次期総裁を占ううえで重視されるべきもの、石破総理への敬意の払い方(好きとは言っていない。)明日明後日のこと、一カ月後のこと、半年後のこと、そして三年後に自民党型政治が崩壊してしまうまでの未来予測。

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「お疲れ様でした。」の一言を添えることの重要性を説きたい。本来は冒頭でそうあるべきものと自らを戒めるのだけれど、私自身にも複雑な感情があり”添える”というフレーズにしたい。敢えて述べておくけれど、私は石破総理の支援者ではないし擁護する立場にはない。しかし、”石破降ろし”については失敗だったという立場も述べておく。

そういう文脈だから書き方を悩むけれども、好きになる要素がない。後ろ撃ち、その言葉に集約される。私が政治に身を投じたとき、それは麻生政権の末期。就職氷河期の声を代表するわけではないけれど、私は中川昭一中が財務大臣の答弁に痺れた。私の原風景の一つ。

外国人の土地規制の政策は、中川先生の、生前の最後のblog記事にて言及されているもので、余談になるけれども、その著作権の使用権を公式に得て紙に出版した経験が私にはあります。いまのネット世論の、そして本件政策のスタートに近いところに私はおりました。追悼関係の出版にも携わっています。(ネットには出ていない、または私が出さなかった政策の断片もございます。)

ゆえに麻生内閣を、結果として中川大臣を撃ったことに対して私は凄く複雑な感情を持っています。当時において石破議員がどのように振る舞われたのか、等。
安倍元総理は山口出身です、山口県の地方議員は誇りに思っているでしょう。麻生内閣には、福岡の政権という側面もあり、我が国を独立に導いた吉田茂翁の県連という覚悟もございます。

あのとき、世界同時不況があり、解散が遅れ、
結果として国益に資するはずの国会議員を大量に喪失、
あのとき、中川先生も落選され、二度とバッジを付けぬままに命も失われ、
あのとき、私たちネット保守派は少数で支え切ることにできず。
あのとき、福岡の麻生太郎議員は電波の前で深々と頭を下げるにいたり、泣きそうな日がにもございました。
(私の所属する小選挙区との関係が良い悪いは抜きにして、二十代の最後を私はそのような光景を見てきた過去に違いはありません。)

 

 

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同じように広島は岸田総理に誇りを持つものだと感じておりますし、石破総理についても同様でしょう。神奈川は菅さんについて誇りを持つものだと思うのです。それは地元における”実力者”みたいな、いわゆるフィクサー的な意味合いとは異なり、単に尊敬され、愛されるという側面です。おらが町の英雄、支えたいリーダー。

リード文が長くなってしまいましたので本文に。
台湾有事は起きるのでしょう、やがては起きるべきものと覚悟せねばならぬ時代です。
その台湾防衛において、去りゆく石破総理に対する”敬意”の意義を説きたい。このあたりは、次期総理の国会運営に明確に関わるもので、まともに運営できない場合は(台湾有事クラスの)国難に対し、非常に無防備な事態になるのでしょう。

明日は来ます、明後日も来る。
一か月後も、半年後も一年後も来る。私が死んでいようが生きていようが、やがて月日は巡りくるもの。三年後も来る。

たぶん、納期は三年。残された刻限は三年しかない。
三年後も参院選は来るのですが、(三年後から見ての六年前の)参院選において安倍元総理が命を奪われました。自民党員は、支援者は、悲壮な覚悟のもとに選挙を戦ったわけで、それが同情票と言われようとも弔い合戦ではあったのが2022年の参院選。踏みとどまった議席は76。(自民63、公明14)ネットでは批判もあるのでしょうが、岸田内閣による選挙でありました。

次の改選は、この議席が守れるのかという話になるのでしょう、
はっきり言いますが現状だと不可能です。これは党批判でもなんでもなく、前回の参院選なりの数字になることは、何もしなければそうなるというだけの話です。何が言いたいのかと言えば、三年後において、「自民および公明」による参院過半数は完全に失われるという、期日を示しているわけです。それが三年。

明日明後日の話はわかりませんが、一カ月後には新総裁が誕生しているものと思います。
少なくとも三カ月後には新たな総理大臣が日本に誕生していると考えますが、それが自民党の総理かは分かりません。衆院が過半数なく、安定して総理を輩出できない状況だからです。

一年以内を目途に、何がしかの形で衆議院選挙があるでしょう。
このあたりは憶測であり、任期ギリギリまで引っ張る可能性もありますが、いまの政局を見ていくとどこかで行き詰っての、追い込まれ解散も想定すべき状況。

政権基盤を安定させるためにも衆院選はやらねばなりませんし、やられるのでありましょう。
どなたがどういう覚悟で、どのような政策を国民にお示しになられるのか分かりませんが、あるにはあるのでしょう。(このあたりの書き方は、地方議員は少し冷淡に距離をとった言い回しになることはお許しください。)

二年を待たずして統一地方選がある。政令市の多くも改選を迎える。
脱退一時金をはじめ、各種の政策を共に手掛けてきた同志地方議員たちも戦うわけですが、彼らが何を悪いことをしたわけでなくとも相当な苦戦が想定される。私が気にしているのは、地方議員ゆえにむしろこちらです。国政のトラブルは、地方選挙を直撃します。私だって人の子です、抑えていても感情というものはあるし、友に対する情愛の念はある。ここは説明が難しいけれども、4年に一度は一旦は失職するという(民間に比較すれば)変わった人生を生きる者同士、戦場における兵士同士のように信頼関係は深い。

統一地方選まで、もはや二年を切った。
それまでに舞台が収まることはないのだろうし、ごく個人的なことを言わせてもらえれば非常に心がかき乱される。国家そのものを考えればケツは三年になるのだけれど、私の友のことを思えば二年はない。

単に政党の生命ごときが、国家を語るなというお叱りもあるだろう。
それはその通りで、政党のことはこの際、忘れて頂いて構わない。自由民主党がどうなろうとも、国家が運営されておれば国民の平穏は守られる。守られる公算が高い、ぐらいの言い回しに言い方を下方修正するか。

いま、我が国は、実は国家としての決定権を喪失している。
ない、のだ。総理がどうのこうのではなく、衆参両院において、特定の勢力(いわゆる政党)が過半数を有していないということは、総理大臣がどなたになろうとも、あらゆる決定が不安定になる状態。それは石破総理が退陣されようとも変わりはなく、総理が安定して輩出できないというのは「事態を象徴している」だけで、深刻なのは決定権の喪失にある。

仮に台湾有事が起きようと、過去の世界同時不況に近いことが起きようと、鎮静化したのか判断に迷うトランプ関税であろうとも、国難クラスの事態が生じても「なんらの対応」が決定できない状態にある。

ではどう収集をつけていくのかと言えば、新たに総理を輩出して安定して運営し、国民の信頼を回復せねばならない。どうやって?と思う。その最終の刻限が三年となると、残された時間はあまりに少なすぎる。

ここで石破総理に対する敬意の払い方という、本来の本稿の趣旨に立ち返る。
いま衆参両院において、ともに過半数を喪失している。新総裁を選出し、野党から連立候補が出されるかは分からないけれども、政局も含めて勝利してのち総理大臣を輩出できる。

が、それ以前に自民党内が割れてしまえば、もはや新総裁どころではない。
はっきり言うけれども、半年後のことを考えてみよう。石破元総理が衆議院議員の1議席で暴動を起こしてもたいしたダメージにはならずとも、「石破内閣の有志一同」みたいな感じで10~20議席程度の反乱を起こされた場合、もう持たないと思う。それが現閣僚であれ、入閣はしそびれたけれども支援者であれ。石破総理の1名で総理総裁になれたわけではないのだから、人間関係というものは相手方にもある。

かつて麻生内閣の末期のことを私が未だに複雑な心情を持つように。
石破総理の支援者らも「複雑な心情」を持つのだと、同じように。それを私は言いたい。

こちらとしては、「よくもあのとき!」なのだけれど、根底には「あのとき、協力してくれなかったから、こちらも」と二の句が出てきそうになるわけだ。
それは鏡返しであり、向こうにも言えること。あちら、こちらという言い方をするならば、だ。

自民党と公明党で、圧倒的な過半数を持っているならば無視すればいい。
なんなら無視されてきたのも政治の実情だろう。地方議会においても似た風景はある。
けれども今は数がない。悲しいかな、数がない。石破チームも含めての自民党であり、それを放逐するならば、いよいよ下野という話になる。それだけの覚悟を、国会議員らの面構えからは感じない。私は、感じないのだ。

私は、石破降ろしは失敗だと述べたけれど、どう失敗だったのかを説明する。
退陣は不可避で、なんなら本心では喝采を挙げたくなった部分だってあるのだ、福岡に住む一人として。
けれども三年以内の党勢回復、それに伴う国家としての決定権の回復、それを念頭に置くならば失敗だ。

皆様が手術を受けるとして、麻酔だってかけて欲しいだろうし、外科医だって腕が良いほうが嬉しかろう。よく切れるメスで開腹され、手術時間だって短いほうが良い。錆びたカッターナイフで、腹をかっさばいて、のたうち回る患者を追い回して、あれこれは腎臓だったか、盲腸を切る予定がと言ったならばどうか。見ているほうは、どう思うか。

いま、国民の目の前に示されたのは、時の総理を大人イジメで責め立て続けた姿だけである。手続きは下手くそで、時間ばかりがダラダラ続く。私は過去blogでも、または出演した動画でも署名について言及している。党紀についても初期から示していた。白日のもとに示されたのは、国会議員の署名なんて集まってもなかったという私の主張は正しかったではないか。後半で、意思を確認するだなんだと騒動になったのがその証拠だ。

医学部に何度も浪人した苦学生が、もはや絶対に合格はないだろうと本人も思っていたものが合格したとして、どのような理由を付しても『自主退学などしない』が答えです。辞めるわけないのだ、始めから。よっぽど決定的な手法、つまり署名数の確保以外の方法では、患者はジタバタ暴れ回る。総会なりで、あらかたの流れが決したならば、素直に後進に道を譲る。それは大規模派閥では通用するものだとしても、いつ周ってくるかわからない少数派閥の常識には当たらない。

悔しいからこそ、”あのとき”を超えた者たちは、ある意味での石破研究は盛んで。『まぁ、無理だわな』という諦めに近い思いを持っていた。

クビを刎ねるならば、よく麻酔を効かせて、身動きできぬほどの手続きをしっかりと準備し、一撃必殺で瞬間的にやるべき。政局を仕掛けるならば、綺麗に、居合の速さでやるべきものだ。上手な医者ならそうする。石破降ろしはあまりに時間がかかり、党内政局を国民に見せすぎた、その点を私は失敗と評価する。

ネット保守を中心に、反石破という声があるのは存じている。
私はそれとは違う理由で複雑な思いで見てはいた。より深い怒りも込めて。
そのうえで、次期総裁選を占うにあたっては、「石破チームからの評価」を得た陣営が勝利を納めるのだろうとも言わせて頂く。悔しかろうと悲しかろうと、それが現実だ。向こうにも人間の心がある。こちらにあるように、だ。

もしも同じ目にあったのが安倍元総理だったらばどうだろう。
いつか誕生すると期待していた中川昭一内閣であったならばどうだろう。
衆院選や参院選で敗北し、そのことを受けて大人イジメというか、リアルリンチにあって。ギコギコギコギコと、のこぎりでゆっくりと潰されていったならば、だ。

恨むだろう?
私だったら恨む。

同じ禍根を党内に抱えてしまったわけだ、この数がない状況下で。
時間がない、たった三年間しかないという情勢で。やるなら、メディアが報じる隙がないほどの速さを、国民の記憶に残らないほどには足跡が残らぬように最低限の手続きの回数で。あんな、のんびりやらずに、なんなら花道も用意して。本人も周囲も、ぐうの音も出ないほど、きちんとすべきもの。言っても時の総理である。あまりに経緯を欠いた、石破降ろし派の、手続きのグダグダさが目立った石破降ろし事件だった。

この書き方はネット保守からは不興を買うのだろうとは思うけれど、そんな刹那的な部分を私は見ているのではない。不興は買うのだろうけれども、言わせて頂かねばならないし、私は言うべき立場だと思う。それは「ネット保守が世の全てではない」という点。私が現政権に複雑な思いを持ってはいても、それは私個人の思いであって、ひろく国民の理解や共有があるわけではない。反石破を煽ったのは、僅かなネット保守と、過激系保守媒体の論客や編集部だけである。

選挙で負けたのは、各候補らの責任に帰するべきものであり、過半数の喪失は自民党が政党として負けただけである。それは総裁の責任であることは私も近い思いはあるけれど、国民は石破だから投票しなかったわけではない。単に自民政権に対してNOを示しただけで、総裁のクビを差し替えたからと言って、明日から党勢が爆発的に回復するわけもない。仮にそう思っている層がいたならば、それはネット保守の内輪だけの話なのだと思う。私は事態はもっと深刻だと思っていて、総裁が代わり、仮に新総理を自民党から輩出できたとして、信頼を回復するのは難航すると思っている。

で、「広く理解を得ねばならない、政治にはそこまで関心がない層」に対して、恐らくはボリュームゾーンの有権者に私たちは何を見せたのか。それは内乱と、政争。大人の喧嘩のむごたらしさ。あのとき、私が麻生内閣の支持者として感じた、複雑な思いを広く全体に与えてしまった。これは政治の、信頼回復に対しても大きなマイナスだと思っている。

長くなってしまったので、端的に書けと言われそうだし、自分でもそう思うから、はっきり書く。
やるなら、さっさとクビを刎ねればよかったのだ、時間がかかり過ぎだ。
向こうが抵抗しただと、意外に辞めないだのは関係ない。見誤ったのだ、相手だって死にたくなければジタバタする。想定が甘い、やつはジタバタする。より高い火力で、一瞬で、ガッツリとやるべきだった。甘いとしか言いようがない。外科医ではなく、そこらへんの(医療に無関係の)素人が腹をかっさばくぐらいの下手くそさ。あれで政治家なのか、というほどには心底下手くそだと思った。

ちなみに私が住む福岡県では、県議会の自民党会派が消滅した。今年の4月のこと。
自民県議団は単独で過半数をもっており非常に強力な勢力。それが一夜にして消滅し、そして即日で再結成された。何があったのかは私も”知らない”けれども、10期以上のベテラン県議の名前だけが忽然と消えた。ただし除名なども何もされていないし、なんなら福岡県民ですら何が起きたかしらないだろう、報道もほとんどないし、誰も言及していないことだから。やるならば、すっぱり、あっさり、さっくりやったほうが禍根は残らない。人の記憶にも残らない、そういう”速さ”が政局の上手さ。その意味では石破降ろしは、本当に心底下手くそだったと思う。

失敗点はいくつかあって、退陣というフレーズが早過ぎる。
これは大新聞のミスなんだけども、あれが4~5日恐ればもう少し手術は上手く行ったのではないか。総会を開催するあたりで、署名集めも止まっていたと思う。実際、本当に集めていれば人の口にはのぼる。まったくのぼっていなかった、もりあがったのはネットだけという状況。やるなら、徹底した準備のちズドンだ。

退陣という、インパクトのあるフレーズを多用し過ぎた。
初報しか見られないわけで、繰り返すうちに意味をなさない、軽い単語になってしまう。退陣というワードを出すならば、過半数の署名を集めた者が、「もはや次期総裁」という風格で、石破総理に面談のち、記者会見などで初めて言及すべきもの。

それだけの裏打ちもなく、なんらの権限もなく、
なんなら総裁選に出馬するわけでもない雰囲気の人々が、ペラペラと外野で話し倒す。それはFacebookで、Twitterで。ご本人らは、イイネやリポストがもらえてご満悦なのだろうけど、なんら国益に資する振る舞いではなかった。見ている者はスカッとしたかもしれないけれど、一般の国民の皆様には内乱の印象を与え、そして党内には禍根を残しただけである。だから、本音で言えばバカだと思う。

リード文のつもりで書いていたけれども、久々に書いたら区切りがわからなくなったので、これを本稿にする。期日があるのだ、何事にも。

三年後、自民党や公明党は、参院での過半数を「取り返しがつかないほど喪失」する。
これをもって、国家としての決定権が不完全な状況に陥ることを最悪状態で考えて逆算していく。

明日、明後日。
総裁選候補らが政策をお示しになり続け、やったぞ倒した、わーいみたいな軽い雰囲気でご発言を繰り返されるものと思う。

一カ月後。
党員票とは異なる総裁が選出されることだろう。もはや、すったもんだに嫌気がさしている事務所が一定数いることと、それこそ「石破前総裁に敬意をはらったか」という点である。これは支持者たちの振る舞いも含む。

三カ月後。
新総理が誕生していることだろう。総裁選挙を乗り越えた、自民党のトップが就任できているかは未知数。ないとは信じたいが立憲から野田総理の未来もありうるし、土壇場で蓮舫総理の未来も在り得る。どのような未来に辿り着くことができるかは、私も含む物書きたちの努力や、SNSユーザー一人一人の努力だろう。ちなみに蓮舫総理の未来がゼロではないのは、野田代表は(リベラルが推す立憲においては)保守色が強いと批判の声もあるわけで、自民党におけるリベラル勢力程度には嫌う者もいるという点。そして初の女性総理という実績を、立憲あたりは好きだろうなという理由。

半年後。
石破前総理を支えた者ら、側近らが一斉に離反。党内の運営において、明確な支障となりはじめる。禍根を抱えた者らは、なんだかんだで一枚岩にはなりきれず、奪われた栄光を呪う勢力と化していく。すでに失ったものを再度付与することはできず、またすべきでもなく、交渉材料もないままに党内運営が困難をきたす。
衆議院および参議院においては、ごく僅かとは言え過半数に届かず、野党とのシビアな調整が続き、とても飲めぬハードルを突きつけられて党外との交渉も難航。その最中に内部もうまく機能しない。そうだな、有珠山が噴火したころの小渕内閣ぐらいの情勢に。

一年後。
新総理が、投げ出す形で。または追い込まれる形で解散。
自由民主党は衆議院における過半数を、回復不能な数で喪失。必要な議席から、実務能力に長けた議員から消えていく。何もしない政治家は地元に張り付くことができるため、国益に資する難処理政策を抱えている議員ばかりが落選。

二年後。
統一地方選において、重量級の地方議員を大量に喪失。これをもって、各都道府県連の足元が崩壊。かつて国政を支えた、いわゆる石垣の部分が崩れ去っていく。新人ばかりとなり、議会手続きがわからない、伝承が途絶えるなどの弊害が噴出。伝承が途絶えるというのは比喩で、地域に密着した長期間の政策要望が灰燼に帰す。例えば道路行政などは二十年三十年スパンで見るもので、企業誘致などとも密接な関係があるのだけれど、それらの口伝や調整経緯が消滅してしまった二年後。
地方の立法が崩壊することで、地方行政にも一定以上の混乱を生じる。

どこかのタイミング。
台湾有事が勃発。これは4択しかない未来で、米軍が行くか行かないか、日本が行くか行かないかの2×2の4である。空母キラーの大量配備、空母の撃沈では5千人ほどの戦死者が出ることを恐れ、米艦隊の全面展開は難しいとなった未来を考えて欲しい。海上自衛隊を、制空戦闘機をつめずに台湾島に特攻をさせても、迎撃ミサイルが尽きた時点で丸裸であり、護衛艦が一隻も到着できずに海自が全滅するかもという選択肢を、衆院ならびに参院の過半数がない内閣が決定。

そして、さらなる衆院選解散。
それは戦争解散とか、自衛解散などと呼ばれるかもしれない。SNSは話題沸騰で、ショート動画などで現実味のないことを叫んだものが当選できるという謎の選挙となり、国政はさらに混乱。もはや首班指名のため、どの党とどこが組めば総理が輩出できるか誰もわからない未来に辿り着いた日本。

辿り着きたくない未来。
台湾島が陥落。それは戦火に依るものか、選挙による政略かはわからないけれども、我が国はシーレーンを喪失。大きく迂回するオイルタンカー。二倍の時間がかかれば、二倍の船が必要。保険も高騰し、我が国のガソリン価格はリッター500円を突破。太陽光も含めてで、電気料金も3倍程度に。個人の生活も困窮を極めるけれども、地方都市では企業活動が困難となる。ガソリン税はなし崩し的に廃止となったが焼け石に水だった。台湾が陥落し、シーレーンを喪失するのは日本と韓国だけに過ぎないことを保守系論客がさかんに伝え始め、米軍は日本列島の防衛を明確にし、自国(米国)への防衛線として日本列島に在留しているのだという批判が保守系から噴出。

国民生活が甚大な被害を受け、生活インフラが経済的に破綻した状態で。
もはや働き口がないとして短期外国人労働者らは帰国していき、社会保障費がかかる高齢外国人だけが日本の地方行政の財政を圧迫した状態で、何を掲げて良いか迷走しているデモが乱発されている状態で、

三年後、
安倍元総理が命を奪われたなかで、ギリギリで与えられていた自民党の参院議席が壊滅。

衆議院、参議院の過半数をいずれの勢力も確保できない状態が、ここから最低でも六年ほど続いていく。

 

どういう未来に我々が辿り着くかは分からない。
その選択肢は複数あり、私たちが選んでいけばよい。

ただ、最悪値だとこんなもんじゃないかと思う。
外れてくれとは思うのだけど、この未来を回避するための戦いが僅か三年しかない。
良い情報は、ぶっちゃけあまりない。

少なくとも石破降ろしの稚拙さを見れば、そんなにうまい外科医だとは思わないほうがいいと思う。わけのわからん状況で、私の友人たちも議席を喪失していくんだろう、そう考えると残念でならない。

 

「お疲れさまでした」の一言を添えることは、未来を変える小さなワンフレーズだと思う。

党内に禍根を残さないためのね、恨みを残さないための、ね。

無理に誉めろとは言わないけれど、私は無理して書いているのだけれど、

好きではなくても、お疲れ様でしたぐらいは言ってもいいんじゃないか、と。

 

とてもそんな雰囲気ではないので、「あ、これ、最悪な未来に一直線なんじゃないか」って私は思ってしまうんだ。

本稿はもう少しロジカルに、何年何月に、このイベントがあるよと感情を廃して書く予定だったのだけど。ダラダラとリード文が伸びて本文になるという稚拙な作りとなり申し訳ない。

 

来週半ばには、私は一般質問を迎えます。

脱退一時金については、全国20か所の政令指定都市を代表する自民党市議らの手にわたり、公式な会議で報告書を提出することができました。一定の手続きがなされており、今後の改善については自信をもっています。これだけ悲観的な、最も悪い状況ではこうだろうという予測をたてましたけれど、それでも揺るがぬぐらいの体制をとれています。

また、情プラ関係についての資料作成も進んでおり、実態としての実務の一部指揮を執っています。言えないことも増えています。私は一応は元気です。ただ、世を憂いてはいます。

 

舵が、効いていない戦艦に乗っている気がする。
この戦艦は、我が国を護るための主力のはずだったしそう信じている。防空指揮にあたる水兵が私だとして、なんだろう、艦橋が焼け落ちている感じ。または戦艦は大破し座礁している状況で、燃え盛る指揮所で、艦長候補が必死にあっちむいてホイ!と怒鳴りあっているような状況に見える。

それでも持ち場は絶対に守るけれども、水兵風情にそれ以上を求められても私も困るというか、
どうやれば、この難局を凌ぐことができるのか、果たしてしのげるのか。

 

三年後、参院選。
ここは安倍元総理が応援演説を行ってくれた議席群。それを守る手立てすら、何隻が残せるのだろうと(小さな駆逐艦から)艦隊全体を見渡すと怖くなる。そして個々においては、危機感そのものが麻痺しているようにすら見えるのだ。

石破陣営を、少数の勢力だとして無視できるほどの党勢を、自由民主党が回復できる未来はね、来ないと思っているんだ、私は。それこそ全員野球で一致団結したならば、それぐらいに回復することができるかもだけど、過半数すらおぼつかない状況、またはそれ以下まで落ち込むだろうから、しんどくなるんじゃないか、と。

 

次期総裁に就任する方は、石破総理に対し、つまり前総裁に対して評価する者になるだろう。
石破陣営の票すらもまとめるような度量を見せた陣営が、結果的に有利に働くように思う。
それは党員票とは異なる動きになるように感じている。

そして次期総理が自民党から輩出できた場合、それは罰ゲームのようになるだろう。
野党からは無理難題をつきつけられ、選挙には負けまくり、石破降ろしを前例として「辞めろ辞めろ」の連呼の中で、衆参両院がない内閣として短命に終わるだろう。それは自民党の、または自民党型政治の終わりに近づいていくのだろう。

代表取締役社長になら誰もが就任したいだろうが、これでは実質の破産管財人だ。
内心では総裁選に「本当に出たい」候補もどこまでいるだろう、そういう穿った見方すら地方としてはしてしまう。
だって、決まっているならば、退陣論を出す時点で予定候補者は決まっていないといけないのだkら。

 

 

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