自民党総裁選、熱くなりきれない理由。国政と党員の間に、距離感はないか?


 

 

少し冷めた目で見ている。
地方議員からすれば、総裁選挙は縁遠い話だ。私自身も自民党籍を有する議員であるため、党のトップを決める選挙は(私にとっても)重要なのだとは思う。
また、政権与党である自民党のトップは、ほぼ自動的に総理大臣となる。言葉として”総理総裁”という言葉があるが、実は総理と総裁は別の肩書きだ。

自民党のトップが、総裁。
そして、国会議員の投票により選ばれるのが総理大臣。政権与党自民党の総裁は、意味としては自動的に総理になるため、総裁と総理は同一人物である場合が多い。
例外としては野党時代を支えた谷垣総裁は、政権を奪還したものの(色々あって)総理にはなれななかった。

いま、自民党の総裁選挙が始まった。
私は自民党の議員としては注目はするものの、かつてほどの熱を感じていない自分も、正直いる。政権奪還を目指したころ、安倍総理が総裁選に出たときのこと。民主党に政権を奪われたときのこと、谷垣総裁のこと。

やはり、
あの時ほどには、熱くなれていない。
これは、自民党への批判として述べているのではなく、「少なくとも私自身はこうだ」という自己分析である。それを記す理由は、他の自民党員、とくに地方の党員らの心情を考えるゆえ、である。

果たして、党員はついてきているのか。
こんなことを書くと朝日新聞みたいだけれど、地方組織が形骸化していきやしないか、少しスカスカになっているように思えて以前から不安に思っていた。

はっきり言おう、「正直、つまんない」と思っている人は多いと思う。
少なくとも私はそうだ。

理由を書いていく。

 

 

 

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(OGP画像)

 

 

理由はある。
私は、”誰がやっても同じ”とは思わない。それは分かっている。
理由は、安倍総裁が偉大だったからだ。消費税の増税など嫌な部分もあった。けれども全体で見れば、やはり保守系として押すだけの政治家であったと思っている。多くの方がそうではないだろうか。

余人を持って代えがたいという言葉があるが、
戦後最長の政権となった安倍政権、「はい、代わりね!」と言われても、寂しい思いが隠しきれない。私は、新聞社ではないので「多くの日本国民を代弁して」とは言わないが、安倍総理が続投できるのであれば続投して頂きたかったという思いはある。

強大な総裁の後のこと。
「この中から選べ」と言われても、皆、顔を下に向けてしまう。
ちなみに、いずれも有力な政治家だと思うし、それぞれに支援者がいる。私は石破さんには否定的だけれども、石破さんを応援する同志議員もいる。
国会議員の推薦人を規定通り集めたというだけでも凄いことであり、何れの候補も「有力な政治家」であることは疑いない。

だが、比較対象になるのは安倍総理なのだ。安倍総裁と比較して、という話になる。続けて欲しかった、惜しむ声がある中では、しかも無念の退陣という中では、誰が総裁候補として出てきても、盛り上がれというのは無理がある。党員側の心情としては。

当然、次の総理大臣を決める選挙と同義なわけだから、
国会議員は必死になる。後のことも考え、次のことだけではなく、次の次も考え、様々な思惑のもとに走り回っているのだろう。
実際、総理を決めることなのだから、極めて重要なことだ。貴方がどこかの会社の部長や事業部長だとして、役員への就任が間近だとして、そのときに「会社の社長を誰にしますか?」となれば必死になるだろう。同じことだ。

私が気にしているのは、ここの温度差である。
市議という立場で言えば、地元選出の県議であるとか、市長であるとかを決めることが「自らの政治的なポジション」にとっても重要であるように、国会議員にとっては総理大臣は重要な存在。まさに目の前のことだもの。

 

最も「つまんない」理由。
それは党員側の、つまり自民党支持者側の心情にある。
安倍総理のことを思うに、その寂しさがあることは述べた。

問題はそこではない。
ほぼ同じ意味ではあるのだけれど、最終的に求めているのは「安倍総理」なのだ。次の総裁候補に求められるのは、安倍総理の影あること。

安倍総理の代役を、きっとどこかで求めている。
どれだけ安倍総理の政策を引き継いでくれるか、どれだけ安倍総理”みたいな”人事や判断をしてくれるか。

党員が、内心で求めているのは「安倍総理みたいな人」であり、内心では「新しい総裁」を求めているわけではないように思う。

これは、つまんない。
つまんなくしてしまっている理由は、私たち側の内心にあるんだろう。

 

新しい総裁が誕生しようとしているとき、
新しい総裁に「新しいこと」を実は求めていない。

日本人は変化を嫌うというが、いまの世界情勢を見るに、とくに外交面は堅調に引き継いで頂きたい。これは私の意思とか主張というよりも、世界的なニーズだと思っている。

せっかく新しい総理が誕生するとき、新しいものを求めず、
誰かの(つまり安倍総理の)”よりよくできたコピー”のようなものを党員側は求めてしまっている。

そして、落胆する。
なぜなら誰も安倍総理にはなれないし、あれだけの経験とキャリアには勝ちようがないからだ。
そもそも同じ人間などいない。誰かの模倣や代用を求めたとしても、オリジナルに勝てるわけがないのだ。

 

本来であれば、安倍総理の代用を求めるのではなく、
新しい総裁には「新しいワクワク」を求めたい。
求めたいのだが、いまはそういう気分にはなれない、それが地方組織の空気感ではないだろうか。

これからの我が国の命運を決めていく選挙だ。
ある意味では、政権選択選挙ともいわれる衆院選と同等レベルの重要性だ。
分かっている、分かってはいるのだが、安倍総理と比較しているうちは「熱さ」はもてない。候補者が悪いわけではない、支持者側の内心の問題だ。

 

 

危惧しているのは、国政と地方組織の温度差。

これが顕著になってしまうと、すぐのすぐではないにせよ、「民主党政権の誕生という悪夢」みたいなことにもなりかねない。

民主党という悪夢は、自民党の慢心が産んでしまったという側面もあると思っている。
だからこそ、地方組織、つまり末端の支持者の心情にも寄り添って頂きたいのだ。

どう寄り添えばいいかは私にも分からないけれども、報道で見る限りの国の熱量と、地方の空気には隔たりを感じる。
それはよくない兆候だと、私は思っている。

本稿にはなんらの意図や思惑はない。
私自身が感じたことを素直に書いたのみ。強いて言えば、政権与党に所属する地方議員として、うまく言えない何かを警鐘として記したいのみだ。

 

 

ちょっとは建設的なことも書いておこう。

 

安倍総理だって、最初は「初めての総理」だった。

 

貴方だって初心者マークをつけていた時代があるし、

 

それはレーシングドライバーでも同じこと。

 

思えば新入社員の時代だってあったろう、誰しも。

 

新しい総裁が決まり、辣腕を振るっていく中で、

 

きっと「安倍総理以外の、新しい価値観や基軸」が見えてくると思う。

 

それらの時間が経過するまでは、きっと支持者の気持ちも同じなのだけれども、

 

いつかは「流石、総理だ」と笑って言える日がくるように思う。

 

思えばこういう総裁選は初めてだった。

 

惜しまれつつの退陣ゆえ、その空気を引きずるのは仕方ない。

 

ただ「いまいち熱くなりきれていない」ことは、

 

一応は述べておきたいと思ったし、

 

その感性は、地方議員だからこそ忘れてはならないと思っている。

 

言いたいことは、「誰しも最初は、初心者」だったということ、

 

そしていずれの候補も、偉大な政治家であることは疑いようもない。

 

未来はきっと明るいと思いたいし、

 

そういう明るい未来は自分たちで作りあげるものだと思っている。

 

言われてみれば盛り上がりに欠けるかな?と思っている方や、そこに危機感を覚えている方に向けて、私の心情を吐露するとともに論理的(?)に解説してみました。

 

 

 

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カテゴリー: 国政報告 パーマリンク

21 Responses to 自民党総裁選、熱くなりきれない理由。国政と党員の間に、距離感はないか?

  1. 60代主婦 のコメント:

    安倍総理には、少し休んで頂いて、第三次安倍内閣でお戻り頂く!と信じております。

    難しい事の分からない私が言うのも無責任かも知れませんが、安倍総理は一度只の議員になられた方が、フットワークが軽くなられるのでは無いでしょうか?
    総理というお立場故に、手枷足枷、邪魔され放題なので、一度ノーマーク(とまでは行かないかな?)で、自由にご活躍頂きたい…と…思ったりしています。

    ストレスが無くなれば、お身体の回復も早いでしょうし!

    絶対に戻ってきて下さると、私は信じております。

    • 旧新人類 のコメント:

      私も安倍総理が大好きで、だからこそゆっくり休養してまずはご自身を労わってほしいです。国民が望んでいるんだから、安倍路線は今後も変わらないことを期待しています。とにかく国会で安倍総理をトイレに行かせないなどの下劣極まりない嫌がらせをした売国野党議員どもは全員落選すればいいなと思ってます。安倍政権の足を引っ張り続けたチョイルシンムンなどの売国マスゴミも早く滅亡しないかな。小坪先生の押し紙撲滅運動の進展を最大限に楽しみにしています。

      そういえば、尖閣諸島の中国船衝突事件で船長の釈放を指示したのは菅(かん)だったと前原が暴露して旧民主党が内ゲバ、野党合流の件で連合も内ゲバ始めているようで、なんだったらもっと内ゲバ頑張って分裂してくださいね。

  2. cat のコメント:

    小坪さんが安倍ロス症候群にかかってるw

    あの管さん、令和おじさん、なんて思ってると
    まるで違う側面(意地が悪い、強硬、目的のために手段を選ばない)が
    あるようです。ちょっと期待しています。

    • ぎん のコメント:

      政治家さんによくありそうな、濃密な人間関係も、利権に関わる癒着も無さそうに見えます。
      どんな布陣を敷くのか少し期待しています。

  3. 60代主婦 のコメント:

    すみません。(笑)
    第三次安倍内閣はもうとっくに終わっていますね。
    ちょっと心配になって調べてみたら…(笑)

    だから、どう言うのが正しいのか(ハハっ)わかりませんが(笑)
    つまり、もう一回、三回目の総理として戻ってきて下さい…と言いたかったのです。

    すみません。
    失礼しました。

  4. BLACK のコメント:

    決して小坪氏の当エントリーに対する反論では無いです。無いですが。

    「新しいワクワク」や「地方の・・・」と言うような意味合いで報道される総裁候補が
    あまりに残念、あまりに避けたい為に現実以上に「新しい」も「ワクワク」も「地方の」も
    残念な、否、残念では済まない醜悪なワードになってしまっているダメージもあるように思います。
    少なくても、現状では「新しい」とか「ワクワク」とか「地方の」等は、私にとって、最悪に醜悪な言葉となってしまっています。
    ならば、面白味や新鮮味の無い方が、何倍も、百倍も幸せなことです。

    今は、現状では
    面白味の無い、新鮮味の無い、目新しさの無い、ワクワク感の無い
    無い無い尽くしを切望するしか選択肢がありません。私はそう思います。

    そして、面白味の無い、新鮮味の無い、目新しさの無い、ワクワク感の無い
    面白味の無いことへのワクワク感、と言えば、言葉遊びまたは負け惜しみでしょうけれども
    その先に、内心少しワクワクしています。
    菅内閣への少しの期待と、安倍総理の復帰と、復帰しない場合でも安倍氏が存在していてくれるワクワクです。

    繰り返しますが、決して小坪氏のお気持ちへの反論ではありません。
    が、私の正直な今の気持ちは
    「新鮮味」「ワクワク」「地方の」と言うような言葉に強い嫌悪を感じます。
    感情的過ぎると自分でも思いますが
    現状、そのような言葉は、某総裁候補の常套句であり、安倍総理と安倍政権を否定する言葉に感じてしまいます。
    事実、某候補とマスコミは、安倍総理と安倍政権を否定する意味でそれらの言葉を使用していると思われます。
    繰り返しますが、小坪氏にそのようなお心も意図も無いのは重々承知しています。
    それでも、某総裁候補とマスコミにより
    本来ならば明るいポジティブな意味を持つ言葉が醜悪な言葉に変わってしまいました。

    そのような気持ちが私ひとりの気持ちであれば良いのですが
    もしも今後、「新鮮味」「ワクワク」「地方の・・」または「党員の・・・」と言う当たり前の
    ごく普通の言葉が、一部有権者に嫌悪される言葉として深層心理に定着してしまったとしたら
    じわじわと問題になるようにも感じています。何かの時に祖語が起きるような気がします。
    私の杞憂ならば良いのですが。

    決して小坪氏のお気持ちへの反論ではありませんが、そのようなつもりは皆無ですが
    小坪氏にとっては不快な書き込みになってしまったこと、心からお詫びします。

    以上 文責 BLACK

    • BLACK のコメント:

      「新鮮味」「ワクワク」「党員」「国民」「距離感」「地方」
      私にとっては、これ等は卑怯者御用達の言葉となってしまいました。
      あっ「グレート」「リセット」もです。

      決して小坪氏のお気持ちへの反論ではありませんが、そのようなつもりは皆無ですが
      小坪氏にとっては不快な書き込みになってしまったこと、心からお詫びします。

      以上 文責 BLACK

    • BLACK のコメント:

      ワクワクは要らない
      (安倍総理がここまでしてくれた今)

      もっと強い言葉で言うならば、ワクワクを私は拒否します。
      もしも候補に河野氏がおられたら、私はワクワクしたと思いますが
      その私の「ワクワク」は危険だと言うことも自分で認識しています。

      安倍総理の7年半の後の「ワクワク」とは何でしょうか。
      右にしても左にしても、7年半の後の「ワクワク」は危険でもあると
      私は思っています。
      また、7年半の間に「ワクワクして自滅する」隣国を嫌と言うほど見てきました。
      日本はワクワクする必要は無いのではないでしょうか。

      安倍政権が誕生する時、TVの前で私もワクワクしました。
      それは時の政権が酷すぎた結果のワクワクでもありました。
      そして、安倍総理がワクワクしない現在まで持ってきてくださった
      この場所まで連れて来たくださった。
      そう私は思っています。

      今後私が望むのは決してワクワクはしない、安全な政権です。

      私は党員ではありません。もちろん政治家でも議員氏でも無い一般庶民の婆です。
      党員、政治家、議員氏の感じ方とは、もしかしたらかなりの距離があるのかも知れません。

      今日は感情的な連投になってしまいました。
      申し訳ありません。

      以上 文責 BLACK

  5. 波那 のコメント:

    安倍総理ロスの寂しさが癒えないです。総理が総理職を離れられる事になると言うのはもう既成の事実なんですから仕方ないです。思うと溜息ついて虚空を見つめます。茫漠としたした荒野にボッチで取り残されて周りを見渡してる気分…。多くの支持者が病気が治ったらまた戻って来てほしいと願っています。ですが難病とは完治する事は無いから難病なのだと言うのを知ると、どれだけ体に負担になっていたかと思うと、総理御自身が余程、御自分の体に確信を持たれ総理職に再帰される意欲を持たれれば別ですが、待っていますとは言えないです。

    特亜の皆さん、寄ってらっしゃい、見てらっしゃいの特亜と在日朝鮮人に乗っ取られているマスゴミに媚びる、持ち上げられてホクホク顔のゲルの総理への道が断たれたのは良かったです。安倍総理路線を継承しようと急遽立候補された菅さん、有難う御座います。

    思い出しますね。2012年の9月に安倍さんが総裁選で選ばれた後、株価は上がり始め円安に振れだし、もう日本は駄目なんだと憔悴仕切っていた日本に希望が戻って来たこと。国会の外で総裁選の結果を待っていた大勢の支持者が喜びで湧き興奮していたことを。

    中共の、あからさまな世界制覇への欲望が剥き出しにされ世界に露わにされている今、米中の対立が愈々緊迫している今、日米同盟が我が国の運命に、これ程重要だった事がない現在の状況で、総理が安保法制を成立させ集団的自衛権を行使出来るようにされた事で、かってなかった程に強化された日米同盟が本当に有り難いです。総理は世界地図を俯瞰してとよく仰ってました。将棋やチェスで言えば先の先の手まで見越されていたのです。あんなビジョンを持たれた方は他の総理には居ません。

  6. 波那 のコメント:

    最近になって、暫く前から総理が提唱する日米豪印のセキュリティダイアモンド構想の事が知られるようになって来ましたが、総理が既に2012年の自民党が政権に返り咲く以前から中共の脅威を世界に喚起し警戒していた事は日本では全く知られていません。国際的には知名度が高く権威あるProject Syndicate と言うNPOには著名な政治家、ノーベル賞受賞者、各界のリーダー達がが論文を寄稿していますが、総理の英語論文は2012年の12月27日にこのProject Syndicate に掲載されました。総理のセキュリティダイアモンド構想は米国に影響を与え、中国封じ込めのインド・太平洋構想の基になりました。

    🔸Asia’s Democratic Security Diamond by Shinzo Abe – Project Syndicate
     https://www.project-syndicate.org/onpoint/a-strategic-alliance-for-japan-and-india-by-shinzo-ab

    Project Syndicateの方は購読しないと全文を読めませんが、論文の全文は、こちらに掲載されています。↓
    🔸Shinzo Abe | Asia’s democratic security diamond
    https://www.livemint.com/Opinion/viqg2XC8fhRfjTUIcctk0M/Asias-democratic-security-diamond.html
    Updated: 31 Dec 2012, 10:10 PM IST

    この事を取り上げられたブログ主が訳文を載せられています。

    🔻安倍総理の英語論文12月27日付 マスゴミはダンマリ
     https://ameblo.jp/tokumei-u/entry-11449466733.html

    Asia’s Democratic Security Diamond

    アジアの民主主義セキュリティダイアモンド

     2007年の夏、日本の首相としてインド国会のセントラルホールで演説した際、私は「二つの海の交わり」 ─1655年にムガル帝国の皇子ダーラー・シコーが著わした本の題名から引用したフレーズ─ について話し、居並ぶ議員の賛同と拍手喝采を得た。あれから5年を経て、私は自分の発言が正しかったことをますます強く確信するようになった。

     太平洋における平和、安定、航海の自由は、インド洋における平和、安定、航海の自由と切り離すことは出来ない。発展の影響は両者をかつてなく結びつけた。アジアにおける最も古い海洋民主国家たる日本は、両地域の共通利益を維持する上でより大きな役割を果たすべきである。

     にもかかわらず、ますます、南シナ海は「北京の湖」となっていくかのように見える。アナリストたちが、オホーツク海がソ連の内海となったと同じく南シナ海も中国の内海となるだろうと言うように。南シナ海は、核弾頭搭載ミサイルを発射可能な中国海軍の原潜が基地とするに十分な深さがあり、間もなく中国海軍の新型空母がよく見かけられるようになるだろう。中国の隣国を恐れさせるに十分である。

     これこそ中国政府が東シナ海の尖閣諸島周辺で毎日繰り返す演習に、日本が屈してはならない理由である。軽武装の法執行艦ばかりか、中国海軍の艦艇も日本の領海および接続水域に進入してきた。だが、このような“穏やかな”接触に騙されるものはいない。これらの船のプレゼンスを日常的に示すことで、中国は尖閣周辺の海に対する領有権を既成事実化しようとしているのだ。

     もし日本が屈すれば、南シナ海はさらに要塞化されるであろう。日本や韓国のような貿易国家にとって必要不可欠な航行の自由は深刻な妨害を受けるであろう。両シナ海は国際海域であるにもかかわらず日米両国の海軍力がこの地域に入ることは難しくなる。

     このような事態が生じることを懸念し、太平洋とインド洋をまたぐ航行の自由の守護者として、日印両政府が共により大きな責任を負う必要を、私はインドで述べたのであった。私は中国の海軍力と領域拡大が2007年と同様のペースで進むであろうと予測したが、それは間違いであったことも告白しなければならない。

     東シナ海および南シナ海で継続中の紛争は、国家の戦略的地平を拡大することを以て日本外交の戦略的優先課題としなければならないことを意味する。日本は成熟した海洋民主国家であり、その親密なパートナーもこの事実を反映すべきである。私が描く戦略は、オーストラリア、インド、日本、米国ハワイによって、インド洋地域から西太平洋に広がる海洋権益を保護するダイアモンドを形成することにある。

     対抗勢力の民主党は、私が2007年に敷いた方針を継続した点で評価に値する。つまり、彼らはオーストラリアやインドとの絆を強化する種を蒔いたのであった。

     (世界貿易量の40%が通過する)マラッカ海峡の西端にアンダマン・ニコバル諸島を擁し、東アジアでも多くの人口を抱えるインドはより重点を置くに値する。日本はインドとの定期的な二国間軍事対話に従事しており、アメリカを含めた公式な三者協議にも着手した。製造業に必要不可欠なレアアースの供給を中国が外交的な武器として使うことを選んで以後、インド政府は日本との間にレアアース供給の合意を結ぶ上で精通した手腕を示した。

     私はアジアのセキュリティを強化するため、イギリスやフランスにもまた舞台にカムバックするよう招待したい。海洋民主国家たる日本の世界における役割は、英仏の新たなプレゼンスとともにあることが賢明である。英国は今でもマレーシア、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドとの五カ国防衛取極めに価値を見いだしている。私は日本をこのグループに参加させ、毎年そのメンバーと会談し、小規模な軍事演習にも加わらせたい。タヒチのフランス太平洋海軍は極めて少ない予算で動いているが、いずれ重要性を大いに増してくるであろう。

     とはいえ、日本にとって米国との同盟再構築以上に重要なことはない。米国のアジア太平洋地域における戦略的再編期にあっても、日本が米国を必要とするのと同じぐらいに、米国もまた日本を必要としているのである。2011年に発生した日本の地震、津波、原子力災害後、ただちに行なわれた米軍の類例を見ないほど巨大な平時の人道支援作戦は、60年かけて成長した日米同盟が本物であることの力強い証拠である。

     私は、個人的には、日本と最大の隣国たる中国の関係が多くの日本国民の幸福にとって必要不可欠だと認めている。しかし、日中関係を向上させるなら、日本はまず太平洋の反対側に停泊しなければならない。というのは、要するに、日本外交は民主主義、法の支配、人権尊重に根ざしていなければならないからである。これらの普遍的な価値は戦後の日本外交を導いてきた。2013年も、その後も、アジア太平洋地域における将来の繁栄もまた、それらの価値の上にあるべきだと私は確信している。
    ……………

    Wiki
    Project Syndicate(プロジェクト・シンジケート) は国際的なNPOであり、各国の新聞をつなぐ組織である。専門家や活動家、ノーベル賞受賞者、政治家、経済学者、政治思想家、ビジネスから学者にいたる各界のリーダーによる論考や分析を会員の新聞および雑誌社に配信し、会員間のネットワークを組織している。
    現在、150か国・439の新聞によって会員組織が構成され、会員紙誌の総発行数は5億万部に達するなど、世界最大の言論組織といえる。
    日本では、朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞の各紙が会員となっている。

  7. 琵琶鯉 のコメント:

    安倍総理がいなくなった世界についてと今後の世界について、これについて、神社チャンネルの加賀ひかるさんが、日本一英語の達人と呼ばれる方と対談されています。キーワードは【Grip】、そして蜂国家のアメリカと現在のシロアリ国家の日本を如何に蟻国家に戻すか。と言う話しです。
    ttps://youtu.be/SLznfEod_Js

    今、ワクワクする事がないとおっしゃる方に、少し夢とワクワクを提供しましょう。
    それは、まさに信じるか信じないかは、貴方次第と言う事なのですが、東大の物理学博士の保江邦夫先生の公演チャンネル凄く面白いです。
    光の銀河連合軍とアシュタール司令官とか、UFOに何度も乗った高知県立高校の物理学の先生とか(高知では有名だそうです。)ワクワクがとまりません。
    ttps://youtu.be/39NV34XMlvs
    ttps://youtu.be/Hy953tlTAVw
    疲れた脳に少し変わった刺激を与えるのもいいかも。

  8. ぎん のコメント:

    総裁選は、議員票➕党員票だと思いますが、党員票に疑問を持っております。国政では流石にいらっしゃらないとは思いますが、偽自民党員が多いからです。
    数年前の都知事選で、小池さんが自民党議員を一掃された時も「自民党議員」という自らの地位を利用しようとしただけみたいな変な人だらけでした。
    地方の少し大きい都市でも、「自民党」っぽい名前と政策で、保守クラブだの守る会だの◯◯の会だの沢山の名称があります。離合集散してグチャグチャ…です。
    マスコミの報道は信用しておりませんが、党員票を期
    待しているゲルさんの結果次第ですが、国政と党員、
    党員と国民の間に距離間は感じています。

  9. 応援団 のコメント:

    https://1book.biz/2020/09/09/moritomo.html

    安倍総理退陣のタイミングにあらためてこの本を読むと、マスコミと野党の捏造のひどさに怒りを感じます。
    もともと森友学園とは無関係の安倍首相、よく耐えてこられました、お疲れ様です。

    • ぎん のコメント:

      籠池さんも元々は安倍総理の応援団だったと思います。野党とマスコミの組織的な陰謀で安倍総理を巻きこみ、籠池さんご夫婦を被害者と加害者に仕立て上げ、多くの方の人生も日本の政治もメチャクチャにしました。国民は忘れないでしょう。マスコミも野党も維新も完も、100倍返しの天罰を受けるでしょう。息子さんは立派だと思います。

  10. 日和見菌 のコメント:

    菅さんは、、総務大臣のときマスゴミの報道犯罪を処罰する制度を通そうとして、引きずり下ろされました。

    菅官房長官は総務族議員として
    総務大臣の時にマスゴミの報道犯罪を処罰する制度を通そうとしたことがあります。

    しかしながら与野党のマスゴミ族議員どもによって
    これが潰され、総務大臣からも引きずり下ろされました。

    また、総務大臣としてNHK短波ラジオ国際放送への放送命令に「拉致問題」を具体的に盛り込ませました。

    しかしながら福田康夫が総理になると菅官房長官は更迭され、
    後任の総務大臣に増田寛也が就任すると
    すぐにこの「放送命令」が放送法を改正されて「要請」しかできないようにされました。

    こうした背景もあって菅官房長官が総理になると
    放送法改正、電波自由化などが進められる可能性があります。

    パチンコ屋の倒産を応援するブログより

    総裁選出馬会見で、私は次のいくつかの言葉に注目しました。「世の中には数多くの当たり前でないことが残っております」として、ダムの話をしはりました。「行政の縦割りの弊害を打ち破」った、と。そして有名な携帯電話料金の値下げの話。そして再度「現場の声に耳を傾け、何が当たり前なのかを見極めて判断をし、そして大胆に実行する」と。

    ※ 携帯電話料の値下げで、スマホ普及促進、オールドメディアの影響力を少なくする。

     そしてつい先日(8/31)、YAHOO!ニュースに「札幌アイヌ協会激震「公費私物化疑惑」を現職理事が集団告発」という記事が出ました。『週刊ポスト』2020年9月11日号からの転載のようです。

     騒動の舞台は、札幌アイヌ協会。公益社団法人・北海道アイヌ協会(会員数約3200人)の「札幌支部」にあたる。北海道アイヌ協会の50の地方協会の中でも、札幌アイヌ協会は最大の会員数(約220人)を擁する中核団体だ。

     この札幌アイヌ協会が、今年2月に実施された「第71回さっぽろ雪まつり」のアイヌ関連事業として、札幌市からお金を受け取り〈アイヌ文化魅力発信イベント〉〈アイヌ文化PRイベント〉を実施したのですが、そのお金が札幌アイヌ協会の会長の妹である副会長の個人の団体に流れていた「公費私物化疑惑」になるんとちゃうか、という話です。

     実は確認しようと思て、「アイヌ協会 北海道 札幌 不正」でググったら、何ともう、10年以上も前から、「不正経理」「詐欺横領」「返還請求」などがゴロゴロ出て来ました(笑)。いやいや、笑い話やあらへん、ずっとアイヌは怪しいで、と言うて来てはった砂澤陣さんの名前も出て来ます。

     つまりはそういうことやったわけですね。そして今回のイベントは、新法ができて初めての大きなイベントやったんやそうです。そこで、同じ協会の中の現職理事が、これまで好き勝手にやってた人たちを訴え始めたというわけです。

     ははあ、この法律のウラの目的はそこやったんとちゃうか、と思いました。相手の要求に乗るように見せて相手の中に入り込み、お金の流れをガッチリつかんで不正なものは取り除いていく、と。実は私は、田舎の何もない(失礼)ところにいろんなアイデアで事業を起こしてお金を回すこと自体はええことやと思てます。

     そのお金がごまかされて、変な奴らの手に渡ることがあったら絶対あかん、ということですね。「変な奴ら」とは、日本人でない人たちやら、日本を貶める人やら、個人的な利益だけをかすめ取ろうとする人たち、という意味ですけどね。

     そう考えると、この法律はウラの意味があって、いよいよ機能し始めてきたんやろうか、とも思います。この話は「移民法」のときとよう似てますね。保守系の人たちからも非難ごうごうやった「入管法改正」でしたが、いざ施行されてみたら、大して「移民」は増えてへん、むしろ怪しげな外国人材の派遣業者やらが検挙されたりとかで、どうも狙いはこっちやったんかな、と思わせるものでした。

     私はずっと、安倍ちゃんは策士なんとちゃうか、と言うてますが、がっすん(菅さん)も実はもっと策士なんかも知れませんね(笑)。ばっさばっさと悪い奴らを成敗してくれはったらええのになあ、と思います。

    ナニワの激オコおばちゃん より

  11. 琵琶鯉 のコメント:

    今また、中共が一つの文化を葬ろうとしてます。
    皆様もご存知かと思えますが、モンゴル自治区での授業が、すべて北京語に代わりモンゴル語の使用を禁止するようになってきてます。これは、民族浄化の第一歩です。YouTuberの及川さんが、この事でアメリカ政府に嘆願書を出すメールを呼び掛けておられます。出来ましたら動画にやり方が紹介されており、したにアメリカ政府への嘆願書リンクが張られてますので署名をお願いいたします。
    https://youtu.be/mN07eUGS1_U

  12. パコリーヌ(髭) のコメント:

    消費税を国民の議題に乗せた
    自民党は消費税罰金を継続させる
    総裁選なぞ全てにおいて無意味で興味の無いものになったな

    まだまだ足りない
    一年もあれば自民党なぞ潰せるが待つのなどつまらないな
    もっと楽しませろよ 自民党

  13. 旧新人類 のコメント:

    ふじさん
    @fujisan0527
    外国人が役場では確認できない多数の養子を扶養しているとの申請をし、不正受給の実態が明らかになった。自民の調査によると民主党政権時に海外在住の7746人の子供に10億円を超える手当が支給されていた。この民主党の政策の亡国的置き土産は様々な脱法行為に発展していった。

    坂東忠信著「寄生難民」から抜粋。

    (他ユーザー)よく言われているのが「我々も税金を払っている」
    ところがかの国に子供が税金返還分だけいるので、納めた税金が全額戻ってくる
    不思議なシステム
    ところが、これ日本人にはできないんです

    (ふじさん)
    彼らが「税金払ってる」は消費税のこと。所得税はいったん給与から天引きされるが、後で全額還付されるカラクリがあるようです。民団などが指南しているようです。有識者の本に載っていました。

    (このスレに怒りのリプ多数。これ、小坪先生が暴露した外国人扶養控除のことですよね。まったく許しがたいです。民主党の売国奴は税金を返せ!!!これからも売国民主党の悪行をみんなで思い出して糾弾していきましょう。)

    さて、米国でアトランティックというパヨク雑誌がとんでもないフェイク記事を掲載しました。トランプ大統領が負傷して障害者になった退役軍人のことを「負け犬」だとかなんとか中傷したというのですが、これが真っ赤なウソでした。自分の画像がネガキャンに利用されたと怒った退役軍人が名乗り出ています。このパヨク雑誌の過半数株主が民主党に大口献金をしているスティーブ・ジョブズの嫁だそうで、「民主党」関係者や支持者というのは気に入らない相手を貶めるためには平気で汚い手を使うというのが日本も米国も変わらないのにあきれ果てました。

    トランプ大統領が障害者になった軍人を称え見舞う映像や画像は多数あります。国のために尽くして負傷したり亡くなった人々を労い忘れない行為は心に響きます。先日、トランプ大統領とペンス副大統領がメモリアルデーにアーリントン墓地を訪れ、海兵隊の息子を亡くしたお母さん二人を見舞った映像を見て、また泣けてきました。小柄で上品なお母さんは、「息子は国を愛していました。そして、僕のことを忘れないでと言っていました」と訴えていました。トランプ大統領とペンス副大統領はお母さんを抱きしめて労っていました。お母さんは大統領が訪ねてきてくれたことについて、”it means so much to me,”と繰り返していました。立場は違えど、国を愛する気持ちが同じというのはこういうことだと胸を打たれました。ここに映像があります。中近東のお兄さんも感動したようです。

    Hassan Sajwani
    @HSajwanization
    I have no personal interest with Mr. Trump, nor I am an American, but this gesture really moved me !! Thank you @realDonaldTrump for being kind to her!
    https://twitter.com/i/status/1301962553841590273
    午前4:17 · 2020年9月5日
    (13万件のいいね)

    内閣総理大臣が堂々と靖国神社に参拝して英霊を慰霊できる「普通の国」に日本が早くなれるよう、声をあげていきたいです。

  14. 名無しさん のコメント:

    安倍総理がとかではなく、財務省が決めてる政治で自民党だろうが民主党だろうが根っこは同じだということ。
    安倍総理のもと消費税は二度あげられ、国民は貧しくなりました。それが分からないから、政治への虚無感が分からないから、そんなことを言ってると思います。日本国民は幸せになっていますか?ちゃんと考えて下さい。自分に酔うのはやめて頂きたい。

  15. 男子の端くれの端くれ のコメント:

    誰かが絶対「菅官房ちょ・・・失礼しました菅総理!」とやると思います。
    120%やるな。

  16. ピンバック: SC105高岡さんがフジ韓流ゴリ押し批判したら干されたのでウジTV凸

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