【政治家の目線】解散は”ある”と思う、その理由。菅総裁、誕生に際して。


 

 

このタグをつけた際には、政治家個人としての私の見解を示すもの。
私は、菅総裁が誕生したことにより、「解散はある」と思っている。報道によれば、また菅総裁の言葉としても「ない」みたいな話があるけれども、私の考えは「だからある」というもの。

最初に、トリビア的な話から書いておく。
菅総裁は誕生したが、菅総理は誕生していない。言葉遊びではなく、実は意味が違う。ネット上では一部のサイトやtweetを見るに、誤使用もあるため一応は書いておきたい。

「総裁」とは、自民党のトップである。政党の頭という意味だ。
民主党なら代表になるし、共産党なら委員長となる。自民党の場合は総裁と呼ぶ。

「総理」とは、国会で首班指名を経てのち就任するもの。
内閣総理大臣指名選挙というものがあり、国会議員が投票する。自民党が政権与党の場合は、”総裁が、首班指名されるもの”であるため、総裁=総理になっていく。
例外としては、野党時代であったため谷垣総裁は総理大臣にはなれなかった。

よって、「総理総裁」と呼ぶ場合があるが、それは自民党政権だけの呼称である。民主党のトップの肩書は代表であるため、総理総裁とは呼ばれなかった。無理に類似の呼称をするならば、総理代表となるはずだ。変な感じなので使われないと思う。

菅総裁は、自由民主党のトップに就任した。
国会議員の投票や党員投票を経て、党のトップになった。
それは、意味合いとしては総理と同様ではあるのだけれども、まだ首班指名を受けていないため「まだ総理大臣にはなっていない」のだ。

細かいことを言っているように思うかもしれないが、解散に関して考えるにあたって、実はこの部分は重要である。

半分、答えを書いてしまうと「解散するか否かは、まぁ、総理大臣が決めることですから」となる。
私なりの論拠、あると考えた理由を書いていこう。

 

 

 

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いまは総裁のみ、総理ではない。

何が言いたいかというと、菅総裁には「解散権がない」のだ。
これは否定したりディスっているのではなくて、実際に権限がないのだ。

それを踏まえて発言を振り返りたい。
小さなことと言うかもしれないが、意味合いとしては大きい。

 

考えても見て欲しい。

総裁になってゆえ、「自民党の国会議員に”お願い”して」いまから首班指名を控えた身だ。

実はもう一回、選挙があるんだ。
まぁ、形式上と言えば形式上なのだけれど。

ただ、お願いする立場であることには違いがない。

 

そして、いまから(総理になってのちに)解散権が権限として付与される。

いまの時点で「解散しようかな」とか言ってしまうと、
菅さんに逆らう人はいないだろうけれども、空気としては「何を言ってんだ、あいつ」という批判は出てきかねない。

自民党においても、小選挙区がヤバイ先生はいる。
できれば解散したくないなぁという人もいるだろう。

そのときに、まだ総理になっていない総裁が「解散をねぇ、考えているんだよね」と言われたら、当然おもしろくはない。

 

ようは、首班指名を受けるまでは、「解散に前向きな発言はできない」という点。

特に党内をまとめあげていき、いまから組織を構築していこうというときに、自分の足元を揺るがすようなことは禁忌だ。
市議会でも同じことで、議員による投票(例えば議長選とか、監査の同意人事とか)の前には、一挙手一投足に気を付けるもの。

この辺りは、政治のいろはに当たる。

 

 

 

解散は、「ない」と言うと、「ある」

総理大臣が有する伝家の宝刀みたいなもので。

自分の所属政党の支持率が良いときに「スパッと抜く」武器です。

 

相手の準備ができていないとき、そして場の風が良いときに抜く刃。

で、ビックリさせないと意味ないわけで、だいたい解散するときは「(総理は)ない」「ないない」「ないよー」と言って、言って言って、言い続けてから解散する。

みんなだいたい分かっていても、一応は「おぉ」と言ってみる。
解散ってそんなもの。

 

だから、「ない」と言い始めたら、「あぁ、そろそろ歩兵として準備しないと」という気分になる。

 

・・・まぁ、永田町については、解散風が本当に収まりつつあるので分かんないっちゃ分かんないんですけどね。

それも含めて総理が決めること。

 

 

 

長期政権か短期政権か

ここは総理が決めること。

首班指名を経て、菅総裁は総理大臣になるだろう。

 

本当に重要な発言はここからで、総裁のみの状態での解散に関するコメントは一切忘れたほうがいい。
それは前述したけれども、ここからは菅総理になった後のことを書く。

 

解散しないということは、短期政権でも構わないという意味になる。
衆院議員の任期は残すところ一年ほど。ここで解散を撃てば、任期は4年に戻る。
だが解散しなければ、衆院の任期は一年であるため、政権の任期も一年となる。

別にここで解散せず、例えば春(任期が残り半年)でもいいのだけれど、そのときの支持率は分からない。
安パイで長期政権を狙うなら、いま解散したほうが有利だ。

 

コロナへの批判もあるだろう、また米国大統領選との重複もある。
ゆえに「マイナス要因」だってあるし。

また、議席としては微減は覚悟せねばならない。
スタートの時点でリスクを負うことにはなってしまう。

春先ぐらいまで、ちょっと組閣して様子見をする選択肢もある。

 

だが、それは「短期政権に終わってしまう」リスクを内包する。

ならば、抜刀という流れになるような気がするんだけどな。

 

ここらへんのは未来予測なので、当たるか外れるかは分からない。

ただの勘と言えば勘なわけで。

外れたらゴメン、というだけの話。

 

どちらにせよ、地方議員は二等兵の歩兵として戦うので、スケジュール等も含め「解散はある前提」で日程を組んでいく。

そういう覚悟で動いておいたほうがいいい。

 

 

 

景気が悪くなる。

様々な給付金処置などを実施している。
結果として、「なんとなく、まだ体感できていない」けれども、景況感は酷い。

ある意味では、あれはモルヒネみたいなもので、強烈な鎮痛剤みたいなもの。

 

予算もかかり過ぎるし、いつまでもはできない。

で、春先まで待ったら「景気が崖下」になっている危険性は否定できない。

自民党が最も嫌うのは、最悪な景気の中での選挙。

景況感の悪化は、与党への批判につながる。
その政権がどんなに頑張っていようと、景気が悪ければ票は減る。
世の中は保守だけで構成されているわけでもないし、外交だけを見ている層ばかりではない。

また、政権が頑張っていなかろうと、景気がよければ、与党が有利になる。
「これでいいじゃん」という空気がでてくるからだ。

 

私は、春までは、いまの景気はもたないと思ってる。

もつわけがない。

 

それは国政も分かっていると思う。

コロナ関連を「落ち着かせる自信」があり、かつ「抜群の景気刺激策」を立案できる自信があれば、春まで走る可能性はある。

実務型の菅総裁ゆえ、「内閣として立ち向かう」という方針をとる可能性はある。
もしそうするのであれば、私はその判断を支持したい。

支持したいし、そういう動きをとれば、私はその覚悟を物凄く評価するけれども、
政権喪失のリスクを背負うぐらいであれば、「いまこそ好機」と看做すのは、アリな気がしてしまう。

いま解散したほうが楽なんだよね。
安易な選択だから「あり得る」という見立ては失礼なのかもしれないけれど、妥当だというのは事実だと認識している。

 

 

 

当たるも八卦当たらぬも八卦

私は、どちらにせよ「ある」で見ている。
私もリスクをとった書き方なんだ。

一番よくないのは「ない」と読んで、「あった」場合だ。
ないと考えて、様々な日程を(地方議員として)組んでいた場合、身動きがとれなくなって大変なことになる。

ゆえに、私の立場からすれば、地方議員の同志らには「ある前提で準備しとこう」しか言えない。

 

最後にぼそっと書くけれど。

総裁は、自民党のトップ。
なので党内の人事から決まっていくことになる。

幹事長などの三役、この構成をどこまで変えたかで「解散の有無」は見えてくると思う。
各派閥に人をどこまで振り分けるのかとかも含め、バランス型で各派閥に協力関係を示していくのか、それともイケイケでやるのか。

どこまで世代交代みたいのを進めるのか、
例えば「選挙の顔」みたいな、目玉人事を党内人事にも入れてくるのか、とか。

 

そういうのも含めて、当たるも八卦当たらぬも八卦。

 

 

 

こういう思考をしていくと、政治の動きが見えてくる。

 

ただ、政治に詳しくなることと、本質を知ることに違いはあるけれども。

 

あまりこういう部分ばかりを見て行くと、

 

逆に政治の本質が見えなくなることもある。

 

なんだかんだで最後は勘だ。

 

すべては首班指名が終わったあとの状況次第。

 

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11 Responses to 【政治家の目線】解散は”ある”と思う、その理由。菅総裁、誕生に際して。

  1. ブレダ のコメント:

    小坪先生いつもありがとうございます。

    「解散と女心は秋の空」

    ですね!

    急に寒くなったりしますので、先生もお体お大事に。

  2. BLACK のコメント:

    総裁選の後に、もしも自民党が割れれば自民党から総理大臣を出せない
    そんな可能性も少し考えましたが、それは無いようですね。
    ちょっと「ほっ」としました。
    (全野党と公明と割れた自民党の数を合計すれば、野党からの総理大臣の可能性も考えました)

    あまり話題にはなりませんし
    「東北からの・・」と話題になる時代ではないのかも知れませんが
    原敬総理大臣(岩手県)以来の東北出身の総理大臣(予定)だと思います。
    秋田県諸藩は戊辰戦争当初は奥羽越列藩同盟に参加、のちに官軍に参加した藩が多く、他の東北諸藩と同じ、とは言えない面もありますが
    藩内の政治抗争、本来同士であった奥羽越列藩同盟との闘い、官軍からの蹂躙等々、複雑で辛い思いをした
    と言う面では東北諸藩と理由やニュアンスの違いはあっても、辛い戊辰戦争であったことは同じにも思えます。
    また、私は不勉強で存じませんが、複雑な事情故の地域感情もあるかも知れません。
    (もしご存知の方がおられましたら教えて下さいませ)
    いずれにしましても、秋田ひいては東北の方々のお気持ちは如何ばかりかと思います。

    東北からの総理大臣の誕生、見させていただきます。
    東北からの総理大臣が日本の為に頑張て下さる姿を見せていただきたいです。
    (時の政権を「官軍」「小布施」「長州」と批判していた方々は菅総理をどう批判するのでしょうか。「長州に操られている」と言うのかも知れませんが。)

    以上 文責 BLACK

    • ぎん のコメント:

      自民党が割れてはいけない…
      その通りですね。党内のバランス、解散の可能性…
      そこまで気が回りませんでした。(素人の私が言うのもおこがましいですが)
      米大統領選挙も近づいて、ワクワク、ザワザワが続きそうです。

      • 常磐本線 のコメント:

        あと、ナンミョウホウレンを何とか切れないものかと。

        • BLACK のコメント:

          公明党・二階氏に対して、私も不安と不満は限りなくあります。

          ですが、それでも
          私は考え過ぎ、心配し過ぎだと自覚していますが
          一時、一部で囁かれた公明総理・創価総理も阻止出来た、と解釈することも可能かも知れません。
          (公明の動き次第では可能性としてはゼロではなかった。公明はどことでも連立を組む可能性ががあるので)

          以上 文責 BLACK

  3. パコリーヌ(髭) のコメント:

    はぁ、解散が早くても遅くても結局自民党が終わる事に変わりはないって事では?
    消費税罰金倍プッシュで日本を大恐慌に突き落としたアヴェノミクソで終わる
    猫や犬畜生じゃあるましい自分の糞を食ってんなよ 自民党www

  4. gogatsu26 のコメント:

    “解散しないということは、短期政権でも構わないという意味になる”

  5. 神無月 のコメント:

    解散が有れば5月頃でしょうか?
    コロナ禍を上手く乗り切れれば、オリンピック前の時期がよいのでは?

    トランプ大統領と菅総理の関係次第なところも有りでしょうか?
    米国は中共を本気で潰すつもりのようですから、国内の親中派もお尻に火が着いた経団連から抑え込まれるのかも知れません。

    政治の世界も一瞬先は闇ですので、嗅覚は必要ですね。
    .

  6. 草莽の団塊です! のコメント:

    小坪先生の嗅覚というか、政治家としての感覚、まさに、2045年のシンギュラリティをむかえて覚醒するポストヒューマンだとおもいます。

    まだ、2020年なのに、もう、ポストヒューマンとして覚醒された超人類の小坪先生を、これからも応援してまいります!

  7. 金木犀 のコメント:

    武田先生が入閣されましたね。おめでとうございます。
    小坪先生の更新楽しみに待っています。

  8. えっと のコメント:

    内閣の顔ぶれを見れば、解散するつもりじゃないでしょうか。菅さんは本当は官房長官も別の人にしたかったみたいだけれども、先輩方にねじ込まれたみたいだし。解散して自分の顔で選挙して自分の思い通りに人選したいはずでは?

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