清和会を安倍派と表記することは、ある意味では正しい。安倍派を潰したい者はいるだろうし、それは岸田文雄総理ではない理由

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単に「困るから」が全てだ。内閣総理大臣は、市長が市議会に議決を求めるように、国会の議決を求める。自民党・公明党で過半数あるゆえ、安定的に議決を得られるというのが現在の仕組みであり「民主主義における鉄則」のように扱われてきた。その中で自民党の理解を得るにあたり、派閥機構は”簡単”だし、最大派閥の清和会がまとまってくれていたほうが”行政長としてはラクチン”である。実は行政トップとしての総理大臣としてならば、やる理由はない。その理由は冒頭で述べたように「困るから」である。市議会の過半数が維持できなくなった市長が、市政において立ち往生する姿を見たことはないか。安芸高田市なども同様の混乱にある。

さて清和会、正しくは”清和政策研究会”で、中の人は「せいわけん」と呼ぶ方もおられます。いま風当たりが非常に強いわけですが、「安倍派と呼ぶな!」とネット上では声もあがっておりますし、安倍元総理を慕う先生からも同様の意見がありました。私も同じ思いではありますが、ただし安倍派と呼ぶことはある意味では正当なのです。理由は、安倍元総理が命を奪われ、後継者を決さず集団指導体制に移行。その際に安倍派の呼称を継続しているのです。いまとってつけたように言うのではなく、実は当時に通称を改めるべきだった。また集団指導体制ではなくリーダーを選出しておけば、新たな方の名前の派閥になっていたのだと思う。その点は悔しい。

次に、「安倍派=清和会」かと言えばそうではありません。清和会(福田派)という時代もあった。清和会(三塚派)であったり町村派だったり細田派であったわけだ。ゆえに誰のものというわけでもなく、ネット保守が応援してきたのは、「安倍晋三元首相が実態として率いていた清和会」であり、解散した派閥が誰のものとは言えないわけです。そもそも作ったのは福田赳夫・元総理(福田康夫元総理の父、そして福田達夫議員の祖父)であり、「福田のものだ!」と言い出す方もおられるでしょう。事実、清和会が解散した直後、福田達夫議員が新たなグループの立ち上げを発表。

日本を独立に導いた、日本自由党(吉田茂総理)と対立する組織が起源で、自由党と民主党が合体して「自由民主党」となった。日本自由党系派閥は保守本流とされ、麻生派(志公会)だけでなく平成研なども源流は同じ。

清和会はタカ派として知られるが、清和会を設立した福田赳夫総理大臣の時代には日中平和友好条約を締結。息子である福田康夫総理大臣は胡錦濤との日中首脳会談「戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明」を発表している。清和会=反中共の派閥という訳ではない。

さて、安倍晋三総理時代に厚遇された、または活躍した先生がいる一方でそうではない先生もいる。なんとか自分たちが指揮をとりたいが、なかなかそうはならない。主導権が欲しい、派閥の実権を握りたい、そういう勢力は”むしろ清和会の中にもいた”とされます。

ここで不思議な話をしましょう。
派閥政治として誕生した「池田勇人内閣」に敢然と立ち向かったのが福田赳夫氏らです。それが党風刷新連盟。掲げていたのは、「派閥の解散」でした。ほぼ同じ文面になりますが、噛み砕きますと「党風刷新連盟」が、派閥解消を求めていたわけです。池田勇人総理に。

で党風刷新連盟がのちどうなったのかと言えば、それがいまの清和政策研究会になっていく。
池田勇人元総理のチームがどうなったのか、宏池会になったわけです。

『派閥解散を掲げていたはずの党風刷新連盟の派閥』が、結果として派閥の解散を求められる形となり、
派閥解散を求められていたはずの池田勇人総理の流れの方が、むしろ派閥解散の主導権を握るという不思議な形に。歴史で言えば逆なのですよね。

ちなみに「刷新」の名を掲げることは、「清和会から安倍派の議員を叩き出して、福田系に主導権を移したい」という意味に聞こえます。逆に言えば、いまの刷新という言葉こそ、反・安倍の主要勢力と見做すべきだと思うのですが、皆様は如何お考えでしょうか。
ゆえに刷新の名が飛び交う時、私たちはかなり身構えました。実は総裁選の際、清和会において福田氏らが刷新の名を関した内部グループを旗揚げしようとし、露骨に安倍元総理が嫌がるという一幕もありました。

いまの流れですが、これは2パターンあるのですが、私なりの見立てになりますけれども「ほったらかしておいても、安倍派は解散させられていた」というもの。確かに宏池会にも立件の流れはありましたが、自民党内において刷新の名を関した議論の場が作られていました。自民・政治刷新本部です。この名を冠した以上は、安倍総理に近かった人を処分なり、または清和会を解散したり処分したりする流れになることは必然でした。そんなの知らんがなと言われるかもしれませんが、「刷新」という名称にはもともとそういう意味があります。読者は別にして、保守媒体などの識者が意味を説明すべき常識的な用語であり、これは自民党の結党の原罪そのものなんです。

ゆえに、”刷新の名を関した議論”をほったらかしておいても、やがて安倍派は解散させられただろうし、福田氏が自分の勢力を拡大したいのだろうな、安倍派が一掃され清和会の一部勢力を取り込みたいのだろうなというのは論じるまでもなく通常の分析なんです。あまり東京新聞をソースとはしたくはありませんが、すでにコメントとして、記者団に「安倍派は解散すべきだ。私は派閥に残って、派閥を介錯(かいしゃく)するという覚悟を述べた」り、「安倍派処分しないと国民納得しない」という発言があった。

もしも岸田総理が、「安倍派としての清和会」が嫌いならば、ほったらかしておけばよかった。
宏池会の源流たる池田勇人総理を、また吉田茂総理を攻撃していた「福田氏らが作った清和会」が勝手に自壊してくれるのだ。刷新の刃を、安倍派掃討に動くことは流れとしては確定的にあったわけで、もしも岸田総理が「安倍派としての清和会」が嫌いならば、放置する道もあったんだ。勝手に安倍元総理の名を貶めまくってくれて、清和会は処分されたろう。だが、そうはならなかった。

宏池会が自ら解散した。これについては驚いた。ほったらかしておけば安倍派としての清和会が滅びたはずなのに、それを宏池会がよしとしなかったのである。誤算というか、単に驚いた。

刷新の名を冠して勝負を挑まれたのが池田勇人総理であったはずなのだ。ここでノコノコ出て行って、ある意味で清和会を庇う意図が見えない。もしも清和会から処分され、清和会が最初に解散”させられ”ていたならば、安倍元総理の名は地に落ちていただろう。自らの自沈をもって体当たりをかけた格好なのが宏池会。本当に驚くし、ある意味での感動を覚えた。私は派閥政治を是とする立場ではないし、それはそれでメリットもあったのだろうけれども、また(刷新の方々のように)「ぶっ壊せ」とも言わないが、もはや前述の東京新聞の記事あたりで清和会が派閥として存続することは不可能だと思われていた。このあたりの空気感は、ネット保守では伝播が弱いが、リアルのメディア側は敏感に感じていたと思うし、それぐらいの取材力を発揮している。

宏池会が体当たりする必要はなかった。
ある意味での罪を背負い、政治の信頼回復に資するため等と述べる必要も、「派閥政治上だけならば」なかった。

 

「新たな集団つくる」自民安倍派・福田達夫元総務会長の発言に…「気は確かか」「偽装解散」ネット怒り

 

自民党安倍派の福田達夫元総務会長が19日、安倍派の解散を受けて新たな集団をつくる考えを示した、と各社が報道。派閥の存在自体が問題となって今後が注目される中で、国民の感情にまったく反するような動きに、ネット上では「ふざけてるのか」「意味ないじゃん」「トンチンカン男!」などとあきれや怒りの声が巻き上がった。

政治資金パーティーをめぐる裏金事件を受け、安倍派はこの日総会を開き、派閥を解散することを決めた。共同通信などによると、その後、党本部での囲み取材で、福田氏は「反省の上に新しい集団をつくっていくことが大事だ」と述べた上で、「派閥ではなく、新しいガバナンスの形」と表現した。

 福田氏の祖父は、安倍派の源流である福田派(清和会)を創設した福田赳夫元首相。一連の報道を受け、X(旧ツイッター)では「福田達夫氏」に加え、「安倍派源流創設者の孫」がトレンド入りした。
 福田氏に賛同する意見は皆無。「ほらな、団体名変えるだけやん。ほんでまたお金に執着しはんねやろな」「人はそれを偽装解散という」「気は確かか?解散したけど新しく派閥作ります宣言だぞ?」「結局新しい派閥を再結成するなら意味ねーだろ」と批判の声がうずまいた。

 福田氏は、旧統一教会と自民党議員の関係について記者会見で「何が問題かよくわからない」と発言、大きな批判を浴びた。また、福田赳夫元首相は旧統一教会と深い関係にあったとされる。

 

 

安倍派としての清和会の議員を掃討し、自らの政治基盤としたい勢力はいたということだ。
むしろ「派閥を求めている」のが、党風刷新連盟の孫である。
なぜか清和会を守るのが、宏池会という謎の事態。

まぁ、やるだろうなとは思っていた。
刷新の名を掲げるというのは、自由民主党の、自由党と民主党が二つの政党であった起源に直結する話。

 

だから清和会=安倍派とは言えないし、清和会=反中共ともいえない。
ここは言い方が難しく、直近の清和会幹部としての、安倍元総理に近い反中共路線の安倍派系清和会もいれば、設立者である福田派系の親中国系と見做すべき清和会もいると言える。

そ。
清和会が中国系よりになる危険性はあるわけですよ、清和会に安倍さんのイメージが強すぎて、その印象だけで議論しているから履き違えるんだと思う。麻生内閣を守り、民主党政権の誕生前夜に戦っていたネット保守派は知ってるはずだ。福田康夫内閣のこと。麻生内閣のひとつ前。

小泉内閣から安倍内閣(第一次)になり、福田内閣(清和会)が誕生。
小泉内閣時代は、福田康夫先生は、中国や韓国などの靖国神社参拝に反対している国の意見などにも一定の配慮をすべきとか、憲法改正には周辺国の理解が必要と主張しており、保守派の一部から「親中派」、「媚中派」などと批判されることもある。(wiki福田康夫)

 

最大派閥が解体され、親中路線に転換するリスクはある。
刷新という名前が出てくるたびにビクビクしていたこと。
それは普通の感覚だと思う、政治関係者ならば。

保守媒体を読む読者が知らなくとも普通だが、発信する側のライターは抑えておかねばならない言葉。
政治の歴史そのものであり、無視して議論するほうがおかしい。

清和会=反中共ではないし、ある意味では安倍元総理がもっとも戦ってきた相手であるだろうし。
それをまさか岸田さんが助ける格好になったのは、ある意味でのドラマを見る思いすらした。

このあたりの政治史は漫画にもなっているので「疾風の勇人」や、小説吉田学校を読んで欲しい。まずそこからいかないと、いま起きていることは意味が分からないと思うんだ。

 

話があっちにいったりこっちに行ったりして恐縮ですが、もう一つの見方。
それは総裁としての立場。自民党を預かるトップとして、もはやここまでと自ら改革に着手したというもの。派閥解散の意向、および容認については年末から噂されていたものであり、いずれにせよ刷新本部の結論は近いものになったろう。安倍元総理のせいにして、清和会に詰め腹を切らせ、その一部が福田派になる未来はあったはず。そして自民党のそれなりの勢力が親中路線に転換するリスクすらあったはずだ。

政治への信頼回復に資するため。
岸田元総理の発言をそのまま受け止めることも、私はありだと思う。
宏池会も不記載があり立件という流れであったけれど、議論が進めばどうあっても清和会に向いたであろう矛先を背負った。この分析はそれはそれで妥当なものだろうけれど、これを「国民への人気取り」と表現する人もいる。そっちの見方も間違ってはいない。

また、だからこそ「清和会を(総理は)守るべきだった!」という声もある。あれども、それは無理だ。かつ守りたい清和会というのは、安倍元総理みたいなガチガチの保守系のチームだったはずで、実態はそればかりではない。実権が親中派に移るリスクは、これまた繰り返しだがあった。そんな複雑な思いで”刷新”という単語を見ているのですが、ここはこだわらないといけないと思う。

派閥解散を求めていたはずの刷新運動、それを母体としたはずの福田氏らのチームが派閥的なものを作る。
そして派閥解散を求められていたはずの池田総理の流れが、自らが派閥を解散。
不思議な世界だ。

 

 

自民安倍派・福田達夫元総務会長「新しい集団つくる」

 

(前略)

「派閥ではなく新しいガバナンスの形」で組織をつくる必要性を唱えた。

福田氏は安倍派を創設した福田赳夫元首相を祖父にもつ。赳夫氏は1979年、池田勇人首相(当時)に対抗して立ち上げた「党風刷新連盟」を源流に「清和会」を創設した。清和会は経世会(旧田中派)による金権政治への反発の一面があった。

福田氏は解散について「国民に大きな政治不信をつくったから、けじめをつけるということだ」と述べた。福田氏ら有志は総会に先立ち、安倍派を解散すべきとの決議文をまとめ塩谷立座長に提出していた。

 

 

そんなわけで、例えば”元・清和会だった方々”らの一定勢力が、実態としての福田派として再結集し、総裁選で強力な勢力となって総理大臣を輩出したならば、我が国が親中政権になるリスクは自民党内にもあるっていうことを言いたい。

繰り返すけれども、この動きは総裁選の最中からあったんだ。派閥の歴史についてちゃんと触れて動いてなかったら、いま読者層が混乱しているだけで、あのときに触れておくべきだった。
これは安倍元総理が存命中のことだから、刷新の名が掲げられた直後だったかな、安倍元総理が(かなり強く高市さん推しだった中で)ちょっとやり過ぎたかなとばかりにトーンダウンした。そういう記事、ちゃんと出てる。

無警戒だったのは保守だけだと思うし、それは説明がなされていないから。
政治側からじゃないよ、これは媒体やライターのほうで解説すべき事象。
それはなされていないから、「漫画・疾風の勇人」であったり「小説・吉田学校」を勧めている次第。

 

で。
安倍派を一掃しようとしたのは、岸田総理なのでしょうか。
宏池会が清和会を潰そうとしたのでしょうか。

前述のように「清和会の解散」を求めたのは、党風刷新連盟の孫、そして清和会を設立した福田氏の孫です。本当に安倍派を潰そうとしたのは誰なのでしょうか。この状態で岸田総理が安倍派潰しをしているというのは、私は無理だと思うよ。政治史を、保守媒体が触れなさ過ぎて読者が混乱しているのが実情ではないか。

ぶっちゃけ東京新聞をソースとして示したのは、そういう意味合いもある。
保守系の媒体は読んでいたら楽しい気分にはなるけれど、別の角度の記事もちゃんと読んだほうがいいと本気で思う。

 

とはいえ、麻生派や森山派には迷惑な話だとは思う。
末尾にはなりますが、平成研はセーフな気がする。いまは茂木派であり、ネット上では敵視されることもあるけど、もとから茂木派だったわけでもない。橋本龍太郎総理のとき、色々あってガチ怒られて改善が進んでいた派閥。そんなわけで他よりも特別厳しいルールが課されていたわけで、シロなんだったら無理に解散する必然性もなかったりする。あれもこれも壊せ!とも私は思わないけども。

とりあえず当ブログの読者に覚えておいて欲しいのは、”安倍派としての清和会”を、ま、(対外的には)主導権が握れず面白くないからと「解散せよ」と求めたのは福田氏の孫だったという点。それは事実なのだから、ちゃんと抑えておかないといかんと思う。

 

派閥解散についての議論なんて、それこそ延々とされていたわけで。
実は突然出てきたもんでもない。

民主主義である以上は、一定のグループは作らないとあかんわけで。これが派閥という形で「政策+金」で動いていたことは見直されるかと思うけども、「政策としての結びつき」の議員グループはどの党においても残ると思うし、逆に消すことは無理だと思う。それこそ福田氏が提唱したような形になるのかもしれないが、それはまた別の話だと思う。

このあたりの派閥の歴史、その話がきちんとできていたならば。
総裁選のとき、ちゃんと保守系に伝わっていたならば、きっとネット上もここまで混乱しなかったと思うんだ。

 

 

 

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  1. BLACK より:

    本当に安倍総理を想う、慕う、尊敬する、と言うことがどういうことなのか。

    岸田総理を嫌う=安倍総理を慕う
    岸田総理を批判する=安倍総理を尊敬する

    では無いと私は思います。

    安倍総理を慕うあまりに、その感情だけに溺れて浸って
    耳障りの良い発信だけに心動かされて、染められて
    敵を見誤ることが多くなっている気がします。

    上記の小坪氏のブログ記事にもあるように
    今回の岸田総理のご英断は
    岸田総理がそこまで考えたかどうかはわかりませんが
    清和会にとっても、安倍総理の名誉にとっても
    現状では、救いの神、ベストだったと私も思っています。
    自慢で言うのではなく
    私は庶民の主婦の高学歴でも無い婆です。
    その婆が、ニュースとネット記事と新聞記事だけでそう判断出来ます。
    それがどうして逆の結論、「岸田総理の安倍派潰し」などと言う結論になる方々がおられるのか
    私は不思議です。

    最近の一部保守は、敵を間違えておられれる、と私は思います。
    間違うように誘導されているのかも知れません。
    本当に安倍総理を慕うなら、評価するなら、敵を間違えないで、と私は願っています。

    小坪氏のブログを拝読し「安倍派」と言う表現・表記の正当性は理解しました。
    それでも、「安倍派5人衆」と言う表現を、ワイドショーならまだしも、ニュースや新聞が堂々と使用しているのは
    私はとても不快に思っています。

    以上 文責 BLACK

    • 耶麻斗 より:

      同じ政策を掲げて意図を同じくする同士が集まる政策集団としてなら派閥だ!と言われようと何ら問題は無いのではないですか。福田さんの元に集まるのかどうかは別の話で本来の一丁目一番地、それが議員の役目ですから。産経が岸田派の解散よりも安倍派の解散を嘆いています。

      産経新聞(2024/1/19)
      安倍派解散、保守政策の停滞必至 憲法改正、皇位継承 最大派閥が歴史に幕
      https://www.sankei.com/article/20240119-NLCZUBO3MFLLNK5C6L6RPYK7XY/

      『安倍派解散の影響は小さくない。派内には憲法改正や皇位の伝統的な男系継承に前向きな議員が多く、自民を支える「岩盤保守層」をつなぎとめる役割も果たしてきた。自民関係者は「こうもあっけなく名門派閥がなくなるとは衝撃だ」と言葉少なに語る。』

      安倍さんが亡くなった後、メディアに煽られての統一協会騒ぎで安倍派は叩かれ、次は安倍さんが生きて居られたなら、あんな事にされなかったLGBT法成立騒ぎ、今回のパー券騒動と来て、憲法改正も皇位継承の件もこの二年間何も手を付けられなかった事は産経でなくても嘆きたくなります。LGBT法に関してですけど念の為付け加えておきます。

      高鳥修一(たかとりしゅういち)
      2023年5月19日@takatorishuichi
      私にとって政治の師は安倍晋三元総理ただ一人。忠誠心は今も変わらない。2年前の論争のときにも会議の詳細は全て報告しましたが、超党派合意案はもとより自民党案ですら駄目だと実名を上げて仰っていました。安倍元総理を裏切った人が真の保守とか後継者とかあり得ないです。
      午後11:58 · 2023年5月19日

      高鳥修一(たかとりしゅういち)@takatorishuichi
      安倍元総理がダメだと仰っていた法案を全力で通した人が、今更、「安倍元総理のご遺志を受け継いで」とか、言わないで頂きたい。
      午前0:06 · 2023年7月8日
      ーーーーー

      岸田総理は派閥解散を決める前、周囲にこんな話をしていました。

      岸田総理(周囲に対して)
      「博打を打たないと逆転はできない」

      派閥幹部
      「完全にちゃぶ台返しだ。もう岸田総理のことは支えない」

      戸惑いや反発の声も聞こえていて、自民党内では「岸田の乱」ともささやかれています。

      (「博打を打たないと逆転はできない」で検索されると色んな記事が出ていますが、内容に大差はないです。つい先日、会長を退いていたのに、決める立場になかったのに執行部にも相談せずに解散を表明したのです。この慌てぶりの渦中、安倍派への気配りまで眼中にあったのかどうかはは神のみぞ知るところ…。)

      「岸田の乱だ」自民党内に動揺広がる 岸田総理の岸田派解散表明に
      http://totalnewsjp.com/2024/01/19/kishida-849/
      1/19(金)

      安倍派や二階派は午後、議員総会を開く予定ですが、岸田総理が「岸田派を解散する」と表明したことに対し、党内では反発する声があがっています。

      突然の派閥解散宣言に自民党内では「岸田の乱だ」との声もあがっています。ある安倍派の議員は「安倍派も解散しなくてはいけなくなる」と話していて、自民党内では他派閥への影響も避けられない状況です。

      岸田総理「政治の信頼回復のために、宏池会(岸田派)を解散するということを申し上げた。ただ、他の派閥のありようについて、何か申し上げる立場にはないと考えています」

      問題を受け、自民党内で派閥のルール作りについて議論を進めている最中、他派閥に相談することなく、突然、派閥の解消を表明した岸田総理。ある派閥幹部は「完全にちゃぶ台返しだ。もう岸田総理のことは支えない」と話すなど、自民党は混乱に陥っています(TBSテレビ)

      ー関 連ー
      岸田氏「いちかばちかでやった」捨て身の賭けも四面楚歌/麻生派幹部「麻生さんは怒る」
      首相、他派閥の対応注視 岸田派解散を明言 2024年01月19日12時12分 岸田文雄首相(自民党総裁)は19日、岸田派(宏池会)の元会計責任者が政治資金規正法違反容疑で立件される見通しとなっ…続きを読む

      • 耶麻斗 より:

        麻生さんですけど、アメリカにいらしてた時にトランプ氏に会見を申し込まれたとか、生憎、トランプ氏は今、共和党の指名候補の選挙戦の真っ最中ですから、でも娘のイヴァンカさん夫妻に会われたらしく、麻生さんも、やはり次はトランプ氏の返り咲きを見据えられてるかと思い、安倍さんの意向も汲み取って頂けた事が嬉しいです。次々と動画が出て少し観ましたが大地を揺るがす旋風です。でも前がアレなので糠喜びはしないでおきます。

      • BLACK より:

        皇位の男系継承に発言力を持っていたのは、安倍総理の率いる清和会だからこそと
        私は思っています。
        清和会が存続したとして、安倍総理が亡くなられた今
        安倍総理のような強い意志と理想を持って男系継承を護れる力はもう誰にも無いと私は思っています。
        小坪氏の場所ですので、理由は割愛します。

        産経の論調は清和会に対する弔辞のように私には感じます。
        冷静な分析とは思えません。

        また
        清和会所属の議員の先生の誰もが、お悲しみであり、無念であり、それを表明なされるでしょう。
        それは当然のことだと私は思います。

        派閥の葬送であると思うからです。

        以上 文責 BLACK

        • 耶麻斗 より:

          文面の左端が右寄りになっているので、そちら様への返信だと思われたかも知れませんね。コメント欄の下が送信ではなく返信となっているので機械の方で返信だと判断されたのかも知れませんが。

    • BLACK より:

      私は清和会の瓦解・消滅は避けられないと思っていましたが
      もし存続出来た場合、親中派閥になっていた可能性を
      小坪氏の当ブログ記事で知り、ぞっとしました。
      今後元清和会所属の親中議員の先生方が、新しいグループや派閥を結成することがあっても
      安倍派=親中議員の派閥
      となる可能性はこれで排除されたと思います。

      それは国会議員の先生方にはある程度予想出来ていたことと推察されますので
      岸田総理がそれを排除して下さったのだとしたら
      何と言うお心かと思います。
      それはもちろんわかりませんが
      岸田総理のお心がどうあろうと
      安倍派=親中議員の派閥 として
      名前も名誉も功績も、親中勢力やマスコミに利用される不名誉を回避出来たのは事実です。
      また
      内部紛争や、外部からの力により、清和会が悲惨な形で瓦解・消滅して行くことも避けられたのは事実です。
      私は、岸田総理のご決断に感謝しかありません。

      (友の残したものを護り存続させるだけが友情とは限らないと思います。悪用されるなら壊した方が友の為。仮に「友情」とさせていただきましたが、「愛情」でも「同志」でも「家族」でも何でもそうではないでしょうか。)

      以上 文責 BLACK

  2. 京都市長選挙が本日告示されました。↓選挙ポスター一覧
    http://kyotocitymayor.web.fc2.com/
    ↑各候補者の公式サイト・Xツイッター・ユーチューブ・インスタグラムなど一覧
    阪急電車西院駅→四条烏丸駅まで歩きましたが、4候補ともポスターは貼れている模様
    (京都市内3000カ所以上を初日に貼れているので大した組織力です)
    ・福山和人(ふくやま かずひと・日本共産党支援・立命法卒・元 京都弁護士会副会長)
    ・松井孝治(松井こうじ・元民主党参議院議員・立憲民主党・国民民主党・公明党・自民党京都府連推薦)
    ・二之湯 真士(にのゆ しんじ・元自民党府議会議員5期・9月に一番早く出馬表明→10月 自民党は松井孝治推薦決定→自民党へ離党届→除名)
    ・村山祥栄(村山しょうえい・元京都市議(左京区)・元 京都党代表・維新推薦だったが空パーティー疑惑で直前に維新推薦取消)

    ★2008年 京都市長選の結果
    158472票:門川大作(新人・自公民)
    157521票:中村和雄(新人・日本共産党推薦)
    84750票:村山祥栄(新人・当時30歳・第三極)
    https://go2senkyo.com/local/senkyo/2425

    ★1996年 京都市長選挙の結果
    222579票:桝本頼兼(自社さ公)
    218487票:井上吉郎(日本共産党)
    http://www.kyoto-21.com/shisyokuro/old/shisyokuro/html/election/kyoto-syutyou/kyoto-syutyou-080225.html

  3. 櫻盛居士 より:

    **********************************************************************
    共産党は2016年9月13日からの警告を無視し続けましたね。
    ならば、下記は決定事項と承諾したものと見做します。

     ・『テロを利用する共産党』
     ・『テロリストの味方である共産党』
     ・『テロに屈する共産党』

    **********************************************************************
     
     
    近年、情報を得る際に気を付けねばならないのは、「情報の煽り運転」の様な迷惑な情報に巻き込まれ無い様にする事でしょう。

    煽り運転と言えば、それに伴う交通死亡事故なども発生し、社会問題化した為に法改正を経て厳罰化した事は皆様も御存知でしょう。
    その為、既に社会的には煽り運転は犯罪と認知される様に成りましたし、実際に立件され有罪判決も下ってます。

    煽り運転を行う原因と言えば、「ノロノロ運転しやがって!」とか「急に止まりやがって!」っと言った人間の感情に起因します。
    現在ではドライブレコーダー装着車が増え、道路にもNシステム、防犯カメラが至る所に設置されて居るにも関わらず、一定数は感情を制御出来ずに煽り運転を行う者が居ます。
    煽り運転は危険運転致死傷罪にその行為が規定されて居ますので、誰でもやってはいけない事が解る様にも成ってます。

    では交通では無く情報の流れではどうかと言うと、やはり同じ様な迷惑行為に至る人は一定数存在するのは否定出来無いでしょう。
    只それに罰則が設けられて居無いのと、明確な行為の定義が為されて居無い為、事の真偽を見極める事が困難な所が厄介だったりします。
    公人や著名人であっても思った事をその場で思わず口にしてしまう人は居る訳で、その口にする言葉が感情を制御せずに発したものであれば、本人が事故ったり、本人では無く周囲が事故に巻き込まれたりする事があるのは当然と言えるでしょう。

    兎角近年は誰もが情報発信を手軽に行える反面、情報を放流する際の裏取りが甘くても良いと言う雰囲気が定着してしまったのかも知れません。

    こうなって来ると、情報の受取手の方が裏取りを行う必要が出て来る訳で、便利なツールが増えた割に中々に面倒も増えたと皮肉に感じざるを得ません。
     
     
    扨て派閥に関してですが、公式な組織として立ち上がらなく成るだけで、水面下に潜伏するグループと化す可能性があるのではないかと予測して居ます。
    実はこれに似た事例があります。
    法務省の犯罪白書の統計では年々暴力団の構成員、及び準構成員数は減り続けて居り、一見暴力団員数が減少して居る様に見えます。
    これはヤクザを暴力団と定義し、汎ゆる規制で縛りに縛った結果の功績と言えるでしょう。
    現在は暴力団員と認定されると、自動車保険(任意保険)以外は、電気、ガス、水道、電話、不動産等の生活に必要なもの迄、契約する事は出来ません。
    その為、新規の子分が確保し難い状況にあり、ヤクザ社会も高齢化の波に呑まれて来て居ます。
    ですが実際には新入りが全く居無い訳では無く、社会的制約がキツイと離れてしまう為、ヤクザの方も盃事を取交さず、敢えて「組員では無い」状態で囲ってしまうパターンが増えて居る様です。
    つまり、実態の不明な反社会的勢力、半グレ等が増えて来て居ると言う事です。
    ヤクザは無条件で駄目と言う社会にした結果、潜伏化した反社会的勢力を増やしてしまった一面もあるのです。

    政界も派閥を無条件で駄目なものと社会が烙印を押してしまうと、半グレならず半閥じみたものが水面下で構成されて行くのは自然な流れだと考えます。
    ヤクザは暴力と遵法意識の低さを背景に存在意義を示して居るのに対し、政界は遵法意識を求められて居る為、汎ゆる制約が存在して居るので全く同じとは言えませんが、政界もヤクザの世界も一種の類似性がある世界でして、党がヤクザで言う所の一次団体であるなら、派閥は概ね二次団体と言った感じでしょうか。
    ヤクザはみかじめ料を払う者を保護し、政治家は投票してくれる人の意見を具現化しようとする面でも、一種の類似性があると言えるでしょう。

    六代目山口組の二次団体であった四代目山健組が山口組を割って出、神戸山口組を組織した様な党を割って出る流れにはならないと思いますが、清和会の親分であった安倍さん亡き今、党傘下組織として割ろうとするのは説得力があります。
    而もそれが親中・媚中のハッキリしないグループと成り党内で暗躍し始めると、かなり厄介であるのは間違い無いでしょう。

    これらを鑑みれば、我々一般人は有権者と言う武器を背景に、今の段階では直接自民党に建設的、論理的な意見をぶつけると言うのが、一番有効な方法なのではないかと考えます。

  4. 山形 賢一 より:

    先日、渡邉哲也氏がYouTubeで言われていましたが、安倍さんが派閥に復帰する時に反対意見があり戻れないかもという時が有ったとか。
    それを聞いた麻生太郎氏が、だったら完全な安倍派を立ち上げて、麻生派と一緒になろうと言ったとか言わないとか。
    歴史にifはあり得ませんかが・・・

    これから日本はどうなるのでしょうか?

  5. ヨウイチ より:

    どの派閥になれば、こんな状況が変わるのかを保守は言及も議論もしない。
    元自民党衆議院議員 安藤裕チャンネルひろしの視点(2024.01.22)
    【悪いのはゾンビ企業じゃない。ゾンビ企業製造政治家だ】

  6. y.n より:

    あっちもこっちも派閥解散、解散したからこれ幸いにと今まで以上に大きな派閥が出来上がったりしませんかね?

  7. azumaebisu より:

    小坪市議、お早う御座います。

     【旧福田派の逆襲】→福田達夫の安倍潰しは、予測出来ました…派閥解消の話が出た時に、その首謀者の1人が【創設者、福田赳夫の孫、父は福田康夫】と判明した時点でね…

     この【福田一家】は、元々【所謂、ハト派】でしたからね…

    1,祖父の福田赳夫総理は、『人命は地球より重い。』の迷セリフで【日航機ハイジャック事件=ダッカ事件】を起こして【服役中のテロリスト仲間の解放を要求した連合赤軍】の要求を飲み、【ハイジャックされた人質の命】を救いはしましたが、『テロリストに屈した。』結果、【日本人】が人質になった【ペルー大使館人質事件】を誘因し、且つ欧米からは【テロリストに屈し、テロを起こしやすくした愚か者!と軽蔑され、我國の尊厳と国益の著しい破損】を招きました…当然、その後の【対テロ方針】は『テロリストに屈しない。』のが表向きの常識となりました。福田赳夫総理の【テロ対策】は、世界的に拒否されました…我々日本國民に恥をかかせて…

    2,福田康夫元総理は、【皇統の父系継承】を提案した【青山繁晴参議率いる日本の国益と尊厳を護る会】と、安倍総理が【面会】した事を『元々、小泉内閣で、皇統断絶を心配して母系継承を折角認めたのに、あんな連中の言う事を聴く等、とんでもない事だ!』と非難して【安倍晋三総理】を怒らせた。←青山繁晴談。

     その一家の現当主なのですから、【清和会の安倍系】を潰して、【ハト派清和会の復活】を目論むのは、目に見えて居ましたね…

     だから、福田一家は嫌なのです。

     我々が希求すべきは、今回の【裏金犯罪】を犯した【派閥】を、一旦ぶち壊して【真っ当な政策検討提案集団】に様変わりさせるか?では無いかと考えます。

    私は、この問題には、青山繁晴参議に賛成しようかと思っております。

     その際に、重要なのは【桜守居士】さんの【厳しい暴力団対策】によって、【暴力団を地下組織化】させない対策が、最も肝要なのは言うまでも有りませんね。

     それが無いと元も子もない結果になりますから…米國の【禁酒法】が、【暗黒街≒マフィア
    】を超え太らせ、暗黒ビジネスを『密造酒から麻薬へ』拡大させ、手が付けられなくなって仕舞った…

     臺灣総督府民政長官【後藤新平氏の阿片専売による斬減政策】が、50年をかけた【成功】に終わった事と好対照を成していますね。

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