ウイグル人などへの人権弾圧について(令和3年3月議会の一般質問)

一般質問
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9番小坪慎也

それでは3件目の質問に入ります。ウイグルの問題でございます。これはちょっとパッパッと駆け足になってまいります。

当市において、CHINA・中国が少数民族と称する外国籍や帰化された方がおられますか。ここのところは地方自治体で把握できないなら把握できないと明確に答弁をお願いします。市民部、お願いします。

議長澤田保夫

穴繁市民部長。

市民部長穴繁利雄

お答えいたします。外国人の方が住民登録を行う場合、政府が発行する在留カード等に基づいて情報を記載いたしますが、在留カードの国籍・地域欄は一部を除いて国名の表記しかございません。出入国管理法、及び難民認定法第19条の4第1項に記載されている政令で定められた地域、いわゆる台湾、ヨルダン川西岸地区、ガザ地区以外は、国名表記となります。

したがいまして、いま質問がありましたウイグル人の方につきましては、中国として区分されており、それ以上の区分はございません。なお、令和3年2月末時点で行橋市内の外国人住民は752人であり、そのうち中国籍の方は118人です。

また、帰化につきましては、所管であります法務局北九州支局に問い合わせたところ、自治体別の帰化数は集計されていないということであります。これにつきましては地方自治体での人数の把握はできません。以上でございます。

議長澤田保夫

小坪議員。

9番小坪慎也

重ねての質問になります。であるならば、出入国管理及び難民認定法第二条第五項ロの地域を定める政令にウイグル人が、今ありました台湾等々のように、ウイグル人や少数民族が規定されたら、自治体としては把握できるようになると、そういうふうに理解してよろしいでしょうか。

議長澤田保夫

穴繁市民部長。

市民部長穴繁利雄

地域欄の所にウイグルというかたちになりますので、把握することができます。

議長澤田保夫

小坪議員。

9番小坪慎也

続きまして、総務にお伺いします。現在の世界情勢や我が国の政治情勢、それを受けての地方の在り方について、答弁を求めます。

議長澤田保夫

鹿島総務部長。

総務部長鹿島英樹

お答えいたします。ウイグル人などへの人権侵害問題に対し、国連人権理事会におきまして、この2月に英国のラーブ外相が演説を行い、国連人権高等弁務官らの現地調査を直ちに認めるよう訴えたことや、日本の茂木外相がビデオ演説で、これらの地域で基本的人権や法の支配といった普遍的な価値が保障されるよう強く求めた、ことなどが報道されておるところであります。

また、1月に英国政府は、国内企業が中国の新疆ウイグル自治区で指摘されている強制労働などに加担しないよう、関連する製品をサプライチェーンから除外するための規制の強化を決めたことや、イギリスに続きカナダもウイグル人の強制労働への関与が疑われる商品の輸入を禁止すると発表していているところであります。

国内では、自民党の日本ウイグル国会議員連盟が会合を開きまして、 超党派議連への改組を決定し、中国政府による新疆ウイグル自治区における人権弾圧の深刻さを与野党で共有をし、中国側に人権状況の改善を求める国会決議の採択を目ざす、とのことでございます。

地方におきましては、ウイグル人への様々な人権弾圧の実態を知ることは、人権侵害の怖さや許されないことであるとの認識を現実に感じ取り、人権尊重の社会を築くための機運を高めていく必要があると考えておるところであります。

しかしながら、市民部長の答弁のとおり、国の、具体的には出入国管理及び難民認定法におきまして政令での指定がなされていないことから、在留カードへの記載が全て中国籍になってしまうという問題点が残ります。この問題が解決した際には、自治体としてウイグル人などの人権侵害の問題について、どのような施策が取組めるかなどを検討し、他外国人同様の人権問題として取組んでまいりたいと考えております。以上でございます。

議長澤田保夫

小坪議員。

9番小坪慎也

昨年12月、ウイグルを応援する全国地方議員の会が国会にて結成され、私も立ち上げに参加させていただき、僭越ながら副会長・兼幹事長を拝命させていただいております。

国政においても、いま答弁がありましたように、自民党ウイグル議連が超党派に改組されました。米国の動きは御存知かと思いますが、欧州ではオランダでジェノサイド認定がなされました。本国会においては、ウイグル問題に対する質問が集中していることも御存知のとおりでございます。しかしながら、こと地方を見まわしますに、地方議員でも十分に周知されているとは言えず、結果として地方行政の動きが緩慢であることは否めません。

21世紀のこの時代に、中国共産党によるナチス アウシュビッツを超える人類史上最大最悪の、このジェノサイドですね、これについては何とかしたいという声が世界中で挙がっている状況です。

約300万人とも言われるウイグル人が再教育キャンプと呼ばれる強制収容所に入れられ、拷問され、殺され、報道によりますと、女性は漢人による組織的レイプや性的虐待を日常的に受け、民族浄化のために自費で麻酔なしの避妊手術や中絶を強制されていると、本人らが証言しております。また麻酔なしで臓器を摘出され、年間10万人もの臓器が諸外国に売買されている、このような指摘もなされています。

これらの話は、決して海の向こうでの話ではありません。これまた報道情報になります。また政策シンクタンクの話になりますが、これは大きく報道されたんですけれども、2020年3月、オーストラリア戦略政策研究所ASPIは、世界の有名企業、少なくとも83社、日本企業12社が中国各地でウイグル人の強制労働を下請けのサプライチェーンなどで使っていると発表しました。国内企業、相当数が中に入っております。

これ、凄まじい規模で強制労働がなされているということは、疑いようもない事実でありますから、通常に考えて何かを生産させていると。規模から考えますと、世界中の様々な企業と何らかの関係性は否定するのは難しいのではないか、というのが現状かと思います。安価な労働力という次元ではなくて、強制的に無償で労働させられているわけですから、これに加担することは、ウイグル問題に無自覚のまま加害者の立ち位置にいることにもなりかねません。

そして日本もまたウイグルと同じように、かなり危機的な状況に来ているのではないかと。日本国内には、在日ウイグル人は大体約3000人居ると言われていますが、もうかなり危険なところがあるのではないかと言われています。

地方行政からは、いま答弁をいただきましたように、在留カードの記載がございませんから、入管難民法で台湾、ヨルダン川西岸地区、ガザ地区のように政令で指定を受けてからしか強い施策はやれないのではないかと思いますけれども、その上で当市においてもヒジャブを巻いてアバヤを着て生活している住民もおられることは御存知のとおりでございまして、当市にもムスリムを信仰している外国人が居ることは、ほぼ間違いないこと、事実でありましょう。在留カードで判別ができないから居ないと安易に考えるのではなく、行橋市もウイグル人が在住している可能性があると認識していただきまして、市行政としても他の外国人同様に彼らをしっかりと守れるよう、対応していただきたいなと。

最後に付記させていただきますが、直近の事例では、カンニングの竹山氏がアベマTVにてウイグル協会の役員とともに、本問題を数時間にわたって特集、また同じく芸能人のホンコン氏をはじめ多くのユーチューバーが指摘していることもあり、最近、報道にも載っておりますから、我が国の国内においても若年層をはじめとして、かなり周知されているということも伝えさせていただきます。

どのようなことを考えているのか、総務部に再度重ねて質問します。

議長澤田保夫

鹿島総務部長。

総務部長鹿島英樹

御質問にお答えします。企業に対して危機啓発というような意味合いからお答えしてよろしゅうございましょうか。

(小坪君、頷く)

では、お答えさせていただきます。電子機器や服飾を含む日本の主要小売・製造業12社が中国新疆ウイグル自治区などでの少数民族ウイグル族に対する強制労働への関与が、取引先の中国企業で確認された場合、取引を停止する方針を固めたと、2月22日に報道されているところであります。また、米英両国がウイグル族の強制労働を理由に自治区に関連した綿製品などの輸入規制に踏み切っています。近年、人権や環境問題への企業側の対応責任が重視されておりまして、サプライチェーンで新疆関連企業とつながる日本企業に、取引自制の動きが広がる可能性も考えられる状況でございます。

こういった状況を踏まえまして、民間企業に対し、ウイグル人への様々な人権弾圧の実態を伝えること。そして、人権尊重の機運を高めることが大変重要であると考えています。

行橋市におきましても、大手の企業が立地していることから、きょうの議員の御指摘も踏まえ、機会あるごとに企業や住民に対してお伝えすることも大変重要ではないかと考えております。以上です。

議長澤田保夫

小坪議員。

9番小坪慎也

ここはですね、やはり国の政令が変わらないと、私はまずいと思っておりますので、いま見えないという部分の答弁をいただきましたから、ウイグルの国会議員連盟が超党派で、もうありますので、ここのいただいた答弁をベースに、地方自治体としても、やりたいけどやることには限界があるということを踏まえまして、要望活動をやっていきたいと思いますし、私はこの政令をかえて見せたいと思っていると、それを議場にお約束させていただきます。

鹿島部長に重ねて要望になりますが、これは外交問題ではありませんで、自治体としてできるのは、あくまで民間企業への危機啓発なんですね。これは人権問題としてのみではなくて、CSRですとか様々なコンプライアンスが今ありますので、そこのところは、ゴンといってしまうともう全部取引禁止とかになるんです。ですからこういうことになりかねないよというのと、大手の12社は、1社か2社を除いて発覚した場合は取引停止というのは、もう既に報道で出していますから、これは大きな報道に載っておりますので、当市においてもかなり大きい企業がありますから、そこをサプライチェーンの中に万が一組み込まれていたら、もうビジネスあがったりと言ったらあれですけど、こういう情報がビジネス上の問題としてありますよと、この触れ方であれば、私は全く問題ないと思っておりますので、危機啓発のやり方については、重々留意していただきまして、地方自治体の職権の範囲内で、しかしその限界値いっぱいいっぱいまで対応をお願いしたいなと思います。

最後にもう一度答弁をお願いします。他の外国人の人権問題と同様に、ウイグル問題についても対応していただきたいと思いますが、そこの部分については間違いないでしょうか。他の外国人の人権問題と同様に取上げていただけるのでしたら、その通りですと、他の外国人同様にやっていきます、と答弁をお願いします。

議長澤田保夫

鹿島総務部長。

総務部長鹿島英樹

お答えいたします。小坪議員が言われたように、取組んでいる人権政策と同様に、今後とも取組んでまいりたいと考えております。以上でございます。

議会中継 / Footage

一般質問の映像

このテーマの質問は、映像の 38分57秒から始まります(再生を押すと、そこから流れます)。
期日
会議
令和3年3月定例会 本会議2日目
質問
小坪慎也(一般質問)
中継
行橋市議会 公式YouTube

出典:行橋市議会 公式YouTubeチャンネルYouTubeで開く(38分57秒から)

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