本件について、言及を控えてきた。
言いたいことは、山ほどある。
我が国の国民が二名、テロリストにより殺害されてしまいました。
まずもって、後藤健二氏、湯川遥菜氏のご冥福をお祈りいたします。
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<語りたかったこと。>
例えばクソコラグランプリがあった際、ほぼリアルタイムで情報を収集、ちょうどFB上で議論なども行っていた。
流石にフレンド限定とはしていたが、私のFBはフレンドも多く、また海外に在住する者も多数いる。
その全員の実在を証明することは、私にはできない。
また、FBは海外のインフラであり、その点もひっかかった。
かなりの数のコメント、応酬があったが、まとめて削除した。
記憶にある限りでは、このような削除はこれが初めてのことであったと思う。
<言及を控えた。>
自らのためではない。
皆様の支持のもと、過分なるアクセスを頂き、「現職議員として」ブログを書いている。
それが評論家なり作家であれば、いかようにでもすればいい。
しかし、地方議員とは言え、公人には違いない。
さしたる影響はないだろうが、何か触れることにより
政府の努力に、よくない影響を与えることを恐れた。
<残念な事態になったと受け入れるにあたり。>
私がではなく、政府が、そして国会が、「どうも、そのようだ・・・」と、
我が国の国民が殺害された前提で物事が動き始めたため、何点か述べたいと思う。
言いたくとも、言えなかった。
地方議員には、外交に関わる職権などない。
しかし公人であり、現職議員であることには違いなく
それは海外から見ても同様であろう、
言論活動を行うこと自体が、憚られた。
<呼称はIS I Lに。>
「イスraム国」と呼称した場合、それは諸国すべてを想起させ、全てのイスraム諸国のイメージ低下につながる。
親日国もある。
それはつまり我が国の外交成果でもあり、先人たちが贈ってくださった財産でもある。
イスraム諸国全てを敵に回すかのような単語は慎みたい。
(現時点でも検索よけ程度は継続したい。)
また、あたかも国家のような扱いをすることは、
テロリストを増長させる。
彼らは断じてテロリストであり
我が国の国民を殺害した、憎むべき存在である。
「国」として呼称することは彼らの主張であり
イスraム国と我々まで呼称することは、彼らの主張を認めると共に
広報に参加していることと同義だ。
これは議員として、やってはならぬことだと考える。
よって国としての呼称はしない。
また、皆様にも同様の対応をお願いしたい。
<保守の皆様へお願い>
私の考えと、いまのネットの動きには、いくばくかの違いがある。
怖れずに、述べたい。
まずもって、後藤健二氏、湯川遥菜氏のご冥福をお祈りしたい。
確かに会見に臨んだ母は、違和感があった。
また背景にも色々あるのだろう、皆様、多くの議論をされている。
それは、それでいい。
ただ、私はそれに与しない。
大事なことは、我が国の国民が殺害された、という一点である。
それが左翼であろうと、反日であろうと、
我が国に国籍を持つ全ての者、つまり国民であるが
全ての国民を護るのが国家の責務であり
そして政治家の職責だと考えるからだ。
ゆえに、彼らが何者であろうとも
私には関係ない。
重要なのは、ただ一点、我が国の国民がテロリストに殺害されてしまった。
その他の話は、ただの細かいことに過ぎない。
私は、このスタンスで行く。
異なる思いを持つ方もおられるだろう、
それを批判も否定もしない。
ただ、私はこう在りたいと思う。
その思いを込めたエントリが、以下の検証だ。
こう書けば、思いは伝わるだろうか。
【拡散・正誤表】「西早稲田2-3-18」の団体一覧を再検証
<論じるべきは何か。>
まさに総理も「これから日本人に指一本触れさせない」と決意を表明されていたが、
論じるべきはここだ。
護れなかった。
これは、政治の敗北である。
システムがないのだ。
物理的な「刃」としての自衛隊(特殊作戦群など)があったとして
「眼」にあたる国外の諜報機関を我が国は持たぬ。
また、派遣するにあたっての法も整備されていない。
憲法の制約もある。
国家の責務を、果たせる体制に、なっていなかった。
この事実をまざまざと突きつけられ、
政治家という制度設計を行う立場に、なんとも言えない徒労感を感じている。
「これから日本人に指一本触れさせない」という決意にとどまらず
実際にそれを達成できるよう、具現化していく努力が必要だ。
<保守に求められること、世論喚起>
「これから日本人に指一本触れさせない」制度作りにあたっては
イデオロギー的な政争が予期される。
憲法も含まれるし、自衛隊関連の法律にも手を入れるべきだろう。
本格的な、左派との諍いが起きる。
これは政治の舞台で起きることであって、
皆様が政策をもって殴り合ってくれ、とは言わない。
(ネット上でやってくださっている方もおられるようだ、ありがたい。)
求められるのは、世論喚起だ。
その争いは、私たち政治家が行うことになる。
そして私は逃げない。
何が一番、政治家の助けになるか。
それは世論の動き、世論喚起に他ならない。
争いよりも、しっかりと考え、共に論じあうことに注力して頂きたい。
何より世論喚起に力を入れて頂きたい。
思想がどうであれ、どのような背景であれ
我が国の国民が、テロリストに殺害された。
そしてそれを防ぐ体制に、我が国はない。
この事実を重く、悲しく受け止め
制度改正に動きたい。
そのための囮なら、やろうと思う。
関連
【政治家の目線】テレビ朝日のYouTubeチャンネルがアカウント停止
(本エントリの続きになります。哀悼の記事からは分離したかった、怒りを含んだ内容です。)
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嵐の前の静けさを感じます。
[…] ← 後藤健二氏、湯川遥菜氏のご冥福をお祈りいたします。 […]
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創設には私も全く同意します。戦後永らくそういった情報機関を持たなかった
わが国で一からそういう組織を立ち上げてもノウハウが無いに等しいがゆえに
戦力化には十年以上の歳月がかかるでしょうが。何しろ海外の重要情報の入手先は
海外にいる商社マンからという話もあるくらいですから。
ただ今回の件で気がかりなのは、戦前ソ連の工作員によって中国のゴタゴタに日本が
巻き込まれたように、日本を中東のゴタゴタに巻き込みたい思惑をもった何かが
働いているのでは、とという感じがするのですが・・・。
私の杞憂だったらいいんですが・・・。
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