【速報】政局の果てに（議選）特別職ゼロに。教育長人事も否決、行橋市。チキンレースの結果、ゴミ袋が半額（財政上の裏付けなし）新たなゴミ袋代の一覧表も公開してます。

混乱の続く行橋市。昨年の３月議会において当初予算が否決。続いて、市長を100条委員会に。また議会が市長を（議会手続きをもって）刑事告発。
副市長の定数は２だが（県から出向していた副市長は任期満了で戻り）、二度の人事失敗で副市長は空席。実は議選による監査も不在。
現教育長の任期は３月末までだったが、本日の３月議会本会議（最終日）において市長から提案された、70代の元教育長は議会の同意を得られず人事に失敗。賛否同数の結果、公明党選出の議長が「人事に同意しない」と議長席で表明。
これにより、当市における議選の特別職はゼロになった。

市長と議会の対立の深さで言えば、もはや安芸高田市以上と言える行橋市なのだけれど、直近の４月に市議選の告示を控えている。
「ゴミ袋を100円、値下げします！」という市長からの、やや唐突な提案。いまならば「議会も否決すまい」という下心を指摘する者もいる。
反対もできない議会側は「だったら300円、下げちゃうぞ！」と修正案で応酬。

ある意味での政局チキンレースの状況となっていた。ゴミ袋を安価にすれば、ゴミの総量も増加する可能性はあり、少なくとも収拾の回数は増加する。
パッカー車や作業員の増員は必須であろう。検証もされねばなるまい。

採決の結果、ゴミ袋は半額になることが決した。
さしたる検証もないまま、予算上の裏付けもない。

私はキャッチコピーに「市政健全化」を掲げていますが、まさか三役の全てを喪失する事態になることは考えもしなかった。
議場において、財政規律を踏まえた正論で討論に臨んだが、怒号に近い野次を浴びつつの討論となりました。
新たなゴミ袋代の一覧表も公開します。

また最終日の一コマとして、マイナンバーに関する市側の不正利用の指摘が議場でなされ、市側が陳謝する事態もありました。
※　こちらも重大な問題の可能性が高いのですが、私が質したわけではないため市側からの調査中というコメント以上の情報はありません。ただし相当に深刻なインシデントだと覚悟しています。

↓読み進む前に、クリック支援お願いします。↓
↓記事が気に入ったらFBのイイネ・ツイート等もお願いします。↓
　
バナーが表示されない方は、こちらをクリック願いします。（同じものです。）

不定期発信にはなりますが、チャンネル登録をお願いします。

議案４号に対する討論

原案とは、市長提案による100円を下げる案。
修正案とは、議会により300円を下げる案。

私は、「修正案に反対」の立場をとり、理由として政局の色が強いこと、財政規律上の懸念を示しました。
併せて「原案に賛成」の立場を表明しつつも、拙速であるとの理由で今議会においては”審査に値せず”と明言し採決を棄権しました。

途中、マイクの指向性が高いため音声を拾えておりませんが、怒号に近い野次が飛び交っている中での討論でした。

つまり議場においては、これら正論を述べることが都合が悪い議員がいるという証明でもあります。

採決状況

最初に修正案から諮られます。
私は修正案について反対、そして原案については棄権（退席）しています。

修正案は賛成多数により可決。
続いて修正議決した部分を除く、原案について採決が続きます。

原案は、賛成全員となり全会一致となりました。
ある意味では我が意を得たりと言える結果でした。

私は、原案についても賛成をすることには異論があり、そもそも「市議選の直前を狙って提出した、市長の考え方」にも問題があると考えています。
そのため原案については賛成の意思を討論で示しつつも、いま採決に応じることはできない、今定例会においては審査に値せずと表明して退席しています。

よって、原案については「市議会としての採決結果は全会一致」であるものの、実は「私は賛意は示していない」という綺麗なポジションをとることができる。
採決に臨んでいない以上は、今後、このゴミ袋を半額にした際に【例えば財政上の問題が生じた】場合などには、自由な発言ができる。

採決において仮に原案においてであっても、賛成の立場を示していたのであれば、議会人としてそのことの責任を背負った上で議論することが求められ、フリーハンドで問題に取り組むことはできない。
逆説的に言えば、ここまで一気にゴミ袋の値段を下げた場合は、ゴミ処理費用の急増であったり、もしくはゴミ収集に関わる職員の人件費（労働時間の増加や、新たな人員増）の問題が生じる”可能性が高い”と考えたからです。

私は原案について賛否を明らかにしていないため、これらの問題が勃発した際に自由に議論を行うことができる。
自らの議決権として賛成の立場を表明しておきながら、後で問題が起きた場合に偉そうに講釈をたれるなんて恥ずかしいことは私にはできないし、実は一般的にも許されない。（有権者や市職員も、”こいつ、バカじゃないのか？”と思うわけで。）

新たなゴミ袋の一覧表

正確には「ごみ処理廃棄物手数料」となっております。
大袋１０枚が（６３０円であったものが）３３０円に修正されました。
令和７年７月３１日までです。施行されるのは、原案により令和６年８月１日からであったと思います。

スマホで撮影してアップしているため、読みにくかったらごめんなさい。

マイナンバーの市職員による不当な利用

ある部門において、市民との契約書が紛失した疑惑が指摘されいたようです。こちらは所管委員会が異なるため、私はそういう事態が生じていることを把握していませんでした。

本日の議場で明らかになったことは、緊急質問となりまして、他部門である生活支援課や税務課の職員に要請し、マイナンバーを聞き出して、それを別部門が転記したということ。そして、どうやら自著も捏造したっぽいということです。本人には無断で。

えっと知らん間にマイナンバーを市の他課から参照してもらって、勝手に書いて、（市民の）名前も書いてしまったようで、何がしかの申請書を書いてしまっていたようです。えっと、流石にドン引きしたのですが、詳細は何も分かっていない状況です。

ゴミ袋で大紛糾しており、のちに当初予算も修正となりまして、今日は何時まで議会は延長するんだろうとヘトヘトになっていたタイミング、最後の最後で緊急質問がかかってドン引き案件が暴露された格好。

本会議閉会後において、私も要請したのですが、即時に委員会を開催して頂きまして、私は所属する総務委員会の委員として所管部門を質しました。なんと税務課職員も噛んでいたことが明確らしいという、部門からの報告を受けて目の前が真っ暗になったという状況。税務課については、全ての市職員がマイナンバーの照会権限を有しているわけで、このインシデントは国の法律の運用そのものに致命的な打撃を与える事故のようなレベルだと思いました。ただ、詳細はいまは何も分かってない感じです。今日の今日なので。

総務委員会には、私のライバルである日本共産党の徳永克子議員も委員として在籍しておりますが、何か用事があるとのことでマイナンバーに関する委員会には参加しておりませんでした。そのため共産党が欠席したまま委員会を終えているという状況です。

余談になりますが、マイナンバーに関する緊急質問が行われている際、議会運営委員会の委員長である藤木議員も帰ってしまっていて、いやいやいや議運の委員長が議場に不在というのはないだろうと流石にイラっとしました。会議録署名議員として藤木氏が指名されたため、（不規則発言ではありますが、議長による指名の発声にあわせて）「おらんだろうがよ、この場にぃ！！！」と私も言ってしまいました。他の議員からもかなり色んな声がありましたが、激しい罵声みたいのもあったのでなんと言っていたのかは分かりません。

ちなみに、このインシデントがどのように報告され、国において、または警察においてどのように処理されるかについても何もわかりません。とりあえず、ビックリしました。議運の委員長がいないことにも驚きました。本会議を閉じてから総務委員会を招集したため日程変更はありませんでしたが、日程を追加して委員会を開会したならば議運を開かねばならないので、モタモタしている間に（定足数を割り込むと）３月議会が流会扱いになるという、なんともヒヤヒヤする事態に陥りかけていました。

今期、最後の議会が閉会

なんだかなぁ、、、という印象。

いっつもこんな感じになっているんですが、最近はどんどん酷くなってきていて。
私も工藤市長とは対峙する関係でありますけれども、市長と議会の対立の溝は深すぎて、もはや別次元の政局が凄まじい。
行使している議会手続きの、意味や重みを議員サイドも分かってないように感じていて、最終的には訳の分からない事態に陥ってるのだと思う。

とりあえず、教育長もいなくなりますので、これにて特別職はゼロに。
副市長は２名ともおらず、議選の監査もおらず、教育長までいなくなりました。
ちなみに農業委員も人事の失敗が続き、欠員のため前任者に続投してもらっている状況が継続しています。

もう、なにもないな、と。
自治体としての機能を喪失しつつあるな、と。

いずれの議会も何がしかの問題は抱えているものですし、各議会の議員も愚痴ではないですが「うちは、こんな状況で」と言いあったりはするんですけど、特別職ゼロだとか、当初予算も否決だとか、市長を刑事告発して100条委員会にかけてみたとか、
政局の果てに財政の裏付けなくゴミ袋を半額にしてみた！とか、そういう次元のものは私は聞いたことがないです。

私が代表を務める、ブルーリボンを守る議員の会は、共同声明に賛同する議席数が1900。
これは国内最大級の議連であり、国会議員も40名弱の賛同を賜っておりますけれども、全国的に見ても私は地方議員の友達は多い方だと思いますが、

行橋市の混乱の度合いというのは、私の目から見ても全国で群を抜いていると思います。

これじゃ、国にも県にも相手なんてしてもらえん、、、

複数の国会議員や、福岡を含む県議（結構えらい人）と話していたんですが、もはや自治体としての体をなしていないとか、議会も機能喪失状態なんじゃないかとか、さらりと言われる一言が衝撃的に重たい今日この頃。
こうして無事に、私の、三期目における最後の議会が閉会しました。

現在（令和５年１２月）進行中の最優先政策です。僅か６ページの漫画を含む資料集積用の特設ページです。是非お読みください。

【漫画でわかる外国人特権】年金を解約でき一時金をもらった上に、老後は生活保護を受給することもできる衝撃の実態

小坪しんやのHP|行橋市議会議員

外国人のみ許された年金の脱退一時金が生活保護の増加要因となる実態

https://samurai20.jp/jisseki/pension

  　概要を初めて知る方は「政策資料漫画①」からお読みください。文章による制度概要については”地方議員の先輩方へ。意見書採択の支援要請”をご覧ください。また「政策資料漫画②」については送料・印刷費の都合から議会に配布できなかったものですが、別の角度から論じた作品となっておりますので是非ご覧いただけると幸いです。採択済地方議会のデータ整理、および各議会の対応状況を更新していきます。　最新情報についてはblog機能（本HP）にて公開していきますのでよければトップページのブックマークをお願いします。&...

自分の一般質問に関連した部課、ドンパチやった議案の関係職員らに一言、慰労の言葉を述べて市役所を退庁したのは19時前。

18時はまわっていたかなぁ、、、

夕焼けよりは深い黒が、何とも言えない侘しさを感じさせました。

「いったいどうなってしまうんだろう」と口に出しかけましたが、

それは市民がもっとも気になることなのでしょうが、

時ここに至りなば、「私もどうなるか、まったくわからんよ」としか言えない。

政治ってさ、怖いんだよ、怖いものなんだよ。

有権者の思いの結実して議席は付与されると理解しておりますが、

その結実と結実と結実が、複雑に化学反応を起こすと、社会構造そのものが機能不全を起こす。

「やべぇな」「すげぇな」と思った方は、拡散をお願いします。

【業務連絡】２日に１回の更新とさせて頂きます。

一歩、前に出る勇気。
↓応援クリックお願いします。↓

にほんブログ村

バナーが表示されない方は、こちらをクリック願いします。（同じものです。）

【支援要請】戦うための、武器をください。

不定期発信にはなりますが、チャンネル登録をお願いします。