元暴力団を名乗る者から1100万円を払えと求められ、個人情報を暴露されたことでも有名な闇のクマさん。リアルの講演会にて提言を行う。普通のメンタルなら寝込むところだが、へこたれていないという意思表示でもあるのだろう。
主催側も開催を悩むレベルだが、場所は広島である。左派の活動が強力というイメージがあるかもしれないが、実はそれだけでもない。静かな祈りを求め、うるいさい人に対する”黙れ条例”を通したり、しばいたりしばかれたり、そして普通に逮捕したりと保守も強い。
開会には広島の地方議員らの絶大な協力もあるのだが、自分たちで要請されたゲストが元暴力団で悩んでいると聞けば黙ってはおられない。特に広島県警は、対暴力団に馴れている。即応で県警にも警ら強化をお願いし議員らも多数が参加を予定。
会場は極めて大きく、『86広島平和ミーティング』という。
広島で平和と聞くと、保守系は身構えるかもしれないが、日本会議広島が主宰する(左派の定義からすればまったく平和的ではない)大型イベント。かつては田母神俊雄先生なども登壇した由緒ある集会。
ちなみに”黙れ条例”(私が勝手に呼んでいるだけです。)の成立の主力ともなった団体であり、会場警備の要請は本件黙れ条例の成立に協力した地方議員ら。過激派の傷害を検挙したのは広島県警であり、日ごろから密接に連携をとっている。当然、使用された資料は先般の報告書。
一部のネットには闇のクマさんの登壇に対し、「広島で講演するんだぁ(にやにや)」「顔写真とか撮って意地悪してやろう」という、講演者に対する悪意ある投稿があったのだが、それを見て広島はどう感じたのだろうか。
この会場は、経緯も含めて物凄く警察官が多く配置される集会。
題目は『戦争は起きないと思っているあなたへ』で、
元陸上幕僚長と闇のクマさんという異色のコラボ。
ちなみに、クマさんは”ネットとデマ”という冗談みたいな題目で講演することになりそう。
ある意味で冗談みたいな集会ですが、リアル側の実力者も多数が参加することから「実際に、現実に影響」を及ぼす場になる見込み。
当然、私も参加します。登壇予定はありませんが、有力な政治家らと情プラ関係に関する資料提供を要請されております。
開催概要
と き:令和7年8月3日(日)14:00~16:00(開場 13:00)
ところ:広島国際会議場 ヒマワリ
広島市中区中島町1-5 平和記念公園内
◎演題「戦争は起きないと思っているあなたへ 備えよ! すでに事は始まっている」
◎講師:岩田 清文 氏(元自衛隊陸上幕僚長)
□提言:闇のクマさん(話題の覆面ユーチューバー)
チケット購入方法▼
前売:2,000円 当日:3,000円 定員:800人
・ネット:さくらサービスオンラインで購入。こちらをクリック
・プレイガイド:エディオン広島本店東館9階
・日本会議広島:TEL:082-831-6205 FAX:082-831-6206
e-mail:info@nipponkaigi-hirosima.jp
※会場参加が難しい方へ
録画配信あり 2,000円
お申し込みは、日本会議広島HPまたは、こちらをクリック
主催:日本会議広島 日本会議広島青年部
【録画配信】第17回 8.6広島平和ミーティング(さくらサービス)
静かな祈りを求めた広島市民
条例が制定された際に「厳粛かつ静謐な平和式典を。有志市民が立ち上がる。」と当ブログで公開した記事の一部を紹介します。ご覧ください。
「静かな祈り」を求める人もいます。
それは忘れないでください。
かと言って、”いわゆる市民”にも、思想信条の自由があり、表現の自由があることはまずもって述べさせて頂きます。
その上で、「静かに慰霊」したい人もいるということは、両論併記として述べさせて頂きます。
私個人の意見にはなりますが、彼等の掲げるスローガンと、広島の祈りに何の関係があるというのでしょうか。
少なくとも”静かに祈りたい”という思いを踏みにじる権利は誰にもありません。
立ち上がる市民
涙が出ました。
これほど勇気を伝える写真はない。
心なしか、警察官も誇りをもって立っているように見えます。
静かな8月6日を願う広島市民の会
以下、公式HPより紹介させて頂きます。
毎年8月6日の原爆ドーム前には朝6時くらいから様々な団体が集結し、デモ集会などを開催します。
広島市の資料によれば、当日原爆ドーム前に集結するのは、8・6ヒロシマ大行動、日本社会主義青年同盟(社青同)解放派、第九条の会ヒロシマ、日本山妙法寺、在日特権を許さない市民の声(在特会)、日本第一党、民族自警団日本暁乃会。
この中でも特に大規模デモ集会を行うのが8・6ヒロシマ大行動で、広島市の資料によれば団体の中心は中核派です。参加者は例年300~400人程度。デモ集会ののち、行進を開始し、式典会場付近や本通などまちなかを練り歩き、鳴り物を打ち鳴らし、拡声器を使ってシュプレヒコールを行います。
また、青いヘルメットにゲバ棒を持った集団は日本社会主義青年同盟開放派です。前記中核派もこの団体も目的はプロレタリア世界革命。警察白書では極左暴力集団に指定され、マスコミは過激派と呼んでいます。
広島市はこの状況をどう捉えているのか?
本来、原爆ドーム周辺は平和記念公園内であり、集会などで利用しようと思えば、広島市公園条例第四条にもとづき、広島市長の許可が必要です。しかしながら、8月6日の朝に原爆ドーム周辺に集結する団体は利用の許可は一切受けておりません。つまり無許可です。
広島市では、これら幟や横断幕を掲げ場所を占拠し、次々と登壇しマイクを使ってアジ演説を行う行為、集団で座り込んだり立ち止まったりして、それに聞き入っている状態を「集会」とみなしておらず、実質、黙認状態。占用を許可しているような状態です。
それどころか、一部団体が占拠している場所をコーンバーで囲い多数の市職員が取り囲んでいます。
市の担当者の説明では、他団体との衝突を避けるため、また通路を確保するためにコーンバーを設置しているとのことですが、傍目に見るとあたかも彼らのために場所取りをし、警護をしているかのようです。
祈りの最中にも響き渡るシュプレヒコール
例年、8・6ヒロシマ大行動のデモ行進は、全国から集まった全学連や労働組合のメンバーが加わり数百人規模で実施されます。
原爆ドーム前での集会ののち、平和記念式典に合わせて行進を開始。幟や横断幕を掲げながら、元安川東岸を南下、式典会場周辺を通り平和大通りへ。さらには本通や鯉城通りなどまちなかを終日練り歩きます。太鼓やホイッスルなどを騒々しく鳴らしながら、拡声器を使ってシュプレヒコールを上げます。
表向きは「反戦・反核」を謳いながら、それに乗じて政権批判、首相批判、改憲反対、原発反対、辺野古移設反対、天皇制粉砕などなど、原爆死没者の慰霊や核兵器廃絶、世界恒久平和とは無関係なことまで主張しています。一昨年は韓国人活動家も参加し、韓国をホワイト国から除外したことに抗議して「韓国への輸出規制反対」を叫んでいました。
わが国ではいかなる思想、信条、主義、主張を持とうが個人の自由です。しかしながら、せめて原爆死没者の慰霊ならびに核兵器廃絶、世界恒久平和を祈る場においては控えていただきたいです。広島市としても式典の静謐を保つべく、式典中のデモについては控えるよう団体に要請していますが、現憲法下における言論の自由、表現の自由を盾にとって、拡声器や鳴り物を使ったデモを一向にやめようとはしておりません。
(後略)
静かな8月6日を願う広島市民の会
広島市議会は意地を示した。
修正などもあったようで、覚悟を持って臨んだものでしょう。
下記は産経より。
採択直前の記事です。
「厳粛」と定めた条例で変わるか 喧噪の「広島原爆忌」デモ
例年「原爆の日」の8月6日に広島市の平和記念公園で営まれる平和記念式典をめぐり、市議会が式典を「厳粛の中で行う」と定義する条例の制定を目指している。式典時に拡声器を使った式典とは無関係の内容での大音量のアジ演説やデモ行進が常態化していることが背景にある。表現の自由の観点から批判の声も上がったが、多くの市民は賛意を示し、25日にも賛成多数で可決される見通しだ。
市議会全会派の代表で構成する会議で令和元年7月から議論されてきたのが、「平和推進基本条例」だ。前文と全10条からなり、6条2項で式典を「市民等の理解と協力の下に、厳粛の中で行う」と規定。昨年12月に素案をまとめ、市民によるパブリックコメントやいくつかの修正を経て、今月21日、各会派に修正案が示された。
(後略)
採択までは、紆余曲折もあったのでしょう。
平和推進条例、市民の勉強会広がる 広島市議会の案に疑問の声も
広島市議会が議員提案を目指している平和推進条例(仮称)の素案について、平和活動に関わる市民たちの間に勉強会などの動きが広がっている。素案に記された「市民の役割」や「平和」の捉え方などを疑問視する声が上がっている。
8日、素案に関する市民の「検討会」がビデオ会議で開かれた。広島自治体問題研究所(中区)が主催。平和・反核団体の市民たち約20人が参加した。
(中略)
平和推進条例の制定についての議論は2017年6月、市議会の平和推進・安心社会づくり対策特別委員会で始まった。その後、各会派代表でつくる政策立案検討会議が引き継ぎ、約4年間かけて素案を作った。
(後略)

広島市民は、意地を見せた。議決を要望。
被団協「慎重審議を」 平和推進条例、別団体は議決要望
広島県被団協(坪井直理事長)と県原水禁は14日、平和推進基本条例の制定を目指している広島市議会に対し、15日開会の定例会での制定を見送り、あらためて慎重に審議するよう求める要望書を山田春男議長に提出した。公募で寄せられた市民意見が反映されていないなどと訴えている。
県被団協は要望書で、平和記念式典を「厳粛の中で行う」と定める第6条2項などが「市民の行動を制約すると受け止められる」と懸念。条例案をまとめた市議会の政策立案検討会議で「市民意見が一顧だにされなかった」とし、「多様な意見を切り捨てず、ともに歩むことが平和の根本ではないか」と訴えている。
(中略)
一方、市民団体「静かな8月6日を願う広島市民の会」(東区)などは現在の条例案に賛成の立場で、山田議長に要望書を渡した。検討会議について「意見に真摯(しんし)に向き合って条項を丁寧に検討した」と評価。15日開会の定例会で議決するよう求めた。
(後略)

こちらは、可決を伝える記事。
中国新聞です。
広島市議会が平和条例可決 「記念式典を厳粛の中で」条項残す
広島市議会(定数54)は25日、本会議を開き、議員提案した平和推進基本条例案を賛成多数で可決した。前文と全10条からなり、平和の推進に関する市の責務や市議会と市民の役割などを定めている。言論規制につながる恐れがあるなどとして市民団体や被爆者団体が懸念を示していた、平和記念式典を「厳粛の中で行う」との表現は残した。近く施行される。
(中略)
第6条2項は「市は、平和記念式典を、市民等の理解と協力の下に、厳粛の中で行うものとする」と記した。二つの広島県被団協や広島弁護士会などが「十分議論されていない」「市民の行動を制約すると受け止められる」などとして、提案の見送りや修正を要望したが、実現しなかった。
(中略)
採決では、山田議長と欠席1人を除く52人のうち8割の42人が賛成した。反対は9人で、共産党5人、市民連合2人、自民党保守クラブ1人、市政改革ネットワーク1人。市政改革ネットの1人は退席していた。

議長は採決に加わらないのは全議案で共通の、通常のことです。賛否が同数になった場合に、最後の一票を投じる場合はあります。よって、議長が反対したという意味ではありません。
ほぼ共産党と「市民」連合だそうで、議会の構造が手に取るように分かります。
市議とは、市民それぞれから選ばれており、広島市議会の議会構成としては「”いわゆる市民”の代表者は、少数」であることも示された次第です。これが民主主義です。
広島市議会は、意地を見せた。
広島市民は、意地を見せた。
「たったこれだけ」と言うかもしれない。
しかし、この看板があることの意味、その重みは前述の報道を見て頂くと分かると思います。
その上で、この写真です。
弁護士会をはじめ、猛抗議に遭う広島市議たち。
誹謗中傷とも感じるビラが常にまかれ、それをものともせずに突破していく自民広島市議団。
当時の戦いの記録はこちらから。
厳粛かつ静謐な平和式典を。有志市民が立ち上がる。
情プラ関係と脱退一時金についても
実は、さきの「全国市長会の会長」は広島市長であり、また厚生省(厚生労働省になる前の厚生省)の官僚出身でもあります。そのため福祉政策に非常に明るく、脱退一時金の改善に際しては、広島市議団からの絶大な協力のもと、私は広島市長に要望に行った経緯がございます。
【脱退一時金・第二章スタート】外国人にのみ許された年金解約制度の闇。天守からの風景と、石垣の覚悟
私はまだ松葉杖だったのですが、議長らに支えられ多数の広島市議らと記念撮影。
このあたりは、書いていないことが多々あるのですけれど、それは当時においては書くべきではなかった「調整中の案件」であり、一つの成果報告として広島に行くべき理由が私にもあるのです。
当然、その中には情プラ関係のドキシング事例も含みます。
おかしな人がいたら、私は迷わず警察に通報します。
余談になりますが、警ら強化を求める要望は(クマさんのご地元の対応が完了することを確認し)ほぼ同時併行で広島が動いています。前述の広島市議らは、静かな祈りを求める条例制定も含め警察との連携も日常的に取らざるを得ない状況にあり、即応で広島県議に共有、県議自らが警ら要請を行っております。
彼ら曰く、「元暴力団を名乗る者らが共謀して、我々のゲストに危害を加えるというならば・・・」というニュアンスのことを、”じぇけんのぉ”と静かな静かな声で言っておりました。放言についてはよくわかりませんが、いつもの笑っている声ではありませんでした。
それでは平和をお楽しみください。
一歩、前に出る勇気。
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