等民族である。アメリカ様が与えてくれた平和憲法に未来永劫忠誠をつくそう。
左翼は、支那、北朝鮮については直接軍隊を礼賛するのでなく、イメージ的な支援プロパカンダを行う形に変更した。支那政府が数千万人以上の国民を殺したと言われる文化大革命を礼賛し、その虐殺革命の犠牲者を旧日本軍の仕業にすり替えた「南京大虐殺」などの反日宣伝を無批判にたれ流すなど。ちなみに、これらの主張は現在のサヨクとほぼ同じである。
また、日本軍事力弱体化のため、米軍の駐屯についてはサヨクは「アメリカに見習おう」からアンポハンタイに転向する
しかし、こういった懸命な左翼の宣伝にもかかわらず、相変わらず自衛隊は存在し米軍は駐屯を続けた。そのおかげで、ついにソ連や支那からの対日侵略戦争は起きなかった。やがてソ連は崩壊し、東欧諸国は社会主義から解放され、支那政府は社会主義を実質放棄し、北朝鮮は飢餓国家となった。
冷戦は左翼の敗北で終戦を迎えた。
日本には、左翼がたれ流した反日プロパカンダという冷戦の汚物のみが残った。冷戦の深い爪痕である。