【脱退一時金】国権の最高機関である国会にて、政権与党・自由民主党から代表質問。厚労大臣が「実態把握」「必要な改善は重要」と答弁。さらに次期年金制度改革改正にも言及。

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令和5年10月24日、第212回臨時国会、衆議院本会議において自由民主党・無所属の会の代表質問において外国人の脱退一時金が問われた。稲田朋美幹事長代理が質問し、武見敬三厚生労働大臣が答弁した。

議場において、日本人は年金制度から脱退することはできないが、外国人は年金制度から脱退でき、さらに一時金を受給できることを指摘。
また、質問においては、【永住者資格を有する外国人も年金脱退一時金を得ることができる】ことも触れられた。さらに「その後再入国して、収入が少ないという理由で生活保護を受給することも現在の制度運営上、可能となっています。」と、外国人の生活保護に言及。
在留資格制度も含めた社会保障制度の運用の実態把握を求め、国民が納得できる制度に向けて改善を図るべきと考えを述べ、厚生労働大臣の答弁を求めた。

国会とは国権の最高機関であり、さらに代表質問の持つ重みは凄まじい。党を代表しての質問であり、(単に議員個人ではなく)政党としての質問である。民主主義の結実として各議席が付与されるが、それら多数を形成する政権与党としての代表質問であり、これは立法権における最強の質問である。厚生労働大臣は、総理はじめ各大臣および各党の国会議員の前で答弁した。

これの問題は(法人化されている保守媒体では触れられず、)各まとめサイトおよびyoutuberなどの民間インフルエンサーが政策資料漫画を拡散し、特に闇のクマさんの動画は質問した稲田朋美先生がX(旧Twitter)で取り上げていた。

永住者資格はビザの更新がなく、将来にわたって日本に居住する蓋然性(蓋然性)が高い。にも拘わらず同制度を利用することで無年金状態になるのであり、それは将来的に生活保護予備軍となることは重ねて主張してきた通りである。

本件質問および答弁について動画を作成したため、実際にご覧いただきたい。

 

 

 

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第212回臨時国会 代表質問(自由民主党・無所属の会)

令和5年10月24日
自由民主党・無所属の会
衆議院議員 稲 田 朋 美

 

 

 

【自民党HP】代表質問

自由民主党HPにて、質問が公開されているため紹介する。
質問は立法権が行うものであり、立法組織である政党においては質問のみが公開されている。
(行政権に属する答弁については党HPには公開されていない。)

 

第212回臨時国会における稲田朋美幹事長代理 代表質問

令和5年10月24日
自由民主党・無所属の会
衆議院議員 稲 田 朋 美

 

岸田政権の「デジタル行財政改革」は、何を改革し、何を目指すのか、総理から国民が自分ごとと感じられる分かりやすいご説明をお願いします。

政治は制度をつくるだけでなく、それが現場でどう動いているか目配りし、不断に改善していくことも重要です。

我が国の国際化が進展する中で、これまで日本人を前提とした昭和の時代からの制度が、外国人に適用される際に、弊害が顕在化する場合があります。その例として、年金の脱退一時金制度があります。

日本人は年金制度から脱退することはできません。
ところが、外国人が帰国する場合には、年金制度から脱退し、一時金を受給できます。

永住者資格がある外国人が年金脱退一時金を受給して帰国し、その後再入国して、収入が少ないという理由で生活保護を受給することも現在の制度運営上、可能となっています。

脱退一時金制度をはじめ、在留資格制度や社会保障制度の運用の狭間で生じている課題について実態把握を進め、国民が納得できる制度に向けて改善を図るべきと考えますが、厚生労働大臣のご見解を伺います。

 

自由民主党HPより。

 

 

 

質問に関する解説

これらは、国会質問に至るにおいて複数回実施された各省庁のレクにおける内容が反映されている。
厚生労働省および出入国管理庁など省庁を横断しての実施であり、当職もオンラインでオブザーバー参加を許された。地方自治体に法定受託事務として移管された様々な事務要領をベースに質問を行う機会も賜っていたため、一部において前述質問について当職の見解を示す。

 

昭和の時代からの制度
>これまで日本人を前提とした昭和の時代からの制度が、外国人に適用される際に、弊害が顕在化する場合があります。その例として、年金の脱退一時金制度があります。

着眼すべき点は「昭和の時代からの制度」である。
インターネット上では誰がいつ作ったとの犯人捜しが横行したが、本制度は法律に明記されたものであり、その制定は昭和である。現政権とは無関係という意味でこのフレーズに触れているわけではなく、最終的に帰着させたい個所において「昭和に発行されたもの」が含まれるためと推察する。

それは戦後初期の、まさに戦後レジュームからの脱却であると確信する。今後、言及すると考えるテーマの、一つの象徴的な単語である。この重みと意味は、10月31日以降に公開する。

 

外国人への優遇措置、もしくは日本人への差別的取扱いとの指摘
以下の二行に対し、当職なりの見解を示す。

>日本人は年金制度から脱退することはできません。
>ところが、外国人が帰国する場合には、年金制度から脱退し、一時金を受給できます。

外国人のみに許された制度であることを、政権与党が議場で代表質問で指摘することは極めて異例。
予算委員会などでの議員個人の質問とは意味合いが異なる。

 

外国人の生活保護と、永住資格者が脱退一時金を使うことができる問題を関連して指摘
非常に重たい個所である。

永住者資格がある外国人が年金脱退一時金を受給して帰国し、その後再入国して、収入が少ないという理由で生活保護を受給することも現在の制度運営上、可能となっています。

永住者資格を有する外国人は、ビザ・在留資格などの更新が必要ない。そのため将来にわたって日本に住む蓋然性が高い。かつ、生活保護の受給対象となっており、無年金状態になった永住者は将来的に生活保護になる可能性が極めて高い。”極めて高い”の例外は、宝くじが当たり大金持ちになる等の場合を除外するという意味であり、ほぼ100%である。

永住者が脱退一時金を使うことにより、生活保護予備軍となると言っても過言ではない。脱退一時金の申請において帰国を条件としていたとしても、その後の再入国を妨げていないため老後を我が国で過ごす可能性はある。特に永住者の場合は高い。無年金状態であることから収入が少ないとの理由で、生活保護を受給することが現在の制度運営上、可能となっていることを議場で指摘した。

また(就労ビザなどから)永住者資格を得ることで、職業選択の制限が一切なくなるため、雇用主としては使い勝手が良い。そのため企業側がは外国人に対して永住者資格をとるよう労務指導している実態がある。当職に対する熱烈なアンチの一部は、外国人を雇用し就労させている法人経営者が存在していることを確認している。

脱退一時金と、外国人の生活保護の増加要因は深い関係がある。
制度運営上、可能であることが議場で公式に述べられた。

 

在留資格制度に言及しての、社会保障制度の運用改善と要請
この個所は並列で述べられているが凄まじい重みを有する。

>脱退一時金制度をはじめ、在留資格制度や社会保障制度の運用の狭間で生じている課題について実態把握を進め、国民が納得できる制度に向けて改善を図るべきと考えますが、厚生労働大臣のご見解を伺います。

①脱退一時金のみが改善対象ではない。
「脱退一時金制度をはじめ」との切り出し方は、その他の各種制度設計をも念頭においた表現である。

②在留資格制度に言及
ここは制度という単語が重なるため読み解くことは立法職でなければ解説が難しいが、”社会保障制度の運用の狭間で生じている課題”において『在留資格制度』にも言及している。

③調査要求
この意味は11月中旬にお伝えすることができると思うが、「実態把握を進め、」は重たい。実は、実態把握が極めて困難な理由がある。この公開は、相当の混乱が想起されるため改善の案が公開できるだけの調整がついてのちの公開になる。把握できない理由については、当職に対しては国側(省庁)は回答した。

④改善を図ることの要請
そのハードルは「国民が納得できる制度に向けて」である。声は、届いた。ネットの声も同様である。
そして今後予定している、全国1700自治体からの声も当然ながら反映されるものと推察しており、”国民が納得できる”形を目指して頂きたいと当職も強く願う。

 

 

 

厚生労働大臣 答弁

以下、文字起こしを記載する。
答弁は、行政組織である厚生労働省からになるため、立法組織である自由民主党HPには掲載されていない。
万が一、誤字脱字があった場合にはコメント欄での指摘をお願いします。

稲田朋美議員のご質問にお答えをいたします

年金の脱退一時金についておたずねがありました。

ご指摘の制度の運用の狭間で生じる課題について関係省庁とも連携しつつ、

実態把握等を進めて、必要な改善を図ることは重要と考えております。

脱退一時金は外国の方々に特有の事情を踏まえて例外的に設けられている制度でございます。

厚生労働省としては、必要な実態把握を行いながら

政府内における在留資格に関する議論の状況等も踏まえ、

次期年金制度改革改正に向けて必要な検討を行ってまいります。

 

 

 

答弁に関する解説

いずれの党であれ各議員ごとの議席は国民から付与されたものであり、行政組織は全ての議員に対して公平であるべきである。
翻って、議院内閣制を採用する我が国においては、内閣総理大臣に政権与党の国会議員が就任するものであり、総理大臣には内閣の人事権があるため、結果として多くの閣僚は政権与党から輩出される。

そのため一般論として、政権与党を代表しての質問に対しては、大臣答弁とは踏み込んだものになる傾向が指摘される。
つまり厚労大臣を含め、省庁に対して粘り強い交渉を議員側が必死に行っていた場合には、明確な答弁を得られる可能性は実態として高い。

武見敬三・厚労大臣は、非常に素晴らしい答弁をしている。
医師会の推薦候補であることから福祉制度にも明るいことが推察される内容だ。

この短い答弁、その答弁書を厚労官僚が用意するにあたりどれほど腐心したことだろう。
その答弁を引き出すにあたって、質問席についた稲田朋美衆議院議員の凄まじいまでの食い下がりは評価されるべきものと考える。答弁調整は容易ではなかったはずだ。

 

省庁間を連携しての実態把握および改善を明言
狭間というフレーズが、質問のみならず答弁でも踏襲されている。
これは省庁間から無調整のままに発出されている事務要領に本質的な問題があり、厚生労働省のみでの把握が職権上も不可能であることが判明していた。帰国後さらに再入国した場合などの調査権は、出入国在留管理庁などの権限も必要であることがわかっている。

>ご指摘の制度の運用の狭間で生じる課題について関係省庁とも連携しつつ、
>実態把握等を進めて、必要な改善を図ることは重要と考えております。

実態把握が相当に困難となってしまう制度設計にあり、その点については質問者側および答弁者側も華麗に躱している。
答弁において”実態把握”および”必要な改善を図ること”を、『重要』と答弁した。

厚生労働省を代表するのが大臣であり、これは厚生労働省の、省庁としての国民全体に対する見解の公開である。

 

「例外的な制度」との表現
このくだりが、武見敬三大臣の凄まじいまでのパスボールである。

>脱退一時金は外国の方々に特有の事情を踏まえて例外的に設けられている制度でございます。

年金を受給するためには最低10年間の加入期間が必要ですが、過去10年の累計値は72万件を超えています。
外国人就労者数は令和3年で170万人(令和4年では180万人を突破)ですが、本制度が複数回の使用も可能とは言え72万件という数字は「例外的な」使用とは言えません。

代表質問は非常に重たいものであり質問時間も答弁時間も各項目ごとに端的になされるものであり、脱退一時金の裁定件数72万件という数字は議場では示されてはおりません。しかしながら代表質問の議事録は、今後の予算委員会などでも使うことができるわけであり、「例外的な運用ではなく、もはや一般的な運用である」との指摘は容易にできる。

敢えて「例外的な制度」というフレーズを使うことにより、議会側の改善要望の糸口を用意する答弁と感じられ、制度に問題を感じたであろう武見大臣の、凄まじいまでのスーパーパスがこの単語選択に如実に表れている。これは、本件制度が問題視されてのち、それでも厚労官僚を決して悪者にするのではなく、改善のパートナーとして精一杯の敬意を示しつつ説得にあたった稲田朋美事務所の誠意が官僚に伝わったゆえの協力であることを確信する。

 

実態把握について明言
>厚生労働省としては、必要な実態把握を行いながら

必要な実態把握を、厚生労働省は行うことが極めて難しい状況にあった。
前述の省庁間連携により、この困難な実態把握を行うという答弁である。

実態把握については、”把握を検討する”ではなく、実態把握を行うと明言したに等しい。
これは立法職としての解釈になるが、ここまでの答弁をした場合は「実態把握を行った結果」を予算委員会などで質問されることが容易に措定されるため。

 

在留資格に言及
>政府内における在留資格に関する議論の状況等も踏まえ、

つまり在留資格に関しての議論のテーブルも用意される。
そのテーブルに誰がつくかは分からないが、私はオブザーバーとして参加する資格もないけれども、いま取りまとめている政策論文(退職した厚労省官僚などとも連携しつつ)は提出を予定している。

採用されたり反映される可能性は極めて低いものの、本件制度の”狭間”が生じたのは、国から地方に移管された法定受託事務であり、当該事務要領の読み解きは地方議員側および地方公務員こそが真価を発揮する分野である。改善のための協力として、資料作成および取りまとめは各自治体の行政長とも連携していく。膨大な事務負荷となる。有資格者も多数が参加している。

 

年金制度改革
>次期年金制度改革改正に向けて必要な検討を行ってまいります。

直近に年金法改正2025が予定されている。

例えば、第一生命経済研究所によれば『年金法改正は翌2025年に実施される見込みであり、企業年金・個人年金部会での議論は、2024年12月を目途に取りまとめられると考えられる。』とある。出典:年金法改正2025に向けての今後の審議の行方~企業年金分野のスケジュールと課題~

ここからの一年が勝負だ。
本オペレーションは一気に仕掛ける予定であまり時間をかけるつもりはないが、年金法改正をも一つのターゲットに定め地方議員および地方自治体首長は行動している。

 

上記を、厚労大臣答弁の当職の解説とする。

 

 

 

国会における代表質問の重み

我が国は民主主義を採用しており、各議員は選挙によって民意の負託を得て選出される。
それぞれの議員は、特に国政の場合は政党を形成し、議員の多数をもって政権与党を構成する。
つまり、民主主義において政権与党とは、国民意思を反映するものとして扱われる。

 

代表質問とは、政党を代表して実施される。
予算委員会などにおいては議員個人が質問の権利を有しているが、代表質問の場合は政党(正確には国会会派、実態としては政党)に付与されるものであり、党を代表しての質問となる。政党そのものからの質問と言っても過言ではなく、最大多数を形成する政権与党の代表質問とは、国民が行使した投票権の結実として最強のもの。

もっとも議席数の多い自由民主党において、党を代表しての質問は、非常に高価値であり、党を代表できる立場の方でなければ行うことは許されない。簡単に席につけるわけでもない。誰もが狙う、垂涎の機会が代表質問である。その貴重な質問時間において盛り込むことは簡単なことではない。

 

国会において、衆議院本会議場における代表質問、政権与党としての代表質問とは、国家そのものに対して問うことができる、立法分野における最大規模の質問権の行使である。この質問が代表質問で行われたことには凄まじい意味がある。

 

国民からの最大意思を反映した、その最強の質問権を行使し、
その結果として厚労大臣からの公式答弁がなされた。

これは国権の最高機関において表明された、国会意思である。
また、代表質問の内容については、自由民主党幹事長が目を通すことが通例である。つまり茂木幹事長とも協議して質問者(稲田先生は)押し切ったのだ。

 

議事録の重み。
これは法人化された、すべての保守媒体において触れられることなく実施された、政治の現場における一つの成果である。

ここに刻まれた言葉は、句読点のひとつ、その文字の一つ一つが編集不可能なものであり、仮に改選があろうとも政権与党が交代しようとも、そこに国会意思として厳然と存在する。様々な論客がおられるが、彼ら保守ライターの意思やアジテーションを含む編集の一切を受け付けない。イデオロギーによる色付け、また商業主義によるポジショントークのすべては排除され、厳然と事実として刻まれた。

 

これらの議事録は、国家として国民に約束した全てであり、
その最強の舞台において、「あらゆる媒体を経由せずに」直接、示された意思であり、そして決定である。

これをもって、脱退一時金に問題があるとかないとか、外国人の生活保護に関係があるとかないとか、一切の議論は終結した。
議事録に刻まれたものが全てであり、その議事録をベースに論じることはできたとしても、答弁が終わった内容については議論の対象にはならない。これは、厳然たる現実である。繰り返す、現実である。この範囲において、また答弁された範囲においては、それを前提としての議論しか(民主主義の制度下においては)不可能である。質問は終わり、答弁は完了した。

 

これが国会における代表質問の重み、
選挙制度を背景とした、公職選挙法に準拠する、いかなる媒体の編集からの解き放たれた、国民に対する答えである。

 

 

 

闇のクマさんを含む、民間インフルエンサー・まとめサイトへの謝辞

本制度に問題があるか否かは、多事争論があった。
ネット保守からは人気のない、稲田朋美衆議院議員の協力が明らかとなったことで、取り上げたインフルエンサーの一部は攻撃対象となった。炎上もした。

制度を問題視した地方議員らに対しても、「これは問題がない」などの指摘も多々なされた。
ここにすべての証明は完了し、上記の議論は終結した。

 

どれだけ攻撃をされようと、ときに炎上しようとも、
誰の悪口も控え、ただ願い、ただ祈り、あくまで要請ベースとした各員に深く感謝する。

稲田朋美衆議院議員は、国民的議論となったLGBT法案の審議方法に対して応分の批判は在り得べしものと考える。
当職も同法制定においては地方への予算処置の有無(トイレ看板でも費用はかかる。)、ガイドラインなどが見えない中での地方行政への丸投げなどの批判を行った。

しかし、どれほど叩かれようとも、彼女は一切の反撃をせず、
悪態をつかず、どれほどの暴風雨の中において、ただ実直に法に向き合い、複雑な制度運用を解き明かし、
あまりにも杜撰な実態に怒りを感じつつもこれを抑え、官僚を怒鳴ることもなく、粘り強く粘り強く交渉した姿を私は証言する。

ときに口をあんぐりあけるような、酷い”狭間”も散見されたが、その要因となった書面を丹念に一つ一つ解きほぐす作業が必要だった。

 

例えば当職は、問題のあった事務要領の書類名を一つとして公開していない。
好き放題に政策を捻じ曲げられることを恐れてのことだけれども、文書名され分かれば普通に開示請求できる類のものである。しかし、どの事務要領に何が書いてあるかの解析は困難を極めた。星の数ほどある事務要領を解き明かし、総当たり戦で進むしかない。一年半の調査期間を要した。一つ一つの事務要領は5~60頁ほどあり、読み込んで理解し、さらに運用を問うことの作業は膨大な事務負荷となる。それらを複数本同時に理解せねば、問題構造の把握および改善提案は不可能である。

これに明るいのは、法定受託事務(イメージとしては下請け)を負う地方行政であり、おそらく皆様が名も知らぬ自治体の地方公務員たちが、休日前には夜を明かし、何人も何人も、何日も徹夜作業で解明していき、膨大な量の報告書を受け止め、最後まで処理した国会議員がいる。大臣経験者であり、弁護士資格を有する稲田朋美衆議院議員である。過負荷ともいえる事務に耐えうる、おそらくは清和会の役員としては唯一の議席でもあった。

 

その詳細において、ただ耐える、暴風雨の中でも粛々と事務を遂行する姿。
複雑な思いはありつつも炎上覚悟で、そして実際に炎上しつつも、その手を離さなかった者がいる。闇のクマさんだ。

 

どれだけ叩かれようとも、むしろ炎上する自身の姿を交渉材料とする提案を、民間youtuberに過ぎない彼が提案した。私は迷った、反対した。闇のクマさんが立案したプランは、実際に稲田朋美衆議院議員を動かした。自身のX(旧Twitter)で紹介するに至る。

 

のちの彼の炎上、なかには人格否定に相当するものもあった。
そのすべてを申し訳なさそうに見ていた国会議員もいる。多数、いる。

当職は、”連合艦隊”という呼称を用いた。
そして戦艦級は一隻ではない、とも。
一つの事実として、武見敬三厚労大臣が答弁した際、拍手・賞賛の声があがっている。実は、相当数の国会議員が協力している。
周知されていた、のだ。一切の保守媒体を経由せず、地方議員が、それぞれの小選挙区の国会議員に、直接。その数は、現在は言えない。

議事録に刻まれるまで、これは誰も言及ができず静かに黙るよりなかった。
批判され、それでも突っ込むインフルエンサーの姿を国会議員・地方議員たちは見ていた。

 

ここに至るまで何が彼らを突き動かしたのか。
勇気になったのか。

燃えながら突っ込む、一式陸攻の勇姿である。
そして彼を未だに支持し続けた、視聴者の姿であった。

「絶対に、この声(政策)は、届ける。」

 

かつて、予告していたもの(クリックして下さい。)

 

ネット保守からの機銃掃射、ファンの視聴者からの失望。
それは大型機が機関砲で撃たれるような恰好。もたない。
特に桜花を抱えた陸攻は鈍重、回避もできない。

闇クマさんの動きは、一式陸攻にだぶって見えてしまう。
私  「もう、もう結構だ!(陸攻の機体が持たない)早く切り離してくれ!」
闇クマ「はっはっは、まだ飛べるぜよ」

 

一式陸攻を守ったゼロ戦の役、本稿を読んだ方には要請したい。
彼を守ってくれ、頼む。

「ありがとう!もう平気だ!ありがとう!」

 

無償で得られた好機ではない。一瞬だが、航路が開く。
目標は12月議会。地方議会が群れをなして突入を開始する。
私たちは突撃を開始する。

「批判上等!」ではなく、批判を受ける姿こそが武器だった。

ここに議事録は完成した。

我々は公式の、公開のファクトを得た。

 

 

 

今後、たった30分のチャンスであれ、機会さえあれば何度でも上京する。
一人ひとり、お会いするお許しさえ頂ければ何度でも飛ぶ。一回あたり往復10万円ちかく。

全自治体への意見書発送は、切手代で30万円を超える。印刷費用も同額程度。
多額の御浄財を賜りました。大切に使うことをお約束しますが、時短になるならば迷いなく使わせて頂きます。

 

個人献金のお願い~流石に戦い過ぎてもうすぐ資金ショートします。

 

 

本日は、全国市議会議長会。
下記に写るのは、ほぼ全員が地方議員である。

 

 

現在(令和5年10月)進行中の最優先政策です。僅か6ページの漫画のため、是非お読みください。

【漫画でわかる外国人特権】年金を解約でき一時金をもらった上に、老後は生活保護を受給することもできる衝撃の実態

 

 

思いは届く、願いは叶う。

ここに得られた、我が国おける最大の武器(議事録)を用い、

地方議会および地方行政に強く働き掛けていく。

それぞれの者が、

それぞれの立場で

なすべきことをなせ。

傷だらけになりながら、戦艦が一隻突入し、主砲を斉射。

最大の関門は突破した、突撃用意。

膨大な数の駆逐艦で構成された、水雷戦隊はここに続く。

総力戦だ、あまり多くの時間はかけない。

追い風を、君に。

悪態や批判、攻撃ではなく、

丹念な調査と丁寧な要請が、現実を動かすことを示した。

共にあらんことを。

ありがとう、ありがとう!これで、突入できる。

本件制度の改善を求める方は、FBでのイイネ・シェア、Twitterでの拡散をお願いします。

 

※ 恐らく表示される人数が極少数になると思うので、とりあえず「見えた」人はイイネをお願いします。一定数がないと、タイムラインにあがらないと思う。私のアカウントの場合は特に。

 

 

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コメント (頂いたご意見は、他SNSに比較し最優先で目を通しております。)

  1. BLACK より:

    ご尽力くださった多くの方々に感謝します。
    黙々と耐えてくださった多くの方々に感謝します。

    稲田明美先生
    武見敬三厚労大臣
    ご尽力くださった国会議員の先生
    ご尽力くださった地方議員の先生
    ご尽力くださった自治体の地方公務員の方々
    ご尽力くださったインフルエンサーの方々
    ご尽力くださった各サイト様
    本当にありがとうございます。

    闇クマさん
    小坪氏
    本当にありがとうございます。

    以上 文責 BLACK

  2. azumaebisu より:

     小坪市議、先ずは地固め!成功しましたね。
      
    我々國民に示された【公約】を守って下さり、深く感謝申し上げます。

    そして、問題解決への総仕上げ。我々國民に出来る事が有れば、御教示下さい。必要な事を頑張ってみます。

     或いは、我々國民は、小坪市議始め関係各位の奮闘を支持し応援しつつ、解決への道を注視していれば良いなら、“支持、応援し、事実を拡散しつつ、静観します。”

     兎に角、ここ迄【連携】して解決に努力される、國会議員各位から地方議員、地方自治体の当該担当の吏員各位迄、深く感謝致します。

     何とか、我國が【老齢無年金外國人労働者の生活保護急増の所為で、地方財政破綻→亡國】の地獄への道を逸れて、生き残りの道に行く曙光が射して来た事に、暫しホッと胸を撫で下ろしています。

     然し、未だ【道半ば】です。皆で頑張りましょう。

     小坪市議、【中学の公民】で習った【三権分立】を、如何に現実に動かすか?の実例を【生きた授業】で、又しても教育してくれてますね。 面白くて、ワクワクしています。

     青山繁晴参議院議員の口癖【仁徳天皇の民の竈】の実例=百姓=オオミタカラ=國民の為の政=マツリゴト、が確り成就する瞬間を観たい!

  3. カルライン より:

    今日は木曜日!今日は木曜日!

  4. ロード より:

    稲田朋美先生、最高です!
    この国会質問は一生忘れません!
    誹謗中傷を浴びながら、膨大な作業に折れることなく、最大派閥清和会をまとめ、
    自民党を代表しての国会質問。
    よくぞ国家のために働いてくださいました。
    日本を取り戻す、大いなる一歩だと感じました。

  5. 維新は裸の王様 より:

    動くのがとても遅いと感じる3省(総務省 国交省 厚労省)、この代表質問で厚労大臣の言質を取った後、速やかに調査報告が行われる事を期待しています。

    小坪さん始め、関係各位に感謝します。

  6. はま より:

    いつも有難うございます。

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