【動画】私の登壇中に、安倍元総理が入室され焦った思い出。講演をやめようとするも、(櫻井よしこ先生から)まさかの続行指示。安倍さんがいなくなった現実。

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安倍さんがいない現実を、ふと再認識して悲しくなる。安倍元総理の前で私がマイクを握ったのはこれが最初で最後。
私の登壇中に入室され、恐ろしく焦りました。壇上から降りようとしたのですが、まさかの続行指示。
安倍さんが拍手してくれたんだ。

これは、のち #ブルーリボンを守る議員の会 にもつながっていく動きに。

この日は警視総監がブルーリボンバッジを初めて着用した日で、その報告も行いました。
沖縄県では、自民県議がデニー知事にも着用してもらい、大阪では維新の吉村知事も着用。これら各地の地方議会の動きを報告していました。司会は桜井よしこ先生でした。

 

【拉致問題】ブルーリボンバッジ着用率100%の自治体がうまれた理由、アニメめぐみ上映率100%~安倍元総理の前で報告【地方行政にできること】

 

アクシデントも起きています。いまは良い思い出。
ほんとは私の持ち時間はもっと短い予定でした。実は登壇順位も入れ替わっていたと思います。私、安倍さんの後の予定だったと思う。
別の公務のため、安倍さんの到着が遅れると言われ、「少し長めに行って」と司会より。

つまり桜井よしこ先生から言われ、「わかりました!」と直前で差し替えたスピーチです。少しゆっくりしたスピーチにしてて、余裕をもって話しています。

しかし安倍さんは、ほぼ時間通りに登場。
会場は「おぉー」みたいな雰囲気ですが、ぎょっとしたのは登壇中の私です。
当時の心境ですが「は???遅れるんちゃうん?」「え?俺どうしたらいいん?」
「降りる?降りる?」みたいな。

これ、簡単に切ってしまっていいもんでもなく、沖縄でデニー知事が着用した報告、何より警視総監が着用という発言は私はせねばなりませんでした。東京都議会の代表質問で小松都議が小池知事から取り付けてくれた答弁で、その前段階においては大阪において府知事も着用、そこで府警本部長も着用と。関西圏の地方議員たちもめっちゃ頑張ってくれていたのです。

小松都議は、自民党の都議会の政調会長であり、本件の打合せも含めて前日に西岡力会長と都議会を訪問し、小松都議への要請や発言内容の確認までとっていました。

 

種明かしというわけではありませんが、この日、もう一つの動きがあります。そっちは大きくニュースになったと思います。
「全ての閣僚が、ブルーリボンバッジを着用」というもの。実は、この年が初めてでした。

これは地方議会からの動きを受け、それに国も呼応するという立て付けです。
実際にこの日の会合に、官房長官が自ら来られて「大臣全員が着用したことを確認し、写メ撮りました。」と報告しています。

私の登壇スピーチというのは、その対になるものであり、【それは、言っておかないと、全体のバランスがおかしくなる】という難しい状況。切ろうと思って切れるもんでもない。私の登壇は、官房長官よりも前であり、その前座というか、そういう側面もあるんですよ。

横田さんはじめ家族会も目の前にいます、国会議員も多数というか、政党幹部が多数。ある意味ではここでのスピーチは、議事録みたいなものであり、地方議会側の動きは言わざるを得ない。漢字の二文字にしちゃえば「報告」なのですが、この場で、この出席者に対して(国会で)「報告」というのは本当に意味のあることで。

動画の中身にもなりますが、地方公共6団体が動いています。行政長(知事、市長、町村長)および地方議会(都道府県議会、市議会、町村議会)の各団体全てより、バッジ着用の要請が発出されています。これは全ての都道府県知事・全ての市長・全ての町村長、全ての都道府県議会と議長・全ての市議会議会と議長・全ての町村議会と議長の意思みたいなもんで、地方公共団体とは法定団体です。かなり重たい存在、そこからの文書発出。

その中核的な動きになったのが「行橋市の三つの100」であり、敢えて九月議会に質問を行うことで、12月議会に向けて全員で同じ質問を行うというもの。各地で質問をしていった地方議員は、これら全体計画を把握した上で、同時多発的に質問を行っていました。点から面へ、と。めちゃくちゃ緻密な動きであり、なぜ成果があがったかと言えば最初からゴールを明確に決めて、達成できるように死ぬ気で根回ししているからです。無駄にはできない、それゆえの登壇でした。西岡会長には行橋市まで来てもらい、県主催の拉致の集会でも登壇して頂き、これらの段取りには私も協力させて頂いています。

その最後の仕上げとして、国会の議員会館において各党代表の前でスピーチするという場でした。
そのため動画の冒頭にも出ておりますが、参加者は尋常じゃないレベルの人が揃っています。拉致問題を取り扱ってきた主要各党、自民党はもとより公明党、立憲、維新、国民、各党の幹部が勢ぞろいしていました。
(安倍元総理が来て、着席するぐらいの場ですから・・・。)

 

で。
予定よりも早く、安倍元総理が入室されました。

(私、ここで壇上から降りますか?)と司会にアイコンタクトすると、まさかの続行指示。
それが本動画の11:30頃。

下記、頭出しをしています。

(これはめっちゃ焦りますよ、登壇中だと。判断も一瞬でしないといけない。タイムキープの勘てkンからも、司会者が絶対ですから速攻で確認をとって、判断する。檀上で。これは弁士じゃないと分からないと思う。)

安倍さんクラスの方の日程はガチガチで、何があっても遅らせるわけには行かない。
それこそ次の公務、面会相手が誰かなんて分からない。国賓級の方との会合だってあるだろうし、即時に外交に直結することも有り得る。

秒単位でピリピリしながら弁士を務めさせて頂きました。
続行指示に狼狽えた。安倍さんのスピーチ後に、そりゃ不格好かもしれませんが、私が再登壇してもよかった。のちのパネルディスカッションでも私は登壇してますし、降りてもよかった。

 

続行指示に「マジか?」と焦りながら、壇上で発言内容をさらにスイッチ。
実は高等テクなのですが、心臓はバックバクでした。
ペーパー(短縮指示と思われ。)も飛ぶし、それを安倍さんが手で制したり(いいよ、続けてと。)、私も時計を見てしまったり、壇上で狼狽えてます。

続行なら続行で、一気に巻き上げて必要分を発言しきらないと。
ペーパーが出され、やはり気になり、それを(いいよ)と安倍さんが制して、横目で櫻井さんのほうを気にしつつ、(むしろ、もう止めてーーー)と思っていたとき、西岡さんからタオル。

それにしても(自画自賛だが)この短時間でよくもまあ詰め込んだな、と。各地方議会の報告、そこに至る経緯、行橋市で起きた事件への謝罪を横田さんに。小松都議のみならず、各地の地方議員たちの名前、西村ひかる府議、野田しょうこ東大阪市議や、添田しおり泉南市議の事例も盛り込んだ。

スピーチのテクニックとしては相当に高等なもんだと、技術的な部分が(同志の地方議員や国会議員から)評価されたのは喜んでいいのやら悲しむべきやら。泣き言のように「長くと言われてゆっくり話したら、次の弁士が時間通りに。続行指示を受けてから言葉のテンポを一気に速くし、聞き取れる限界速度を出しながら話しながら端折りながらで・・・」本当はオロオロしながら(脳内の)原稿をスイッチしたときの狼狽ぶりを暴露してみたり。

 

安倍さんがね、拍手してくれたんだ。私のスピーチに対してさ。
動画にもあると思いますが、壇上からちゃんと見えた。嬉しかった。

もう随分と昔のことだと思ってました。まだ一年ちょっとだった。
一昨年の12月、ちょうど13か月ほど前のこと。

不意にあるよね、いないんだ、もう会えないだって寂しさ。
自分の過去動画の中で安倍さんに会ってしまい、頬をつたう何か。

いない。
だから立たないといけない、泣いてばかりはいられない。
自らの足でしっかりと、私たち自身が。いつまでも頼ってばかりじゃいられないんだ。

あの日、凶報。
皆、誰しも足が止まる中、自らを鼓舞して駆け抜けてきた。

気が張っていたと思う、いま心を強くもたなきゃって。
不意にね、いないことに気づく。

 

 

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コメント (頂いたご意見は、他SNSに比較し最優先で目を通しております。)

  1. 波那 より:

    あんまりにも長い間、安倍さんが居る日本に慣れてしまっていたので、安倍さんが居るんだから何か有事が起きても日本は大丈夫なんだからと思っていたので、まるで突然荒野に放り出されてトボトボと歩いてるような日々…。安倍さんが居ないだけで日本はこんな事にされてしまうんだと、劣化して荒んで行く日本を見せつけられても、たった一票の票しかない国民は如何に無力なんだろうかと思わせられるばかり。中川昭一さんが亡くなった後も、中川さんの写真を見るたびに悔しくて泣いてたけど、だから安倍さんが居る事に依存しきっていたのに。

  2. azumaebisu より:

     言葉も有りません…

     あの国葬の日、初めて弔旗を掲げました…

     そして、あの志有る我が國民各位の長蛇の列…それを想起し己を励ます。

  3. ロード より:

    「緊急案件が入りました。スケジュール調整しましたからこちらにお願いします。」

    「申し訳ないけど、オレは予定通りこっちにいくよ。」

    こんなやりとりがあったかどうかわかりませんが、安倍元首相が定刻通りに来たことがこの会の重要性を物語っていますね。

  4. 冬林檎 より:

    安倍さんへの感謝、様々な思い、書こうとしても言葉に仕切れません。
    いくら長文を連ねたとしても、言葉にならない思いが残る。
    安倍さんはそれほどの方でした。
    死ぬまで忘れない、きっと死んでも忘れない。
    その思いを持ち続ければ、いつか安倍さんの思いを継ぐ人が現れた時にその人を後押しする声にならない声の一部となれると信じています。

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