【高市政権の防衛戦】キーパーソンは石井準一参院幹事長。奈良の惨劇を背負う男、佐藤啓・官房副長官を守るべき理由。

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安倍元総理が命を奪われた現場にて、その場にいた者の名を覚えているだろうか。ショッキングな動画の中、若い議員が立っていたことをご記憶の方もいると思う。『総理!総理!』と声をかけていた。官僚出身の、少し頼りない雰囲気もあった男性。まさしく安倍元総理の応援演説を受けていた当事者。その名は、佐藤啓。選挙区は奈良。

いまは高市早苗内閣において、副官房長官を拝命している。総理を支える伝令として、活躍が期待される。しかし、一部報道の通り現状は身動きがとれていない。立憲マターと報じられるが、政治とカネの余波とされる。先般の参院選、および衆院選において自民党は国民からの怒りを受け止めるべき立場と考えるため、敢えてそこを擁護はすまい。

ただ当事者の思いを考えて欲しい。政治家だって人間で、そして心がある。
安倍元総理が命を奪われた結果、むしろ自分の命で償えるならばと自責の念に駆られた男。傷口に塩を塗り込むように、「おまえが〇ねばよかった」とか、「犯人と組んでいる自民党の議員がいる」とまで一部ネット言説の被害にもあった人物が佐藤氏。

私は、高市早苗県連会長率いる奈良県連はという書き出しで対抗記事を発出したのだけれども、スナイパー説や真犯人説が横行した際、”犯人の一味と面識がある”とまで攻撃を受けた。佐藤官房副長官は、さらに酷い目にあっていたのを覚えている。それはそれは酷いものだった。

再チャレンジという言葉があるけれども、目の前で守り切れなかった悔恨は永遠に続く。
「だから護るんだ、今度こそ」という覚悟を決めた横顔は、かつて応援演説を受けた日とは全く違う。
敢えて言う、佐藤議員は被害者だ。テロ事件の被害者であり、誰よりも総理を守るという意思を強くもつ者に違いない。

同じ光景は二度と見たくはない。
”数秒でも早く私が気づいたならば、きっと身を挺して盾になったのに”と、関係者を通じてお伺いしたことがある。奈良の議員たちに、ネット上で嫌疑がかけられたいた際のこと。本心なのだと思う。だからこその再チャレンジ、明るい響きの言葉だが実態は違う。その再チャレンジとは命を賭して守るということに他ならなぬ、今度こそはという覚悟だ。

しかし、「守る責すら与えられぬ」とは、こんなにも惨いことがあるだろうか。
いま参院においても自民は過半数を得ておらず、舵取りは非常に難しい。参院幹事長は、極めて難しい舵取りが求められる。人事について思うこともあるだろう、なぜそこなのか、と言いたい思いもあるかもしれない。だが、ここでこければ政権崩壊に続くリスクすら否定できない。なぜなら予算がある。物価高対策を含む、国民に届けねばならぬ、救援策を立案せねばならない。早期に、少しでも早く、だ。

ほどなく予算委員会が始まる。
いまのままであれば、佐藤議員は身を退くだろう。国民生活を守る予算のため、そして高市総理を守るため。身を挺して守る職責すら、その機会すら与えられず、「今度こそは我が身を捧げてでも」という再チャレンジの機会は与えられない。なにもせず、黙って詰め腹を切らせるというのか、また若者に腹を切らせるというのか。

これを許せば、やがては予算の議決権行使に。そして各大臣の不信任決議案など、連鎖が始まるだろう。小さな綻びに見えるかもしれないが、この部分は意外に大きな影響を与えると考える。

ただでさえ難しい運営を担う、キーパーソンは石井準一参院幹事長。
ネット上では裏切者などの言説も見られるが、私はそうは思わない。
まったく面識がない先生だけれども、国対委員長を経て、先般の厳しい参院選を戦い抜いた先生だからこそ。県議を5期続け、泥臭い地方議会を生きてきたからこそ。

昨今の「あいつが悪い」「きっとあいつが犯人だ」と揶揄してばかり、攻撃してばかりのネット言論ではない、そうではない姿を見てみたい。きっと守る、立憲を含む他党との調整をつけてきて、石井幹事長が支える未来を、私は見たいのです。
また本人のポスト(Twitter)が更新され、少なくとも一部におけるネット世論とは状況が違うことも明らかになってきた。小野田大臣や高市総理の名もあげて、当事者としてのファクトを公開しているため紹介する。

今度こそは違う未来を見たいのです、
惨劇を風化させてはならないのは当然として、同じ光景は二度と見たくはない。その努力を共に背負う、尊敬できる国会議員たちの背中を私は見たいと切に祈る。

 

 

 

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現状における報道

敢えての東京新聞の紹介。
立憲マターという部分は下記より。

実際に国会で、高市総理が答弁するに至っている。
佐藤参議院議員の横顔、たまらない表情をしていた。

 

高市首相が懇願…国会「出入り禁止」の政府高官に「再起の機会を与えて」 参院本会議で人事めぐり

 

首相官邸と国会の連絡役である官房副長官が国会「出入り禁止」となっている異例の事態を解消しようと、高市早苗首相が動いた。
首相は11月5日の参院本会議で、自民党派閥の裏金問題に関与した佐藤啓参院議員を官房副長官に起用した人事を巡り、混乱を招いていることを陳謝。「再起の機会を与えて」と懇願した。(川田篤志)

◆高市首相「本人は深く反省し、再発防止に取り組んでいる」
高市首相の所信表明演説に対する代表質問に臨んだ水岡俊一氏(立憲民主党)は、佐藤氏が今年7月の参院選では改選対象でなく、選挙の審判を受けていないことを問題視。「内閣の要職につく資格があると考えるか」と、首相の見解をただした。

首相は「国会運営に混乱を来すことになったことについて、真摯(しんし)におわびします」と頭を下げた。
その上で「佐藤副長官は若くて優秀な、将来の日本を担うべき参院議員だと思う。本人は深く反省し、再発防止に取り組んでいる。有為な人材には再起の機会を与えていただき、与野党の先生にお育ていただけますことを、どうかお願い申し上げます」と訴えた。

◆官房副長官に起用、首相の強い意向か
参院議員として官邸入りしている佐藤氏は本来、政府を代表して参院の議院運営委員会の理事会などに出席する役割を担う。だが、「裏金議員」の要職起用に反対してきた野党側が反発し、10月23日の理事会から「出禁」状態となっている。

(後略。全文はリンク先にて)

 

 

陪席とは、その場に参加してテーブルにつくこと。
政治用語にはなるけれども、最近では知らない方も多い。

会議には参加資格があり、無許可で出席することは許されない。また権限も生じない。
市議会の場合には、市議会議員選挙で当選することにより出席する権利を得るようなもの。

官房副長官に任じられども陪席が許されぬとなれば、職務の遂行ができないのだ。

 

石井幹事長について、一定の批判が集まることはやむを得ない。
佐藤氏の起用に関して先月28日の会見で、「多少、疑問視している」「こうしたことが起きないよう(高市首相に)強く申し出ていた」と明かしており、高市内閣にとっても「今後もこの状況が続くのは望ましくない」と懸念を示していた。報道の通りである。

起用に対して確かに協力的ではない。
これをとらまえて批判することは簡単だ。
しかし、参院幹事長の背負う職責はそればかりではないことも事実だ。

 

 

 

参院幹事長の置かれる状況、国対委員長経験者として

今度は日経の記事を読んでみて欲しい。
イデオロギー的に異なるであろう新聞社の記事を比較することで、少しでも事実に近づきたいという思いがある。

石井氏が受けた参院幹事長も重責で、そして政権運営において極めて重要なポジション。
大変な時期にお引き受け頂いた国士という立場とも言える。

 

自民党、参院幹事長に石井準一参院国対委員長 与野党協議にらむ

 

自民党は8日、参院幹事長に石井準一参院国会対策委員長を充てる幹部人事を決めた。少数与党下での与野党協議をにらみ、野党との豊富なパイプを持つ石井氏を起用する。後任の参院国対委員長には磯崎仁彦元官房副長官、参院政策審議会長には山本順三元国家公安委員長がそれぞれ就く。

松山政司参院議員会長が同日、国会内で開いた記者会見で発表した。「石井氏は国対委員長として大変尽力し、野党とのパイプについてもしっかり人間関係を築いた」と説明した。

(中略)

与党を担う自民、公明両党は7月の参院選で大敗した。衆院に続き参院でも議席の過半数を失った。参院国対委員長代行、参院議院運営委員長など与野党間の調整役を担うポストを歴任してきた石井氏を参院幹事長に起用し、厳しい国会運営に備える。

 

 

参議院は肝臓みたいなもので、沈黙の臓器みたいな。
どこか軽視する風潮があるけれども、二院制の我が国にとっては極めて重要な機関。
過半数がある際には(敢えて否定的に軽視と書いたけれど)地方議員から見ても参院は”どうにかなる”程度の雰囲気は感じていた。

ではここがこけるとどうなるかと言えば、あらゆるものが三カ月遅れ。
確かに衆院の優越はあるけれど、タイムラグが発生する。国家の危機において、予算などを人質にとられれば最悪な事態になる。実際、過去において発生しており、世界が恐慌状態に陥りかけた際、参院過半数を喪失した自民党は民主党側から予算を人質にとられて苦しい攻防をした。私が地方議員に初当選する前のことで、政治家としての原風景として脳裏に焼き付いている。

 

よって、参院幹事長とは、国家国民のための予算、
そして政権を支えるため野党と対峙する極めて重要なポジション。

あれもこれもと野党案を飲むわけにはいかないが、数がないゆえ安易に突っぱねることも難しい。

 

極めて微妙な、そして複雑かつ緻密な作業が求められる。
そのことは(佐藤官房副長官を守って欲しいという記事を書く上で)敢えて私は述べておかねばならない。

逆に、石井幹事長が動けば、野党は協議に応じる可能性はある。
もしくは石井参院幹事長以外に佐藤氏を守ることはできない。

 

 

 

テロ被害者としての、佐藤啓議員

自分からは言い出せないフレーズ、それはテロ被害者であること。
安倍元総理を守り切れなかった、なにより自分の応援演説中であったこと。
昭江夫人に対しての申し訳なさ、様々なものを抱えて「私も被害者だ」とは決して口にすることはできない。

 

 

 

 

安倍元首相に当選報告 奈良の献花台で自民・佐藤氏 – 安倍元首相銃撃

 

政治家の人生に、普通など求めてはなるまい。
私も爆破予告を受けてみたり、普通の人生は歩めていない。
佐藤氏らを擁護する言説を張った結果、安倍元総理殺害犯の一味と関係があるとまで言われる始末。

だが、考えて見て欲しい。
官僚から国会議員となり、目の前で元総理が銃撃で命を奪われ、
しかも「タイミングによっては助けることができたかもしれない」場所に立っており、
もしくは「自分が命を奪われる結果になっていた」かもしれないだとか、

にもかかわらず、「おまえは犯人の一味ではないか?」とすら嫌疑をかけられ、
悔恨の念から反論すらできず、また反論すらできぬ空気の中で、延々とサンドバッグになる人生。
想像できるだろうか。

 

官僚、それも普通の人生ではないのかもしれない。
では地方公務員だったら、または市議会議員ぐらいだったら、少しはシンパシーは持ってもらえるだろうか。

いま彼が背負う十字架は、彼の責任ではない。
彼自身が被害者だ。

そう言ってやれる者は他にいないのだろうか、
私は声を大にして言いたい。私自身も、(市議の辞職を求めての)爆破予告というテロ被害者であるから。

本人はね、本当に何も言えない状況になるんだよ。「おまえのせいで爆破予告が来たんだ!」だから、実態として辞職を勧告するような名指しの決議を市議会からされたからね。テロに屈したバカ議会として盛大な批判を議会が受け、裁判で戦いを5年を経て言えることは、少しでも責任を感じてしまったテロ被害者は、当事者は何も言えないということ。

 

守るだろうよ、今度こそ。
それこそ銃弾からも身を挺して。
何度も夢に見ただろうよ、多くは悪夢だったろうさ。

仮に高市総理を守り抜けたとしても、恐らく開放される日が来ることはないだろう。
それは贖罪の意味を込めてかもしれないが、ワークライフバランスどころか、ライフ(生命)そのものを賭けて戦うことだろう。

「今度こそは」と思うだろうこそは、誰しも想像に難くない。
では、今度こそはに続く言葉が何かを考えると、想像を絶するものがある。

 

 

 

辞表を書かれる可能性がある、予算の期日が迫っている。

なんて、人でなしばかりの世の中だ。
誰が悪いとは言わないが、野党に対して思う部分も多分にあるのだけれど、これは一つの政局の一幕であって、「誰も自分は悪くない」と言うのだろうよ。

そう、政党同士の駆け引きのなか、佐藤氏の人生であったり心であったり。
彼がテロ被害者であることは誰も論じぬまま、彼を葬ろうとするのだろう。
それぞれにとって大事なものがあり、佐藤氏は別に大事ではないだろうからね。世の中、そんなもんだ、最低だと思う。

もう十分に戦ったではないか。
耐えたではないか。
それでも鞭打つというのか。

 

いま、重要な局面を早速迎えている。
予算だ。

ここは保守とか左派とか関係なく、かなり重要なもの。
これはこれでblogにまとめたいのだけども、(コストプッシュ型とはいえ)インフレを理由とした物価高により国民生活は悲鳴を上げている。

補正予算を早期に編成し、お届けせねばならない。
私は地方議員だけれども、12月議会では国からの補正予算を受けての、地方議会としての予算案を審査することになるはずだ。うちの場合は11月25日が招集日であり、議案書はその一週以上前には起案される。つまり、11月半ばには、本来は国の補正予算は通過しておかねばならない。

石破降ろしも自民党の都合なら、総裁選も自民党の都合である。
本来の業務をほったらかしていたのか!というお叱りは、(私も地方議員だけれども)地方から突き上げをくらっても仕方がない状況。地方議会の本会議最終日に、臨時で追加議案として上程するにせよ、地方の現場は大混乱になる。それにしても、デッドエンドは11月末日まではもたない。

 

石井参院幹事長のお立場もわかる。
もしも参院でトラブったら台無しなのだ、細心の注意をはらって職責を全うされていることと考える。

いま、実は高市政権はいきなりラスボスと戦うような状況にある。
保守だけ、イデオロギーだけ見ていると伝わりにくいかもしれないが、ここで予算が通らなければ本当に詰む。

参院にしてもトラブルは最小限にしたいだろうし、野党と貸し借りなど安易に作りたくはないだろう。記者会見において石井幹事長の発言が、決して佐藤氏に対して協力的なものではなくとも、それはそれで理解されるべきものと考える。

 

ではどうなるのか。
野党はどこかで、これを政局だと認識している。

その先に在るのは何なのか、
佐藤氏が自ら辞表を書く、になる。
本人がもっともそう感じていることだろう、それ以外に道はないとすらに。

 

それでいいのか、みんなは。
有権者はそれでいいのか。

野党に問う。
それでいいのか、同じ国会議員として。
いま国民生活が悲哀にあえぎ、それが政局の色を帯びつつの前哨戦となる中、もう一度、佐藤氏に膝をつかせて満足なのか。選良という言葉はどこに行った?

政治とカネの、再チャレンジではない。
総理を守ることの再チャレンジだ。
人の心はないのか。

 

自民に問う。
地方議員風情が口にしては怒られるだろうけれど、ここで若手を守り切れず、何が政権与党だと思う。誇りは、矜持はどこに行ったのか。

「総理、総理」と悲痛な声を聴いたはずだ。
今度は明るい声でその声を聴きたくはないのか。

 

彼が自ら辞表を書いて、それで満足なのか。
本当にそれでいいのか。

 

 

 

木原稔青年局長のこと

まだネット黎明期のこと。
必死に支える記事を書いたことがある。

一期当選しただけの衆議院議員だった、私が初めて会ったときは浪人中だった。私も浪人中だった。民主党政権で、自民は野党だった。

辛く厳しい下野時代、やっとの思いでの二期目の再選。
射止めた青年局長の座。

国政報告会で、「青年局長に就任しました」と高らかに動員をかけた。
当日は更迭されていた、役職停止という処分だった。

私はその場にいた。
熊本市内の大きなホテル、明るい会場で、晴れの檀上で。
奥様がただ頭を下げていた。

 

戦争法案と、野党から総攻撃を浴びていた時代だった。
安倍総理が、まだ総理に就任した直後のこと。党内の政権基盤も弱い中、重要法案が審議されていく。

木原青年局長は、政権を安定させるべく、若手の保守の国会議員の集会を行い、主催であった。招かれた講師が放言を行い、メディアにフルボッコ。木原青年局長は何も発言していないのに、責任者として処分されたわけだ。誰のせいにもしなかった。詰め腹を切らさせることを耐えていた。そのぶん、私は言いたい放題に擁護した。

小さなエピソードもあって、武田良太衆議院議員が「こんなことしていたら、若手は何もできなくなるぞ!」と凄く怒ってくれたんだと、のち木原先生から聴いたのはちょっとだけ嬉しかった。

安倍総理は、国会で謝罪する羽目になる。
あのときの木原先生の顔は忘れられない。

 

高市総理が国会で陳謝する事態となり、佐藤氏はどんな気持ちだろうか。
私は想像するしかないけれども、木原先生はよく分かると思う。かつて同じ状況に陥ったことがあるからです。

いま、高市内閣の官房長官として陣頭指揮をとっている。
おそらく、佐藤けい議員にかつての自分を重ねながら。

新たに部下として、官房長官として、佐藤官房副長官を温かい目で見ていることだろう。
あの日の自分に重ねながら、あの日の国政報告会のことを思い出しながら。

二度と同じ思いはさせなどしない、と。
静かな覚悟を決めながら。

 

どうして相手の気持ちを分かってあげることができない、
他者の心に寄り添うことができない?

だから国民生活の疲弊にも、国民の声も、きっとみんな見えなくなっちゃったんだ。

 

あの人はもう十分に頑張ったろう?
それでも戦うっていうんだ、行かせてやれよ。
どうか戦わせてやってくれよ。

 

木原官房長官は、仮に辞表が提出されたとて、受け取ることはあるまいよ。
同じ光景を二度とは見たくないだろうからね。心がね、あるからね。人の心が、あの日、自分がどう思ったかを覚えているだろうからね。

そんな辛い判断を、福官房長官にも、そして官房長官にもさせてはダメだ。
いま発言しずらい状況に在るのだから、私たちが言わないとね。

 

 

 

石井参院幹事長、動く

なにごとも事態を簡素化したほうが伝わりやすい。
わかりやすい発信がバズる、そりゃそうなのだろう。

重責を担い、参院を預かる立場の石井参院幹事長が動いた。
一部のネット世論の「石井が悪い」論に反抗したものだけれど、明確に前向きな投稿。
少なくとも石井悪玉論は、誤っている。

重責の中、対峙する幹事長の姿がそこには在る。
小野田大臣や高市総理の名を記して。

 

 

 

 

自民参院幹部「目にあまる投稿多い」自身をめぐる記事に反論「高市総理と小野田議員と対応検討」

 

自民党の石井準一参院幹事長は9日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自身に対するSNS上の指摘に反論する主張を、5投稿連続でポストした。その上で、「間違った情報を拡散させる行為にどの様に対応するべきかを、高市総理と小野田議員と一緒に検討しています」と記し、高市早苗首相や小野田紀美・経済安全保障担当相とともに、対応策を練っていると明かした。

(中略)

さらに「当該投稿については政府にも報告し、今後益々増えるであろうSNSを使った政治活動において、間違った情報を拡散させる行為にどの様に対応するべきかを、高市総理と小野田議員と一緒に検討しています」とし、「難しい課題ではあると思いますが、ネット社会における新しい政治の在り方について、みんなで考えるきっかけになることを望みます」とも、つづった。

 

 

中略部分にあらかたの背景が記されている。

是非とも記事も読んで欲しいのだけれど、私はこの記事およびポストも全てが正確だとは思わない。

 

書かれていないこと、本人が公開でポストした以上のことがあると考える。
一部の状況は側聞していることも認める。

これはご判断だと認識する。
「守るのだ」という強い覚悟と声明。

 

いまの状況、もともと見殺すような意味はないのだ、
ただ、副官房長官の、一人の政治生命と参院そのものを比較した際に「何を公益となすのか」という苦渋の思いを抱かれていたのだと信じる。

そして、その一人の政治生命を守るため、石井参院幹事長が動くと宣言した投稿だと読む。
そうとしか読めない、練り上げられた文章。バズらせるだけなら別の書き方もあるだろう、落ち着いた政治判断としての文章。

そこに高市総理と小野田大臣の名が敢えて記載されていること。
これは「私は悪者ではないよ?」という言い訳ではなく、デマに対する払拭でもなく、
参院幹事長としての”やる”という意思表示に他なるまい。

 

私は、石井参院幹事長は佐藤官房副長官に対して協力的だったとは思わない。
会見を見ても同様である。だが、それは個人を否定したわけではなく、参院幹事長としての職責を背負うからであり、

そして、いま、
参院幹事長として官房副長官を守る意思を強く示されたのだと思う。

 

長い長い記事の最後に、凄く大切なことを書く。
石井参院幹事長を殴っても何もいいことはないよ、高市総理にとっても佐藤官房副長官にとっても。もはや衆参ともに数が足りない中、味方は一人でも多いほうがいい。でなければ支えられない。

「あいつが悪い」と書けば、胸がすっとして拡散したくなるだろうし、
バズって儲かる人もいるのだろうけれども、それに乗ったところで皆様が見たい未来には辿り着かない。

石井参院幹事長を評価し、むしろ野党との難しい調整作業を正しく評価して伝えていくことでこそ、高市政権も佐藤官房副長官も助かると確信する。

 

 

 

 

間に合うのか、という思い。

衆院の予算委員会は月火だったような気がする。

参院は水木だったのではなかろうか。

私は国会議員ではなく地方議員ゆえ、現状における正確な日程表をもたないけれど、勝負は来週。

参院は週の後半になるのだけれど、そこまでに調整をつけれるかは微妙なところ。かなりギリギリではないか。

かなり分の悪い勝負なのだけども、

もしも叶ったならば、あの日とは違う未来に辿り着けたならば、

そのときは、ネット諸氏は、石井参院幹事長を全力で褒めたたえてくださると確信する。

思いは通じるし、願いは叶う。

政治は動くと私は信じたい。

いずれにせよ時間がない、勝負は早い。

状況の整理も含め、事態が錯綜している、

誤った言説があったならば、本稿を張っておいて頂けると助かる。交通整理のつもりで書いた記事だから。

間に合うといいな、

いや、間に合わせる。

「間に合わせるだ」と思った方は、拡散のお手伝いをお願いします。

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