[執筆日:H12/2/6][執筆対象:官公労][病理:勤務時間内政治活動]
平成十三年、成人式中に新成人が「ひっこめ」「帰れ」と騒ぎ立て市長に向かってクラッカーを破裂させた事件があった。戦後教育の成果を見事に露呈した事件と言えよう。
その戦後教育の供給元の一つである日教組。その第五十次教育研究全国集会が東京で行われた。(産経新聞一月十九日社会面など)
その集会には東京都教育長が来賓として招かれていた。組合員の中には、招かれた教育長に「ヒトラー」「ファシスト」と、おなじみのサヨク罵倒ボキャで騒ぎ立てた者もいたという。さすが日教組のセンセイ。新成人たちに身をもって手本を示している。教育者の鏡だ。成人式があの有様なのも納得というものだ。
本部側は「失礼なことをした」と一応話しているらしいが、抑止のための積極的な対策などこうじるつもりはないようだ。
招いておいてのこの顛末。失礼を通り越している。毎年日教組の大会には教育長が来賓となる慣例になっているという。こんな失礼な連中のいる場所に出向くのは、もうやめるべきだろう。教育長が出向けば日教組の存在を公的に認めている事になる。出向くことをやめ完全にシカトするべきだ。
出向かなくする言い訳を相手がわざわざ供給してくれているのだ。おおいに利用するべきだ。成人式も止める方向で検討している自治体もあるというし。
「ひっこめ」「帰れ」コールの新成人。「ヒトラー」「ファシスト」コールの日教組組合員。この教育者にしてこの徒弟あり。体質が見事に相伝されている。
1 報道機関の取材を足止めし自らの活動を隠蔽した日教組組合員
官僚が行う公的な活動は、住民の私的情報や防衛上の秘密情報を除いて原則として全てが開示されねばならない。その民主国家としては当然の原則を今尚ふみにじる官僚のいる組織が、日教組である。
「平和学習」の分科会では産経新聞の記者が連日足止めされたという。開かれた日教組を目指す本部側が録音を認めているのに、組合員の中には記者が録音をする事を問題視する連中もおり新聞記者の取材を妨害した。
こういった実力行使による記者の足止。共産支那が時折行う、海外マスコミ国外退去処分を思わせる。文化大革命の時代に共産支那政府当局は、共産支那政府当局に批判的な記事や都合の悪い記事を書く記者を「外国反動分子」などと呼称して締め出した。(これがマスコミ各社のほとんどが共産支那政当局の提灯もちになっている要因の一つと言われる。現地支局を置いておきたいあまりに共産支那へのおべんちゃらに終始するわけだ。)
更に北海道教職員組合などは「マスコミにいるところでは発表できない」と急遽分科会での報告を中止した。公になったら困るようなことを学校でしでかしているのか?
文革支那政府もどきの異常な報道機関締め出しを行う日教組組合員。支那政府当局への偏執的な愛を向けるあまりやることまでマネをしている。アイドル歌手の身振り手振りを真似るファンじゃああるまいし。
こういう隠蔽体質の官僚が民主国家であるはずの日本に存在することに暗澹たる気分になる。国民に向けて隠蔽目的クラッカーを破裂させているようなものだ。クラッカー騒ぎ新成人など比較にならない程にタチが悪い。クラッカー新成人は潔く謝罪しただけまだマシだ。「ヒトラー」「ファシスト」コールや隠蔽体質について、日教組官僚の中の誰一人として国民に謝罪したものなどいない。
本部側がどんなに開かれた日教組を目指したところで無駄だ。「外部に対する内部情報の隠蔽」&「閉ざされた世界での洗脳とプロパカンダ」が、日教組(つまりサヨク)の本質だからだ。本部が対外的に世間の常識で偽装したところで、内部に染み付いた異常な体質は落ちない。
根本的な治癒方法は、異常な病巣を官僚組織から切除すること以外に無い。
参考ページ:来賓に罵声 まるで“荒れる成人式”
本騒動を報道した新聞記事が掲載。
参考ページ:九九九のホームページの成人式より酷い日教組「教研集会」の醜態
本騒動をレポートした新潮の記事が掲載。
参考ページ:日本戦略研究所の北朝鮮と「連帯」する狂気の日教組、教研集会「平和教育分科会」で産経新聞の取材拒否
組合員の発言内容など本騒動の具体的な内容が掲載。