公明党から役職を付しての賛同の署名を賜りました。
「重要土地規制法施行はどうなのだ!」とか、「憲法改正はどうなのだ!」という声もございます。私は、一事をもって「公明党を礼賛せよ!」とは言っておりません。
そもそも自民党議員の中でも保守色が強い層(私を含む)とは、公明党の方針とは反駁することも多く、どちらかと言えば対立する立場です。
しかし、その上で”政権与党”は自民党・公明党であり、これは単なる現実です。
連立を解消せよ!あれをせよ、これをせよ!というご意見は承ります。意見を封殺するつもりもございません。
「政権の判断を仰ぐ」上では、ないよりはあったほうがいい。絶対にいい。自公で足並みを揃えたほうが、政治決断は下されやすい。
私は一介の市議に過ぎません。確かに発言力は弱くはないのかもしれませんが、かと言って政党の役職を付してサインしてもらうことが容易かと言えば楽ではない。
公明党は、自民党ではありません。自民党の国会議員であっても、(自民支持層から見て)「え?」ということすらある。少なくとも保守陣営から見て「なんで?」ということは自民党ですらあるのです。
他党ともなればその距離感は、さらに広がる。私たちの思い通りに動くわけがない。
自民を支持する勢力と、まったく同一の政治判断を公明党が下し続けたとしましょう。かと言って自民支持層は公明党には投票しません。(リアル派の比例票は抜きにして、です。)
他の党の話をします、立憲や社民党が突然保守化して憲法改正を訴えたところで、ネット保守が投票するわけでもない。
ようは各党ごとに政策があり、党としての意思決定というものがある。
それが自民党支持層の「思い通り」に行動するようになれば、その党は滅びます。いずれの党であっても(うちは自民党とはここが違いますよという意味での)「自民党との差別化」を売りにし、自らの党の支持者に訴えているわけです。その結果として議席が付与され、その集合体として政党がある。
つまり自民党支持層にのみウケるような政策をするということは、自党の支持者を置き去りにする危険性を内包しているわけです。
違う党なのだから考えが違うのは当たり前であり、「政党ごとの差別化」という意味では、私たちとは立場が違うわけです。それはいずれの党においても同様です。
調整とは、特に政党間の調整というのは、ある意味では”相手側の思想信条の自由の侵害要請”とすら言える。少なくとも(当該政党の)支持者にとってはそのように映る場合はある。
それでもお願いに行き、かつ先方でも内部調整等が必要となる場合はあり、ようは楽ではないのです。
振り返れば、昨今においては自民党と公明党が足並みを揃えて統一の政策を推進することは稀でした。
同じテーブルにつくことも珍しい、そんな状況になっています。本来、これはオーソドックスな手続きであったはずなのに。
一案件を進めるのが私には限界です。
ひとつやるだけでも膨大な政治力が必要で、複雑かつ精緻な調整作業の結実です。
私は純粋に感謝したい。
「あと、これとこれはどうなのだ!」「あっちはこうで、こっちもああだ!」と私に言われても、そんなの知るか、と思う。
私は、私にやれる範囲において様々な政治家の協力のもと、なんとか一つだけ通しました。これもあれもと言われても、「支払える政治コストには限界がある」とは言っておきたい。
全部やれるわけがないだろう、と。交通費だって宿泊費だってかかる、時間だってかかる。
【こうすべき】【あれもすべき】【こことここもこうあるすべき】【あと、あれもああすべき】【べき】【べき】【べき】【べき】【べき】【べき】と私に言いたい人は、何か一つでも汗をかきましたか?
私が地方議員として示したのは「公明党にも協議のテーブルについて頂き、党の役職を付してサインを頂いたという事例はある」と示しただけです。
議席数は自民党のほうが圧倒的に多いわけで、「あの話も黒幕は公明党」「これも犯人は公明党」「あっちもこっちも公明党」という主張をされる方が多いのは、もはや現実側では害悪として扱われておりました。保守にとって思わしくないことが起きるたびに「実はね・・・」とやられては、本気で調整をつけようとする先生の心を折るだけです。何もしていない人が、「あいつが黒幕だ!」とゆびを指すわけですが、まぁ、そういうのはネットでも人気が出ますしね、ちょっといい気分にもなるでしょうし、そしてバズれは本も売れるし、ようは金になる。
かつて私は公明党を批判したことも多々あり、例えば外国人参政権の法案の提出数であるとか、明確にファクトが整っている個所について、自らの立場を明らかにして批判するというものです。
けれどね、ファクトがないままに裏取りすらせずに「●●の犯人は、○○だった!!!」とやるのは一緒にされては困る。
そして、「な、な、なんだってー!」と迎合する者が一定層いるというのは、某有名漫画と何が違うというのか。
いや、いてもいいのだが、これらの意暴論漫画というのは、それが陰謀論であることをある意味では明示的に示されており、かつ共通の理解として陰謀論であることが周知されているのです。
なんだろな、これを現実と認識して、真顔でリアルに来られても困ります。
公明党が、日本にとって害悪のある法案を推進してきたら抗議すればいい、批判もすべきだ。私もした。
ただ”日本にとって害悪”と考えているのは、あくまで私たち保守陣営の目線からに過ぎない。他の政党の支援者からすれば素晴らしいものに映っているのかもしれないし、そこは留意して動くべきでしょう。
そして、公明党が良いことをしたときは素直に誉めたほうがいいと思う。
それが一つだけ、ただ一つだとしてもきんちと評価されるべきです。
じゃないと、保守系の政策に向こうが乗って来ることはないでしょう。
あれもこれもと欲張る人は、日本の未来を形作る行為を邪魔している危険性についても、ご自身で検討してみてください。
末尾になりますが、私は公明党の全てを礼賛する立場ではありません。自民右派という立場からは、むしろ政策上、反駁することも多々あります。
その上で、今回、党の役職を付してサインを頂いたことを心から感謝します。
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政治的心情なら其々の議員が持っていて、その自分が思う処を実現する進め方は其々の議員が決められる事、評価は有権者に委ねて別にそんなに気遣いされなくてもいいのに。公明党の全てに賛同出来ないくらい分かっていますよ。
国はトマホークを購入するそうです。萩生田さんに「自衛隊に水ホースで戦えと言うのか」と言われてたくらいに、憲法改正もまだ出来ない日本の安全保障は脆弱でヒシヒシと不安を掻き立てられるばかりに切迫しています。河野太郎に決まりかけていたイージス・アショアの導入を中止されたし。トマホークのミサイルは1発1億円。アメリカが開発から撤退して日本だけで独自に開発に着手している連発可能で遥かに安価な電磁砲のレールガンの完成はまだ先の事です。
🔻防衛省、「レールガン」本格開発へ 極超音速兵器迎撃、対艦攻撃も
2022年01月16日07時07分
防衛装備庁が試作した「レールガン」(同庁提供)
防衛省は、電磁力により弾丸を高速で発射する「レールガン」の開発を本格化させる。マッハ5超の「極超音速」で飛ぶミサイルの迎撃を主目的に、対艦攻撃での活用も視野に入れる。2022年度予算案に関連経費65億円を計上。実用化に向け、今後7年間にわたり研究を進める。
以下は
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022011500343&g=pol
🔻米巡航ミサイル「トマホーク」購入、日本政府が詰めの交渉…抑止力強化に不可欠と判断 : 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20221027-OYT1T50301/2/
「攻撃する矛の役割は米国に委ね、日本は盾に徹する。そんな戦後の安全保障政策は、日本周辺の安保環境の悪化で限界を迎えている。平和を守るための抑止力は、攻撃すれば、反撃されると相手に警戒させてこそ機能する。トマホークの導入により、日本は米国に極度に依存した「軽武装路線」を転換する決意を内外に示すことになる。岸田首相は丁寧に必要性を説明することが求められる。」
総理が検討せずに不可欠と判断したくらいなので情勢は逼迫して来ている。中国が一旦、事を起こすとロシアも北から侵攻して来るのではないかと疑心暗鬼が頭を擡げる。円安で弥増して中国人が北海道の土地を買い占めている。我が国は本当に大丈夫なのか…。
我が国ではスパイは暗躍しない。堂々と近付いてくる。スパイ防止法が無い日本はスパイの恰好の活躍の場、寄ってらっしゃい、見てらっしゃいのまさにオモシロ天国状態。何やっても刑務所に入れられる事なんか無いんだから。まだ足りないと続々と入れられる国の宝な外国人留学生。12ヶ月で帰化させてしまうから中国人が続々と入り込んで来る。不安にならない方がおかしい。
警察の公安が異例の措置として民間企業へ危険を呼びかけたそうですが、日本はもう既にそんな状態。スパイ注意報が発令されました。
「高市早苗内閣府特命(経済安全保障)担当相がさかんにこうした危機対応の問題を提起し続けるのは、相手が米国でもお構いなしの中共による工作活動が常態化しているためです。諜報工作はまさに戦争であり、とっくに始まっています。
ということは、スパイ防止法もないわが国では、既にやりたい放題にやられています。」
アメリカでも勿論やられています。
🔻中国の遣いなんか要らない
http://endokentaro.shinhoshu.com/japan/post9260/
言いたくないんだけど、ずうっと思ってます。安倍さんの居ない日本は怖過ぎ!!。安倍さんが居なくなってしまった事で羽伸ばせると、我が意を得たりと喜んでる人が姿を隠そうともしていない。
全くその通りです。私も怖い…
ブログ「中韓を知りすぎた男」で書かれていますが、”「永久不変の中国」も存在しないし、「4千年~5千年の歴史」もない。”
実際そうですよね。中国は異民族に侵略される度に王朝は入れ替わり民族も入れ替わっています。最後の王朝「清」は北方の騎馬民族で女真(満州人)でした。純粋の漢民族なんてもう、とっくに滅びています。単一民族国家として成り立って来た、古から存続して来た国は我が国日本だけです。戦前までの日本人には、その事の自覚と誇りがあったのだと思います。敗戦ですっかり自信を失って民族の誇りを失ってしまった日本人。
『日本という国はもともと中国と絶縁することを目的として建国された。
というのも遣唐使が菅原道真の助言により突然廃止されたのは唐帝国の出現である。隋を滅ぼした唐は朝鮮半島に勢力を伸ばし日本に迫ってきた。
日本は最初から「中国の支配下に入らない」ということを国是にして誕生した国家である。』
🔻バカは死ななきゃ治らない
http://kkmyo.blog70.fc2.com/blog-entry-1453.html
野田元首相の追悼演説の中で、印象に残った言葉です。
>私が目の前で対峙した安倍晋三という政治家は、確固たる主義主張を持ちながらも、合意して前に進めていくためであれば、大きな構えで物事を捉え、飲み込むべきことは飲み込む。冷静沈着なリアリストとして、柔軟な一面を併せ持っておられました。
あなたとなら、国を背負った経験を持つ者同士、天下国家のありようを腹蔵なく論じあっていけるのではないか。立場の違いを乗り越え、どこかに一致点を見出せるのではないか。
以来、私は、そうした期待をずっと胸に秘めてきました。
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人生、一つを手に入れるためには、一つ手放さなければならないものです。
「二兎を追う者は、一兎をも得ず」ですね。
左派も右派も、二兎三兎追いが多くて、困ったものでしょうか?
駆け引きは表に出せないものですが、オールドメディアが意図して偏向報道しますので困ったものです。
その偏向報道を、鼻で笑える人が増えればよいのですが・・・
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共産党は2016年9月13日からの警告を無視し続けましたね。
ならば、下記は決定事項と承諾したものと見做します。
・『テロを利用する共産党』
・『テロリストの味方である共産党』
・『テロに屈する共産党』
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事実に反する噂が横行したのは、非常に不味いと考えます。
それが一定の発信力を有する者が、裏取りもせずに放流してしまったのは、大失態としか言えないでしょう。
扨て、今回俎上に載ってしまった公明党ですが、母体は言わずとも知れた創価学会文化部ですね。
では近頃の創価学会と言えば、どんな塩梅でしょうか?
以前と比べて、求心力を低下させていないでしょうか。
今回の公明党への濡衣を、創価学会員自体が信じてしまった例も実在します。
実際に居るんですよ、創価学会員であるにも関わらず、もう公明党には投票して居無い層が。
特に祖父・祖母や、父・母が創価学会員であったが為に、勝手に創価学会員として登録されてしまった孫や子からすれば、創価学会の法罰論や折伏なんて思想やしきたりはウザい以外の何物でもないらしく、それで自らが嫌な思いを箚せられた経験などあれば尚の事の様です。
創価学会は法華経の教義を絶対視する関係上、他の宗教に対しては排他的です。
でも実際には、神社の御朱印を集めまくって居る会員すら実在して居ます。
それも憲法で保障された自由の一端ですので、そこを批評はしませんし、小生的には寧ろ大歓迎です。
元々創価学会の勢力が躍進したのは高度成長期で、日本社会は「家業を継ぐべき」から「したい仕事に就く」が主流となる社会的転換期でした。
つまり、人が動く。
見知らぬ土地、縁者の居無い土地に移住するケースが激増した時代でした。
その移住先の多くは都市部が多く、ここで創価学会が果たしたのは、今で言う出会い系やSNSと言った機能でした。
ですが現在ではそれらがネットに取って代わり、創価学会に依存する必要性も薄れて来た訳です。
必然的に、今回の公明党への濡衣も鵜呑みにする創価学会員も発生してしまったと言うのが、小生なりの見立てです。
では何故、創価学会員ですら公明党への濡衣も鵜呑みにする様な事態が発生したのかも考えて見る方が良いでしょう。
例えば、そこそこ発信力のある芸能ジャーナリストが何の裏取りもせず、「カルーセル麻紀やはるな愛が、女性に欲情して妊娠させて居た」と言った様なガセを流布したとします。
恐らく、誰も信じないでしょう。
何故なら、それは誰もが彼ら(彼女ら?)に対して抱くイメージから、「あり得ない」と思うからです。
従って、売れたいそこそこ発信力のある芸能ジャーナリストからすれば、その様なガセの流布が、自らの信用を無くして迄打つ価値の在る博打かを考えれば、著しく勝ち目の無い博打だけに、そんな博打に手を出す人は居無い訳です。
ですが、今回の公明党への濡衣に関して言えば、一部の創価学会員すらそう思えたのは事実でしょう。
一部の創価学会員からしてもそう思えたのは、公明党のイメージがそうさせたのです。
これが創価学会員で無ければ尚更です。
ここは、公明党としてはその事実を真摯に受止め、創価学会員個人の責任として追詰めるのでは無く、公明党が善処すべきでしょう。
つまり、公明党への濡衣に説得力を持たせたのは、何を隠そう公明党自体である事を忘れてはなりません。
だからと言って、裏取りもせずにガセを流布するのは駄目です。
そして今回の事を教訓として、一般保守層も面白さだけを追求して、ガセに踊らされ無い様に、情報リテラシーを高めて行く必要が浮彫と成ったと考えて居ます。
政治家が政治のことについて汗を流すのは仕事として当然であり、一有権者とは違う。
汗をかかないのに、と言い出したら、知事をやってから文句言えと言っていた橋下と変わりませんよ?
少し冷静になったほうが良いのでは?
あれもこれも注文つける人は、市議が血反吐を吐きながら調整していることを気にとめていないのでしょう。
逆ギレする人は論外ですが。
類い希な指揮官の下、力になると今回のように結果が出ます。
国益に貢献することが実感できます。まさに歓喜です。