【米国中間選挙の結果と影響】トランプ政権と近かった日本には不利か?大統領がバーサーカーモードに入る可能性も

【米国中間選挙の結果と影響】トランプ政権と近かった日本には不利か?大統領がバーサーカーモードに入る可能性も ブログ

 

 

 言い方を間違えると高市総理の熱狂的な支援者に怒られてしまうので、書き方は注意したい。そのうえで現実問題として、”どうなるのか”は冷静に分析しておくべきだろう。残念ながら外交面においては不利、と言わざるを得まい。これは失脚だとか、外交が下手だとか、そういう左派系メディアとはまったく異なる考察です。単に、今まで「おひねり」程度はあったと感じるし、ちょっとした”おまけ”もあったように私は思うからだ。今後は、期待は薄い。

 残念と言えば、米国の中間選挙をして、我が国にとって不利益かどうかを考察する私自身も残念なのだ。ようは他国のことである、そんなにビクビク考えることでもあるまい。と言える程度に我が国が強ければよかったのだが、緊迫する世界情勢の中、盤石と言えるほどの経済力や軍事力は有していない。最大の友好国であり、日米安保条約がある以上は、その影響は不可避なのだ。ゆえに分析をしてみるのだけど、自国にとって有利か不利かで他国の政情を読み解く、読み解かざるを得ないことは本当に心から残念です。

 ネット上で、恐らく過激な言論が飛び交うと思うので、先手を打っておく意味もある記事です。冷静にお読みください。
 トランプ大統領は続投します、日本と違って議会がトップを選出する仕組みではなく、国民が選挙で大統領を選ぶ国です。よって(衆院大敗で)総理が変わる日本とは異なる。
 トランプ大統領の弾劾は、成立は相当に難しい。下院の訴追は過半数で足りるが、罷免には上院で出席議員の2/3の賛成が必要であり、上院下院ともに喪失すれども、簡単に突破できる壁でもない。
 
 ちなみに、私はどちらの党を応援しているということは、立場上は控えたいと思います。言い過ぎれば内政干渉にあたるとも考えるし、特にいまのタイミングでは丁寧に振る舞うべきでしょう。
 そのうえで、トランプ大統領率いる共和党は、よく健闘したと思います。さらに壊滅するか?と内心は危惧していたのですが、よく踏みとどまった数字だとも思います。

 

 

 

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実際の選挙状況

 速報値としては敗れたとされますが、以下に上院と下院の実際の選挙結果を紹介します。
 各州の開票と報道機関の当確をまとめたwikipediaの速報表をベースに、それを10分ごとに自動で反映するようAIで作ってみました。勝手に味付けされたニュースより、なにより数字そのものでしょう。

米国上院選挙(2026年中間選挙)の速報:民主 54(うち無所属 2)・共和 44・未確定 2(定数 100、過半数 51。11月5日 4:40 時点、英語版 Wikipedia の速報表より集計)

 

米国下院選挙(2026年中間選挙)の速報:民主 233・共和 138・未確定 64(定数 435、過半数 218。11月5日 4:40 時点、英語版 Wikipedia の速報表より集計)

 

 

 

上院と下院

 私も暗記しているわけではないので、復習しつつ数字から調べてみます。

上院(定数:100議席)
• 各州から2名ずつ選出されます(全50州×2名)。
• 任期は6年間で、2年ごとに約3分の1ずつが改選されます。過半数は51議席です。
(可否同数の場合は副大統領が決定票を投じます。)
下院(定数:435議席)
• 各州の人口比例に応じて議席が割り当てられます。
• 任期は2年間で、2年ごとに全議席が改選されます。過半数は218議席。

 名称の違いは、首都がニューヨークやフィラデルフィアにあった時代、単に一階と二階だったからという説があります(英国議会の呼び方に由来するという説も)。上院(Senate)の名は、古代ローマの元老院に由来します。
 そのため日本の二院制(衆参)とは少し位置づけが異なっています。日本だとそもそもこのような議席差にはなりません。

 合衆国という仕組みも日本とは異なり、それぞれの州は(都道府県というよりも)もともとは主権を有する国家みたいな位置づけなのでしょう。
 上院は、「州」の利益を代表する立場です。日本の参院だと、半分ずつが改選ですが、米国の上院は、約3分の1ずつ改選(2年ごと)
 下院は、「国民(民意・世論)」の直接の声という形で、2年ごとに全員改選(解散なし)です。
 
 ざっくりにはなりますが、
 上院は、「・大統領への助言と同意」「・条約の承認」「・大統領指名人事」など。
 下院は、「・歳入法案(税など)の先議権」「・大統領・副大統領その他の裁判官を含む連邦公務員を訴追できる(*上院は、その後の裁判を担当)」

 法案を両院で可決する点は日米とも同じですが、日本の衆議院・参議院の場合には衆議院の優越(予算・条約・首相指名、3分の2での再可決)があり、米国の両院は対等です。
 二つの院が置かれている点は同じですが、各院の機能が異なるなど、意外に違いは多いと思う。

 

 改選の仕組みを考えれば、上院で過半数を得ることは非常に難しいハードルとも感じます。
 今回、上院・下院ともにトランプ大統領が率いる共和党は過半数を喪失する見込みです。

 

 

 

トランプ大統領は、続投する。バーサーカー化する可能性も。

 恐らく左派界隈は、「これでトランプは終わりだ!」みたいな発言をするような気もします。
 終わりません。

 少し説明が重複しますが、(代理人が投票する形にはなりますが)国民が直接選ぶのが大統領です。
 日本の総理は、国会議員が議会で選出するため、議会の過半数喪失と総理大臣の辞職は同義ですが、米国の場合はそうではありません。
 もちろん(不信任案みたいなものでしょうか、ちょっと違うのでしょうけど)弾劾という方法はあります。これまた繰り返しにはなりますが、成立させるまでの数は得られない見込みです。

 よって、トランプ大統領は続投します。

 

 では打撃がないのかと言えば、議会の反発は必至であり、行動には大きく制約が伴います。
 いままでのような無茶苦茶(大変に恐縮ですが)はできません。

 ・・・できないはずなのですが、分かりません。
 「ええい、ならば!」と何かやっちゃうような気もします。
 人のことは分かりません。あと、最近、年寄りは意外に博打を打つというのをロシアを見ていて感じました。
 自分自身が生きてくわけではないので、気軽にやっちゃうのかな、または後悔したくなくて我慢を忘れるのかなとか思いました。

 大統領の権限は非常に強く、これまた繰り返しにはなりますが、日本の制度設計とは異なります。
 トランプ大統領が権限を喪失するわけではないので、「おりゃあ!」とやってくる可能性は、あるっちゃあります。

 

 普通に考えれば、野党の協力も不可欠なので、一定程度は安全運転に入る見込みです。
 ただし、それはそれで混乱を生じるでしょう。熱心な支持者が膨大におり、「トランプらしさ」を求めるからです。
 我が国で例えれば参政党や日本保守党の支持者に近い行動様態のように感じますが、安全運転に切り換えたら支持者が暴走するような気もします。よって、安全運転に移行しにくい立場のようにも感じます。

 

 

 

我が国の外交にとって

 プラスではないでしょう。
 あまりにトランプ色が強すぎました。べっとりと言ってもいい。
 それが即時に悪いと責めているわけではないのです。

 ただ、結果としてトランプ氏の「威光を借りている」ように見えたのは、私だけではないと思うし、世界各国からも同じように見られているようにも思います。青い色の猫型ロボットが出てくるアニメの、ガキ大将ポジションのような国ですが、その威光を背負うのは、我が国にとっては「プラス」の時代もあったのです。ゆえに、あながち全てが間違っていたとも思いません。それに、トランプ大統領は、これからも大統領ですので。

 良い時もあれば悪い時もある。
 それだけです。
 そして、この件についてのみ言わせてもらえれば、これからは悪い時、なのでしょう。

 

 言いたくはありませんが、腰巾着ですから。
 認めたくもありませんが、実質そうではありませんか。

 私がもっとも警戒するのは、対・中国などの、米国の外交変化です。
 先ほど述べた「普通の政治」においては、外交路線の変更も含まれます。
 私にとっては普通ではない判断なのですが、世間一般でいうところの”普通”に、恐らく対中国の融和が含まれ場合が厄介だ。経済優先という流れになる可能性はある。

 え?と思うかもしれませんが、ベネズエラがうまくいって、ホルムズ海峡に手を出したこと、結果としての原油高騰は選挙結果の一因となったのだろうと推察します。私も困りました、日本人も全体的に困ったと思います。そしてアメリカ人はもっともっと困ったのでしょう。で、選挙結果を踏まえて「変わってくれよ!」となったとき、中国にだけ強硬路線を貫くかは微妙だなと感じています。

 全体的に「そういうの、もうやめよ」となった場合、結構、日本は困ります。

 

 台湾有事の話です。
 台湾は困るだろうし、そして台湾海峡をシーレーンとしている日本にとっても、とても困る。

 そのとき、私たちには交渉権がないんだよ。
 にも関わらず、よくしてくれたと思う。

 このあたりの端々には、トランプ大統領は、日本に対して一定の配慮を示してくれているように感じておりました。
 高市総理に対してなのか、もしくは故・安倍元総理への親愛なのか。いずれにせよ、日本にとっては一定の”オマケ”はあったのです。

 自国の国益を”おまけ”呼ばわりすることに、内心では抵抗もあるのですが、けれどもオマケでしょう?
 だって米国人からすれば、どうでもいい話でもあるのでしょうから。

 

 言いたくはありませんが、腰巾着ですから。
 認めたくもありませんが、実質そうではありませんか。

 なんて、書きたくないんです。私の性格的には。

 

 けど「それどころじゃねぇ」と言われれば、もはやそれまでなんです。

 

 

 

経済的な自立、軍事的な自立。本当の主権国家に

 我が国の経済は弱ってしまった。
 就職氷河期世代として、踏んだり蹴ったりの人生を歩んできた世代として言わせて頂きますが、政治の責任は重たい。
 また日本の財界は、自分のことしか考えなかった。結果として、いまがあるし、私の同世代の苦境があるわけです。

 米国に逆らえとか、歯むかえ!と言っているのではありません。
 反米に転向しようという意味でもない。

 ただ、米軍抜きでも最低限の自衛ができる国に。
 それは意外にも遠い道のりのようにも感じておりますが、しかし達成せねばなりません。
 経済も、防衛力も、です。

 

 じゃないと、こんなことを気にしないといけなくなる。
 残念な気持ちで分析をせねばならない。どこかで頼っているから、だからなんとも言えない気持ちになるのです。

 

 強く。
 ただただ、日本を強く。

 本当に好きな大統領候補なら、何のためらいもなく心から応援できるような国に。
 心のうちで「本当は、軍事的に守って欲しいんだよね」とか下心がない状態で、他国の政治を見てみたいよ、そういう国になりたい。

 

 これから先のことは分からない。
 大きく二択だろう、丁寧に言っても三択だ。

 ちなみに三択目は「特にいままでのまま」で、それは考えにくい。基本的に変化はありましょう。

 

 

 

①「穏健路線」となり、安全運転になる。

結果として、支持者からの猛反発をくらい、さらなる混乱へ。

②やってられるか!やってやらぁ!と「バーサーカーモード」となり

いまより激しい判断を繰り返し、世界はさらなる混乱へ。

庇護者なんていう綺麗な言葉で括りたくはないが、日本の外交にとってもプラスではあるまい。

そんな中を、私たちは台湾に思いを馳せながら、令和のいまの生きて行く。

年内は米国はドタバタしそうだ、任期が切り替わる来年1月からは、もっとドタバタしそう。

「強く、なりたいね」と思った方は、拡散をお願いします。

 

 

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