夜鷹の夢と、眠れぬ夜

 

 

政治家は孤独だと言われる。
私自身もそのように思っていた。

わかっていた、つもりだった。
だが、もっと別の何かがあることを、きっと私は知った。

この孤独感というのは、上手く言葉では言い表せない。
きっと私は苦しんでいるのだと思う、何かに。
けれど、それが何なのか、自分でもよく把握できていないし、恐らくは把握すべきではない。

私は、強くはなかった。
そして、私は強くなった。

けれど、それは全く別の問題も生じたように思う。
私は強くはなかった、そして強くなった。
だけれども、そこには虚しさに彩られた儚さもある。

 

※ 試験的に、日本Blog村の登録もしてみました。二つのバナーのクリックをお願いします。

↓今日は何位でしょう?読み進む前にチェック。↓
↓記事が気に入ったらFBのイイネ・ツイート等もお願いします。↓

にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へ
にほんブログ村

バナーが表示されない方は、こちらをクリック願いします。(同じものです。)

 

 

以前であれば、もがいてもがいて、苦しんで苦しんで、
泥だらけになって政策を推し進めた。
ある意味では認められてきたのだ、力を貸してくれる政治家も増えた。
正しくは、激増した。

今は、”かつて難処理と感じていた案件”が、軽く対応できるようになった。
案件も集中するようになった、処理速度もあがっていった。
多忙にはなっているが、処理能力も向上しているため何倍も働ける。

足元を見てみた。
そこには、”散った、悪”があった。
社会構造の改善のため、最適化の結果として”改善されたバグの亡骸”が転がる。私は、そういうもので構築された山の頂にいる。

私が軽く屠る”敵”にも、人生というものがある。
そんなものは、この戦場に足を踏み入れた以上、斟酌されるべきではない。
また、私自身は未だにそういうものには興味を示さない。

ただ、「どうでも良さげな敵」たちが、バタバタと散っていく様を見て、
どこか虚しさを覚えてしまうようになった。
圧倒的な戦力差になってしまうことも増えている。

力を持ちすぎたんだと思う。
斬ることに躊躇いはないが、いかにも作業的に斬っていくことには、精神的に疲弊もしてくる。

正々堂々、互いの力を出し切っての戦いとは言えない。
そのような勝負のような形態ではなく、圧倒的なまでの、戦とも言えぬ有り様。
それは戦いではなく、すでに私にとっては作業的な意味合いに近くなっている。

本当の孤独感とは、
力が身に着いてのち襲ってくるのだと、知った。
その状況をどう説明していいかはわからない。
私も上手く知覚できてきない、また私自身も理解してはならぬ感情だと思う。
(知れば斬れなくなる。)

最も近い言葉で言えば、返り血。
これは心の返り血なのだと思う。

いまの気持ちに近い動画がある。
歌詞も含め。

 

 

 

 

恐らく、命を懸けたいのだと思う。
「いただきます」をする以上は、自らも同じものをベットすべきだというのが私の美学。
だが、私が命を懸けるほどの相手はいなくなってしまった。

いま目の前の敵を前に、「嗚呼、こんなに脆かったのか」と虚しさ。
指揮系統が滅茶苦茶な敵陣を見て、それでも身体が条件反射で射撃姿勢に移ってしまう。
無意識に銃爪をひいてしまう。
「あ、この指揮はあんまりだな」と私が感じた時には、だいたい終わっている。

私には、「いただきます」をする以上、ハンターと獲物は対等でありたいという美学がある。
けれども、私に政治生命のリスクを感じさせるような状況は、恐らくそうそううやってこない。

私はやがて、
討ち取られたくなってしまうのだろう。

きっと、それが正しい自然の流れなのだと考えてしまうんだ。
さて、それでも明日からも、作業的に斬っていく。

その先に何があるのか、未だに見えないのだけれども。
私には、刀を振るう以外には道はないのだから。

 

 

コメント (頂いたご意見は、他SNSに比較し最優先で目を通しております。)

  1. 西郷隆盛 より:

    お疲れ様です。
    信長、秀吉、家康、そして明智光秀…戦国の梟雄も、同じ孤独を味わったかも知れませんね…

  2. 学のない保守 より:

    先生の心情は計り知れなかったです。

    それでも誰かがやらねばならぬ。
    この道の先に明るい日本があると信じて。
    …新撰組みたいですね。

    私にできることは少ないですが、
    せめて毎日のクリックと、
    世論の援護射撃が必要な時に、
    私が積極的に動くこと、
    これぐらいはさせて頂きます。

    • 常磐本線 より:

      小生には難しい世界ですが、学のない保守 様の言われるとおり
      ♪誰かがこれをやらねばならぬ
       期待の人が・・・・に尽きると考えます。
      有事近しの空気もあります。
      身辺(ご家族様)の警戒密にお願い致します。

  3. BLACK より:

    小坪氏は(隊長であっても指揮官であっても)孤独な戦士なのだと思います。
    議会だけではなく、市民と接している場合だけでなく、自宅の居間であっても頭の中で戦って返り血を浴びているのだと思いました。

    「小坪氏を殺す気か」と、小坪氏を心配なさる多くの方たちに叱られそうですが
    小坪氏のまだ見ぬ大空は、戦場はございます。
    散って悔いのない敵は、まだ相対していない敵だと存じます。
    まだ見ぬ大空を飛んだ後に
    まだ相対せぬ敵の返り血を浴びた後に
    今日と同じブログをあげて下さいませ。
    私はそれを、その日を願っております。

    小坪氏の立場になぞなれない者が大変な生意気・ご無礼を言いましたこと
    どうかご容赦ください。

  4. NW より:

    今までは慎重に事を運ぶため必死だったのではないでしょうか?
    しかし、権力を持ってしまうと雑念が沸いてくるのだろう。
    闇雲にその権力を使っては失敗する。
    なので、より慎重にお願いします。

    小坪先生が若かりし駆け出しの頃よりブッタ斬ってきた悪党の返り血はどす黒いものであったと思う。
    間違えて鮮血がでてしまったのなら咎められても仕方ないが正義の塊だから間違いはないでしょう。

    孤独とは独りきり。
    死ぬときはどんな人でも結局独りきり。
    いまは心通わせる家族や仲間や支持者がいるのだから一人ではない。
    孤独というより孤高の人。
    孤独で超然としていること。ひとりかけはなれて、高い理想をもつこと。 
    理想に向かってください。
    だから簡単に命を懸けてはいけないと思う。
    相手が強者であるときは技を最後まで懸け切らないと命取りになってしまうので
    その時だけは粘り腰で勝つまで技を繰り出す。
    小さな案件は力を温存し、政策ブレーン仲間に仕事を分けてみてはどうでしょうか?
    すべて自分ひとりでやると疲れます。
     
    特攻隊を私たちお花畑が語るのは申し訳ないが、尊い命と引き換えに私たちに未来を与えてくれたことに感謝します。この気概を無駄にすることはできない。
    どうか小坪先生たちが日本国を引っ張て守り抜いてほしいです。
    私も応援します。

  5. 匿名 より:

    祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらはす。
    奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

  6. 北九州市民 より:

    先生はやはり市議に収まる器ではないと思います。
    まずは防衛大臣、さらにその先を。
    日本国の指揮を執っていただきたい。

    一市民の願いです。

  7. 神無月 より:

    市議会での小坪市議の質問を拝見し、理路整然と外堀を埋めながら核心に攻め込むさまは、手本となるようなものです。

    互角に闘える相手がいなくなり、心にポッカリと穴が空いたのでしょうか?
    以前は無かった援護射撃も、今では強力な後方支援が有り、敵方も市議の後方を悟り、白旗か逃亡かで勝負が出来ない・・・

    例えれば、宮本武蔵の様な心境でしょうか?

    市議会レベルであれば向かうところ敵無しのようですが、国家レベルとなれば、まだまだ力不足と思われます。されど、下手な国会議員よりは高い戦闘能力を持っていますので、十分活躍の場は有ると思います。

    脱皮の時期になったのかもしれません。殻を破れるかどうかです。
    破れなければ死。破れれば新たな形態に進化できます。

    その様な心境なのでしょうか?
    .

  8. ブレダ より:

    小坪先生も一人の人間だったのですね。少し安心しました。

    先生は強くなりましたので、そろそろ部下を持つ時期なのかも
    しれません。小さき相手には部下をあてがい、先生は相応の敵と
    戦うのがよろしいかと存じます。お立場は今のままで十分でしょう。

    ですが、仮にそうなっても、ブログは先生直筆でお願いします。

    差し出がましくてすみません。

  9. 旧新人類 より:

    ダーティー・ハリーの “Go ahead, and make my day” というセリフを思い出しました。小坪先生にやっつけられた人々は、逆恨みせず素直に反省すればまた日が昇るかも知れません(知らんけど)。ところで吉田先生がリツイートしている清水ともみさんという方の「私の身に起きたこと」~とあるウイグル人女性の証言」というマンガがあります。ぜひ読んでください。短いです:
    https://twitter.com/shounantk/status/1168269661302996992

    こちらが開けなかったら、吉田先生や百田先生のアカウントを見に行けば載っています。

    百田尚樹
    ‏ @hyakutanaoki

    百田尚樹さんが百田尚樹をリツイートしました

    中国の本当の恐ろしさは、ウィグル人を弾圧しているのが共産党政府ということではないのです。
    実は、大多数の中国国民がその弾圧を認めていることです。日本に来ている中国人のほとんどもウィグル人には同情していません。
    これがどれほど恐ろしいことか、わかりますか。

    百田尚樹さんが追加
    百田尚樹
    @hyakutanaoki
    黙ってこの漫画を読んでほしい。

    https://1kando.com/138616?fbclid=IwAR25BL3VwJXOM8fSThr-DGAn6LJfCNhXqjXHzZofQSn5UOTLHoEhvrkpWO4#Rap2Yqt.twitter_responsive
    6:15 – 2019年9月1日

    このミフリグル・トゥルソンさんというウイグル人の女性は、確か来日して会見したと思うんだけど。写真を見たことがあります。美人ですよ。かわいそうに、ウイグル人だというだけでどんな目に合わされたか、想像しただけで怒りが湧いてきます。日本のアホフェミとか人権屋は知らん顔だからね。アキバよりもこっちを取り上げたら少しは見直しますよ。でもしないんでしょ?お里が知れますね。なお、以下の吉田先生のツイも支持します。私、サンプルいくつも知っていますが、鼻持ちならない偽善者ばかりです:

    吉田康一郎
    ‏ @yoshidakoichiro

    大学教授の中には、普通の社会人とは比べ物にならない位、知的水準が低い者がうじゃうじゃ居る事が、大学教授達のツイートを見ているとよく判る。品性が劣るのは、研究者としては我慢できるが教育者としては問題だ。こんな人達に多額の税金が費やされている。大学改革が必要だ。
    13:08 – 2019年9月1日

    SUZUKIカントリークラブ222
    ‏ @222Suzuki
    8 時間8 時間前
    返信先: @yoshidakoichiroさん

    おっしゃる通り、改革が必須
    Ips山中教授2億5千万、
    法政山口教授6億 って
    明らかに違うでしょ
    文部科学省、しっかりしろ😤

    摂政王 多爾袞
    ‏ @ulZo8wPyvVMMXnW
    8 時間8 時間前
    返信先: @yoshidakoichiroさん

    国立の東大の和田春樹ですね。
    我らの血税を直接受ける身分で、テロ支援国家を応援するなんて、東大も堕ちたものです
    (引用終わり)(いつも長くてすみません)

  10. 草莽の団塊です! より:

    小坪先生が、いかなる選択をなさるにせよ・・・

    クラスターの一人として、小坪先生を支援してまいります!

    んでも、その選択をなさるのは、小坪先生ご自身でおやりになる以外にはありえません!

    頑張れ!小坪先生と応援をおくることしかできませんが・・・が、頑張れ!といいたい!

  11. 鈍丼 より:

    「東大教授か詐欺師か」和田春樹氏について、まずこれをお読み下さい。告発はあった。しかし、彼は依然、東大名誉教授だ。ほかに、ボロがあるかもしれん。過去の著作 論文を精査したらいい。もし、何らかの不正行為、学者としての能力の不足を問われる所業があったら、今の地位から降ろすべきだろう。若手の大学院生、未就職の、を何人か雇って、2年間くらい、徹底的に調査したらいいと思う。他の左派系の学者にも、同じ様なボロが出るかも。個人的には憲法学者をおすすめする。政府の改正論議に参加する資格は、ある説に賛成しているか否かで決めればいい。これに着目すれば、驚くほど簡単に、判定できる。

  12. マーケットは冷酷のウォン暴落 より:

    いつもありがとうございます
    絶望ばかりで涙しかでない日々
    激しくニュースが躍動する令和になり

    いつもいつも感謝しております

  13. 匿名希望です より:

    小坪先生、絶対に討ち取られないでください。

  14. 柏城(大保守)耕介 より:

    一人とはいえ多数の味方もついている分かの国のように捨て置かれる
    存在よりは格段にましなほうですらありますしこの国に反日なども
    蔓延る以上はまだ終わらない戦いは続くような状況すらあります。

    それ故の事かも知れませんが僕自身も時間がないなりに力になれれば
    といった次第であります。

    余談を云えば自らのために刀を抜くようであってはならないのは
    ともかく何人もきってへんわ、みたいな事を仰る御人もいるとしても
    なのですけどね…

  15. TETSU より:

    敵と言えど、力を以って撃つことへの苦悩、お察しいたします。
    どうか、心に平穏を。

    蛇足とも言えますので、書くかどうか迷いましたが。
    「夜鷹」には、女郎の意味があります。
    何かの暗喩として書かれているのであれば余計でしたが、用法にはご注意を。

  16. […] 夜鷹の夢と、眠れぬ夜 2019年9月1日https://samurai20.jp/2019/09/yodaka/ […]

  17. JL より:

    レベルが低すぎる相手と戦うことに嫌気がさしちゃったのかしら。

    というか、地方議員さんはもっと地区の住民のために一生懸命働いてほしいわ。
    自分のために議員になってるような人が多すぎ。2世とか3世とか、、。
    マンネリとして楽な議題だけやってるんじゃないわよって感じ。

  18. […] 夜鷹の夢と、眠れぬ夜 2019年9月1日https://samurai20.jp/2019/09/yodaka/ […]

  19. […] 夜鷹の夢と、眠れぬ夜 2019年9月1日https://samurai20.jp/2019/09/yodaka/ […]

タイトルとURLをコピーしました