雪上運転を行う上での注意点【安全運転のためにシェア】

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まずもって「運転しない」というのが答えです。
貴方がどんなに気を付けようと、また貴方の乗っている車が4WD(AWD)など雪に強い性能であろうと【ぶつけられる】危険性は格段にあがります。

相手がどのような車で、かつ整備(タイヤが硬化している等)がどうなっているか、また雪道に慣れているか否かはわからないのです。

どんなに気をつけようと、一人で運転するわけではありません。自分自身が事故ってしまう可能性のみならず、被害者となる可能性も高いのです。ですから、まずは「運転しないで」と呼びかけさせて頂きます。

とは言え、どうしても乗らざるを得ない方もおられるでしょう。
そもそも仕事上、運転しないといけない方もおられると思います。
プロとして運転されている方のみならず、出勤のため、もしくは配送(物を届けるなど)の必要がある方もおられると思います。

知恵袋的に、
?雪上運転の際に最低限、気を付けるべきこと
?雪の上で車が動かなくなった際のこと
?車中泊などを迫られた際のこと
をまとめておきます。

個人の経験談のため、異なる意見のある方もいるかと思います。
「これも必須の知識だよ!」という方がおられたら、コメント欄で書いてください。

 

 

 

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(OGP画像)

 

 

 

雪の日は運転しない。
貴方がどんなに気を付けても無駄なのです。
重ねて強く言っておきます。
貴方の乗っている車が4WD(AWD)など雪に強い性能であろうと余り関係ありません。
他の方がどのような車に乗っているか、わからないからです。

意外に思うかもしれませんが、サーキット等の「全員が装備が整っている状態」のほうが遥かに安全です。
全車両が極めて厳しいルールのもと、検査を経てクローズドな場所で走行する。
物影からボールを追いかけた子供が飛び出したり、高齢ドライバーが逆走したり、信号無視の暴走車が来ることはありません。
それなりの速度で走行するため「それぞれが気を付けている」し、「危険と隣り合わせ」であることを、全車両が熟知して走行しているのです。

雪の日。
しかも、あまり雪が降らない土地で街中を走るということは、これとは逆の危険があるのです。
【貴方以外に道路にある車両】には、整備(タイヤが硬化している等)も酷い車もあるでしょう。
雪道に慣れていない方が、やむにやまれず運転している場合もあると思います。

どんなに気をつけようと、貴方一人が運転するわけではありません。
貴方が交通事故を起こさない努力も必要です、加害者にならないように。
ですが、被害者となる可能性は排除できません。
そして、雪上走行で被害者となる場合、「ほとんど」避けようがありません。

低μ(ミュー)路での機動性は格段に低下するため、プロドライバーであっても「回避は基本的に無理」です。
繰り返しますが、雪上の「もらい事故」は、装備や技術では「回避不能」です。

 

ですから、まずは「運転しないで」と呼びかけさせて頂きます。
大事なことなので繰り返します。
まずは「運転しない」ことが大切だと述べさせてください。

 

 

とは言え、どうしても乗らざるを得ない方もおられるでしょう。
そもそも仕事上、運転しないといけない方もおられると思います。
プロとして運転されている方のみならず、出勤のため、もしくは配送(物を届けるなど)の必要がある方もおられると思います。

急病のこともあるだろうし、仕方ないということもあるでしょう。
そういう場合のために書いておきます。

(※ 必要に迫られて運転せざるを得ない方のためにも、用事がなければ乗らないようにしてあげて欲しいです。)

 

 

 

運転時に気を付けること
雪が降って滑りやすくなるのは、摩擦力が低下するためです。私の場合は「μ(ミュー)」と呼んでいますが、スポーツカー界隈のみの話かもしれません。(運転士さんたちはなんて呼ぶんだろう。)
低μ路の中でも、街中の雪上運転が難しい理由は、μがコロコロ変わるためです。

通常にブレーキが効き、アクセルが踏める「一般的な路面」がほとんどなのですが、「急にμの低い路面」が出てくるのです。
操作可能な路面、操作不可能な路面が連続で出てきます。路面状況が凄まじく変わることが、極めて危険なことだと思います。

 

絶対に覚えておいて欲しいのは「橋の上」と、「山(建物)などの影」です。
この二つは重点項目です。

・橋の場合
路面が凍結する際、冷たい空気が吹き抜けることで対象(この場合は路面)の温度を低下させていきます。簡単に言えば空気(風)が温度を下げると覚えてください。
橋の場合は、「上と下」の両方を風が通るため、(本当は単純比較できないのですが)【二倍、凍結しやすい】のです。他の場所が普通に通れても、橋の上だけ完全に凍結していることがあります。
たいしたことないじゃん?と気軽に運転し、いつも通りに交差点を曲がった先が橋とかだと、そのまま欄干をつきやぶってガシャンって感じです。

・山(建物)などの影
こちらは、光がささないため「凍結しっぱなし」となるためです。ある程度、雪が溶けていき「もう運転できるなぁ」と油断した際に起きる事故。他の場所は、太陽によって溶けており普通に運転できるのですが、影となっている部分のみ凍結しておりμが低いままです。

「いけるいける」「もう雪、溶けてんじゃん」と油断し、
ここを普通の速度で進入すると、当然事故になります。

 

 

橋の上、山(建物)などの影は、他の個所に比べ「μが低い」のです。いきなり操作を受け付けなくなるため、予測しながら運転する必要があります。ここは橋だな、とか「次は影だ」とか。

危険を予知して欲しいため厳しい言葉で書いておきます。橋の上で操作不能となった場合、欄干が低いと「川下に落下」します。申し訳ありませんが、多分、死にます。パトカーや消防、JAF等も無茶苦茶、忙しいので救助には数時間かかると思います。
水の中で何時間か待つことになることになりかねません。(多分、死にます。)

山の影で事故った場合、恐らく不動状態になって重複事故になります。車中にいても安全ではありません。多くの場合、道路を塞いで事故ってしまうわけですが、そこをトラックやバスが通る可能性だってあるわけです。山ですから見通しも悪いわけで、車体の中にいても安全とは言えません。大型車が衝突すれば、たぶん死にます。それでもいいなら、運転してください。
(私が目撃した事故では生存していましたが、不動状態に陥った車両に、大型車が派手に衝突した現場は見たことがあります。)

そして、自らが加害者になる場合もあります。
操作不能になった車体がどちらに飛ぶかわかりません。例えばコンビニのように1フロアが吹き抜けのようになっている場合だってあります。民家の場合もあるでしょう。貴方の運転する車は、人のいるところに突っ込む可能性もあるわけですが、「何人も人を薙ぎ倒して」しまうかもしれません。

貴方は生きているかも知れませんが、何人も人を殺してしまう可能性だってあります。

 

繰り返します。
できるだけ、運転しないでください。

低μの路面が、コロコロ入れ替わることに難しさがあります。
どうしても運転しないといけない場合は、予測しながら運転しましょう。決して速度をあげず、いまが大丈夫だからと言って次の交差点が大丈夫とは限らないという思いを強くもってください。

 

 

他、運転時に気を付ける点。
信号や一時停止の場所です。多くの車両がそこで停止・発進を行うことで、圧雪されていきます。氷の上がピカピカに磨き上げられていくようなもので、非常に滑りやすい。ブラックバーンと言います。凍結した路面が、何台もの車両の発進を受けて「磨き上げられた」もので、操作できません。(古いスタッドレスだと発進すら上手くいきません。)

「信号や一時停止」の場所では、止まり切れない車も出てきます。滑りやすいがために、不用心な運転をした方が「つっこんでくる」可能性もあるのです。青とか赤とか関係ありません。信号のみならず、他の車の動きにも注意を払いながらお願いします。

意外な盲点として、道路の白線も要注意です。
古いものはいいのですが、特に新しい白線は少し滑りやすい。一時停止のラインだったり、対向車線と切り分けているセンターラインであったり、あの線の上も滑りやすいのです。特に路面が凍結しはじめてすぐの場合は(気持ち程度かも知れまんせんが)あの上も滑りやすいことを覚えておいてください。

 

先ほど橋の話を書きましたが、側溝なども同様です。道路のみを見れば、ただのアスファルトの路面に見える場合もあります。積雪により見えなくなっていますから、どこをどう見ても橋に見えなくても、実は下部に空間があり風が吹き抜けている場合もございます。例えば真っ直ぐな高速道路であっても、その下部には農業用の小型の道路(トンネル)などが設置されている場合だってあります。路面だけ見ていても、低μ路はわかりません。

日頃から吹き抜ける個所だな等と気を付けて見ている方じゃないと、恐らくわかりません。もしくは雪道に慣れており、光の加減でなんとなくわかる程度にまでならないと、どちらにせよわからないと思います。私は九州の生まれですが、東北に2?3年でしたか、住んでおりました。最後のほうはわかるようになりましたが、今は自信がありません。

 

 

 

低μ路で気を付けること
急加速、急減速ができません。急旋回もできません。
これが「どんなに運転が上手くても回避不可」と書いた理由です。

「急」がつく運転は、基本的に操作自体ができず、
タイヤがロックして等速で特攻してしまいます。

アクセルを勢いよく踏み込んでも、車体は前に進みません。タイヤが空転するだけです。発進にもコツが必要です。MTの場合は、慣れてない場合は2速で発進してください。ATの場合は、スノーモード等が設定されている場合もあるので、適切なモードに切り替えましょう。エンジン特性の変化や、一部の車種ではABSの制御方法が変わると思います。(車種ごとに違います。)

ブレーキを踏んでも止まりません。止まりたくて、止まりたくて、一生懸命に踏んでも止まりません。滑り始めると一気に摩擦力を失うためで、すでに滑っている状態でブレーキをかけても車体は減速しません。人の住んでいる民家か、ガードレールか、川底にまっしぐらです。(ステアリング操作も一切、受け付けません。)

この場合は、一旦、ブレーキは離してください。タイヤがグリップを回復するまでは、何もできません。ガードレールが近づいてこようが、どれだけ怖かろうが、タイヤがロックした状態でブレーキを踏み続けても意味がないのです。まずはタイヤが路面をつかむまで待つ必要があります。夏タイヤであれば、一旦ロックさせてしまうと簡単にはグリップは回復しません。(グリップが回復する前に、衝突する可能性も高いです。)

同じくハンドル操作(ステアリング)も同じです。一気に切った場合、タイヤはロックしてしまい、車体は直進します。その場合は、一旦、ステアリングを戻してください。グリップが回復するまで何もできません。まぁ、事故るまで回復しないと思います。ブレーキの抜き方とか、ステアの戻し方とかは慣れですから、やったことないとできないと思います。
(そのため運転しないほうがいいというのが本心です。)

 

・ブレーキを踏み続けてもいい場合
技術の進歩は素晴らしく。高年式車の場合はABSの性能が高く、断続的にブレーキをON・OFFしつつ、ステアリング操作すらできる車種もあります。ABSが効くと「ガガガガッ」という音がなると思いますが、あれは「ガッ」の音の間に、車が自動的にブレーキを踏んだり話したりを連続して行っているのです。グリップが回復していることをセンサーで検知(4輪に設置された車速センサー)し、再度ブレーキを踏む操作を行っています。

ただABSがついていれば何でもいいのかと言えば、そうではありません。初期のものでは、ぶっちゃけそこまでの精度はありません。ガガガガッと言いながら、どちらにせよ壁まっしぐらです。自分の車がどれぐらいの年式で、雪上においてABSをかけっぱなしでも大丈夫かは事前に知っておいたほうがいいと思います。

 

 

そもそも論になりますが、スタッドレスタイヤであっても厳しい路面もございます。東北でも信号待ちのバーンとかは、発進に苦労しました。発進どころか、赤信号で止まろうとしたら、そこがバーンで交差点まで一気に突き進むとかありましたね、最初の頃は。大変、怖かったですが、いま思えば周囲の車に申し訳なかったです。(低速であったためギリギリで突入せずに済みましたが、停車車両がいたらアウトだったでしょう。)

FRのスポーツカーでしたが、新品のスタッドレスを履いていました。余談になりますが、当時の車はFD3S(マツダのRX7)でした。車高も落としているわ、しかもタービンを交換しているわで雪道には本当に苦労しました。とは言え、もともと車体を振り回すのが好きだったので、2年目からは普通に乗っていました。

運転できた理由は、新品のスタッドレスタイヤを履いていたからです。ゴムが新しいほうが(恐らく油分とか硬貨などの兼ね合いもあり)食いつくのですけれど、それでも厳しいのが実際です。夏タイヤ、ノーマルのタイヤでは走行自体は本当は無理です。ロックしたら、恐らく二度とグリップは回復しません。何かにぶつかって止まるまで、そのままでしょう。

また、スタッドレスを履いていても賞味期限のようなものがあり、4年も5年も経てば目があっても効きません。タイヤの中の油分が抜けるというか、硬化してしまって喰いつかないのです。

九州などの場合は、持っていてもチェーンでしょう。中にはスノータイヤ・スタッドレスを持っている方もいるかも知れません。私も少し古いものですが、実は持っています。夏の間にホイル付きの中古を抑えておいたんです。万が一のために。

 

それでも可能な限り運転しません。
私がスタッドレスを履いていて、私の車は制御下にあったとしても、相手から突っ込まれたらどうせ回避できませんから。

私は、意外に車を大事にします。
「どう運転しても、自分の車が無事で済まない」可能性が高い以上、運転したくありません。

 

 

 

雪の上で車が動かなくなった場合
とりあえず、自分の車のことは諦めてください。
乗った貴方が悪いのです、その車は「ない物」として認識してください。

というのは、不動車の放置とはとても危険なのです。
例えば坂道を登りはじめる場所など。
車体がフラフラし、登り切れないと思うとそのまま止めてしまう。
よくある光景です。

後続車両もあるし、その後も他の車は通るのです。
ど真ん中に乗り捨てるのは、本当に危険なのでやめてください。多重事故の原因にもなりますし、どうせ他の車にぶつけられまくって、ボコボコになって、ガッシャンガッシャンになって、フレームまで逝って、修理すら不能の廃車になるでしょう。どうせゴミになるので、坂道のど真ん中に放置するのはやめてください。
厳しい言い方なのはわかっていますが、実際にゴミになった状態を見たことがあります。本当に車がかわいそうでなりませんでした。

乗り捨てた結果、ボコボコになって廃車になった方は、自分を被害者と思うかも知れません。
確かに当て逃げでしょうし、そもそも何台も衝突してますから、あんまり原型をとどめていませんでしたが、「本当の被害者」は、【衝突不可能な位置に停車していた】ために、衝突してしまった、ぶつけた側だと考えることもできます。

 

せめて離合できるように。
わざわざガードレールに突っ込めとはいいませんが、可能な限り路肩に寄せてください。怖いとは思いますが、低速でガードレールにこすってもフェンダーの交換程度です。修理はできます。ど真ん中に乗り捨てて、いろんな車にぶつけられてゴミになるよりは、絶対にマシだと思います。
(何台からも繰り返して接触事故を受けた車両は、本当に凄まじいまでのボコボコになります。)

可能ながら、見通しの良い場所に。
「相手が」回避できる場所に停車してください。

 

ひどい言い方をしましたが、坂道を登れずに断念。
フラフラしたまま、そのままそこで乗り捨てる方、多いです。やめてください。
山頂から降りてくる車もいるわけで、そちらは下り坂ですから「絶対に停まれません」。

 

 

ちょっとだけ動かすテクニックを。
タイヤの空気を抜いてください。1キロ以下は、本当は走行の危険が伴うのですが、動かすことはできます。タイヤのエアを抜けばタイヤはペッタンコになり、設置面積が増えて、グリップしやすくなるのです。ただしエアは抜きすぎれば、ホイールから外れる危険もありますから、低速で走行してください。坂道などで、どうにもならない時だけにしてください。
(雪の際は、どちらにせよ空気圧は低めに設定しておくものですが。)

意外に効くのが「重り」です。
駆動輪の上に、重量物を置いてください。後輪駆動車(FR)であればトランクに。FFであれば、助手席に。スタックしてしまい、発進すらできない場合は、トランクに重りを載せるとあっさり動く場合も多々ございます。
反則なので余り言いたくないのですが、スタックするような場所ですから、どこかに塩化カルシウムがあると思います。その袋をそのまま載せる。それでも足りないなら人が乗ったりもしてましたが、よっぽど知識のある方だけにしてください。詳しく書けば色々あるので、慣れずにやると大怪我の元だと思います。ただ、坂道のど真ん中で車を放置するような場合を想定して、一応、書いておきます。

他には、「布」があります。
雪の上だからグリップしないわけで、発進すらできない場合は、タイヤの下に布を引くとグリップします。絶対に手を挟まないようにしないといけませんが、駆動輪の前に布(タオル・毛布)を入れると、タイヤと雪の間に吸い込まれて行きます。そしてタイヤの後ろに吹き飛ぶわけですが、それは失敗です。非常に上手に、2速で、丁寧に丁寧にクラッチ操作を行うと発進できます。

 

あとは、まぁ、塩化カルシウムを撒く。
撒いて、撒いて、撒きまくる。
登れないなら、数メートル車体を下げて、どんどん撒くしかありません。なんであれがあるかわからない方もいると思いますが、実はかなり効果があります。
撒けばなんとかなる場合もあります。

 

他には、まぁ、ワイヤー使ったり、脱出用のロープ使う方法もあります。雪壁にめり込んでしまった場合など、ですね。これは付け焼刃でやると危ないと思うので書きません。例えば、牽引ロープでやると切れる場合もあります。何トンという力がかかったまま、切れてしまい、鉄のフックが飛んでくるわけですが、怪我じゃすまないと思います。ワイヤーも切れた場合、鞭のようにしなりながらぶっ飛ぶので、懸け方がわからない場合は使わない方がいいでしょう。
(切れ方によっては、フロントガラスを突き破って運転席まっしぐらになります。)

 

雪の上で車が動かなくなった場合という項目でしたね。
「JAFに電話するように」と書けば終わるように思うかも知れませんが、そういう書き方はいたしません。
最近は自動車保険にもロードサービスが付帯しているものもありますが、JAFであれその他のロードサービスであれ、【電話しても来ません】。何台も事故が起きている状態であり、順番待ちです。だいたい7時間から8時間とかになるんじゃないでしょうか。どうせその間に、他の車にぶつけられて(多重事故)貴方の車も無事ではないでしょうけれど。

自動車の保険に付帯しているロードサービスは、ご存じのように安価です。結果、レッカー屋さんって「儲からない」状態になったのですね。最近の車は壊れにくいですし、かつてほど需要がないのです。その状態で保険の付帯サービスという形で単価が下がりましたから、業者の絶対数が少なすぎるんです。
よって、雪が大量に降って多重事故だらけ等の場合は、(資本主義として淘汰され尽くしてしまった以上)民間サービスは期待できません。

当然、電話したほうがいいと思います。
むしろしてください。ただ、保険のロードサービスに入っているからと言って、雪の日にレッカーが来ることは「基本的にはない」と思ってください。
単価を下げまくってきた、日本社会のツケです。

 

動かせないなら、乗るべきではありません。

 

 

 

車中泊などを迫られた際のこと
車中泊は、やめたほうがいいです。
普段なら普通の方も耐えれると思いますが、実は皆様の想像よりも、あまり気密がよくないのです。
雪の降る前に「満タン」にしておくべきですが、もしもガス欠になった場合、暖房が入らないと「凄まじく寒い」です。

当然、車の中のほうがあったかいですが、エンジンを切って(切らざるをえなくなって)数時間も経てば、外気温と同じぐらいまで低下します。本当に当たり前のことですが、金属の塊ですから、外気温と同じまで低下します。
人間の体温が外に逃げにくい分、いくらかはあったかいですが、それだけです。

絶対に必要なのが、ガソリン。本当に死にますので、東北の際に友人を助けに行く際は、携行缶(ガソリンを入れることができる専用容器)を持って行っていました。ガソリンは、材質によっては溶けるし気化しちゃうしで、普通の容器では運べません。スタンドも絶対に入れてくれません。ガソリンが尽きて、車中泊を行うのは、それが8時間とか9時間とかになるのであれば、ちょっと普通の人は無理だと思います。

 

万が一、そうなった場合。まずはガソリンの残量をチェック。雪の前に満タンにしましょう。死活問題です。
あとは水さえあれば、なんとか。ご飯はですね、一日食べなくて死にませんので、あったほうがいいけれども、それ以上に水がいると思います。雪を食べれば水分は補給できるのでしょうが、やったらわかると思いますが現実的ではありません。

車内に雪をいれ、コップなどに入れておいて溶かす、と。
車内の温度は低下してしまうし、極寒ですからそんな冷たい水を飲んだら体温をもっていかれます。溶かして飲むとかは無理だと思います。

 

大切なのは、布団と同じですから、毛布やコート等。
服も何重にもして着てください。布は意外に大事で、スタックした際にタイヤの下にもひけますし、防寒にも役立ちます。とりあえず厚着するしかないと思います。

 

車中泊は、いよいよの場合ですね。
本当に最後の手段だと思います。
ガソリンの残量をチェックし、半分以上、残っていればいけるかもしれません。アイドリングも地味に燃料を消費しますから、1メモリとかだと【朝まではもたない】でしょう、暖房が。

 

話は前後しますが、「そこが安全な場所」であることは注意してください。
例えば駐車場とかならOKです。自動販売機とかもあれば、さらにグッドですね。トイレがあれば、完璧です。ご飯は我慢してください。路上での車中泊はやめたほうがいいです。(多重事故の原因にもなりますし、停車位置の安全をしっかり確認してください。)

あと、女性のみとかも地味に危険かなーと。ガソリンが尽きて、周囲の車に乗せてもらってとか。このあたりは割愛しますが、不幸な事件に巻き込まれる危険性がかなり高いと言わせて頂きます。本気で、雪の日には乗らないほうがいいです。乗る技術がないなら、乗るべきではないし。乗り慣れていて、車体の性能も雪上で耐えうるものでも、やっぱり乗らないほうがいいです。

 

ガソリンスタンドの後輩らと、かつては雪の日にばかり出た時代もあるのです。
東北帰りで装備を持っていたのと、慣れていたこともあり、スタックした友人を助けに出ていたのです。JAFは来ませんから、1台を助けに行ったら、途中で2台3台と不動状態になったって電話がなって。面倒くさいので重装備(工具も満載)で出ていたのです。その場にいる車を10台ぐらい動かす羽目になることもあったのですが(年配の方に、ぶつけてもいいから、動かしてくれと頼まれる)雪の日はろくなことになりません。

女性の車中泊で酷い目にあわされたという事例もありました。別の車両の加害者(男)も裸になったもんで、そっち(事件現場車両)もガソリン尽きて凍えてましたけど。というか車でそういうの、やめてほしい。どうせならそのまま凍死しちゃえばいいのに、とか思いましたけどね。(議員になる、だいぶ前の意見ですけどね。)

出ないほうがいいですよ、本気で。
ろくなことになりません。

 

 

 

車の整備
ガソリンは満タン。
とりあえずこれはしたほうがいいと思います。
命綱ですから。ガソリンないと、ただの重量物ですから。

意外に大事なのが、撥水剤。いわゆるガラコなどですね。
ワイパーの効き方が違います。ワイパーも換えておいたほうがいいでしょう。凍結したガラスを吹きまくれば、どんどん悪くなりますけど、前が見えないと話にならないので。

バッテリーも。
実は極めて寒い状態だと、バッテリーの機能も低下します。エンジンがかからないという悪夢。それが自宅ならば、出社できない程度で済むのですが、スタックした状態でエンスト。ここでエンジンがかからない等になると、生死にかかわります。古くなるものですから、変えたほうがいいと思います。お値段は、2?3割、高いですけれども、安価な外国製よりは保証付きの国産を買ったほうがいいと思います。

タイヤも新しいものを。
普段は、ちょっと溝が少なくても動けるのでしょう。少し古いタイヤでも不具合は感じないとは思います。だけど、雨が降っている等とは違うわけですね。雪の上になると、本当に違いますから。
九州など西日本において、スタッドレスを買うべきとは言えませんが(とても高いので。)せめて新しいタイヤに換えておいたほうがいいと思います。

買って欲しいのは、チェーン。
最近のものは、装着も手軽になってきました。いざという時のため、できれば買っておいたほうがいいと思います。どうしても運転しないといけない人は、安いものではないのですけれど、1万?2万円ほどすると思いますが、買ったほうがいいと思います。スタッドレスよりは非常に安価ですから。
長距離移動は難しいですし、低速走行をせざるを得ませんが、チェーンは非常に効果が高いです。

そして、冬の間はタイヤの空気圧を少し低めにしておきましょう。
接触面が増えるため、グリップがよくなります。ただし、接地面が増えるため燃費は少し下がります。スタンドなどで「少し低めで」と言えば抜いてくれます。ただ大雪の前で行列ができてる時とかは、やってくれないでしょうね。冬の到来とともに、平日の空いているときにお願いしましょう。

細かい話にはなりますが、オイル交換とLLC(冷却水)も変えましょう。
車検のときにでも交換しておけば良いのですが、一日車検で値切りまくってたりすると、どうだかわかりません。アイドリングさせっぱなしになる可能性もあるわけですから(車中泊)このあたりも地味に大切かと思います。

ついでにウォッシャーの水も補充してください。雪が溶けないとかで、ウォッシャーを使う機会も増えます。洗剤を入れず、水のみの場合は凍ったりもしますけれど。何百円かですからケチらない方がいいと思います。

 

 

 

くどくどと書いてしまいました。

個人的な体験談とかも交えて書いておりますから、正式なやり方とは異なる部分もあるかと思います。

私も車中泊する羽目になったことが、かつて一度だけあります。

たまたま携行缶を持って友人が助けに来てくれたからよかったものの、あのままガス欠していたらどうなっていたか。

雪上運転だけでも充分、危険なことなのです。
誰しも慣れておりませんから。
だけど、いよいよ雪中の車中泊ともなれば、普通の装備では耐えきれるものではありません。

雪の日は、乗らないようにしましょう。
できるだけ、乗らない。

実は先輩が、警備の仕事をしており、積雪すると激務のようです。
コンビニのトラックの運転士さん。怖いと思います。
特に、チェーンもまいてない普通車が行きかう中を、トラックで移動することは本当に怖いと思います。

乗らないといけない人もいるんです。
社会をまわすため、インフラを支えるために。

乗らなくていい方は、乗らないようにしましょう。
どうしても乗る必要のある方は、本当に気を付けて運転してください。
少し厳しいことも書きましたが、どうか安全に。

これだけの大雪、事故がゼロとはならぬでしょう。場合によっては死亡事故もあると思うのです。
どうか、無事故であって欲しい。

その第一歩としては「危ないんだ」ということを強く意識することだと思います。
乗らなくていい方は、乗らないでください。

 

政治とは一見、関係ありません。
しかし無関係ではありません。
事故にあって怪我したりしないよう、祈ることも政治だと思うのです。

保守活動もそうです、無理したり危ないことはしてはダメ。
一歩を踏み出す勇気とは、蛮勇とは違うのです。

皆様、御安全に!

 

 

 

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コメント (頂いたご意見は、他SNSに比較し最優先で目を通しております。)

  1. medakanoon より:

    雪上運転を行う上での注意点【安全運転のためにシェア】 まずもって「運転しない」というのが答えです。 貴方がどんなに気を付けようと、また貴方の乗っている車が4WD(AWD)など雪に強い性能であろうと【ぶつけられ

  2. カワタトシユキ より:

    いつも大変お世話になっております。
    『手から離れた』からでは…と察します。
    『美しい国日本』を取り戻す過程が
    速いですね。国内で内乱後は憲法改正しても
    議会民主政治は続きます。支持します!

  3. 一般人 より:

    憲法改正をする時間的な余裕が無いという事なのか、もうしてもしなくても変らない程の状況なのか?
    または、何事かあった時の為に、すべき事をしているのか?
    最後の様な気がしています。

  4. 鈴菌 より:

    YouTubeのベストモータリング公式チャンネルに死なないための運転術という動画があがっています。
    中谷明彦さんがわかりやすく解説されています。
    雪道での運転には触れられていないですが、雪道の運転にも非常に参考になります。

  5. Y.S より:

    小坪様

     平常心を保つために努力されている姿が痛いほどに感じます。

    頑張って下さい。
    くれぐれも宜しくお願いします。

  6. 名ナシ より:

    基本的に雪の降らない&積もらない地域に住んでますが、それでも積もることが
    何年かに1?2回あります。
    4WDなら登坂なら夏タイヤでも昇れたりしますが下り坂では無関係に滑ります。
    4WDだからという過信はいけません、あわやっていう事態になりましたから。
    滑りだしたら止まりません、あの時は幸いにしてSAWCが機能しましたが・・・。

  7. 道産子 より:

    はじめて投稿します。
    北海道では車中泊で何人も亡くなられているので参考になれば幸いです。
    雪国で車中泊する場合、エンジンをかけないで過ごすことをオススメします。マフラーが雪で埋まると最悪の場合一酸化炭素中毒で死亡します。氷点下で使用できる雪山登山用寝袋やアルミの保温シートを用意する方が安全です。どうしてもエンジンをかけて泊まる場合は定期的(一時間?二時間おきくらい)にマフラー周辺を除雪します。除雪用にアルミのスコップも必要です。(プラのスコップは重い雪に耐えられないときがあります)

  8. 匿名 より:

    数日前の水道法関連の記事に対するコメントになってしまい恐縮ですが、5chで以下のようなやり取りがありました。特に後半、工作員と思しき人物がペラペラと利権の構造を自白してしまっている感じで興味深いですので、報告しておきます。

    【アベノミクス】水道民営化法案が成立 全国の水道施設運営を民間に委託可能に★5
    https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1544146218/

    206名無しさん@1周年2018/12/07(金) 11:44:42.97 ID:23Fb2jZj0

    こんなツイートあったけど本当?

    https://twitter.com/yuukokusakura/status/1070822677835706369

    1、組合活動
    全日本水道労働組合は、水道事業もまともにやらず、沖縄の基地反対や、天皇制に反対しています。

    2、水道事業
    同和や在日の利権(水道局就職やメーターの検針等)が発生するので効率よく運営されていません。

    3、完全民営化でなく、官民連携です。

    4、水質向上と値上げ抑制が期待出来ます。
    https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)

    214名無しさん@1周年2018/12/07(金) 11:46:52.10 ID:uzX6AzIx0

    >>206
    左翼の活動拠点になってるのは本当
    売国なのも本当

    219名無しさん@1周年2018/12/07(金) 11:49:07.66 ID:FatyDgNl0

    野党が反対するのはよい政策の証拠

    パヨク野党が政権を握ったら組合が水道を牛耳ったままだったし、政府の通信もHUAWEIになってたわ

    221名無しさん@1周年2018/12/07(金) 11:49:29.85 ID:o4RlF2N70

    報道されないが水道局の職員の給料は破格なんだろ
    仕事もせず政治活動やりまくりしかもBの巣窟
    民営化してこいつらを排除して経費をスリム化するのが1番の目的
    その後に再国有化したら良い
    このままじゃ水道管すら新しくする事も出来ずに屑職員の養分になるだけ

    228名無しさん@1周年2018/12/07(金) 11:50:34.94 ID:LIUVgYGt0

    >206
    同和利権は一部の地方だな

    245名無しさん@1周年2018/12/07(金) 11:56:10.55 ID:DBg61I6X0

    >>221

    同和の利権をからめて、、、

    そんな論点ずらしは、こざかしいよ
    この法案を可決しなくても、対処できたでしょ、、、

    わざと問題を放置して解決するふりで強奪

    わざと赤字にして増税

    267名無しさん@1周年2018/12/07(金) 12:06:24.01 ID:DBg61I6X0

    >>255

    既得権って同和のことでしょ?

    現状できちんと運営してれば、伝統芸能や伝統工芸みたいなもの
    問題があれば個別に対処しればいい話

    でも、きちんと運営する気は皆無で、利益だけ追及する国際金融に
    売り渡すのは、国を売るのと同じ

    268名無しさん@1周年2018/12/07(金) 12:07:14.35 ID:uzX6AzIx0

    >>267
    同和じゃない
    公務員だよ

    293名無しさん@1周年2018/12/07(金) 12:15:21.97 ID:DBg61I6X0

    >>268

    そうなんだ、関東だと横浜がそんな感じかな、、

    そういう人たちの方が対応が早いケースも多い気がすんだよね
    築地市場と横浜市場の比較とか

    863名無しさん@1周年2018/12/07(金) 18:56:50.82 ID:DBg61I6X0

    >>846

    だから、同和だっていいんだよ

    料金と水質を保ってもらったら、、、

    だけど、海外の事例で、まともに運用する気がないのが見え見え
    そんな、対立構造には、だまされない
    それも最近は薄れてきてるか

  9. こたつねこ より:

    仙台と旭川に、それぞれ2年ずつ住んでいました。
    車に乗らないと生活できない環境でしたので、雪の中でも車に乗りました。
    積雪より凍結のほうが怖いのですが、とにかく「急」のつく動作は厳禁です。
    ブレーキもアクセルもじわっと踏む、曲がるときは過敏な位減速する。
    十分気をつけていたつもりですが、それでも旭川で二度、交差点での左折時に「ツーッ!」と反対側まで持って行かれました。幸い大事に至りませんでしたが、それは単に運が良かっただけです。

    あと、「燃料計が半分まで下がったら給油する」ことを習慣にしている人が結構いました。
    「吹雪に巻かれて立往生したときにガス欠になったら、命に関わるから」だそうです。

  10. 伊藤 敏夫 より:

    どれも北海道から見れば常識の範疇だが、降雪が日常ではない地域だと仕方が無いのかも知れぬ。
    全期常備装備として、

    牽引ワイヤー←布で覆われている物はNG、状態が不明&φが細い=危険
    フック←牽引対象車の構造や、被牽引状況により必要な場合あり
    ブースターケーブル:可能なら24v対応が望ましい←φが大きいので導電性能が大きい
    軍手x複数←手伝ってくれる方の為
    毛布x複数←下敷き用と防寒用※ぬかるみ等からの脱出にも使える

    これらを常備したとしてもさほど重量もスペースも食わない。
    SUVなら簡易ウインチも可能であれば準備していきたいところだ。

    冬季に市街地以外に移動する予定があるなら、満タン・満充電は当然の前提であるし、
    賢いドライバーはスペアのバッテリーも積んでいる。
    工具類さえ載せて居ないドライバーは論外。
    北国では自己防衛出来ないと長生きはできまい。

    記述した推奨装備は他人のためではなく、あくまでも「自分のため」である。
    結果的に他者をも助ける事にはなるが、運よく通りかかった助け舟候補に、
    万全は装備があるとは到底思えぬ。

  11. 神無月 より:

    出入国管理法改正案の件で、政府の強引さを強調するニュースが異常に多いようです。

    野党が成立を阻止したい部分は労働者ではなく、「出入国在留管理庁」へ管理局から庁に昇格し在日の管理が厳しくなる事が予測されるからです。それは野党の支持母体が困るからなのでしょうね。

    マスコミは出入国在留管理庁の部分は表に出しません。

    わかり易い所が、マスゴミですね。
    .

  12. 男子の端くれの端くれ より:

    普段、雪があまり降らない所の話ですね。
    関東なんかでは車に普段あまり乗っていないような人が、雪が降ると
    街に出てきたりしてましたね。誰かの迎えなのか知りませんが。
    ただでさえ雪で混雑し誰もが疲弊している中、脳天気に道も禄に知らない人が
    のこのこ出てましたね。で余計に混むと。困ったもんです。
    今は道民ですが吹雪くとマジで恐怖です。
    アルミシートと飲み物食べ物、モバイルバッテリー積んでます。
    問題は行くか留まるかの判断でしょうかね。

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