公明党が最も影響を受ける地方議会は、大阪府議会だ。実は東京ではない。
自民・公明の”連立”をどう認識するかは様々な思いがあるだろうけれども、事実として19選挙区のうち4つの小選挙区を自民党は明け渡している。
公明党が否が応でも重視せざるを得ないのが大阪府であり、「大阪府議会でウイグルの意見書が全会一致」となったこと、つまり公明党の大阪府議も全員が起立したことは、”全ての地方議会における公明党議員”に多大な影響を与えることは必至であり、また「国政政党である公明党」にも強い影響を与えることは間違いない。
この事実は政治関係者であれば誰でも理解していることで、「公明を動かすならば大阪」は、議論の余地もない単純な事実である。
もう一つの現実として「最も調整の難しい地方議会」が大阪府でもある。自民・維新という政党の対立軸があり、ここに公明・共産と来る。本件については否定的と目される立憲民主も議席を持っている。簡単な調整ではない。
私は、超党派で構成される”ウイグルを応援する全国地方議員の会”の幹事長として、自分の党籍が自民党であることから自由民主党大阪府連に意見書採択の要請。大阪府連を代表する政治家として、木下よし信先生(大阪市議)を頼り、その立会人には西川良平堺市議にお願いしました。
大阪府議会においては、自由民主党の西村ひかる府議に直接要請した。
大阪維新の西田薫府議に頭を下げ、自ら動画を撮影し公開。これはご記憶の方も多いと思う。対維新で論陣を張ってきた私が維新に対して要請することは、様々な政党関係者に衝撃を与えた。
さらに日本ウイグル協会の会長・副会長らからも来阪して頂き、自民・維新の議員に直接の要請を行って頂き、私も立会人として同席させて頂きました。
この動きは、国会決議が上程できなかったことを受けての、地方議員組織としての維持が根底にあります。「国においては政党間の足並みを調整しきれなかった」からと言って「地方でもやれないとは思わないことだ!」が関係者の思いでした。
「国政が調整できずとも、地方は諦めない」合言葉であり、これは自民側においても維新側においても同様であった。少なくとも私はそのように要請している。
本日、令和3年12月17日、大阪府議会において、自民党の西村ひかる府議(西村しんご先生のご子息)が提出者となり、全会一致で採択された。
併せて、宮城県議会(渡辺県議の協力)が新たに採択、政令市では川崎市(末永直市議の協力)、神奈川県逗子市(丸山会長)、長崎県の大村市議会(村崎浩史議長に要請)、埼玉県小鹿野町議会、群馬県長野原町議会、福岡県川崎町議会(櫻井議長)などが採択されています。まだ審議中の議会が多数あり、個々に頂いている連絡を含めるとさらに多数の地方議会が動いております。
国会議員を批判する意図はございませんがと前置きはしておきますが、地方議会の動きについては「俺たちはやるんだ」ということを強く述べさせて頂きます。
国政がどれほどの調整のための汗を流したかは(国会議員ではないので)分かりませんが、かと言って大阪府議会における全会一致に至るまでの調整に要された労力は、この場を借りて述べさせて頂きます。
実は前日までは、公明大阪府議らは”賛成の意向は示しておらず”、自民維新の強い賛同の意思を示し、さらに共産までが賛成する姿勢であったことから、当日になって”賛意を示す”という実態もございます。
さて、内情を書いていきましょう。
【ウイグル問題啓発街頭活動】令和3年12月18日・19日 愛知・三重、連続街頭
開催概要・三重)
日付 令和3年12月18日(土)
時間 12:00~14:00
場所 四日市アピタ前交差点
開催概要・愛知)
日付 令和3年12月19日(日)
時間 11:00~13:00
場所 名古屋駅(桜通口)
主催 日本ウイグル協会
共催 ウイグルを応援する全国地方議員の会
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(OGP画像)
- 「中国の人権弾圧を非難せよ」 大阪府議会が意見書
- ウイグル人への人権侵害問題に対する調査及び抗議を求める意見書採択のお願い
- 私たちは国会議員ではない。国会に対する職権は有しない。
- 自らの職権以上のことを、さかしらに述べることは控えさせて頂く。
- その上で述べさせて頂くことは「私たちは、私たちの職権で戦った」ことであり、
- 本大阪での全会一致においては、自民・維新の両党国会議員の協力は得ておらず、
- というよりも衆院選をまたいでの調整であったため協力を得られるはずもなく、
- 純粋に地方議員間の調整だけで、この全会一致の結果を得たという事実であります。
- 国会では調整がつかなかった。
- だからと言って、地方でも調整がつかないという言い訳はしたくない。
- 大阪府議会での全会一致は、国会における全会一致と同等クラスの難易度と言っても過言ではなく、
- これは大阪中の政治家たちが、それぞれの立場で、やれる限りのことを尽くしてくれた結果です。
- 国会では調整がつかず、我が国は国家としての意思を示せていない。
- 我が国の政治家として、残念なこと、情けないことだと思う。
- ”我が国の政治家”には、国会議員だけではなく地方議員も含まれるというのが私のスタンスだ。
- そして、私のなすべきことは、私たちが職権をもたぬ「動かぬ国会」を批判することではなく
- 国会議員ですら、誰もができないと思ったであろう、最も高いハードルを超えてみせることだ、みんなの力で戦うことだ。
- 国会の批判だけしていれば気持ちいいだろう、楽だろう、そうしたい者はそうすればいい。
- だが、それは本当の意味で地方議員のなすべきことではないというのが私の立場だ。
- 「地方は、ここまで調整した」という現実を、国政に突きつける。
- 一つでも多くの地方議会を動かす。各地の地方議員と共に戦う。
- 「地方議員もやるもんだな」と思った方は、FBでのイイネ・シェア、Twitterでの拡散をお願いします。
「中国の人権弾圧を非難せよ」 大阪府議会が意見書
大阪府議会は17日の本会議で、中国政府による新疆ウイグル自治区や香港などでの人権侵害を非難するよう政府や国会に求める意見書を全会一致で可決した。同様の意見書は3月以降、全国の40以上の地方議会で採択されており、先の通常国会で対中非難決議の採択を見送った国に対し、毅然(きぜん)とした対応を求める動きが広がっている。
この日、大阪府議会に意見書を提出した自民党会派の西村日加留(ひかる)府議は本会議で「中国がウイグル自治区で人権弾圧を行っていることに国際社会は深く憂慮している」と主張。国会や政府に対し「中国政府の行為を調査し、諸外国とともに非難を行うよう強く要請する」と述べた。
日本ウイグル協会(東京)によると、3~10月に22都府県の44議会で、日本政府や国会に実態調査や非難決議を求める意見書が可決された。その後もこうした動きは拡大しているという。
同協会と地方議員の有志でつくる「ウイグルを応援する全国地方議員の会」は11月、全国約1700の地方議会に意見書の採択を訴える文書を発送した。
同議員の会の丸山治章会長(神奈川県逗子市議)は「一般市民に近い地方議員から熱意が広がり、問題を知る人を一人でも多く増やすことで国を動かす力になれば」と話している。
国会決議を採択したい、国家として意思を示して欲しい、
私もそう思うけれども、思うだけで結果が得られるだなんて思わない。
「あれが悪い」「これが悪い」と大きな声で言い、さも「俺は言ったんだ」と免罪符でも得た気になるような、そんな無責任な政治家にはなりたくないんだ。
一つ一つの地方議会の意見書は、それぞれに凄まじい調整負荷がかかっている。
私自身も調整に乗り出した議会はいくつもあるし、楽ではないんだ。
ネット保守は、それら一つ一つは「国に比較すれば」と重視もしないのだろう、
確かに国に比較すれば軽いもの、それは事実なので、私も事実だと述べておきたい。
その上で多大な調整コストがかけられていることも述べておく。
ウイグルを応援する全国地方議員の会は、当初から大阪府狙いだった。
ここで調整をつけてみせることが、何より国政に響くからだ。
全ての地方議会に対して、「最も難航する大阪で調整をした」という証明が効果があることが分かっていたからだ。
一番、高いハードルだからこそ、それに挑戦し、超えてみせたのだ。
当時の要請文を再掲する。
自由民主党大阪府支部連合会様
ウイグルを応援する全国地方議員の会
会長 丸山治章
幹事長 小坪慎也
政調会長 笠間 昇
総務会長 野田彰子
ウイグル人への人権侵害問題に対する調査及び抗議を求める意見書採択のお願い
報道でもご存じかと思いますが、いま中華人民共和国(以下「中国」という。)による人権弾圧は苛烈を極めており、強制収容所という形で我々の同胞は虐げられ、これはチベット・南モンゴル・香港同様に重大な人権侵害として国際社会においても認識されております。
我が国の官僚の一部は、被害規模はどの程度か、その意味を含む「事実認定」をしきりに口にします。しかしながら、いま故郷に残してきた家族と連絡が途絶していると涙ながらに訴える在日ウイグル人の全てが虚偽報告をしているとは思えません。
私ども地方議員の会は、世界ウイグル会議の公式な日本の窓口である日本ウイグル協会と連携している地方議員組織でありますが、同協会には数百人の在日ウイグル人が在籍しており、多くの方から被害実態を直接伺いました。にわかに信じがたい話もありましたが、外電を始め世界各国の政府の動き、国連での報告は、いま目の前にいる在日ウイグル人の証言を裏付けるものでありました。
各地に点在する在日ウイグル人の証言・被害実態を丹念に調査していったのは、民意の最前線たる地方議員たちです。
国政においては、国会決議の動きもあったのですが、残念ながら上程には至りませんでした。注目していた日本国民も多く、国会決議の見送りについては、イデオロギーや支持政党を問わず有権者の批判の声も高まっております。
かねてより自由民主党の議連としてウイグル国会議員連盟がございましたが、国会決議を目指し超党派に改組されております。国会決議は上程には至りませんでしたが、自由民主党・日本維新の会・国民民主党・立憲民主党は党内手続きを完了させており、野党を含む各党から原案支持の機関決定がなされております。つまり、本件については、所属政党に拠らず、純粋に人権問題として認識されつつあり、調査の機運が高まっている次第です。
・いまこそ地方議会から声を挙げる時
我が国は、国会決議という形では国家の意思を示すことはできておりませんが、だからこそ地方から声を挙げて行くべき時だと我々は考えております。
地方議会の動きになりますが、“中華人民共和国による人権侵害問題に対する調査及び抗議を求める意見書”は、3月の那覇市議会での全会一致を皮切りに、都道府県議会では兵庫県議会において初の意見書が採択されました。6月議会において、特別区では中野区議会でも採択、政令市では北九州市でも採択されました。行橋市議会では、公明党福岡県本部の了解のもと公明党市議も賛同にまわり採択されております。
国会決議においては全会一致の慣習から高い難易度であったと推察しており、政党間の調整が完了せず時間切れとなった様相でありますが、国政ができなかったからと言って地方議会ができない理由にはなりません。確かに国会決議は上程に至りませんでしたが、その過程において多くの国政政党が党内手続きを完了させた意義は大きく、ある意味では本意見書の採択においてはほとんどの足並みは揃っているとも言えます。
報道の取扱いも大きいですし、ネットでも大きく取り上げられている政治テーマです。日本全国の国民の注目は高く、市区町村単位で見ても有権者からの関心は非常に大きいと言わざるを得ません。むしろ国会決議の見送りにより、本件に対する政治への関心が高まってきたと言ってもいいでしょう。
我が国の政治家は、国会議員・都道府県議員・市区町村議員の如何を問わず広く連携すべきものとの考えから、ここに各地方議会の結集・結束を呼びかけるものです。
どうか、国外のことと看過せず、日本国においても“調査”および“抗議などの必要な処置”をとって頂けますよう、地方自治法第 99 条に基づく意見書を提出して頂けますようお願い申し上げます。
大阪府連の幹部である木下よし信議員との協議抜粋(当時)
(※ 政令市議連の全国会長も歴任。)
「君は、意見書を通してきたのか。そして、公明党福岡県本部の了解のもと、公明党市議も賛同したのか・・・。」
無言の時間。
一瞬でありますが、永遠に続くかと思いました。
ぽつりと、「大変やったやろ。単に通したわけやない。」
「なんでや?」
「国会決議は上程されませんでした。賛否を明らかにする機会も与えられず、国民は議員それぞれの賛否を知る機会すらありません。
日本の政治家の責任だと思います。
そして、日本の政治家というのは、国会議員だけではなく我々、地方議員も含まれており、私たちの責任でもあると考えています。」
「俺もか?」
「はい。」
(中略)
「狙いはなんや?」
「国会決議の援護射撃の意味もあり、公明党の各都道府県本部の、全ての了解を得ること。
金のエンゼルマークで玩具の缶詰はもらえるが、銀のエンゼルマークでももらえるんだ。47/47にすればいい。」
「意見書に、本当に意味はあると思っているか?」
「使い方次第です。」
「政令市である北九州市も通した、県も通っている。」
(中略)
「なんで大阪やと思った?
知ってると思うが、ここは難しいぞ。三つ巴や。」
「分かってます。一番難しい都道府県です。
自民・公明・維新、もっとも難航する地域でしょう。だから、大阪だ。
大阪がやるとなれば、残る46都道府県において”うちは調整できない”とは口が裂けても言えない。
一番ハードルが高いから、ここだ。
象徴になる。」
「国政ベースでは、政党間の調整は間に合わなかった。
けれども、地方政治においても不可能と言っていいのか。
私は言いたくなかった。」
(中略)
「政党間の調整、私は地方行政のほうが得意だと思います。
決議・意見書も三か月ごとに毎議会ごとにやる。国会は、滅多に出ない。地方議員のほうが、ここは経験値がある分野やと思うてます。」
「おもろいこと、考えるなぁ。」
「自民大阪府連が動くよう、善処しよう。」
「ありがとうございます。」
「けどなぁ、君も分かってるように、大阪は難しいぞ。維新はどうするんや?」
「大阪の自民党の市議に頭さげさせることはできない。
私が行く。」
「君がか?」
(都構想をはじめ、私が維新とバチバチで戦ってきたことを知っています。)
「はい。」
「私は、正面突破で行ったら、いずれの政党も真っ向から否定することは難しい案件だと思っています。」
「ほかの議員、誰に声をかけてる?」
「がくちゃん」(貝塚市の田中がく議員。かつて大阪府連の青年局長を拝命。)
「わかった。ちゃんと聞いとく。」
「写真、これはアップしていいんですか?」
「ええで。」
「絶対とは約束できんが、やれる限りはやったるから。」
当時の写真や、さらに詳細なやり取り。
自民党大阪府連および政令市議会議長会における議案審査のお願い
大阪維新の会の西田薫府議と会談し、以下のように整いました。
西田府議からは維新府議団の役職者として、まずは府議団内にて調整に尽力するという確約をとりつけました。
これは「大阪維新が動いた」という話ではなく、「動かすべく、西田薫は尽力する。」という確約であり、これから調整作業に入るという確約です。正面から公式に要請しました。
かつ、動画におさめ、アップロードの許可を得ました。
当会副会長の野田彰子議員からアポイントを入れてもらい、本会談の立会人になってもらいました。
動画撮影の目的は、維新とバチバチに戦ってきた私が、大阪維新の府議に対し、頭を下げている場を公式に残すことです。こっちだって覚悟して向かいました。けれども、維新側も相当に腹を括って出てきたと思います。
・西田薫府議
守口市議一期、のち大阪府議4期。
維新の結党メンバーではなかったかと思いますが、まだ党の歴史は長くはなく、「ほぼスターティングメンバー」と言っても過言ではない議員です。
党内での発言力は低くはないでしょう。
私との関係は拉致問題で、行橋市で”アニメめぐみ上映率が100%”となった際に、超党派で拉致議連を動かしていたのでありますが、大阪でその陣頭指揮をとった人物です。
(当時のBlog)
大阪維新に頭を下げて要請。
実際の動画。
大阪維新の会にも要請を行った。
双方が党内調整に入った。
それがまとまるかは分からない。
分からないよ、未来のことなんて。
各党の先生たちを信じるしかない。
仮に、「維新・公明」のみが賛成したとしよう。
その際には「大阪自民は、(国政政党で政調会を通ったのに)独自判断で反対に回った」「大阪自民は、腰抜けだ」と大阪維新が責めるかもしれない。
また、「自民・公明」のみが賛成したとしよう。
その際には「やはり維新は、中国とズブズブか!」と全国の保守から撃たれるかもしれない。
自民・維新が党内手続きに入った場合、公明党のみが反対するとは思えない。
公明党も難しいところがあり、小選挙区の維持を悲願として掲げているゆえ、どちらにも強くは言いにくいだろう。ゆえに、自民・維新の間をウロウロせざるを得なくなる。
だが、どちらに決めるにせよ、自民or維新のどちらかになるわけであり「自民・維新がやる」となった場合、大阪公明のみが反対することは政治力学的に有り得ない。
未来のことは分からない。
分からないさ、けれども、動かす努力は諦めたくない。
私は「自民党・維新・公明党」が足並みを揃えて動いてくれることを期待したい。
一番、その未来を求めている。そのためなら、いくらでも頭を下げよう。
だって、47都道府県で最も調整が難しいはずの、三つ巴の大阪府がまとまったならば、残るその他の都道府県は「うちでは調整がつかなかった」なんて口が裂けても言えなくなる。
政治家の「調整」とは、どういうことか。
私なりに汗をかいてみたいと思ったのだ。
国会決議という形で、国家としての意思が示せていない責任は、日本の政治家の責任だ。
日本の政治家には、国会議員のみならず地方議員も含まれる。
私たちなりに職責を果たしたい。
(自民党政令市議連は、本件意見書について文書発出を公式に行ってくれています。)
自民党の西村ひかる府議にお礼の連絡。やはり相当に難航したそうで、(それなりに強硬であった)西村案はもはや原形をとどめないほどに字句修正に応じまくったようです。大変にお疲れ様でしたとお伝えしました。ウイグル協会の皆様によろしくお伝えくださいと伝言を預かりました。
維新の西田薫府議にお礼の連絡を入れました。
今回、提出会派は自民党となりましたが、公明党が賛同した背景には、「自民・維新の両党が明確な賛意」を示してくれたことが影響していると考えられ、その点について心からお礼を伝えました。
本件については、野田しょう子市議を通じて、私は大阪維新府議団幹事長に、公式に御礼のご挨拶に伺いたいと考えております。
長尾たかし先生に報告。
こちらからは「これは(国会への)批判ではありませんが、今夜だけはドヤ顔をさせて頂きたい。国で調整がつかずとも、もっとも高いハードルと思われる大阪で全会一致となりました。公明党府議も賛同したという意味であり、これは国政にも、全国すべての地方議会にも影響を与える話です。
国会決議において上程に至らずという結果が、私たちを奮い立たせました。長尾先生が世論を形成してくれた結果であり、長尾先生に頂いた火種を大切に温めたものです。」とお礼をお伝えしました。
「国政が至らず申し訳ない」とのコメントのち、「おめでとう」と言ってくれました。嬉しかった。
ウイグル国会議員連盟の、当時の事務局長に対する報告になります。
様々な先生に電話。
この場ではお名前は述べませんが、自民党の国会議員複数に「大阪、全会一致。公明党に強く影響」という電話(携帯を知っている先生)を入れて行きました。詳細もどんどん伝えていきました。
そして、本稿のアップを待っている事務所が複数あることは、この場で述べておきます。
江戸の敵を長崎でという言葉がありますが、東京(国会)での敵を大阪で100倍で討ったみたいな話です。
日本ウイグル協会のアフメット副会長に連絡。
ただただ驚いていました、そして「ありがとう」と。
私からは、「私たち地方議員の会は、出来もしない大きなスローガンを掲げることはしない。事実として、私たちが貴方にお約束したことは、ほぼほぼ実現している。でかいことだけ言えば、ネットではバズるだろう、期待だけさせて落胆させるぐらいならば、私たちは言えない、言わない。私たちはインフルエンサーではなく、政治家ですから。」
アフメット副会長は、ケリム会長と共に大阪まで来て頂いた。
自民・維新の両党の議員に要請して頂いた、私は立会人を務めました。
私はウイグル協会を動かしており、そこには移動を含む時間コストを払って頂いていた。
費やされたコストは、成果に結ばれねばならない。
立会人を務めた以上は、私は責任を感じておりました。それが人を動かすという重みでありますから。
多数の政治家が、本件に対しての詳細や内情について知りたいと言ってくれましたので、Blogに書いた以上のことも伝えていきました。
一部の先生からは、大阪で、府外の市議(しかも一般市)の全体の調整をつけようとするというのは、そして全会一致になってしまったというのは凄まじいことで、「それは小坪議員の今までがあるからだよ」と言ってくれました。私は「頑張ったのは、粘り抜いたのは大阪の政治家たちであり、私は要請しただけに過ぎません」と返しましたが、本当は涙が出るほど嬉しかった。
まだ本会議最終日を控えている地方議会が多数あり、いまだ調整作業は複数の議会で継続している。土日も電話で要請しまくるのだろう、一つでも多く、意思を示す。
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私たちは国会議員ではない。国会に対する職権は有しない。
自らの職権以上のことを、さかしらに述べることは控えさせて頂く。
その上で述べさせて頂くことは「私たちは、私たちの職権で戦った」ことであり、
本大阪での全会一致においては、自民・維新の両党国会議員の協力は得ておらず、
というよりも衆院選をまたいでの調整であったため協力を得られるはずもなく、
純粋に地方議員間の調整だけで、この全会一致の結果を得たという事実であります。
国会では調整がつかなかった。
だからと言って、地方でも調整がつかないという言い訳はしたくない。
大阪府議会での全会一致は、国会における全会一致と同等クラスの難易度と言っても過言ではなく、
これは大阪中の政治家たちが、それぞれの立場で、やれる限りのことを尽くしてくれた結果です。
国会では調整がつかず、我が国は国家としての意思を示せていない。
我が国の政治家として、残念なこと、情けないことだと思う。
”我が国の政治家”には、国会議員だけではなく地方議員も含まれるというのが私のスタンスだ。
そして、私のなすべきことは、私たちが職権をもたぬ「動かぬ国会」を批判することではなく
国会議員ですら、誰もができないと思ったであろう、最も高いハードルを超えてみせることだ、みんなの力で戦うことだ。
国会の批判だけしていれば気持ちいいだろう、楽だろう、そうしたい者はそうすればいい。
だが、それは本当の意味で地方議員のなすべきことではないというのが私の立場だ。
「地方は、ここまで調整した」という現実を、国政に突きつける。
一つでも多くの地方議会を動かす。各地の地方議員と共に戦う。
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※ 恐らく表示される人数が極少数になると思うので、とりあえず「見えた」人はイイネをお願いします。一定数がないと、タイムラインにあがらないと思う。私のアカウントの場合は特に。
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コメント (頂いたご意見は、他SNSに比較し最優先で目を通しております。)
昨日の記事にもコメントしましたが、茂木幹事長が高市政調会長提案の、「対中非難決議を今臨時国会で」というのを拒否(受け入れなかった)だそうです。
「外向的ボイコットに耳目が集まっている」「今はタイミングでない」が理由だそうですが、どうせ何らかのアクションを日本政府が行っても中国共産党政府は日本国や在中日本企業へ嫌がらせしてくるでしょう。
では、何時がタイミングなのでしょうか?
どうも岸田政権は、必要以上に国内外の世論を気にしすぎている様に見えて仕方ありません。
対外人権担当補佐官設置もアリバイ作りにならないように、周囲が納得するようなアクションを起こして欲しいものです。
以上です
12/18 文責 維新は裸の王様
大阪自民自体も共産党と組んでいる時点で終わってるともいわれるもののそこで最大勢力である維新とどう落としどころをつけるのかという話にはなりそうですけどどう折り合いもつけられるかどうかという次第にはなりそうですよね…
国政の方は……
やんぬるかな…
関連された地方議員の先生方に感謝と御礼を申し上げたい。
本当に大変な中、ありがとうございました。
人の苦しみに寄り添う、それが日本国民で無くとも…
日本人が「人でなし」ばかりでは無いことを示せた。
誇りと矜持を守っていただけました。
それを失うと、国益も護れなくなる。
我がことばかりでなく、「義を見てせざるは勇無きなり」との行為があってこそ、日本人の今困っている人にも心差し出し、寄り添えると思います。
自民の国政の一部、国政の公明…責めたいが…
>「俺は言ったんだ」と免罪符でも得た気になるような、そんな無責任な政治家にはなりたくないんだ。
と、いう小坪艦長に、
私たちも、そんな無責任な国民になりたくないんだ。
と、応えたいです。
47個の「銀のエンゼルマーク」集めましょう。
これからも茨の道しかありませんが、よろしくお願いいたします。
自民党の茂木敏充幹事長は17日、党本部で古屋圭司政調会長代行らと面会し、政府が北京冬季五輪の「外交的ボイコット」に関する対応を表明しない限り、党として中国政府による新疆ウイグル自治区などでの人権侵害行為を非難する国会決議の採択は認めない考えを示した。
↑
小坪さんが日本ではなくウイグルを優先してまで総裁選で担いだ岸田政権の態度です。
小坪さんは岸田事務所が直々にやると受け取ってくれたとおっしゃってましたよね。
どうなってしまったのでしょう。
小坪さんが高市さんを担いだところで現在の結果は何も変わらないけど、敢えて市議という立場を選択されている小坪さんだからこそ、総裁選で岸田さんを担いだことは本来とるべき判断ではなかったと思います。
政治は結果が全て。
どなたかの論です。
[…] に。 https://samurai20.jp/2021/12/uyghur-29/ […]
記事投稿ありがとうございます。
数年前に家族がアラビア語を学ぶ中でウイグル問題を知り、中共の手口に恐怖を感じておりました。
さて、通常国会の際に国会決議案を骨抜きにした公明党国会議員団、議案提出を阻んだ2f、五輪外交ボイコット決断を未だ先送りする岸田首相、今臨時国会での決議案提出を阻む茂木幹事長…。国政レベルではうんざりすることばかりですが、小坪市議の活動に希望を感じております。
先程視聴した某公共放送テレビ番組で、本ブログでも紹介されたハリマトローズ氏にかかってきたテレビ電話の内容が2回も放送されました。
氏の兄の安全をタテに友達になるスパイ活動を要求する中国国安のメガネ男性が身分証以外モザイクなしで映っており、他にもスパイ活動を強要された在日ウイグル人が紹介され、中共のヤバさが全国放送で拡散されたものと思われます。
政府自民党はいつまで先送りを続けるのでしょう。