自民党を終わらせる者、安倍さんの名を汚したい者は誰か?改憲を前に、政争の玉突き事故の側面も。

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ネット保守、もしくは過激な保守媒体をお読みの方は「岸田だ!」と叫ぶのだろうけれども、今回の場合は当てはまらない。理由は自らの政権基盤を打ち抜く行為であり、支持率を考慮せねばならぬ党総裁という立場で考えても最もダメージを受けている一人だからだ。

リーク元があるとして、それが誰かというユダ探しをする方もいよう。悪いことは悪いこととして捜査されるものと思う。地方議員は企業献金もパーティー券も制度として存在しないので、やや門外漢のような書き方にはなる。出歯亀のようなことはしたくないけれども、一定は考えておく必要があると思い本稿を記す。これは犯罪捜査とは別の、立法職の末端として記すべき責務を感じてのエントリーになる。

来年には憲法改正を控えることになろうかと思う。その中で「安倍晋三」という名を汚したかった者がいるのか、それは党内なのか党外なのか。清和会の主流派になりたくてなれず逆恨みしたのか(同類項として入りたくて入れなくてを含む)、または安倍さんに個人的な恨みを抱いてのことなのか。単に左派からの攻撃であれば(言論上の)対抗処置もできるのだろうけど、そうではない可能性も視野に私たちは動くべきなのかもしれない。

不用意なことは書けないが、ある程度は考えておくべきことなのだろうとは思う。

 

 

 

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検察の検証に耐えうるのか。

私は下記の記事を見て安堵した。

安倍元総理を尊敬する者は同じ思いだろう。では、耐えられるものなのかといえば私には分からない。

 

「裏金」は細田派時代の悪習 「ただちに直せ」安倍晋三氏は激怒した 岩田明子

 

(前略)今回の疑惑で特に深刻なのが、最大派閥の安倍派だ。実質派閥トップの座長である塩谷立元文科相をはじめ、松野氏、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長、萩生田光一政調会長、西村康稔経産相ら幹部6人側が、パーティー券の販売ノルマを超えた売り上げについて、派閥からキックバック(還流)を受けていたとみられることが報じられた。

関係者に取材すると、細田博之前衆院議長がトップだった細田派時代(2014~21年)、現金で還流した分を政治資金収支報告書にどう記載するかについて、派として統一方針が提示されることはなかったという。

派内からは「このままでいいのか」と疑問の声が上がっていたが、細田氏側からは明確な指示は示されなかった。

安倍元首相が21年11月に初めて派閥会長となった後、翌年2月にその状況を知り、「このような方法は問題だ。ただちに直せ」と会計責任者を叱責、2カ月後に改めて事務総長らにクギを刺したという。

22年5月のパーティーではその方針が反映されたものの、2カ月後、安倍氏は凶弾に倒れ、改善されないまま現在に至ったようだ。

別の派閥では、過去の問題を踏まえ、還流分を現金で渡さず、各議員の政治団体の口座に振り込んでいたと聞く。それに比べると、安倍派の処理は雑であり恐れを知らぬものだった。幹部にそろって疑惑が発覚した安倍派は「解体的出直し」が不可避だろう。

自民党5派閥のパーティー券疑惑は昨年11月、「しんぶん赤旗」が報じた。

(大きく後略)

 

 

記事はもっと長いため、リンク先の全文をお読み頂きたい。
告発は確かに共産系からなされたのだが、ここで赤旗と記すことで左派からの攻勢という印象を抱く。それで保守系は納得するけれども、その印象を与えるだけで収めまるものでもない。記事が示したものは、もう少し別のものだ。

 

この記事が示してしまった事実とは、仮にこの記事が事実なのだと仮定して論じるけども少し面倒な状況にもあると思う。安倍元総理を慕う者としては嬉しい反面、どこまで正確に事実をトレースしているのだろうかという不安もある。”仮定して”という不思議な書き方をするのはそのためだ。

安倍元総理が派閥の領袖に戻ったのちに、派閥トップとして(違法性もしくは、少なくとも)問題を感じていたというファクトになる。たった一行ではあるけれども『「このような方法は問題だ。ただちに直せ」』のカギカッコは安倍元総理のものとして記述されている。

 

記者や媒体が、犯罪捜査に協力するとは思わないし取材源は秘匿するだろう。しかし、この記事の裏付けを求められる者も出てくる。記事としては、保守向けには納得、スカッとする話かもしれないが、では下記の問いに答えられるものはいるのか。

①安倍元総理が叱責した具体的な日付
②それは記者がその場に臨席していたのか、
③違うならば、この情報は誰から得たのか。清和会の議員か?
④安倍元総理本人からなのか、取材メモはあるのか。
⑤この発言を、記者だけに言うわけはないので清話会の誰が同席していたときの発言なのか。
⑥叱責されたか会計責任者は誰か(これは照会できる。)
⑦二カ月後に釘を刺された事務総長は誰か(これも照会できる。)

会計責任者の受け止めはどうだったのか、事務総長の受け止めはどうだったのか。

 

改善されなかったのはなぜか。
その中でのやり取りでは「安倍元総理に、派閥トップとして違法性の認識はあったのか」という議論にならざるを得ない。

安倍元総理を尊敬する一人としては気にならないのだが、当ブログをお読みの方も流したい点かもしれないが、この記事が事実であるならば、これも起点に国会議員への聴取はされるべきものなのだろう。

それに耐えうるのか、安倍元総理の名誉を守りながら。

 

個人の台詞をカギカッコで加えたことは、それはそれでウィークポイントになるのかもしれない。私は国会議員ではないので無責任な言い方になるかもしれないが、(それは当然、違法なことなのだけども)安倍さんを守らんがために口裏合わせをしようとしたり、または自らが罪を被ろうとした場合など、足並みがグチャグチャになって収拾がつかないと思う。

このカギカッコが、その情報源が公開されておれば、つまり”独自取材の結果、〇〇議員から聴いたところによると、生前、安倍元総理は「」と叱責したと伺った”ならばいいのだけども、どこ発の情報なのかが検証されねばならない。されるのだろう、厳しい事態だと思う。

厳しいというのは、安倍元総理の関与としたい左派メディアからの攻勢に、対抗ロジックを組みたてることが厳しいという意味だ。すでに刑事事件になっていくようだけれども、そちらについての捜査とは異なる意味合いであることは丁寧に申し述べておきたい。

 

改憲の機運が高まるとして、その際には悲願として掲げられた安倍元総理のことも触れられるものだと思う。それは保守媒体であれライターであれ、自民党所属の議員であれ同様だと思うけれども、その際を念頭に置いた安倍元総理というブランドを守れるのかという意味である。この一点において私は論じる資格はある。

 

 

 

安倍派独自の慣習だった、と産経

非常に良質な記事、丁寧な取材記事。
未記載であったのは安倍派のみであることが伺える。

 

<独自>安倍派幹部、虚偽説明認識か 政策活動費、支給痕跡なし

 

自民党の派閥のパーティー収入不記載事件で、安倍派(清和政策研究会)が所属議員にキックバック(還流)した分の原資として説明していた党からの「政策活動費」が派閥に支給された痕跡がないことが26日、政治資金収支報告書の分析で分かった。安倍派の説明が虚偽の可能性が高まった。東京地検特捜部は、同派幹部も虚偽説明だと認識していた疑いがあるとみているもようだ。

(中略)

パーティー収入を巡っては安倍派以外の4派閥も収入の一部を議員に還流していたが、収支報告書に「寄付」として記載していた。

(中略)

産経新聞は平成30年~令和4年の自民党の収支報告書を分析。政策活動費が支給された議員の所属派閥別、党の役職別の支給額を集計し、年ごとの変動を検証した。

(中略)

そもそも政策活動費は、政党から派閥に直接支給できない。平成30年~令和4年分の自民党の収支報告書に記載された政策活動費の変動を分析する限り、政策活動費は党の役職に準じて支給されているとみられる。

5年間の政策活動費の支給総額は66億円。うち45億円は幹事長だ。他には国対委員長、選対委員長など党の役職者に数億円程度が支給されている。衆院選の年に選対委員長への支給が増えるなどしており、選挙関連にも支出されているとみられるが、政治家が派閥の会長や事務総長として支給を受けた形跡はない。

(後略)

 

 

この記事は、相当な裏取りと検証がなされたものだと感じた。
残念ながらと枕詞に書くべきことなのか、残念ながらと書いてはならぬのか、私も判断に迷うけれども、これは清和会の独自文化だったことが取材と分析で明らかになった、それが記事には克明に記されている。

他の派閥はどうなのだ!という、安倍元総理を慕う保守層からの声はあるけれども、そこは抗弁しがたいということを産経すらも認めている。

そこにバイアスがかかっているかは分からないが、産経の調査は5年間だ。
民主党から政権を奪還し、第二次安倍内閣がスタートしたのは、2012年(平成24年)12月26日からである。いまは2023年、調査期間を11年とした場合にはどういう動きになるのだろう。

5年という調査期間になっているのは、安倍さんを守りたいという意思も少なからず感じる。とはいえ遡及の期間という言い方もできるのだろうし、意図はないということもできよう。とはいえ、丁寧な取材記事の結果、清和会の独自文化であったことは浮き彫りになっているのだし、政策活動費というマジックワードも封じられた。(そもそも無理のあるロジックだった。)

 

前述の岩田先生の記事も同様であり、総理を退き清和会の領袖になってのち叱責したとある。説明不要だとは思うが、領袖とは派閥のトップを指す用語。確かに総理退任後に領袖に就任はしたが、清和会はそれまで安倍派ではなかったというのは、少し難しいと思う。

総裁派閥として、清和会は安倍総理の名を使ってきたわけであり、総理在職時においても清和会と安倍総理の関係を否定する者は誰もおりはすまいに。派閥内部の金まで指揮していたとは思えないし、把握していたとも思えない。当然、当時の派閥の領袖はいるわけで一元的にはそちらが責任者だ。事務を統括していた者もいる。法的にはそう論じればいい。

しかし、こと安倍元総理の名誉を守るという立場で考察するに、総理退任後に初めて清和会の実験を握ったというのは無理がある。ここは議論の余地もない。ゆえに前述の、岩田さんの記事にも少しだけひっかかった。保守向けにはそれでいい、私も納得した、そうであって欲しいと願った。しかし、左派含め一般の国民の理解は得られまい。

名誉を守るというのは法的にどうのこうのというロジックだけではなく、実態として影響下にあったか否かが明らかな場合は、そこを避けて議論しても『無理筋の擁護』の【単なるポジショントーク】として映る危険性がある。名誉を守る一手としては内向けにはよくとも、対外的にはむしろ弱点を増したように感じてしまっている私がいる。

それは安倍元総理の実績を、功績を、慕うからです。

 

 

 

改憲に反対する勢力が敵なのか。

であればいいのだけれども、これから私たちは疑心暗鬼を生じていくのだと思う。
私もその一助になってしまいそうで悔しいのだけれども、一応のスタンスは示しておかないといけませんから、述べることは述べておきます。

 

共産党であれ、左翼であれ、改憲阻止勢力が敵ならばそれで結構なことだ。
戦えばいい。

「岸田の旗を守れ」というよりは、まだモチベーションもあがるだろう。
「左派勢力から、安倍元総理の旗を守れ」であれば。

 

左派ではない可能性は、残念ながらある。
ネットが発達したのもあるのだろう、発達しすぎたともいえるのかもしれない。

井戸端会議レベルの雑談が、明日には日本中を席巻するのがSNSの怖いところでもある。
関係者なんて何人でもいるような話なわけだから、したり顔をしてペラペラと尾ひれをつけて話す者もいる。記者が取材をする、中にはビンゴということもあろう。産経ならば、(保守からすれば)まだいい。それが朝日であったり毎日であったり、もしくは週刊誌という事態もある。

 

これから、私たちは『内部リークがあっているんじゃないか』という、疑心暗鬼を生じる日々を過ごすことになる。そこは断定的に述べておくべきだろう。報道をうのみにするわけではないが、明日以降において逮捕者も出るらしい。

日程的には有りうるわけで、国会会期中になれば不逮捕特権が自動的に発生するわけで、捜査が進捗しない。会期は、1月末には始まってしまう。それまでに一定の成果を挙げることが検察にも求められるわけで、(逮捕を希望しているわけではないが)やってもらわねば困る。国会が空転すれば予算が審査できない。法案もだ。

被害を受けるのは国民であり、どう考えて国会を正常化してもらわねばならぬ以上、あまり時間はかけてもいられない。とはいえ検察もどこまで情報をもっているのか、後手後手の動きにも見えるし、ドタバタしている感じもある。ここまで騒ぎが大きくなり、『何もありませんでした』とは彼らも言えないだろうから、威信をかけて何がしかの結論は示すと思う。しかし性急に。

その際に誰が何を言い出すやら全く分からない。日本全国、誰もわかるまい。
国会議員もわからないだろうし、当事者すらも想像もしていないことになっていくだろう。苦し紛れに出まかせを言う人も出てくるかもしれない。

保守層は、疑心暗鬼を生じていくと思う。
私も、いま自らの言い含めるように本稿を記している。

それでも誰かを悪く言ったり、恨んだりはすまい、と。

 

 

 

安倍元総理に恨みを抱いていた者も、残念ながらいる。

そりゃ、いる。

一つだけ名誉のために言っていきますが、ネット上では下村先生を批判する人も多く見られた。それはない。何の裏取りもしておらず、確証もないのだが、私はそれは言っておきたい。安倍派の主導権がとれなかったからというのが理由みたいだが、それこそ根拠がない。

私は、一度お会いしたかどうかという程度のお付き合いしかない。しかも相当に古い記憶。請願の紹介議員になってもらったことはある。いまでも感謝している。その意味では私もバイアスがかかっているのだけど、(悪し様にでも言って名誉を守るならば)そんな根性の先生ではない。ひっくり返してやろうとか安倍さんにまで被弾させて、派閥ごと困らせてやろうというタイプではない。面白くないからといってバルス!と言える人ではないのだ。少なくとも私が知っていた当時は。

どう見ても安倍さんを慕う一人であり、名誉を貶めるような爆弾を炸裂させる整合性はない。清和会のドタバタにおいて、直近で名前を見ただけという自称論客らがしたり顔で下村先生の名前を出しまくっただけだろう。
(ま、人間性が180度、変わっており、安倍元総理が命を奪われてのち安倍さんを恨むような事象が生じていれば話は別だ。)

少なくとも下村先生には、安倍会長を恨むような理由はない。

 

 

河村建夫元官房長官が、官房機密費について言及した。
政策的にはまったく相いれない先生だが、政治生命の断たれ方としては禍根を残す構造にあった。その点には非常に同情もする。

以下は夕刊フジ。

政治とカネ、自民直撃!選挙運動に官房機密費!? 河村建夫氏が重大発言 国家・国民ための用途が「陣中見舞い」に

 

河村建夫元官房長官が、官房機密費(内閣官房報償費)について、重大発言を続けている。週刊ポストや朝日新聞の取材に対し、国会対策や選挙活動への支出を示唆したのだ。国内外の情報収集など、国家・国民のための「機密の用途」に使用される機密費が、特定の選挙に使用されていたとすれば、税金を払う国民の理解を得られるのか。

河村氏は、麻生太郎政権(2008年9月~09年9月)で官房長官を務めた。衆院当選10回で、21年に政界を引退した。「官邸の裏」を知る人物といえる。

まず、4日発売の週刊ポストで、

(中略)

政治評論家の有馬晴海氏は「機密費の選挙利用など、国民の理解は得られない。政府や国会議員が『うまい汁を吸っている』との印象を広めている。国民は物価高で生活が苦しいなか、怒りをさらに増長させるのではないか。税金の使途への関心は高い。岸田政権にも大打撃で、政権を継続できるかも怪しくなってきた」と語った。

 

朝日新聞:官房機密費「陣中見舞いにも」 河村建夫・元官房長官が明かす

 

 

 

河村氏に何があったのか。溝手先生と河合候補、野党自民時代は石原伸晃幹事長。

河村先生は、小選挙区を有しており、10期当選。山口3区。
公認権を有する幹事長が二階氏であったが、岸田総理誕生のち幹事長は交代。

息子への代替わり、いわゆる世襲を非難する方が一定層おられるのは理解している。だが、息子を思う父親としてはたまらぬ思いはあっただろう。子のために、父はバッジを外した。そして約束は反故にされる。

わかりやすいのでwikipedia。

 

河村建夫~政界引退

 

2021年(令和3年)7月15日、参議院議員・山口県選挙区の林芳正が記者会見を開き、年内に予定される第49回衆議院議員総選挙に山口3区から立候補する意向を表明[3][4]。自民党幹事長が二階俊博であったことから、河村はこの動きに「現職優先が党の原則」と動じず、当選10回にして、選挙期間以外では初めて街頭に立ち、通過する車に手を振り続けた。

9月29日、自民党総裁選が行われ、岸田文雄が当選。「総裁派閥」の看板は林のものとなり、総裁選から2日後の10月1日、党山口県連は林を3区公認とするよう党本部に推薦した[5]。

同年10月13日、河村は党本部に呼び出され、甘利明幹事長、遠藤利明選対委員長と面会。甘利と遠藤は、林との差がダブルスコア以上も開き、立憲民主党の候補より劣るとする最新の情勢調査結果を示し、立候補見送りを要請。その代わりとして、長男で秘書の河村建一を比例中国ブロック単独で立候補させる案を提示した。河村は地元に戻り、後援会幹部に調整をのむ意向を話した。同日夜、永田町にとんぼ帰りし、遠藤に政界引退を伝えた[5]。10月15日、自民党は比例中国ブロックでの建一の公認を発表[6]。

10月16日、自民党山口県連会長の岸信夫と県連幹事長の友田有は連名で、同党の遠藤選対委員長に要望書を提出。党本部が建一を比例中国ブロックの公認候補としたことについて「山口県連とは何ら関わりのない候補」などと激しく抗議し、同ブロック現職の杉田水脈を「名簿上位搭載にご配慮をいただきますよう、強くお願い申し上げます」と求めた[7][8]。10月18日、建一は比例北関東ブロックからの出馬に急遽変更された[9]。岸の実兄の安倍晋三が直接、遠藤選対委員長らに杉田の上位登載を要求したともされる[8]。

10月31日、投開票。自民党は比例北関東ブロックで7議席を獲得。搭載順位32位の建一は次点で落選した[10][11]。

同年11月1日、宇部市内にあった事務所の閉所式を行う[12]。同年12月、党副総裁特別補佐に任じられる予定と報じられた[13]。

 

 

端的に言えば、息子の政治生命を奪うぞ!と脅し、引退をさせ、
バッジを外した直後に(河村父が地盤とした山口とは)縁がないと叩き出した格好。

その際の県連会長が岸さん。代わりに杉田先生を!というのは、保守陣営にとっては喝采かもしれないが、河村先生からすれば溜まったものでもなかたったろう。

また日付が深刻なのだ。岸田総理は、10月4日に首相に就任。同日の記者会見で「今月14日に衆議院を解散し、19日に公示、31日に総選挙を行う」と表明した。つまり10月14日の時点で衆院選の日程は決まっている。14日の前日である13日、息子はブロック比例に出してあげるからと提案を受け、そして北関東ブロックに急遽移ったのは10月18日です。これは衆院選の公示の前日です。なんの準備もできるわけがない。そして北関東ブロックで、時点で落選。

のち参院選の全国比例に出馬。安倍元総理が命を奪われたときの選挙です。
息子の河村建一氏はどうしたのかと言えば、今年の夏にこういうことがありました。7月の報道です。

読売新聞:河村建夫元官房長官の長男、自民振り切り維新から出馬へ…藤田幹事長「大物の息子で良い人材」

 

そりゃ、お父ちゃんが怒るのは分かる。
奈良で命を奪われた直後、一瞬ではあるけれども山口の政界紛争との関連を指摘した方もいたと思うが(ネット上であったかは記憶にない)、肝が冷えたのは私だけではあるまい。

ゆえに、麻生政権末期の官房長官が、機密費も含めて暴露していたとしても、ある意味では仕方ないという状況にはある。安倍元総理が命を奪われてのち、岸防衛大臣も引退。報道通りの情報には私は見えなかった。

 

 

 

そもそも自民党は二つの党が合流して結党された。

そもそも自由民主党は、一枚岩ではない。政治に興味を持つものならば常識だと思うので詳しくは語らないけれども、自由党と民主党という二つの政党が合体してできた政党。私は結党の原罪と呼んでいるけれども、公職追放で政治家がほぼゼロ人になったとき、そこらへんの人を集めて政治を叩きこんで急増で作ったのが「吉田学校」です。やがて吉田茂内閣になる。無事なのかは分からないけども、日本は独立を果たす。麻生さんのお爺さんや、宏池会を作った池田勇人、田中角栄たちの活躍。白洲次郎とか。

そしてGHQが去り、公職追放が明けてのちに出てきたのか、鳩山一郎や、そして岸さんなんです。河野太郎先生のお爺さんも。こっちは老獪な方法でバッチバッチにやりあって、吉田茂(福岡県)は、山口にしばきあげられた側とも言えるわけですけども、自民党の各派閥というのは元々は自由党化民主党にルーツを持っています。

 

そんなこんなの、すったもんだがありまして。
そのあたりは漫画でも小説でもたくさん書かれていますから語るまでもありませんけどもね、わかんないんすよ。勝手に怯えるのも変な話ですが、リークしたとしても不思議ではない人物は複数おりますし、それで言えば広島県選挙区の溝手顕正先生を慕う人だって色んな思いはあると思う。第一次安倍内閣に批判的な方で、それは宏池会として岸さんの孫が嫌いだったからなのかもしれませんが、のち二人区なのにもう一人出馬させ、溝手さんだけが落選。勝ったのが河合候補で、ご主人の河合法相も逮捕。広島の地元がひっちゃかめっちゃかになっており、いま話題の安芸高田市にしてもこの玉突き事故の結果ですもの。

 

岸田総理としては、総裁として自民党を守る立場ゆえ(下村先生同様に)疑う余地はありません。そのことは繰り返し述べさせて頂きます。

ただし、安倍元総理に対して恨みを抱いていた政治関係者がいるだろうし、それは党内でも有りうるのです。逆に安倍元総理を慕いつつも清和会だけを恨む方もおられたでしょう。下村先生に嫌疑をかけた方は、ならば清和会に入りたくとも入れなかった方すべてを疑わねばならない。

そんなこんなを疑えば、きりがない。
野党自民時代、谷垣総裁が率いた時代は派閥なんてものは実態としては存在していなかった。一枚岩になって戦っていたと思う。とはいえ政権奪還を願う自民党は、それなりに無茶もしたかもしれない。当時の幹事長が誰かと言えば、石原伸晃さんだったりします。いまは浪人中の身であり、国政復帰できるか否かという状況。誰がどこで、(波及を)意図しようとすまいと、さらっと爆弾発言をしてしまうことは想定しておくべきなのでしょう。

例えば、おそらく政界復帰を考えてはおれれないだろう、金子恵美先生。
【日刊スポーツ】金子恵美氏、安倍派聴取「幹部以外も順々に呼ばれて」「1人3時間ぐらい」99人全員あるかとのこと。

亀井静香先生もテレビで何か言っていたみたい。

「あー、あれはねぇ」と、そりゃどんどん言うでしょうから。いろんな人が。
もはや航跡の見えない酸素魚雷が大量に飛び交っているような状態で、ここで誰かが逮捕となれば「実はぁ!」と嘘でも本当でも言う人は言うだろうし、逆に安倍元総理を守りたいがゆえに背負おうと無理筋なことを言う人も出るだろうし、そこに一喜一憂して振り回される年末になりそう。

これを機会に自分の政敵を葬ろうと、あることないこと言う人も出てくるかもしれない。そんな中で、安倍元総理のブランドは、ボッコボコにされるのだろう。どう対応していいか、覚悟していいか分からない。

ただ、私がいま書いたことは普通に公開情報で知りうるレベルの話だし、列挙して並べるだけでこれぐらいは書けてしまう。保守受けのしやすい、内部向けのことを書き連ねていた人の言葉はすっごく軽く見えてました。岸田総理による安倍派への攻撃、とか。あるわけない。下村先生が裏切りを、とか寝言に見えた。それを言うなら、もっと別のとこ、考えれば考えるほどたくさんありすぎるんだ。

私たちにとっては安倍元総理は希望の星であったけれども、長期政権においては歪みも出る。希望通りの政治家人生ではなかった方もいるわけで。色んなお家騒動もあるのだろうし、そういう化学反応的なものが連鎖的に起きていくとですね、もはやわけのわからん状況になると思います。

検察だって、そうたいして把握できてないんじゃないか。
人間関係の玉突き事故で、政治的な効果、しかも破壊的な効果を狙ってリークされているならば、その意味では週刊誌も同様だけれども、ある意味での政治テロ状態にわか国はあるわけで、誰しも見えない道路を全速で走っているような構図だと思う。

これで国会会期の、1月末には一定の目途をつけとかなきゃならんという、ケツまで決まってしまっているんだから大変だなぁと。他人事のように言っては見たけども、この中で台湾有事を見据えて国際外交のかじ取りをせねば、失敗は許されぬわけだし。さらには憲法改正の手続きに入っていき国民投票だとか、そんな日程なんだろうか。

末端の二等兵としては、地図ももたされずにジャングルの中に空挺降下させられた気分。

 

色んな事が起きるんだと思う。
いろんな報道もあるのだろう。

勝手なことを言う人もいるかもしれない、
さも事実かのように憶測記事も踊るのだろう。

で、それがさらに混乱を呼んで、と。
私から言えるのは、私にも何も分からないけれども、
とりあえず何が出てきても、誰も恨むまいと思ってる。

 

「誰も信じるな」とは言わない。
だが、誰も情報なんて持ってないだろうことは言わせて頂く。
私も含め、恐らくは検察も。

その中で出されてくる報道情報にしても、取材に応じた者それぞれにバイアスはかかる。
本当の実態を知ろうにも、安倍元総理は命を奪われている。左派も世論構成は仕掛けてくるだろう。
保守系媒体であったり、安倍さんに近かった論客にしても、守ろうというバイアスはかかってくる。

本稿は想像以上に長くなったけれども、語ればまだまだキリがない。
明治維新の際の薩長同盟であったり、のちの官職の話だって関連して論じようと思えば、やれる。

色んな記事、色んな報道は出てくる、色んな発言もあろう、色んな動きもあろう。
けれども、振り回されないで欲しい。信じて欲しい、自分を。

誰も信じるなではなく、自分を信じよう。
政治を、安倍さんを信じた日の自分の気持ちを信じよう。

 

安倍元総理は憲法改正を掲げておられました。
私はそれを支持いたしました。自民党の、そのスタンスを支持いたしました。

その気持ちにだけは嘘はつきたくないと祈るばかりです。

 

 

 

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コメント (頂いたご意見は、他SNSに比較し最優先で目を通しております。)

  1. BLACK より:

    >とりあえず何が出てきても、誰も恨むまいと思ってる。
    >政治を、安倍さんを信じた日の自分の気持ちを信じよう。

    この小坪氏のお言葉を深く心に刻みます。

    小坪氏、書いてくださってありがとうございます。

  2. azumaebisu より:

     小坪市議…
     この自民党の大混乱=その間の我國の政の頬完全機能不全…

    推理小説では有りませんが、この【我國の政の麻痺】で『誰が1番得をするのだろう?』←國内のスッタモンダよりも危険なのは、この騒動に乗じて来る…

     【反日適正諸國】の日本國内部破壊工作が、1番危険なのではないでしょうか…

    その筆頭に上がるのは、1,共産支那+ロシア連邦、2,ハマス(とその裏にいるイランとの秘密同盟)←イランと共産支那に繋がる北朝鮮…

     彼奴等が【共謀して臺灣國総統選1月13日にぶつけて何かをやる危険】が迫る…

    これが1番危険なので、今は【岸田政権批判】は一旦休止します。そうしないと、反日連合に好きな様に【我國の内部破壊】をされてしまう…それを何としてでも防がねはならないからです。

     一抹の不安は、既に【反日勢力】に、我國中枢が相当に侵食されている不安が拭えない…

    例えば、媚支那政治家、官僚…代表的なのは【財務省←旧大蔵省時代から媚支那の疑い有り…
    】、それに繋がる【検察庁】…あからさまなのは【外務省のチャイナスクール】、情けない事に【売國に堕ちて仕舞った経団連】…

     それでも、今は我國國民が一致団結せねば、一瞬の内に侵略される危険が迫っています…

     上の【媚支那派勢力】が、完全に【売國奴】に堕ちて仕舞っている危険は、重々承知の上でやるしか有りません…

     『媚支那連中だって、我國の権力構造の中で勝ち抜いて【勝ち組=支配階級】になっている…その大元の【約2660年続く神武朝日本國】を叩き潰して何の得が有る?』この考えを縁にして一致団結を!と触れ回ります。

     従って【岸田政権批判】は一時休戦が、今最も妥当だと考えます。

     そして、フルスペックの総裁選を、キッチリ挙行する事です。

  3. ヨウイチ より:

    私にとって「自民党を終わらせるモノ」とは「国民貧困化」です。第二次安倍政権が誕生した時、私も喝采を送りました。当時から警鐘を鳴らされていた中野剛志先生の言動を不思議に思いました。私自身は安倍元総理に思い入れはありません。評価基準は「国民が豊かで幸せであるか」なので、第二次安倍政権を評価はしません(「誰が」ではなく「何が」で評価します)。

    そして現政権での「改憲」は反対です。その理由は、第七章 財政 第八十三条(財政の基本原則)2項「財政の健全性は、法律の定めるところにより、確保されなければならない」です。
    自民党 日本国憲法改正草案
    https://storage2.jimin.jp/pdf/news/policy/130250_1.pdf

    これは、財政法第四条「国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない。 但し、公共事業費、出資金及び貸付金の財源については、国会の議決を経た金額の範囲内で、公債を発行し又は借入金をなすことができる。」を、憲法に制定して「国民貧困化」を決定づけてしまうからです。
    財政法
    https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000034
    財政法第四条は、毎年度「国会の議決を経て公債発行」しているので、実際には形骸化している条文ですが、これが「財政の健全性」の名のもとに強制力を伴うものになります。プライマリーバランス黒字化目標を憲法化するとも言え、喜ぶのは財務省だけです。

    「税収は政府の財源ではない」という事実に基づく限り、これは断じて認められません。逆に言えば、これを容認する者は、貨幣観が誤っており「国民が豊かで幸せである」日本は、永遠に実現しない。

    追記するならば、現政権への信頼性は、下記のように重要な決定を、国会での議論を経ずに「閣議決定」する段階でゼロ(どころかマイナス)です。
    政府、米にパトリオット提供へ 防衛装備輸出品ルールを緩和(23/12/22 共同通信)
    https://news.yahoo.co.jp/articles/d62d77dab5d996181a01658ca3e3027d02dd8f09
    パトリオット輸出で日本に警告 ロシア。(23/12/27 時事通信)
    https://news.yahoo.co.jp/articles/bc8d4d3993ec6b35fa57f09bed8b1e98938c4ebf

    閑話休題、小坪先生におかれましては、ぜひ、貨幣観をアップデートして頂きたく、対談が実現していない三橋貴明氏のブログを毎日、お読みいただくことと、「MMTを知って欲しい会」主催の来年1/3 16時から「99%の果たし状」」(三橋さんも登場)をご覧いただきたく存じます。
    三橋貴明ブログ https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/
    MMTを知って欲しい会(youtube)https://www.youtube.com/@user-do5zi9zp5u

    • 名無し より:

      なんで小坪氏が三橋のブログを毎日読まなあかんの?
      貴方のような信者が読むブログだよアレはw

  4. 耶麻斗 より:

    個人として知り得た事だけ羅列します。

    先ず、#岩田明子氏のリポートを取り上げたのは夕刊フジ。画像

    nakama toshio@turusaki
    返信先: @yukanfuji_hodoさん
    NHKの調べで22年の不記載について清和会は28万円。それ以前の1900万円からは減ってはいる。
    収支報告書の不記載画像
    午後1:35 · 2023年12月12日

    茉莉花まゆ@daotianyan84111
    返信先: @turusakiさん, @yukanfuji_hodoさん
    ありがとうございますm(_ _)m
    これを探していました。
    2022は28万円
    安倍さんになって激減していますね。

    ホントに安倍派というのは止めて頂きたいです。
    午後5:02 · 2023年12月12日

    画像は其々こちらのブログで御覧になれます。
    安倍総理が激怒「ただちに直せ」と叱責
    https://hoshu-hoshu.blog.jp/archives/23283627.html
    2023/12/14

    2022年の五月のパーティ、つまり総理を辞任した後、細田さんに頼まれて清和会の会長を引受けた後、亡くなるまでの八ヶ月間までの事。長尾敬先生が夕刊フジの記事を取り上げたビデオを観ましたが、安倍さんは総理在任中、派閥から離れていたから不記載については知らなかった事、安倍さん自身はパー券を売った事がない、何故かと言えば皆自分から買おうと集中してしまうからだと話しておられました。

    ≫「このような方法は問題だ。ただちに直せ」』
    これは記事にした岩田朋子氏に確認されたら如何ですか。安倍総理に近しい記者だったようですし、総理を慕われ内情も御存知の長尾敬先生が何か御存知かも知れません。

    ≫リーク元があるとして、それが誰かというユダ探しをする方もいよう。

    国会ロビーをされている遠藤さんによると検察にリークしたのは統一協会の信者の秘書だそうです。それは議員から聞いたと書かれてました。暫く前の記事なので探して見つけたら載せます。御存知かも知れませんが、壺売り出来ないようにしたのは安倍政権です。その後ではないかと思いますが、統一協会は信者を自民党議員、特に清和会の議員事務所に送り込んでました。信教の自由があるから統一協会だからと言って拒否出来なかったからでしょうね。

    それと巷の単なる憶測かも知れないけど、大方の見方は、安倍さんが居なくなったのを良いことに、安倍さん以前のやり方に戻してしまったからだろうと思われてます。現に不記載を見咎められ裏金扱いにされているのですから。

  5. 耶麻斗 より:

    トルコ激怒!外交問題に?
    皇紀2683年(令和5年)12月7日
    http://endokentaro.shinhoshu.com/japan/post10226/

     五日記事で申した政治資金規正法違反事案について、与野党を問わず議員事務所の秘書がやってきた内部留保がなぜ、こうも自民党(特に清和政策研究会と志帥会)の議員事務所からばらされていったのかという疑問は、当然皆さんが抱くものと思います。

     この種の処理は、普通なら漏れません。秘書の誰かが漏らさない限り。

     霞が関が自民党の次期総裁選挙に釘を打っておくべく、漏洩した情報を利用したでしょうが、協力した秘書は、一体何者であったかという問題です。或る方から「官僚が調べて漏らしたというより、党内部で漏らした人がいます」との指摘を受け、それが統一教会(世界平和統一家庭連合)から駆り出された「秘書」という名の工作員による可能性、という話で落ち着きました。

     北韓(北朝鮮)カルトの統一教会がわが国の議員事務所に秘書を送り込んできたことは、以前から何度も指弾しましたが、選挙協力だの「縁の下の力持ちになってくれる」だのと寄りかかっていると、いざとなれば内部情報の漏洩をやられて危機に陥れられます。

     朝日新聞社が嬉しそうに、岸田文雄首相が「統一教会の友好団体トップと、米下院議長と共に同席した」と独自に報じていますが、これも時機がよすぎるでしょう。統一教会から離れていた安倍晋三元首相を、ドナルド・トランプ元大統領の氏名まで出して繋ぎとめようとした天宙平和連合(UPF)自らが「朝日相手に」ベラベラとしゃべったに違いありません。後略

    特捜の強制捜査は失敗する?
    皇紀2683年(令和5年)12月15日
    http://endokentaro.shinhoshu.com/japan/post10250/

     解散命令を申請された統一教会(世界平和統一家庭連合)の「逆恨み」に始まった政治資金収支報告書の記載漏れ情報漏洩事件は、統一教会と安倍晋三元首相との関係を「盛って」「捏造」した左翼・極左言論に同じく、事実よりも盛って語られ、面白おかしく捏造する輩まで登場しました。

     東京高等検察庁の黒川弘務元検事長に長期間の任を託した安倍内閣を「人事に介入したやつら」として検察も「逆恨み」で突っ込むなら、そのまま恥をかけばよいでしょう。ただし、その後には「司法権力の暴力行為」とのそしりを免れません。

     また、そのような特捜が同じく安倍内閣を蛇蝎のごとく嫌った朝日を「仲間」に引き入れているなら、恣意的世論操作の疑いも免れず、対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)で「自爆(数十年間に及ぶ誤報の連発)」した朝日の「逆恨み」に、なぜ私たち国民がつき合わされる、或いは操られねばならないのでしょうか。

     もう一つ、この莫迦騒ぎを「脱税だ」と騒いでいる人たちは、パーティー券収入が原則非課税であり、政治団体への寄付等行為が控除の対象である法律を知らないか、または知っていて扇動しているかのどちらかでしょう。党派から事務所単位の内部留保に充てられた分は「裏金」ではなく、議員個人の「雑所得」にも当たりません。後略

    • 耶麻斗 より:

      多様性条例に岸田官邸が…
      皇紀2683年(令和5年)12月20日
      http://endokentaro.shinhoshu.com/japan/post10255/

      統一教会(世界平和統一家庭連合)の工作員を「秘書」に迎え入れた議員事務所が清和政策研究会に最も多かったため、目下の様相を呈しているのですが、統一教会の漏洩工作を創価学会が中傷するという政治の滑稽を、私たち国民はもう二度と目にしたくありません。この混乱こそが著しく国益を損じているのです。

       世界日報社(東京都中央区)のウェブサイトとツイッター(X)に「安倍派報道の屈辱に負けるな」と題した清和会応援声明が掲載されたのも、嫌がらせの追加に違いありません。統一教会と世界日報の関係性は、実は微妙な(一枚岩ではない)のですが、それでもあからさまにこう書くことで、かえって「今や憎き裏切り者の自民党」の国民的印象が悪くなると知ってやっています。

       確かに、暗殺された安倍晋三元首相がわずか一年にも満たない期間しか会長に就いていなかった清和会を「安倍派」と強調し、あたかも「安倍元首相のやったことを洗いざらい叩き斬る」などと息巻いている朝日新聞社やテレビ朝日は、日日その関連報道に於いて異常の度を越し始めました。

       例えば、朝日の「ビジネスではあり得ない派閥の裏金 『一強』が生んだ『小悪の群れ』」に至っては、正気を疑う内容であり、政治が商業に倣うべきとでも言いたいのか、実のところ企業こそが内部留保(これを朝日は「裏金」と言う)を積み上げてきたことには触れないつもりなのか、私たち国民が財務省主導政治に抱いている怒りと政権政党としての責任をわざとごちゃ混ぜにしています。

       自民党が政治資金を必死に集めねばならない理由は、五日記事で「事務所ごとに留保しておかなければ、いざという時に議員本人の身動きが取れなくなるからです。その『身動き』を議員に対して最も求めるのが私たち国民である」と申した通りです。だから厳しいパーティー券販売の達成目標(ノルマ)を課せられ、議員事務所単位でかなり苦しい思いもしています。

       そのことと、財務省の言いなりにしかならなかった岸田文雄首相が…

      検察クーデター説は本当か
      皇紀2683年(令和5年)12月21日
      http://endokentaro.shinhoshu.com/japan/post10256/

       官僚組織による「自分たちの気に入らない(黒川弘務元検事長人事の恨みか)政治を暴力で覆す(しかも安倍晋三元首相は暗殺、細田博之前衆議院議長も死去、次期総裁選びの時機で)権力の行使」を許せば、私たちが選んでもいない彼らの都合だけでいくらでも政治家が潰され、時に殺され、私たちの知らないところで国の容(かたち)まで変えられてしまいます。

       自民党の某議員が「検察によるクーデターになる」と言ったらしいことが一部で報じられ、早速何も知らない左翼・極左を中心に「何を言うか、自民党議員は全員逮捕されてしまえ」などと罵られていますが、この議員が言ったのはそういうことです。議員自身がそう言ってふんぞり返るのは間違いですが、党内のお金を動かしただけのことで官僚組織の暴力行為を賞賛するのは、極めて危険な大間違いでしかありません。

  6. 櫻盛居士 より:

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    共産党は2016年9月13日からの警告を無視し続けましたね。
    ならば、下記は決定事項と承諾したものと見做します。

     ・『テロを利用する共産党』
     ・『テロリストの味方である共産党』
     ・『テロに屈する共産党』

    **********************************************************************
     
     
    ここ暫くの巷の話題と言えば、松本人志、ジャーニーズ、宝塚、パーティー券と、実に笑える位に大衆が飛付きそうなワイドショー向けのものばかりです。
    1950年代、テレビの低俗さから「一億総白痴化」なんて揶揄する言葉も生まれましたが、どうやら一番最初に深刻な白痴化が進み、退っ引き成らない状況に陥ってしまったのは、テレビ局の中の人だった様で、情報の優先順位の付け方が分からなく成ってしまった様に見えます。
    だから大衆ウケするネタに固執し、本当に重要な情報を出せ無く成ってしまったのでしょう。

    まぁ、この大衆ウケするネタを陽動作戦の目眩ましに利用出来るか否かが、現状の岸田政権の実力を測る上でのポイントには成るでしょう。

    日に日に我が国を取巻く環境は悪化の一途を辿って居り、今でも国民が腹に据えかねて居る物価高が更に深刻に成兼ない状況にあるにも関わらず、国民は国民でパー券キックバックに怒り心頭と、見事に誘導されて居る気もします。
    「あー結局、ストレス解消のサンドバッグが欲しいだけか・・・」っと、冷めた気分に成らざるを得ません。
    勿論、問題は問題として是正する必要はありますが、それにしてもこの問題を是正したからと言って、我が国を取巻く環境が改善し、物価高が落着く訳でも、所得が上がる訳でもありません。

    国民生活に直結する物価高の主な原因は、中東情勢によるものが大きいのは、誰も否定する事は出来無いでしょう。
    っと成れば、本来であれば注視すべきは中東情勢と、少しでも物価高を食止める為に我が国は何が出来るかです。
    尤も、こんな事は誰でも理解し得る事柄なのに、国民の多くがワイドショー的ネタに振回されて居るのは、何ともやるせない気持ちです。

    関連してウクライナ情勢も中東情勢と無縁とは言えず、こちらも我が国は何をするかを考える必要があります。
    現在ロシアはウクライナとの軍事衝突に通常戦力を割いて居り、極東の通常戦力をウクライナ側に転用させて居ます。
    何故この様な事が可能かと言うと、ぶっちゃけ「日本は何も出来無い」とナメ腐って居るからです。
    つまり、我が国はロシアに対しての睨みとして有効で無いから、この様な事が可能なのです。
    故に、ロシアによるウクライナ侵攻は益々長引く訳です。

    一方、ロシアとしては在日米軍を無視出来る筈も無く、通常戦力のウクライナ転用で弱体化した極東戦力を埋合せる為に、核ミサイルを搭載した潜水艦を、挙って極東配備し始めてます。
    この辺りの情報と成ると、ほぼテレビでは得られない状況だったりします。

    その所為もあってか、反核平和主義者の皆様も大人しい事、大人しい事。
    まぁ、多くのあの手の似非反核平和主義者が、この状況を問題視して騒ぎ立てたりする事は無いでしょうが。

    何にせよ、この大衆ウケするネタを陽動作戦の目眩ましに利用して、我が国の国難を上手く乗切る事が出来るか、岸田政権の御手並拝見と行きたいと考えて居ます。

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