先般、民主派など47人が起訴された件について詳細にBlogを書いた。この件については、日本のネット世論に思う部分がある。
少なくとも私のBlogのコメント欄には、私の意図を感じ取ってくれた方が多数いたように思う。それらは、「民主派は、甘いのではないか?」「CHINAをナメていないか?」というニュアンスの主張であった。
この部分は、香港問題に詳しい者が、特定層の情報を拡散しなかったり、
またはチベットやウイグル、モンゴルを”リアルに取り上げている政治家”が動けなかった理由でもある。
私の認識になるが、香港の民主派は、”どこかでCHINAを信じていた”のだ。そもそも主張が、CIHNAの施政下において「ほどほどの自由を残して欲しい」というニュアンスであり、初期においては対決姿勢ではなかったと認識している。解釈には様々あるだろうが、デモンストレーションをもって「CHINAと対話」し、結果として「ある程度の譲歩を狙った」活動であったと思う。
はっきり言う。
ウイグル問題で詳細な情報を持ちつつ、香港の民主派と組むわけにはいかなかった。
民主派は、どこかでCHINAとのパイプを作りたいと願っていたと考えているし、平和的なソフトランディングを狙っていたのだと思う。ウイグル・チベット等は、完全に正面衝突モードであり、そもそも空気が違うんだ。
実際にガチの情報を持つ者は、民主派とは接点はもてないんだよ。
香港には民主派以外もいる。
それが独立派というもので、CHINAから独立を主張する勢力。私たち、ウイグルやチベット、または台湾をリアルで触れている政治家は「独立派」とコネクションの構築を急いでいたし、実際に持っていた。
【拡散】香港で47人起訴、予備選に出馬した候補ら。「国家転覆罪」で香港警察
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日本のネットがどうであったか。
かわいい女性活動家が”民主派”にはおり、日本語も堪能。我が国のネット保守は、彼女を持ちあげた。
ここは批判すべきか迷うが、彼女を日本の保守系が持ちあげすぎた結果、日本のネット保守は民主派支持のようになってしまい、結果として「独立派を支持している日本の政治家」は、極めて【身動きがとりにくくなった】ことは述べておきたい。あの空気がなければ、もっと香港にも参画したかった。
ひとつの事実として、日本の旧民主党など、ネットで左寄りと言われる政党の日本の国会議員とも会っていた。他意なく”様々な国会議員と会いたい”という理由であった可能性もある。だが、すでに受けている案件(チベット・ウイグル・あとは台湾などのCHINAが狙う情報)をリスクに晒してまで、香港民主派の調査はできない。
私は彼女のことは知らない。前述の理由により、チベットやウイグルの情報が”抜ける”ことを避ける目的で、民主派との接点は意識的に回避してきたことは事実だ。
ここは強い口調で書くが、リアルでは「当たり前のこと」だ。
見渡してみれば、確かに政治家の動きはそうなっていると思う。また、リアル系の活動も併行している者や、リアルでの対CHINA活動を行うインフルエンサーらは、民主派のかわいい女の子を持ちあげまくったりはしていない。
物凄く拡散し、彼女の身に危険が迫れば抗議の声をあげまくったいた。
今回は47人もの民主派、一斉逮捕である。
「独立派を支持していた私」が、なぜこのことを詳細に書かねばならないのか。あれほど拡散していた者たちは、彼女にしか興味はなかったというのか。この点は非常に残念に思う。
彼女とともに活動していた、今回起訴された47人には、声をあげてやれないのか?
本当はもう少し述べたいこともあるのだが、ここは掘り下げまくるわけにもいかないので、ぼかした書き方になる。私の認識として、「香港をCHINAから独立させる」という独立派は、穏健路線を選んだ民主派とは距離もあったと思う。
今回の一斉起訴をもって、もはや民主派も独立派もないのだけれど、欧米など、また外電も伝えていたのは別の名前もあったのです。民主派の女性も有名であり触れてはいるが、実際にCHINAが狙うのではないか?と注目を集めているのは独立派だと考えていた。
はっきりいうけど、最初から。
後半については、私は情報をとっていなかったので把握していない。
そののち民主派と独立派も共闘関係になっていったような気がする。少なくとも今はそうだろう。
ただ、本件について(私を含む)政治家の動きが緩慢だったのには理由があり、そこにはネットの動きも関係があったことは述べておきたい。
あまり書くと恨み節のようになってしまうが、なぜゆえに民主派の綺麗な女性活動家の際には声をあげ、独立派のためには声が挙げられなかったのか。それが男性であり、日本語が堪能ではなかったからか。そして、結果的に民主派も一網打尽にされてしまったのだけれど、それでも(彼女以外の)民主派の候補たちのために声を挙げてやれないのは、なぜなのか。
台湾と深い接点をもつ政治家である私は、そしてチベットを取り上げ、かつウイグルに実務的に関わる私たちは、本当は声が挙げにくかったというのに。
どうして、かつて彼女を支持した者たちは黙っているのだろうか。
別に、私は彼女が嫌いというわけではない。
また彼女自身をディスっているわけでもない。
彼女のみを支持する、我が国の一部のネット保守については、軽くディスっている自覚はある。
いや、この際、明言しよう。
私は彼女を評価する。大変な勇気だ。
身体をはっての主張、すごい。これは全ての香港の有志に。
民主派も含め、がんばった。
主張も理解できる、彼らは「CHINAの施政下の香港で」生まれ育ったのだから。
そういう考えが主流になったとしても不思議ではない。
その大義のもと、必死に戦った彼女を評価する。
ディスる意図はない。
それでも、私たちは民主派とは組めない。
事情は、これ以上は繰り返さなくても分かってもらえると思う。
台湾、チベット、ウイグル、モンゴル、そして香港。
それぞれに序列があるわけではないし、どれが大事でどれが大事じゃないという話ではない。
ただし、「同時には受けられない」という話ではある。
ネットで言うだけならいい。けれど、リアルでやるとなると話は別。
負荷限界という話もあるが、「やれない」んだ。
逆に、全部を一緒くたにして発言している人たちは、あまり信用しないほうがいいと思う。
仕事でやっている人たちもいるし、それを否定するつもりはないけれど、アクセスを含めた”純粋にビジネス”でやっている人だと思う。私はそのビジネスも否定しない。
けれどね、言えることはある。
「たいした情報源はもっていない」し、発信についても間違っていることは多々あると思う。
そりゃそうだ、一緒くたにやっている人に、重要な情報を渡す馬鹿はいない。
もっと知りたい方は下記。
2019年9月の記事。それなりに深い情報を投下しているつもりです。
(正論の記事にもなっているので、ネット以外の日本の保守も同じ情報で動いていたというエビデンスでもある。)
【ネット保守も混乱?】香港デモ指導者の一部はシールズと懇意、その背景の詳細と真実。私たちが応援すべき勢力とは【伝えるためにシェア】
全部、大事だよ。
対CHINA牽制という目的から言えば、全部やりたい。
けれど、実際に「やる」となれば、混ぜることができない案件もあるんだ。
ネット上にリアルのルールを持ってくるつもりはないけれど、私はリアルで得た情報をネットでも(書ける限界レベルで)放流するというスタンスのため、私の発信についてはリアルの事情も大きく影響することは理解して欲しい。
(※ なぜ女性活動家の擁護をしないのか!という強いお叱りを、当時、ネットで多数うけたので。)
じゃ、香港を何もやってなかったのかと言えば、実際はそうじゃない。
書けなかった。書きようがなかった。
先ほど独立派について触れたけれども、独立派との密接な窓口をもっている日本の保守活動家は私の古くからの同志。彼への支援を含め、また情報共有を含め、やれることはやってきたつもりだけどね。
(書く書かないは関係なしに。)
繰り返すが、いまは民主派も独立派も関係ない。
一網打尽だ。
いまこそ、声を挙げるべき人たちが多数いると思うがね、私は。
これも書くことも、私には限界だというのに。どこに行ったのかな、彼女のファンクラブは。
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済みません、ちょっと、あれって思ったのでコメントを。
私ははなっから可愛い女の子のことはほとんどシェアしないで来ていますが、香港衆志の黄之鋒も、独立派と言うより、やはり民主派ではないでしょうか。彼も独立と言う事は否定していたと思います。違ったかな。
独立派と言えば、もう退いてしまいましたけれど香港民族党の陳浩天さんだと(だったと)思います。彼らのこと、日本の報道やネットでは、ほとんど取り上げられませんでした。私も現地に同僚がいますので普通の日本人よりは、日本で余り話せない生情報に接することが出来ていましたが、まぁ、情報とはこんなに歪められるのか(正しく伝えない)、という位、酷いものと感じました。
当時もちゃんと伝えていたのは石井さんのところくらいではないしょうか……。
ある意味、彼女達もCCPに利用されたのでしょう。
CCPが怖れることは、中国国内に民主化運動(黄巾の乱、紅衛兵)が沸き上がること。
危険な地域が香港で、いつまでも英国人気取りの香港人は厄介な存在ですから、人権を奪う(安全維持法)口実として、工作員?が抗議デモを起こさせ、扇動し過激化させたわけです。
中国の経済発展に伴う民主化への流れを、なんとしても押さえ込みたいCCPの焦りが伺えます。
二枚舌の日本メディアは、北京ジェノサイドオリンピック参加選手達の話題を、なに食わぬ顔で発しています。
日本もテロ行為の概念が曖昧ですので、工作員達の活動もやりたい放題のようです。
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「人権」「女性の人権」で、国内問題で発言しておられる方々
弁護士諸氏、評論家諸氏、学者諸氏、議員諸氏、芸能人諸氏、アスリート諸氏
沈黙しておられます。
ニュースになっていない、報道されていない、知らない、と言えば
それもそうなのですが。
そうか、もう発信する人がいないのか・・・・・・・
特に日本語で発信する人がいない、居なければ忘れられて行く。
中共政府の望む通りですね。
彼女、彼等たちを応援していた人たち、接点のあった議員諸氏たち
せめて、この動画の拡散くらいはして欲しい
せめて、白い服くらいは着てあげて欲しい
(森元総理の為には着るのに、チベット・ウイグル・香港の女性たちの為には着ないのだろうか)
何か出来るでしょう。たとえ中共政府に届かないとしても。
支援者へのアピールにもならない、と言うことなのでしょうか。
支援者も反応しない、興味が無い、関心が無い、と言うことなのでしょうか。
それよりも、森元総理の発言問題の方が価値がある、と言うことなのですね。
私は香港の活動家たちに不信感を持っていました。
けれど、彼等・彼女たちの今を思うとリアルに泣きます。
(私が優しいと心が美しいとかは皆無です。でも泣いて怒るのは当たり前ではないですか、人間ならば。)
東京オリンピックがどうなったとしても
東京オリンピックの利害がどうであろうと
北京オリンピックに日本はどう対応するのか
否、オリンピック云々を超えて
日本は隣国の人権弾圧にどう対処するのか
チベット・ウイグル・香港の人権弾圧を見て見ぬ振り
黙ることで容認するのは
人で無し、否、国で無し、独立国で無し
と私BLACK個人は思います。
以上 文責 BLACK
NHKは、香港についてはやたら報道し、ウィグルについてはだんまりで、とても頭に来ます。
だから私は香港については、あまり関心が持てません。
次は台湾・尖閣、そして沖縄、という恐怖感は感じますが。
そもそも香港は、暗黒大陸・シナ人民共和国の裏口として大繁栄し、自分たちだけはある程度の自由と民主を享受してきたのではないでしょうか。
経済的にはシナと一体の現代の租界だったのであり、ついにその特権が剥奪されたということです。
そしてなにより、ウィグル・チベット・モンゴルへの大残虐行為の加害者であるシナ人の一員です。
そのことを考えたことがあるのか、と問いたい。
「選挙改革で香港の民主化運動を死滅させる習近平 「愛国者」が香港を支配する日」
と言うタイトルで、JBpressに福島香織氏が裁判の様子を含めて寄稿しておられます。
以上 文責 BLACK
小坪さんがネット保守のファッションインフルエンサーをディスりたくなる気持ちはわからんでもないがそんなもんですよ。
だって深い情報なんて持ってないし指揮官もいなんだから。
むしろ第三者の情報を右から左に流すだけのちょっと声が大きい存在の彼等に期待する方がおかしい。
リテラシーに長けた人なんて一握り。
それを前提にリアルを動かすための戦略・戦術とリソースが必要なわけで。
右と左の大きな違いはここですよね。
良くも悪くも左は組織で動く。
内ゲバがお家芸なんて揶揄される時もあるけどそれは右も同じ。
お花畑なんて揶揄される時もあるけどそれは織り込み済み。
数がリアルを動かすことを心得ている。
彼等からするとあるべき論や正論を並べたところで結果を残せない右こそお花畑だと思っていることでしょう。
今回の香港問題。
関係ないところで勝手に内ゲバを起こし結果も残せなかったのは誰か。
残念ながら日本の右ですよね。
ではこの状況をどう打開していくか。
ここからがリーダーの資質が問われるところ。
菅総理でないことは確かです。
深田萌絵さんが発信している「台湾も中国と繋がってるよ」について、浙江なんたらの裏支配やら、台湾は日本に良い顔する部門的な…。
そこらへんの事も少し聞かせて欲しいと思うのですが…。
この前からの香港情報。
知らないこと、自分の情報取得の偏りも感じつつ、
小坪艦長の思いとは違うような感想を抱きました。
香港は独立は無理、香港のみの民主化運動も無理。
リアリステイックに考えて、独立は無理というのに異論はほぼ無さそうなのですが、民主化…多くの民衆が望まないと得られません。
香港は、他の地域のCHINA国民から「あいつら上手いこと商売してただけ」という目線で見られている事実はあります。
果して、民主化の運動は拡がるのでしょうか?
「中共」の香港における人権弾圧は勿論許されるものでは無いです。
しかし、どうにもならない根本的問題が内在しています。
日本の政府、普段人権を叫ぶエセリベラリストは(情けなく悔しいですが)置いておくとして、現状からみて元宗主国のイギリス、その他欧州勢がどうするかです。
海軍の東アジア派遣等、表の政治よりも見えない所での駆け引き・争いは激化していそうです。しかし、外交的には「香港問題」はカードに過ぎないのでは?…
真剣に戦っている香港人に申し訳ないのですが、空回り感が…
艦長や他のブログファンに「見捨てるのか!」と叱られるのを覚悟の個人的感想です。
香港よりも隣の「深圳」の方が工業・流通集積地としては重要なので、香港の優位性は「金融」に尽きます。米ドルの窓口なので、「中共」もそう易くは手を入れないはず!という楽観論がありました。民主派のどこか甘い楽観論に通じるものがあります。
韓非子「虎の能く狗を服する所以の者は、爪牙なり」を、わりと楽観論者が多い国民には一番効くことを「中共」の指導者はよく知っています。
もっと悪い例えで言うなら、チンピラではなく、本物のヤクザは常識では考えられない暴力こそが自分たちのレーゾンデートルと知っているようなものです。
米国の「中共」に対する新冷戦は「金融」戦か、「貿易」戦から始まるでしょう。そういう大きな渦の中に「香港」は位置しています。
香港に民主化を望む人で優秀な人は、金融エリート、フィンテック扱える人、貿易商…達は戦うことよりも逃げることを選ぶ。
コップの中の嵐に揺れ動く木の葉…
不快な思いをされた他ブログファンには謝罪します。
私も悔しいのですが、現実は…という考えなのです。
艦長に対しての個人的な希望としては、うるさい人権右派(最近人権左派ではなく、発生してきたと思う)を無視して、ウイグル人問題を頑張って欲しいです。
ウイグル人はCHINAにとって外国人。
西北三馬・東トルキスタンより前から、「新疆」と清朝自ら「あたらしい土地」と名乗っているようにその地は外国。
「中共」が併呑し、その地に住む人を弾圧する。
その姿は、台湾・沖縄・日本の近未来。
ウイグル人問題を頑張って下さい。よろしくお願いします。
[…] と、民主派の違い。 ネットが知らないリアルの常識。 https://samurai20.jp/2021/03/hong-kong-4/ […]
その一方で、ツイッター、FBで意見を言うことしかしない我々のような安全地帯にいる者が、彼女が日本で枝野や山本と会った。とい記事だけで反日だと非難する投稿を見て私はウンザリしていました。少なくとも彼女達は香港で我々よりは遙かにリスクのある行動をしていると。しかし、彼女だけを持ち上げるマスゴミにはもっとウンザリしていましたが。