【トランプ分析・最終章】敗北したのは偏向報道、勝ったのは国民のリテラシー【米国民の半数が右翼で排外主義者なのか?】

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敗北したのはメディアである。
目に余る「偏向報道」がなされてきたのは、ご存じの通り。

勝利したのは誰か。
それは、米国民である。
トランプ候補に票を投じた者という意味ではなく、国民のリテラシーが勝利したと言いたい。
彼らの言い分の、特に激しい言説を取り上げれば、「米国民の半数は、変人で排外主義者」と述べているようなもの。

背景には、マイノリティに対する「行き過ぎた保護」があった。
口をふさがれた、マジョリティのフラストレーションが爆発したように思う。

報道は、これを「変わり者」とか「排外主義者」とレッテルを貼るが、
すでに難しい状況にあるだろう、民主主義という構造的に。

なぜならば、米国民のほぼ半数の有権者が「排外主義者で変わり者」と言っているに等しいから、である。
そこにある事実を報じるのがメディアであって、彼らが気に食わないと言っても、報道以上に強力なのは、示された民意である。
当たり前だ。

勝利したのは、国民のリテラシーである。
敗北したのは、メディアだ。
リベラルに偏重した、「作りあげた何か」が否定されたのが今回の選挙結果である。

世論を背景とし、かつ報道を恐れぬトランプ大統領は、「かなりの速さ」で判断を求めてくるだろう。
米国民にできたことを、私たちもなさねばならない。

本稿をもって、トランプ候補の当選、分析の最終章としたい。
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(OGP画像)
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[su_heading size=”30″]偏向報道 vs リテラシー[/su_heading]
最大の構図は、ここにあったように思う。

「たたき上げのトランプ」vs「金持ちヒラリー」という構図も指摘される。
「保守」vs「リベラル」という見方もできよう。
二大政党制ゆえ、「民主党」 vs 「共和党」という構図もある。
私は詳しくないが、「ユダヤ右派」 vs 「ユダヤ左派」や、イスラエルの動きも分析されている。

両陣営ともに、死力を尽くして戦ったのだ。
どちらかを誉め、どちらかをけなすことはしない。

 

私がその中で、最大の対立軸としたいのは
「国民のリテラシー」 vs 「偏向報道」である。

 

米国においては、報道各社がそれぞれ「私はこの候補を推す!」というのを明示する。
芸能人を含む著名人らも同様で、日本では異例だが、米国では通常。
ゆえに報道がどちらにつこうとも、それを揶揄する意図はない。

 

しかし、リベラルに関しての「行き過ぎた情報統制」は、日本以上に強い。
特にアメリカの場合は、対黒人をはじめ実際に差別もある。
それは日本とは比較にならぬレベルだ。

 

 

 

[su_heading size=”30″]リベラルによるマイノリティへの行き過ぎた保護[/su_heading]
実際に差別がある以上、マイノリティに対して保護がなされることは当然の流れだ。
ここを否定するつもりはないし、未だに「さらなる保護」が必要な分野もあるのだろう。
私は米国の政治家ではないため詳しくないが、どのような時代であれ、どのような国であれ、
政治がさらなる改善を諦めることはあってはならない。

さて、日本においても差別はあり、そちらも直視したいとは思う。
ただし、程度問題として定量化する際、例えばKKKの話などを振り返ると規模も何も異なる。
そもそも南北戦争に至った背景で何があったか等、冷静に比較するべきだ。

何が言いたいかと言えば、リベラルによる「マイノリティへの保護」は、米国においても行われてきたということだ。
日本のネット保守論壇が在日特権や人権屋の問題、労組の暗躍を指摘するのと同じように、
それは米国においても行われてきたということだ。

 

場合によっては、それは行き過ぎた保護となる場合もあったであろう。

 

 

 

[su_heading size=”30″]マジョリティのフラストレーション[/su_heading]
「マイノリティへの行き過ぎた保護」は、それが逆差別と認識されるに至った場合、
もしくは、マイノリティ側が「権利」と意識し始めた場合、
マジョリティのフラストレーションにつながる。

弱者を救済するための施策であって、それは権利ではない、と。
言い換えれば「マジョリティに義務を課す」形が危険なのだ。
これが、マジョリティのフラストレーションにつながる。

だからこそ、リベラルには高い意識と、高潔性が求められる。
併せて人間味であったり、温かみが求められるのである。
(私は、保守陣営として論壇に在ると認識しているが、上記を満たしておきたいと自らに課している。)

 

我が国においても、サイレントマジョリティの不満、その萌芽は散見される。
例えばネット世論がまさにそうだ。

 

訴訟文化と化した米国であるが、我が国よりも「本当に言論の自由」があるのかと言えば、
私は実は疑問もある。

あれほどに訴訟を撃ちあう中で、恐らくはスラップ訴訟も横行しているだろう。
本当の弱者が虐げられ、それを目にしてきた者は「口をつぐむ」効果はないのだろうか。

 

具体例をあげると「不法移民」の単語。
聞きかじった話で申し訳ないが、「イリーガル」(リーガルは合法という意味)という「不法」という言葉は用いられない。
「ポリティカルなんとか」と言って、「政治的な書類不備」という言葉の使用が推奨されるそうだ。
(教えてもらったが、英単語を忘れた。)

 

単語を改変することで、言葉の定義を歪め、
実態を見えずらくする。
まさに言葉狩りである。

 

これは、マジョリティに対して大きなフラストレーションを強いる。
トランプ候補が勝利した背景の一つであると認識するが、
マジョリティの「不公平感」の源泉ともなるものだ。

その門番にあたるのが何かと言えば、まさに報道である。

 

 

 

[su_heading size=”30″]敗北したメディア[/su_heading]
これらの「高い人権意識」に基づいたメディアは、一定のルールを有権者に課してきた。
我が国においても同様であるし、実は米国でも同様であったのだろう。

報道がどちらの候補を推したかは、この際、関係ない。
評論家を含む「メディアの既存のルール」が否定されたのだ。
私はこれをメディアの敗北と呼びたい。

 

実際問題、ヒラリー優勢、ヒラリーが勝つ!と。
あれほどに喧伝してきたメディアは、なんと無様なことか。
これが大物政治家であれば、一発で失脚するような話である。
それでも彼らは、責任を問われることはない。

選挙結果に責任を問われるのもおかしな話であるが
応援したり、動きを推定する場合、私たちは社会的・政治的な責任を問われる。

 

トランプ候補は、「候補として」評論家らをなぎ倒し、
実際に勝利してみせた。

メディアが作ってきた「謎のプレスコード」を打破して、だ。
言い換えれば、民意は「報道の作った何か」を否定したのだ。
その結果が、まさにトランプ候補の勝利である。

 

 

 

[su_heading size=”30″]民主主義の勝利[/su_heading]
選挙の結果は、どちらが勝とうとも民主主義の勝利である。
当たり前のことだ。

だが、敢えて「民主主義の勝利」と述べるには理由がある。
未だに「トランプは変だ」「排外主義者だ」と述べる媒体もある。

言わせておけ、とも思う。
ちょっと反論してみようかとも思ったが「トランプ大統領」が就任後の世界情勢を想定すると、調べものや分析などで手いっぱいである。
半端な覚悟では、地方議員もやっていけない。

 

民主主義の「勝利」と述べたが、誰が誰に対して勝利したか、である。
勝利したのは国民のリテラシーであり、「メディアの作ってきた何か」に勝ったのだ。

ここにメディア側が「変人である」とか「排外主義者が」等と宣うことがおかしい。

 

考えても見て欲しい。
米国民のほぼ半数の有権者が「排外主義者で変わり者」と言っているのか。

そこにある事実を報じるのがメディアであって、彼らが気に食わないと言っても、報道以上に強力なのは、示された民意である。
当たり前だ。

民主主義とは、その根幹に選挙を置く。
正しい情報を与えられ、有権者それぞれが判断を行い、
その積み重ねを民意の結実として取り扱うのだ。

情報を与えず、判断のみを強いることを民主主義とは呼ばない。
現状では「情報に歪みがあった」と私は考えているのだが、
それでも有権者は「その歪みにNOを突き付けた」のだ。

これは、偏向報道に対し、国民のリテラシーが勝利したと言っていい。
我が国も見習うべきだろう。
かつ、メディア関係者こそがこの結果を重く受け止めるべきだ。

 

以上をもって、トランプ候補の勝利についての分析を終える。
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一言)
というか、他にも書きたいことは多々あるのだ。
先日のデモの祝辞や動画の紹介、蓮舫氏の件、議会のこと。
地方議員としてもトランプ候補の分析は必要なのだが、寝ても覚めてもテレビも何もかにもトランプ一色。

他のことも触れたいのだが、いま投下しても全く拡散されないだろう。
重視している情報だからこそ、投下できない状況が続く。
しょんぼりである。

 

 

 

 

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  1. medakanoon より:

    【トランプ分析・最終章】敗北したのは偏向報道、勝ったのは国民のリテラシー【米国民の半数が右翼で排外主義者なのか?】 敗北したのはメディアである。 目に余る「偏向報道」がなされてきたのは、ご存じの通り。 勝

  2. より:

    2016年11月11日の午後、菅義偉官房長官による記者会見

    1人の女性記者から次のような質問があった。
    「先日、自民党内で日韓スワップについて検討をされていたようですが、日韓スワップについてどのようにお考えでしょうか」
    菅官房長官
    「昨年日韓合意が成立した。日韓経済ついてその際(スワップの)申し入れがあったので、韓国から要請があればうけたい」
    女性記者
    「韓国は中国と連携して反日活動行っているのに?」
    菅官房長官
    「日韓スワップについては要請があれば答えることが国益にもなる」

    これは一体どういう事でしょうか?
    以前、小坪議員がこのような事態を予想されてたようですが、アメリカの今回の選挙とやはり関係あるんでしょうか?

  3. 波那 より:

    誰かがトランプが当選したことでスタインベックの小説The winter of our discontent (我らが不満の冬)のようだと書いていたのが懐かしかったですが、移民流入での低賃金や工場海外移転等で職を失ったアメリカの良き時代を支えて来た白人中間層が圧倒的大多数居たわけですね。インテリ層でも公にトランプ支持とは口に出せない隠れトランプしてた人も居たとか。

    誰もが泡沫で終わると思っていた頃、仰る通り、選挙戦早くから民主党政権下の人種的マイノリティ優遇策に白人層の不満があることを知っていた人達はトランプ有り得ると思っていたみたいですね。メディアが如何に本質は見ないでただ単に世論は自分達が作る、社会を牛耳ることに汲々としているだけなのか、愚かなだけの人達です。

    Political correctness って政治的な正統性とか適切性とかですが、不法移民という意味で使われているのですか。だとしたら行き過ぎ…。滅多に口開けないという状況にしたがっている人達、我が国にも居ますよね。

    • enoyan より:

      先生は”Political correctness”が要因で不法移民を”Illegal immigrants”と表現が出来ない、と仰りたいのだと思いますよ。
      なお、不法移民の政治的に正しい英語表現は”Undocumented immigrants”なのだそうです。直訳すると「書類未提出移民」でしょうかね?

      • 波那 より:

        有り難う御座います。トランプ氏当選でアメリカ人がインタビューされていて、その中でPolitical correctness と言ってるのを聞いたのが初めてで、もう既にネットではポリコレと省略して使ってる人がいて何のことなの??とまだついて行けません。

        • より:

          ポリティカル・コレクトネスって要するに言葉狩りです。
          「セールスマン」は女性が働く事を考えていない差別だから「セールスパーソン」と言え! みたいな。
          20年くらい前に、この言い換えを皮肉った「政治的に正しいおとぎ話」という本も出てますね。言い換えで物事の本質を隠そうとする馬鹿馬鹿しい考えだと思います。

  4. Sinobu Hattori より:

    FBのシェアをさせて頂きます。

    多分、メディア関係は、
    株式で嫌な想いした方も、多くいる…と思うので、

    暫くは、恨みも込めて、
    トランプ大統領の報道を続けるでしょうね。(笑

    …ただ、何を言ったところで、
    結果は、
    ???????????????

    トランプ・アメリカ大統領

    ???????????????
    …と、いう事です。

    これは、もう、変わりません。

    それを踏まえた上で、
    今後を考えて行くしかない…訳ですね。

    まぁ、メディアの方々も、
    ???????????????????????????
    「ネガティブ報道」では無く、
    「冷静な今後の対策」などを 語られたら良いかな?
    ???????????????????????????
    …この様に思いますよ。

    ??????????????

    もう暫くは、
    熱が冷めないかも…ですので、

    小坪先生のお持ちのテーマも、
    慌てなくとも、良いと存じますよ。

    アメリカ大統領の話…は
    重要な事かも知れませんが、

    「国内の事」の方が、
    「日本人にとって」は、
    「もっと重要な事」ですからね。

  5. yuki より:

    小坪 しんや殿

    そろそろ、虎ノ門ニュース御出演など
    オファーは無いのでしょうか?
    期待しております。
    (スカイプ参加等で経費を掛けない方向で・・。)
     
    強力アリモト、辺りかな?

    by黒にんにく

    • 月光仮面 より:

      つい書き込み 虎の門ニュース夢ではないかもですね
      えーーーーと 虎の門ニュースのスタッフさん ここ
      見ている貴方です 小坪先生の出演希望でーーーす
      よろしくです 

  6. araigumanooyaji より:

    “これは、偏向報道に対し、国民のリテラシーが勝利したと言っていい。 我が国も見習うべきだろう。 かつ、メディア関係者こそがこの結果を重く受け止めるべきだ。”

  7. こたママ より:

    トランプ氏の人物像については、
    過去何十年にもわたってアメリカ国民には知れ渡っており(そのまんまです。)
    必ずしもメディアの捏造とは言えないでしょう。
    しかしながら、この結果を見る限り、
    隠れトランプ票と、ご指摘の選挙前の偏向報道がずいぶんあったんだな、
    というのが現地からの個人的な感想です。

    ヒラリーに投票した知人の一言。
    「しばらくアメリカのニュースからは離れるもん…」

    意外な覚醒効果があったのかもしれませんね。

  8. 月光仮面 より:

    この結果はFBIが かんでいると思いますよ
    でも 日本もアメリカも 警察からつつかれたら
    煙が出てくるようでは 政治は無理ですね

    世界が変わると言うのが 見えだした一瞬かも
    知れませんね 絶対に 今することは 改憲と
    防衛力増強ですね

    • ななし より:

      FBIはヒラリーの再捜査で保身・組織維持を図ったのでしょうね。moeruasiaでまとめが見られて解り易かったです。
      マスコミの情報ではヒラリーの真っ黒さは伝わって来なかったのですが、ネットを見てヤバさを感じました。
      彼女の黒さは暴かれるのでしょうか?

  9. enoyan より:

    この件に関してはトランプ応援団を自認しておられるランダムヨーコさんに寄稿していただきたいと思っております。
    前向きにご検討ください。

  10. 鳥海山たろう より:

    あまりアメリカの政治に興味ないので、詳細に分析するつもりはないですが、ひとつのポイントは、メキシコやプエルトリコの移民系からも、ある程度のトランプ支持があったということではないでしょうか。

    この層が、ある意味、拮抗するトランプvsクリントンのキャスティング・ボートを握っていたと思われます。
    この層が、(主流はクリントン支持と見られていましたが)意外とトランプを支持したということが裏づけられたとすると、その理由として一応二つの理由が考えられると思います。

    一つ目は、これ以上、移民がどんどん入ってくると旧来の元からいた移民も、新移民に仕事をとられるという「移民どうしの対立」を嫌ったかもしれないということ。

    もう一つの理由は、移民も、せっかくアメリカに家族もろとも移住したからには、「強いアメリカであって欲しい」という願いから、トランプに期待感が生じたかもしれないこと。

    つまり外交でなく国内に目をむけて経済を活性化させてくれるかもしれないと願ったかもしれないこと。
    (移民にもプライドがあり、福祉で援助されるよりも、真っ当な仕事が増えて、その収入により社会を支えたいという誇りもあります。生活保護用のプリペードカードもらって喜んでいる姿を子供に見せたいという親はあまりいないと思いますね)

  11. 生野区民 2 より:

    偏向報道で、気になった話題が朝日新聞がアメリカでトランプに原爆について聞いて
    戦争を始めたのは、日本だと言質を取りました
    日本が大嫌いな、朝日らしくトランプがこういう反論をすると予想していたんでしょうね
    日本が悪いとどうしても、言わせたかったんでしようね
    フジテレビがしつこく、トランプに日本が憎いですかと質問して相手にされなかったから、戦法を変えて日本人の総意のようになんの脈絡もなく質問してトランプを怒らせました。
    日本人の大半は原爆の事などを今更問題にしたいとも、思っていないのに日本が大嫌いな朝日が言うのは、日本人はまだこんなことを思っていると笑いものにしたかったんでしょうね
    当然真珠湾の事を言われましたが、本当に日本の国益のための発言なら真珠湾の前に
    アメリカがシナに、爆撃機とパイロットを提供したことを言うべきなのに黙ったのは
    日本が悪いで締めくくりたかったようにしか思えません
    マスゴミって、法律で規制するべきだと思う

    • 鳥海山たろう より:

      やはり、そんなところでしたか。実に朝日らしいです。
      いつの記事か知りませんが、朝日新聞の心理とは、こういうものです。

      「トランプが支持率を集めて、日本の右翼がなんだか、浮かれているぞ」
      「気に入らねえから、水を差してやろう」
      「そうだ。原爆について聞いたら、右翼の気にらない発言をしそうだぞ」

      まあ、こんなところです。
      本当にウジムシみたいな連中です。

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