【議員による解説】”炎上の”ブライダル補助金、その実態。批判されて当然、ただし『利権』批判にも無理がある。発信者たちがソースをチェックしていない可能性。

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youtubeのサムネイル画像を作ってみました。
まだ改変の余地は多数ありますが、このあたりもリフレッシュしていきたい。

そのテストもかねて動画を撮影、”インスタントプレミア公開”なる機能を試してみました。
操作方法が正しければ12:00に公開されるはずです。

 

で、実際の補助メニューの中身を解説してみました。
私は批判されて然るべき、そりゃ国民も怒るわ、というスタンスです。少子化対策と強弁することに無理がある。

しかし、タイミングが違えば評価もされたであろうことも事実です。本来ならコロナ禍において出てくるべき予算であり、これはある意味では事故の側面もあるのではないか、と。
つまり、「ブライダル業者はむしろ、自民党に大切にされているわけでもなかろう」というスタンスです。利権というには、金額も大きくはなく・・・。

例えばコロナ禍における旅館宿泊業やイベントを自粛した際の補助メニューに比較すれば恐ろしく小ぶり。
そもそも「1/2」補助なんです。300万と500万がありますが、ある意味では600万または1000万までの事業しかできない。残りは自己負担。
1/2補助とは、ようは半分は業者が負担せよ、と。補助を受けた企業は、大盤振る舞いでなんでもかんでも遊んで使う!みたいな、そんなことは起き得ない。半分は自社の資金を投じるわけです。しかも経営がしんどいであろう中で。

お預かりした税金の前に”たった”という単語をつけることはあってはなりませんが、それなりの規模の企業から見て、この補助金がどの程度の業界保護になるのだろうか。
水を飲んでなくて倒れようしたとき、しめらせたハンカチから水が一滴程度の規模。

業界保護については、すべてを是とはしないが、必要性も認める立場です。
コロナ禍でガンガン倒産したホテルなどは、相当数が他国の資本に買いたたかれたとしてネット上では話題にもなりました。北海道の土地や県境の山奥が太陽光などで問題視されますが、駅前の一等地で広大な駐車場を備えた「民間施設」が安価に競売で落とされ、海外資本の手に渡ることも恐ろしい。倒産して中国資本に買い叩かれたほうがいいという方は、おそらく保守にはいないと思う。

動画においては、ブライダル業界には同情的な立場で述べた。

 

この業界は、正直に言えば斜陽産業だと思う。
実質の設備稼働日は土曜・日曜および祝日のみ。月から金は設備が遊んでいるわけで、稼働率の低い業種だ。ホテル宿泊なら出張などの平日需要も期待できるが、ブライダルの場合は内覧が精一杯。直接の利益を生むわけではない。

本件予算とは全く関係ないが、本当にブライダル業界を建て直すならば「月曜日から金曜日」に利益を産む活動に、例えばシェアオフィスとして貸し出せるようにする等、施設の転換などの予算が適切ではないだろうか。
民家の水回り、風呂やトイレを入れ替えるとユニットでも100万円は軽く超える。1/2補助の、上限500万で何ができるというのだろう。最低でも3~5000万程度の補助額で、補助率ももう少しあげないと、そんなことはできない。

どこがブライダル利権なのか、私にはわからない。
むしろ、その、農家や畜産などの一次産業に比較し、その、非常に言いにくいのですが余りに軽い扱いではなかろうか。

ネット上では”叩きやすいから叩く”とか、別件で政権がムカつくからとりあえず”、みたいな方も多いのではないか。予算メニューは公開されており、それを読めば誰でもわかるレベルの話なんです。おそらく発信者が(とりあえず早く、誰よりも早く)センセーショナルに叩くことに夢中になるあまり、ぶっちゃけ中身を見ていない。少なくとも、アゴラの記事を見て「ええええ??」と腰を抜かした人は、それまでの情報がまったく素っ頓狂だったことにも気付くべきです。

 

インバウンドという部分が、岸田政権の方針と相まって叩かれまくる。
しかしフラットに見ると業界が可哀そうだとも思った。「広告費だけやる、国外から客を引っ張ってこい」だ。たまったもんではないと、私が当事者だったら思う。ないよりはマシだけれども。

私はインバウンド需要に頼りすぎることには否定的。その部分は明確にしておく。
ただ、業界人以外の日本人から見れば実は良いことづくめで、「もしも当該法人が上手く行ったならば」国外からお金を引っ張ることができる。そのお金は日本経済を流通するのだ、悪いもんでもない。

しかも失敗しても当該法人が大損するだけで、ある意味ではノーリスク。税金が半額補助なので、正しくはハーフリスクか。とはいえ、そんな大掛かりなことができる補助金額ではないから本気でやる業者は、身銭を切りまくって社運をかけて突っ込むんだろう。成功した社は日本に利益を呼び込む。失敗したなら、業者が泣くだけ、というね。・・・同情的には書いたけど、ちょっと本当、可哀そうに見えてしまう。

 

じゃ、なんで炎上したのかと言えば、あの投稿。あれはない。
しかも行政側(入閣中)において、あれはちょっと、もうなんとも言えない。アホじゃないのか、と。
コロナ禍ならば褒められたであろう予算が、おそらく遅れまくったのではないか。せっかくの皆様から預かった公金が、誰も喜ばない。こんなに悲しいことがあろうか。

ブライダル利権と批判する声もあるが、これではブライダル利権とはとても呼べない。
遅れまくって、いまさら出てきて、しかもこの金額で業界を巻き込んで大炎上。悪いイメージしかつかない。
ある意味での、今回の炎上の一番の被害者はブライダル業界なんじゃないかとすら思う。
税が原資ゆえ、国民が被害者とも言えるが、様々な業種においてなにがしかの補助金は入っており、ブライダルだけやり玉にあげることは私は控えたい。

とはいえ冒頭で述べた通り、見せ方があまりにも悪く国民が怒るのは当然だろう。
そういう話を音声で、もうちょっと見たい方は12:00まで待ってから聴いてください。

 

 

 

 

 

 

あ、あと、新型サムネの感想もお願いします。
まだ修正していくのでご意見を頂きたく思います。テンプレート化しておきたいので、最初にきっちり作らないと。
blogのOGP画像を大きく変えるつもりはありませんが、思えばテンプレート画像を作ったのも10年近く前なんだなぁと思うとブラッシュアップも必要だと思ってます。徐々に。

ただし、あんまり激しいサムネ合戦みたいのはしたくない。
ちょっと落ち着いた感じの、ニュース風ぐらいにしたいなぁ。

 

 

 

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コメント (頂いたご意見は、他SNSに比較し最優先で目を通しております。)

  1. ヨウイチ より:

    小坪さんは地方議員ですから、その立場では「地方税収は地方自治体の財源」です。
    しかし、国政においては「税収は政府の財源ではない」です。
    やはり、一刻も早く三橋貴明さんと対談されて「政府の財源」についての知識を
    アップデートされた方がよろしいかと存じます。
    もし、お時間があれば、先日、チャンネル桜の討論に元自民党衆議院議員の安藤祐
    先生が出演されていますので、ご覧いただければ幸いです。
    【討論】岸田隠れ増税内閣を暴く[桜R5/8/17]
     02:57:16からのコメント部分だけでもぜひ!

    • ふぃくさー より:

      私も「税が原資」という表現に引っ掛かりました。なんか最近、過敏になっているキライもありますが、こうも増税増税とやられるとやはり気になってしまいます。たとえ自治体であっても国からの補助金を財源にしている施策は税が原資とは言えないでしょう(除人件費)し、ましてや国の施策であればせめて「公金」という表現の方が望ましいと思います。闇クマさんとこでもコメントで何度かしつこく指摘したんですが結局は分かってもらえませんでした。

      とはいえさすがのエントリーですね。施策に関する背景及び冷静な評価を知る事が出来て嬉しく思います。また、安芸高田市の動画がバズっているようですが市長さんの頑張りには頭が下がります。個人的にはすごく共感を覚える市長さんですが、あれだけ論理で攻めまくると買う反感の量もすごいだろうなと勝手に同情してしまう面もありますね。

  2. 神無月 より:

    婚姻の式はけじめとして行った方が良いと思いますが、披露宴はそれぞれでしょうか。

    コロナ禍での自粛から、披露宴でお金を使うよりも生活費に回す方が賢いとする若者が増えているように感じます。

    二極化と言いますか、バブル時代の価値観を規準とする人と、現実を見て考える人。
    そこには、収入の格差や仕事の安定度と云った要素も。

    花嫁さんにとって披露宴は人生の大きなイベントですので、是非ともやりたいのでしょうが・・・

    まあ、俯瞰すれば未婚化が進んでいるのですから、婚姻から先の産業は斜陽になるのかも知れません。

    一昔前は、独身だと世間体が悪いので、嫁さんを求めて東南アジアの女性と結婚も有りましたが、現在は独身でも恥ずかしくないので、無理してもが無くなっていますね。

    また、女性の地位(学歴収入)が上がったことで、男性を選ぶ基準が高くなったことも一因とか。

    男も家事はあたりまえの時代になってきて、飯の仕度や洗濯も出来ますから、女性に頼る必要とかも減り、独身でも困らない時代に。

    女性も経済的に自立して来ましたので、男に頼る必要とかも減り、独身でも困らない時代に。

    そのような社会の変化を見据えて、新しい国創りを行える政治家さんは居るのでしょうか?
    .

    • 常磐本線 より:

      神無月さま
      >一昔前は、独身だと世間体が悪いので、
      大兆銭・小兆銭・ピーナ・・・・・
      うちの集落では失敗例が多いですね。
      実家に送金しまくりとか、ピーナはアーメンが多いのでこちらもしがらみが

  3. azumaebisu より:

     これは…小坪市議が言われる様に【タイミング】の問題が大きな要因だと、私も思います…

     然し…岸田【増税・苛斂誅求・米國のポチ・対韓土下座害交復活+バラマキ害交・LGBTQゴリ押し→多数決の原則無視≒非自由民主的強権主義・苛斂誅求】内閣の、直近の【失政の山】の一角として、この【失言】が加わった…

     と個人的に感じます…

     100万歩譲歩しても…

     『我々日本國民の神経を逆撫でする失政続きの岸田内閣に対する失望は、既に絶望に達している…』

     もう無理です!

     然し…その【後任】が…マスゴミに挙がる【林芳正・茂木敏充・河野太郎……】諸氏から選ばれる

    【亡國の予感…絶望感】

    が…

  4. azumaebisu より:

    【サムネイル】とは、【動画の表紙】の事ですか?

     【見出し】を正確且つ分かりやすく、そして『手短にお願いします。』

     小坪市議、やはり【骨折からの回復途上】でも有り、未だ体力回復の途中ですね…今が大事です。

     是非、御自愛下さい。後少しですから。

  5. ハラトモ より:

    新しいサムネをよく見ると、小坪さんは日本刀を携えているのですね。面構えといい、決まっていると思いますよ。

    ただ、日本刀が少し影に入っていて見えづらく感じましたので、もう少し見えやすい位置がいいかもしれません。
    日本刀はホントに良いですよ。昔剣道をやってまして、ずっと欲しいなあ、と。

  6. カルライン より:

    なんでも個人、小規模に…という流れはもう止められないでしょう。

    「大規模に人を集めて」みたいな商売…たとえば「(大企業の社員旅行目当ての)大宴会場を備えた大型観光ホテル」とかは、コロナ関係なく、すでに廃墟になってるとこも結構あるし…

    街に人が呼べる拠点が必要だと考えるのであれば「時流にのった形」に投資して、そこを新たなランドマークとするというほうが建設的なような…
    例えば、高速道路のサービスエリア(スマートIC付)とか作って、街の外からの人も呼べるアミューズメント、地場グルメ、物産展的なもの、観光案内などなどの拠点とするとか…ね…

    小規模化の流れってことで、ちょっとびっくりしたのが…潰れたコンビニの跡地を建物そのままで借りて…「(小規模に特化した)セレモニーホールに改装」して使ってる「上場企業」ですね…

    「潰れたコンビニをセレモニーホールに改装」ですからね…
    起業する奴の発想ってすげぇな…という…

    苦境の結婚式場の経営者も…これぐらい大胆な発想が無いとダメなんじゃないかと思うし、周囲の人もこれぐらいの大胆な変化を受け入れられるかんじじゃないと…役人が思いつくぐらいの小手先の対応じゃ、結局先行きは色々難しいんじゃないかと…

  7. 支持できない より:

    >税が原資ゆえ、国民が被害者とも言えるが、様々な業種においてなにがしかの補助金は入っており、
    これがまず、自由民主党的じゃないよね。
    補助金で誘導して、
    全然”自由”でも”民主”的でもない。

    >ブライダルだけやり玉にあげることは私は控えたい。
    だけ
    じゃないよ。
    ずいぶんいらなくなった補助金多いでしょ。
    全然、廃止していない。

    国民が稼いだお金を”自由”に使えるように、補助金廃止して、減税しなければならないんじゃないか?

    そもそも、補助金にすると、生活保護じゃないけど、共産党議員が役所にねじ込んで、不適切な用途で支給され、真面目な業者は担当役人の口先指導で、必要な経費も認められない。
    結局、共産や自民の議員が絡まないと適正?(K産議院のねじ込みは不適正)に支給されない。

    #この辺、共産党と自民党がつるんでいるように感じるんだよな。

    というか、補助金の種類多すぎて、役所の中でもパンクしてるんじゃないか?
    公務員削減の悪いプロパガンダのせいで、人員増えてないのに、こう言った新たな補助金作業だけが増える。(だから、精査もできないし、、(だから共産党につけ込まれるし))

  8. BLACK より:

    葬儀が簡素化され業界が縮小して行っているように
    ブライダルも簡素化され縮小して行くように思います。

    何をもって『ブライダル』と定義するかははっきりしない部分もあるかと思いますが
    ブライダルを披露宴と定義するならば
    日本人カップルや両親にとって、披露宴の必要性は従来よりも下がっていると感じます。

    コロナ禍での生活で、葬儀が簡素化されたように
    そしてそれがコロナ禍以前に戻らないように
    披露宴も「簡素化で良い」と思える風潮に感じます。
    それで少しも世間体も恥ずかしくない
    披露宴の費用は勿体ない、
    結婚資金はもっと有効に使った方が良い
    見栄を張ることは無い
    日本人にそのような空気が浸透してきているように感じます。

    ですからもちろん少子化対策では無く
    業界救済とインバウンド狙いだと思います。
    一概にそれが「悪い」とは言えませんが

    人口予測よりもコロナ禍での生活の価値観の変化により
    葬儀業界の縮小が速くなっているように
    ブライダル業界も縮小が避けられないと思います。
    そこに税金を投入して延命させるのが必要なのか
    私は大いに疑問です。

    以上 文責 BLACK

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