本会議最終日、延長「午後11時59分」まで。意見書は無事に採択。

 

 

午前中より議会は紛糾、意見書は通る見込みであったが、ギリギリの人数であった。
朝、やむにやまれぬ理由で、賛同議員が欠席に。そこで賛否同数で雲行きが怪しく。
結果としては、意見書は無事に通りました。

正直、疲れた。

 

 

 

↓読み進む前に、クリック支援お願いします。↓
↓FBのイイネ・ツイート等もお願いします。↓


バナーが表示されない方は、こちらをクリック願いします。(同じものです。)

 

 

(OGP画像)
今日は、画像もなしです。
ごめんなさい。

 

 

 

議事日程通りでは、16時までしか議会は開けない。
何もせず16時になると、自動的に議会はなくなる。
(恐らく流会になってしまう。)

こののち、議会を延長。
延長時刻は、なんと驚きの「午後11時59分」まで、である。

意見書を通す過程、という観点ゆえ、紛糾理由については、この場では仔細は述べない。
また議員とは公人であるゆえ、名前を出しても構わないが、個人攻撃を目的としたものでもないため、いまのところ名前を公開する予定はない。

かと言って何も書かないのも問題ゆえ、少しだけ議会のルールと共に解説。
委員長報告というものがあり、そこに対し「質疑・討論」という権利がある。
今回の紛糾原因は、委員長報告に対する質疑の的確性であったと認識している。

 

 

 

議会と議案
なんだかんだで一期も務めあげてない新人ゆえ、先輩議員の方で「ここは、もっとこう書くべきだよ」という意見があれば、コメント欄でご指摘ください。

委員長報告って何?
委員長報告とは、9月定例会で委員会で審議された議案に対しての報告である。

 

議案って何?
ざっくりと言うと、「行政(市)」が、「こんなことにお金つかったよ!」とか「いまからアレやるよ!」というのが議案である。

委員会で(事前に)審議した議案を、「こんなとこチェックしたよ」「ここはもっとこうしたほうがいい」って意見が出たよ、と述べるのが委員長報告です。

 

執行部って何?
議案は執行部が出してくるのです。
執行部とは、市長を筆頭とした陣営で、一般には「行政」と言ったほうがいいでしょう。

 

なんで議会があるの?
自由自在にお金の出し入れができてしまうと「ほぼ独裁」になってしまうので、「これらの議案を審査」する人たちが必要。

それは市民なわけだけど、市民全員に印鑑をもらって回るのが正しいです。
税金を納めているわけですから、有権者たちが「これはOK」「こっちはNG」と述べるのが本当は正しい。

 

議会って何?
市民全員に印鑑もらうのは大変なので、代表者を決めて、「市民全員の代わり」を仮想的に作ります。
これが議会です。

議員を「市民の代表者」というのは、このあたりから来るわけですね。

 

 

 

本会議最終日
この日には、議案の採決があります。

委員長報告とは
ちょっと繰り返しになりますが、
委員会で審査した内容を、委員長が「こんなことを話したよ」「あんな意見も出たよ」と報告するわけです。

この報告には、委員会での賛否も報告されます。
所属する委員(委員会は議員で構成されます。)が、委員会にて賛否をとるわけですが、委員会としては「OKだったよ」「NGだったよ」と報告するわけです。

 

賛否を明らかにする。
委員会での審査結果を参考に、本会議にて諮ります。
自分が所属していない委員会については、そこに所属する委員の賛否を参考にして賛否を明らかにします。

シンプルに言えば、立ったり座ったりします。
見ている方からすれば、何をやってるんだ?と思うかもしれませんが、過半数が立ったら「市民はこの予算OK」って言ったのと同じ効果をもつわけです。

 

委員長報告に対しての質疑・討論
議員は、委員長報告に対し、質疑・討論を行う権利があります。
ようは「この部分って話しましたか?」「それに対してはどんな答えがありましたか?」と問うのが質疑。

委員長報告だけで午前中いっぱい使うぐらい、膨大な量がありますが、
それでも審査過程の全てを報告しきれるわけではありませんから、どうしても聞きたい部分などを聞く権利があるわけです。

同じく、討論というのは賛成討論・反対討論とありますが
その委員長報告というか、議案に対して賛成の立場、反対の立場で討論を行います。

 

会議規則
覚えるべきルールは多数あるのですが、私たちはルールで雁字搦めになって議場におります。
その中で、会議規則というものがあり、地方自治法で定められたものや、自治体独自で作ったものなど多数ありますが、ようはルールに従っていきています。

 

今回起きたこと。
今回、委員長報告に対しての質疑において、前段部分において、これに抵触する部分がある!という指摘がなされたわけです。
執行部が行った説明と異なるデータを、自らヒアリングしたとして数字を述べました。
これは個人的な意見に相当するものではないか、と。
(質疑では、個人の意見を述べることは禁じられています。)

のち、それが本当に抵触するのか、議運におとして審議。
議運の委員長から、委員長報告がなされ・・・
あとは、色々ありましたが、この時点で議会は確か4時間ほどストップ。

最終的には議事録を、本人が求める形で修正することになったわけですが、
ストップしている間も市長以下、執行部(部長級全員)が議会に拘束、
議員も拘束されているわけですけど、そこに対して謝罪の一言はあって然るべき、という意見も出されます。

感情論もあるのでしょうが、議場で謝罪はしない、的な流れもあり。
再度、休憩に。

流れは問責決議が準備される方向に。。。
このあたりで、午後11時59分まで延長、と相成りました。

 

議会にはストーリーはありません。
よって、何があるかもわかりません。
しかし、明確にルールがあり、そこへの抵触は、厳格に対処されます。

とは言え、議会運営委員会(通商:議運)も議会で構成されており
その時々で民主主義という形がとられるゆえ、厳格なルールはありつつも常に結論が同様とは言えません。
(ここが難しいところ)

公務員は、法・条令に縛られるゆえ、常に同じ回答・同じ対応を求められます。
逆に議員は、条例などのルールを自ら作る立場ゆえ、その時々で賛否が異なります。
まさに議案への審査がそれで、民意を受けつつ、流動的な対応も求められるのです。
(違法行為とかルール違反が推奨されるわけではありませんよ?)

私もまだまだ勉強不足で、今回の件は非常に勉強になりました。
質疑・討論の区分、地方自治法上の様々な区分。
学ぶべきことは多数あります。

 

 

最終的に、議会が終わったのは19時10分頃。
誰しもがヘトヘトになっており、議長選を覗けば最も時間がかかった議会だったように思います。

委員長報告を終え、人事案件(無記名投票を行います)を四件こなし
最後が意見書の採決でした。

人数もギリギリだったのですが、最終的には
「賛成11 反対6 退席2」という結果で、無事に採択されました。

一部においては、調整の結果、字句修正もありました。
新人一期生、政治力もない中、各議員を説得してまわりました。

さしたる力もない私に対し、他議員は助けくれる義理は、本当はないのですが
だって、議場で何かお返しできるだけの力を、私は持ちませんから
だから無視されても本来であれば仕方ないのですけど、

必死が伝わったのでしょう、
無事に採択できることができました。

今日は日記というか、やっと九月議会が終わった、と。
あまりにも疲れていて、もう何を書いていいかもわからず。
意見書が採択されたことは、明日のBlogで詳細を報告しますが、とりあえず、疲れました。

日記だけで終えようと思ったのですが、ちょっと長くなってしまったかも。
書きたいこと、書くべきことは多々ありますが、今日はもう眠らせたください。

賛成してくださった議員は当然のこととして、
反対・退席にまわった先輩に対しても、多大なる審議時間を賜ったことに対し、
議会に所属する全ての同僚議員に感謝の言葉を述べて、今日はやすみます。

そして、全国で戦ってくださっている同志議員たち、
すべての地方議会に幸あらんことを。

 

 

 

一歩、前に出る勇気。
↓応援クリックお願いします。↓


バナーが表示されない方は、こちらをクリック願いします。(同じものです。)
【支援要請】戦うための、武器をください。

 

最後に。
Facebookのアカウントと、FBのファンページを紹介させてください。
記事を書くたび、こちらでも投下します。
フレンドリクエストは気軽にお願いします。

FB個人アカウント 小坪慎也
FBファンページ  行橋市議会議員 小坪慎也
Twitterアカウント  行橋市議会議員 小坪慎也

 

 



 

コメント (頂いたご意見は、他SNSに比較し最優先で目を通しております。)

  1. medakanoon より:

    本会議最終日、延長「午後11時59分」まで。意見書は無事に採択。 午前中より議会は紛糾、意見書は通る見込みであったが、ギリギリの人数であった。 朝、やむにやまれぬ理由で、賛同議員が欠席に。そこで賛否同数

  2. 放浪者 より:

    お疲れさまでした。
    これでさらに一歩目標に近づきましたね。
    ここまでこれたのも小坪議員の頑張りのお陰です

  3. 一郎鈴木 より:

    採択、おめでとうございます!

    ゆっくりとお休みくださいませ。

  4. 桃太郎 より:

    拡散願います

    翁長県知事の退陣要求署名のお願い 沖縄発 「沖縄を守るということは日本を守るということです。」
    署名サイト⇒https://goo.gl/7xu0Xb

    小坪議員、お疲れ様でした。

  5. より:

    お疲れ様です。
    発起人の居る自治体なのだから当然という向きもあるかもしれませんが、だからこそ、踏むべき1歩が踏まれたことが他の自治体にも好影響することを祈っております。

  6. hina より:

    お疲れ様でした。
    国民の為のご活動に、本当に嬉しく思います。
    ありがとうございます。
    応援しております。
    今後とも宜しく御願い致します。

  7. ロード より:

    採択、おめでとうございます!
    ありがとうございます!

    行橋市が落ちたら、しゃれになりませんからね。

  8. スレチキジコピ@失礼します より:

    市議本当にお疲れ様です!!採択されて何よりです♪
    いつもありがとうございます、心より応援しています。

    あと、蜂の話しばかりですみませんが、ミツバチがいなくなると人類が滅びる説があるので怖いです…スズメバチはミツバチの天敵なので…日本の可愛いミツバチが更に酷い事になるのでは、ととても心配です

    オオスズメバチの生首にギョっとするミツバチが愛くるしい
    ttp://karapaia.m.livedoor.biz/article/52098478

    これがニホンミツバチの超攻撃「熱殺蜂球」だ!
    ttp://karapaia.m.livedoor.biz/article/52086713

    日本のスズメバチハンター、新兵器でスズメバチに挑む
    ttp://karapaia.m.livedoor.biz/article/51265175

    しかしながら、日本のオオスズメバチも外国にて厄介になってるとか…生態系が崩れると大変です…以下はおまけです

    汚物は消毒だ〜!的な意味で、中国軍、巨大なスズメバチの巣を火炎放射器で焼き尽くす
    ttp://karapaia.m.livedoor.biz/article/52095090

  9. ふぃくさー より:

    本当におめでとうございます。
    そして大変お疲れ様でした。
    ごゆっくりお休みください(^^

  10. 東京から より:

    いつも拝見しております。採択、よかった!

    日本国民のためにこれからもご尽力お願いします。そして賛同をいただいた議員さんたちの良識に安堵しました。

  11.   より:

    おめでとうございます。
    そして日本国民の権利を守ってくれたことに感謝しております。
    今も行橋市民の父母兄弟も喜んでいると思います。

  12. 名ナシ より:

    お疲れさまでした。
    まだこれからですね。

    桃太郎さん
    ありがとうございます。
    早速署名してきました。

  13. 助さん、拡散 より:

    採択、よかったです!力が入ってますね。小坪議員、お疲れ様でした。心から、応援いたしております。

  14. 後藤 勇 より:

    おめでとうございます。お疲れ様でした。

  15. 草莽の団塊です! より:

    小坪先生、新規投稿ありがとうございます

    とにもかくにも、お疲れ様でした。そして、意見書採択!おめでとうございます。
    まずは、ゆっくりと休養と栄養をとってくださいませ。

    閑話休題(長い長い閑話休題、お許しくださいませ)

    (1)桃太郎様
    ヅラ翁長の退陣要求署名サイト、さきほど、署名してまいりました。
    沖縄県民の皆様には、是非、9月24日の虎の門ニュース8時入りの青山繁晴さんの発言に括目していただきたいです。シナ共産党が、尖閣侵略、沖縄侵略のための赤い舌を伸ばすために、ヅラ翁長を支援していることがはっきりわかります。

    (2)スレチキジコピ@失礼します様
    蜂についての興味深いおはなしありがとうございます。

    最近、講談社文庫で、百田尚樹先生の『風のなかのマリア』を読み終えたばかりです。

    風の中のマリアは、疾風のマリアとよばれた一匹のオオスズメバチの戦士(ワーカーらしいですが)のお話なので、詳細は小説をお読みいただくとして、私は、今回、はじめて、オオスズメバチの生態について知ることができ、まさに、眼から鱗だったので、少しだけ書かせていただきます。(意見書採択と関係ないやんは、なしねw)

    オオスズメバチ
    学名Vespa mandarinia(ヴェスパ・マンダリニア)
    スズメバチ亜科の中で最大のスズメバチ。日本、中国など東アジアに分布。

    体長は女王バチが45?50ミリ、ワーカー(ハタラキバチ)が25?40ミリ、オスバチが30?45ミリ

    非常に獰猛で、攻撃性も攻撃力も極めて高い。
    他の昆虫を襲って幼虫のエサにする。大顎の力は強力で、固い甲虫類の甲殻をもかみ砕くことができる。また、太い針から噴出される毒液は大型の哺乳動物をも殺傷する力がある。秋の繁殖期には、ミツバチや他のスズメバチの巣を集団で襲い、サナギと幼虫を奪い取る。

    と、小説の巻頭に、記載があります。

    そして、小説(是非、読んでみてください!)のあとに、巻末補足資料があります。
    303頁には、スレチキジコピ@失礼します様が記載されている、ニホンミツバチが一頭のオオスズメバチを数百頭で取り囲んで殺す『蜂球』(これは、熱を発生させてオオスズメバチを死に至らしめるのだそうです)についての記載があり・・・

    304頁には、セイヨウミツバチの盗蜂についての記載があります。なんと、オオスズメバチに対しては、『蜂球』という大反撃ができる、ニホンミツバチなのですが、セイヨウミツバチがニホンミツバチの巣から蜜を奪う行動『盗蜂』にたいしては、まったく抵抗の手段をもたず、その場合、ニホンミツバチは餓死して全滅するのだそうです。・・・しっかりしろよ、ニホンミツバチといいたくなります!

    いま、養蜂業者が育てているのは、すべてかどうかはしりませんが、セイヨウミツバチだそうです。そして、セイヨウミツバチが日本の自然界で自生する(人間の保護をうけずにという意味です)ことができたなら、ニホンミツバチはセイヨウミツバチによる盗蜂行動により絶滅の危機に瀕した可能性が高いそうです。

    しかしながら、日本の野山では、セイヨウミツバチはオオスズメバチの脅威にさらされるために繁殖はほぼ不可能である。

    このため、日本の野山では、オオスズメバチ、ニホンミツバチ、セイヨウミツバチによる奇妙な三角関係ができあがっているといえる。

    と、百田先生は巻末補足として記載されておられます。

    さらなら、閑話休題・・・これで最後にします。

    オオスズメバチのワーカーとして生まれた疾風のマリアは、名前からみておわかりのように、女性です。蜂さんだから、雌と記載すべきなのかな。ワーカーはすべて♀(雌)なんですね。これも、眼から鱗でございました。

    生まれながらの戦士、疾風のマリアは、生まれた帝国のために戦いつづけます。雌なのに、一生、恋もせず、子供もうまずに戦いつづけて生涯をおえるのです。

    風の中のマリアを読んで、私がこれまでに抱いていたオオスズメバチに対する印象はまったくかわりました。なんて、愛すべき昆虫なんだという思いにかわりました。

    長々と駄文、失礼いたしました。小坪先生、意見書に関係ないはなし、すみません。

タイトルとURLをコピーしました