サヨクホームページ漫遊記

[執筆日:H12/11/5]

 恥ずかしながらサヨク系ホームページを漫遊してまいりました。これはその報告です。

1 対抗言論(http://village.infoweb.ne.jp/~fwjh7128/genron/genron-main.htm)

 このページの主旨:対抗言論とは何か(http://village.infoweb.ne.jp/~fwjh7128/genron/intro.htm)から抜粋

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 ニュースグループには、歴史的事実を無視し、かつて日本がアジア各地で行ってきた戦争犯罪を公然と否定するような暴論が溢れかえっていたのです。
また現実社会でも、経済大国ニッポンのメッキが剥がれ出した閉塞感からか、あの「自由主義」史観に代表されるような粗暴な開き直り史観が横行し始めています。
このページは、こうした貧しい言論状況に対抗し、まともな理性と倫理感に基づく言論(これを私は対抗言論と呼んでいます)を構築することを目的として開設しました。
このページが、過去の歴史的事実から目をそらさず、戦争犯罪への反省と謝罪を通してアジアの人々と共生できる未来を築いていこうとする一人ひとりの良心的日本人にとっていくらかでも役に立てば幸いです。

 わ、笑うな!
↓もちろんお約束通り内容はこんなの。

南京大虐殺 (1999.12.30)
百人斬り (2000.07.02)
中国における「皇軍」の実態 (1999.05.09)
国際法 (2000.10.01)
「従軍慰安婦」 (準備中)
三光作戦 (準備中)

 す、すいません。
中でも一番面白いのが、「日本を『戦争ができる国』にするための、右からの圧力がますます強まりつつあります。 」という序文で始まる新日本国憲法草案(http://village.infoweb.ne.jp/~fwjh7128/genron/kenpou/jconst-new.htm)である。
第一条が↓これだ。

第1章 戦争放棄
第1条 軍備、戦争および武力行使の放棄
日本国はすべての軍備を放棄し、陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。ここで言う戦力には、その名称・目的の如何に関わらず、他国の軍隊と戦闘を行う実力を備えたすべての軍事組織が含まれる。

 憲法第1条に「戦争放棄」!
根本的に国の形を定義するって意味を解っていまへんがな。どうもすいません。(他人の記述を思わず謝ってしまいました。)
今のところ数条のみが記されている。それぞれの表題が、こんなの。

第2条 軍事同盟の禁止
第2章 人権の擁護
第3条 基本的人権の不可侵
第4条 法の下の平等
第*条 市民権取得の要件

 確かにサヨクが刷り込まれた内容を淡々と記すとこんな憲法になるはずですね。逆に言うと、サヨクの国家観はおおむねこれが全て。失礼しました。

2 Liberal Power(http://lp.jiyu.net/LP.htm)

 このページの主旨:トップページ及び基本主張(http://lp.jiyu.net/kihon.htm)から抜粋

 ”リベラル・パワ?”(Liberal Power = 通称LP)は、「寛容」と「自律」を合言葉に、日本社会においてひとりひとりの個人が真に精神的な自由を享受できるような環境づくり、意識改革をするためのあらゆる運動と呼びかけを行う目的で設立された個人参加によるネットを通じての市民運動です。
1.リベラルな生き方とは、個人がいかなる組織や権力の利害にも服さず、ただ自らの意志にもとづいてのみ判断・行動し、しかもそのすべてに自己責任を持てるような生活のあり方をいう。

 じゃあ、運動という形で他人を巻き込まず、あなたが勝手にやっていれば?と思うんだけど。あなた「個人」の問題でしょ。

 社会的な関係を全て拘束と考え、それからの「自由」を求める内容。下級サヨク丸だしだね。このページの作者はサヨ呼ばわりは嫌がるだろうけど。
一貫して「他者に感謝する」という発想がゼロ。記した人物は、誰が電気をもたらし誰が道路を舗装し誰が水道を引き誰が治安を守っているのか、全くかんがみたことが無いだろうな。それは、社会であり組織であり組織で働く人々に他ならないんだけどね。

 このページも憲法草案がある。リベラル共和国憲法(http://lp.jiyu.net/Kenpou.htm)から表題を以下に列記する。

第1章: 個人の自由と人権の保障
【 逮捕・拘禁からの自由 】
【 奴隷的拘束からの自由 】
【 暴力からの自由 】
【 不当な差別・不公平からの自由 】
【 強制的命令・指示からの自由 】
【 騒音・悪臭からの自由 】
【 良心の自由 】
【 思想・信条の自由 】
【 生き方の自由・干渉からの自由 】
【 言論・自己主張の自由 】
【 対話・議論の自由 】
【 表現の自由 】
【 居住・移転・職業選択の自由 】
【 集会・結社の自由 】
【 休息の自由 】
【 所属・退去の自由 】
【 服装・身なりの自由 】
【 スケジュールの自由 】
【 組織的圧力からの自由 】

 うひゃーって感じですね。
内容は例えば以下のようなもの。

【 逮捕・拘禁からの自由 】
第1条  個人はいかなる集団、組織、機関の強制からも自由である。個人はいかなる理由があっても一方的な理由で逮捕・拘禁されてはならず、特定の発言や謝罪、弁明の類を強制されてはならない。自白や自己に不利益な供述は絶対に強要されてはならず、証拠としては一切効力を持たない。以上に違反した場合は厳罰に処する。

 これなら公的な組織は人殺しを逮捕することもできないね。
しかも「以上に違反した場合は厳罰に処する」って部分が自己矛盾をしている。「以上に違反した場合」も、逮捕・拘束できないってコトなのかしら。でも逮捕・拘束しないと厳罰に処することはできないんだけど。それとも、以上に違反した場合は逮捕・拘束できるってコトなのかな。だとしたら第1条違反になるよね。
第1条だけを取り上げても圧倒的なまでに論理性が欠如している。

【 財政 】
第60条  税金は市民税として一括され、一律収入の10%だけが、すべての市民に対して徴収される。

 ↑累進課税なしっすか。面白い発想ではあるけど。
というか、公的な組織は課税なんかできないはずだよね。なにしろ「強制的命令・指示からの自由」が保証されているはずだから。

【 動物の権利 】
第78条  動物とくに家畜とペットに関しては、保護するべきものとして人権と同様の保障が適用される。

 ↑すごいぞこれは。

 そして最終項目が↓これ。

【 憲法違反に対する厳罰処置について 】
第79条  以上の各条項に市民ないし市民を構成員とする組織が違反した場合は、市民権を剥奪され永久に国外へ追放されるか、もしくは被害者の肉体的・精神的被害の度合に応じた被害者への相応の謝罪と罰金としての慰謝料を請求されるものとする。

 自由自由と記しておいて、憲法違反者は国外追放っすか。悲しいっすよ。
だけどどうやって国外追放にするんでしょ。「逮捕・拘禁からの自由」が保証されているから、誰も逮捕できないハズだけど。おまけにこの憲法で「強制的命令・指示からの自由 」も保証されているから、罰金を請求されても支払いを「強制」できないよね。それとも「請求されるものとする」となっているから、請求されて終わりなのかな。そもそも「請求」自体が「強制的命令・指示からの自由 」を保証した条文に違反する可能性が高い。

 要するに、自由と強制は表裏一体なんだけどそれを全然理解していないだろうね。
例えば「奴隷的拘束からの自由」という項目。これは、「国民は奴隷を所持してはならない」という強制を意味し、「公的機関は奴隷の所持を取り締まり、違反者を逮捕し拘束し処罰しなければならない」という強制を意味するんだよね。
現憲法下では、表裏一体であるはずの権利(自由)と義務のうち、権利のみが強調されている。そのためまともな自由すらまともに人々にもたらされない結果になっている。人殺しが社会を闊歩する「自由」が保証されているため、普通の人々が生存する「自由」すら侵害される世の中。その現憲法にある問題点を、更に徹底してデフォルメした内容。

 要するにアカ教師の発想なんだよね。LPが提案する 「リベラルな教育環境について」(http://lp.jiyu.net/Kyoiku.htm)にある↓これを見てもわかるように。

19) 教育委員会やPTAを廃止し、生徒の人権を守る学生人権委員会、教師の労働権を保護する教員人権委員会、学校に関するトラブルを調停する調停委員会を代わりとして新たに組織する。

 納税者や父兄の意向を徹底して排除しつつ、金はくれってか。民衆の代表者が官僚に命令する行為を、「強制」として排除するアカ教師の発想。「言うコトきくつもりはないけどカネはくれ」。まともな民主国家にするためにも、こういう発想をする教師を潰す必要があるんだよね。

余談:豊かな生活とサヨク的風潮が生み出すワガママ王女様 [執筆日:H12/11/9][病理:07] なぜこのページを紹介したのか。それはサヨクの心情をわかりやすく誇張したものだからだ。
前記の「対抗言論」というページをサヨクの国家論(みたいなものがあるとするなら)を端的に記した内容とすると、これはサヨクの心情を最も端的に誇張した形で記した内容と言える。ここまで極端ではなくとも大なり小なり、サヨクの心情はこのページの内容の方向に向かっている。

このページの著者は結局何を言いたいのか。

@ 私を拘束するな。しかし私を拘束する者を拘束もしくは放逐せよ。
@ 他人は私の自由を守れ。
@ 私は職務内容であっても誰からも拘束されたくない。しかし私の自由を守る職務に従事する者は、忠実に職務に従え。

要するにイヤじゃイヤじゃのワガママ王女様なのだ。
他者をひたすら拘束者ととらえ、自分様へのサービスを要求する。そして全く他者への感謝がない。自分が食べる食料、雨漏りのない暖房や水道の存在する家、色とりどりの大量の衣服を誰がどうやってもたらしたのかを、全く考慮しない。
昨今なぜこんなワガママ王女様もどきが増えたのか。それは戦後の豊かな時代に育った我々は、王女様並の育ち方をしてきたからだ。
と記すと、そんな実感はないという読者もいよう。アジアを含め世界に暮らすほとんど人間は、今現在も以下のような育ち方をしている。

@ 一家十人前後が暮らす土間のあばら屋に生まれる。
@ 運の悪いものは貧窮から捨てられ浮浪児となる。
@ 五才程度になると、子守りや数キロ先の川や井戸までの水汲みの日課が始まる。
@ 学校に行くこともできず読み書きや四則演算も知らない場合も多い。
@ 主な食べ物は、小麦粉やとうもろこしの粉を練ったもの。
@ 中でも特に貧しい者は、さとうきび畑などで農奴なる。

↑これが世界一般圧倒的多数の平民の暮らしなのだ。

子供のジンケン云々の大会か何かで、日本の学生が制服をジンケンシンガイと訴えたという。世界の圧倒的多数の平民からすれば、ほとんど↓こういうセリフに聞こえたのではないか。

「わらわの哀れなる境遇を聞いてたもれ。じいのヤツめが学び舎におもむくおりに、決められた服を着ろなどと申すのじゃ。学び舎の教師も申しておったが、これはジンケンシンガイというものであろう。こういうジンケンシンガイを無くすよう、共に戦おうぞえ。」

学校どころか着る服すら満足にない第三世界の連中からの「ドッチラケー」の声が聞こえてきそうだ。(とはいえ筆者も学生の制服には一概に賛成しない。学校悪平等を象徴する人民服だからだ。富者も貧者もそれらしい服で十分である。人間に大切なのは内容だ。)

もちろん真に腐っているのは、こういうセリフを発する子供ではない。子供にこういう恥ずかしいセリフを演じさせるクソ教師が腐っているのだ。

ただ本物の王女様には、ここまで世間知らずの馬鹿はいない。本物の王女様は、豊かな暮らしをできる一方、桁外れに厳格な育ち方をする。子供の頃から身分にふさわしい教育、教養を徹底して受ける。よって、暮らしが豊かであっても精神の退廃はない。
一方平民は、半人前程度であっても子供の頃から労働力としてあてにされる。よってその子は社会的な立場を自覚した育ちかたをする。

平民は子供の頃から労働力としてあてにされることにより、しっかりした人間となる。貴族は、子供の頃から厳格な教育を受けることにより、しっかりした人間となる。
ところが、現代日本のエセ王女様は以下のような育ち方をする。

生活レベル=苦労知らずの王女様並 & 教養レベル=平民並のだらしなさ

最悪である。
これと全く逆だったのが、かつての武士である。彼らは以下のような育ち方をした。

生活レベル=平民並 & 教養レベル=王侯貴族のような厳格さ

これにより、極めて高貴な精神が鍛え上げられた。

日本人の生活レベルを世界一般の平民並(一家十数人が土間でトウモロコシの粉を食べる生活)にするのは不可能だ。ならば教育の内容を王侯貴族のような厳格なものにする以外にない。生活が王侯貴族なら、教育内容もまた王侯貴族並に厳格なものであるべきなのだ。戦前の教育は、まさにそういう教育だった聞いている。

生活は王侯貴族、教養は平民並という従来のあり方では、ますますいびつなワガママ王女様が増えるだろう。王女様並の生活をしながら自分の境遇を不満に思い、自分に王女様の生活をもたらしている他人の不十分さをこき下ろすワガママ王女様は、ますます増えるだろう。
サヨク問題(戦後問題)とは、反日狂人のみに現れているのではない。反日狂人の害毒が生み出す、こういうワガママ王女様の増大もまたサヨク問題なのだ。

3 清美したで(http://www.kiyomi.gr.jp/)

 このページの主旨:トップページから抜粋

 このホームページは、辻元清美を支援し、市民のための開かれた政治の実現を目指す会「ポリティカ=きよみと市民」のニューズレター『清美したデ』を中心に構成されています。

 でたああっつ!サヨクの大本命っ!と言いたいけどめちゃくちゃつまらない内容。たとえば↓こんなの。「辻元清美 3つの主張、7つの政策 ビシッと発言、バシッと行動」からの抜粋。

3.ハードパワーからソフトパワーの外交・安全保障へ
「ソ連が怖い」「北朝鮮はなにをするかわからない」と脅威論にふりまわされて軍事費は世界トップクラスの5兆円。お互いに脅威にならないために何ができるかが大切。アメリカの言いなり外交からアジア重視の予防外交へシフトさせて緊張緩和。

★防衛庁の防衛省への格上げには反対/沖縄の米軍新基地建設反対/日米新ガイドライン関連法見直し/不祥事続きの自衛隊の情報公開と縮小/軍事費削減
★国際災害救助隊の創設/ODA基本法制定/NGOによる国際協力支援
★北東アジア非核地帯の実現/国交正常化で北朝鮮との外交ルートを開き問題解決
★安易な憲法改悪反対

 ね、つまらないでしょ。テポドン飛来や支那の台湾侵略恫喝など具体的に脅威を及ぼしている実例に思考停止し、日本の軍事力を金額で過大評価するサヨクおなじみの詭弁。アジア重視の予防外交って言うけど、既に膨大なODAを支那に貢ぎ重視しまくり全く徒労に終わったことも完全思考停止。ああ、耳のタコがまた分厚くなってしまいました。
「ビシッと」とか「バシッと」とか、変な擬音付きのプロパ。SMか?親しみやすくしているつもりなんだろうけど、サヨクのセンスってどうしてこんなにダサいんでしょ。オエッときちゃいました。

4 「脱ゴー宣」裁判を楽しむ会(http://www.jca.apc.org/datu-gomanism/)

 このページの主旨:ページには書いていないが、「脱ゴー宣」裁判の報告や所感を記したもののようだ。

 いやはや、何というか「脱ゴー宣裁判を楽しむ会」という名前が、この会の品性の全てを表現している。

 芸術家は作品を大切にする。ましてや実際に職業として営業していると、無断引用は死活問題となる。膨大な無断引用をされた小林氏が、上杉氏を訴えたのは当然のことである。
この会の主旨は、訴えられた裁判を楽しむことにあるらしい。漫画家の作品を大量に無断引用し、漫画家が困って訴えてきた有り様を楽しむことが主旨の会。

 「人を困らせ、その有り様を楽しむ。」

 まさにサヨクである。人間として根本的な段階から間違っている。会の名称自体が、こういう品性を露呈しているわけだ。とはいえ、この会の人間は、こういう自分の有り様を嫌悪などしていまい。むしろ得意なのだろう。

 読者諸氏は目を閉ざさずに見なければならない。ジューグンイアンフキョーセーレンコーを騒ぎ立てる人間とは、こういう品性の人間である事実を。

 それにしても「名誉ある被告、上杉聰さん」というボキャがトップページに何度も出てくる。なんじゃこりゃ。朝鮮からのプロパ放送で聞こえる「偉大なる金日成主席」みたいだぞ。

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